月次報告書 2017-12
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2017-03-01 ~ 2019-02-28
留学種別
交換
生活編
健康で文化的な最低限度の生活

期末テスト期間は本当にゾンビのように生きていました。それでも韓国の場合はWi-Fiのあるカフェが24時間やっているため、カフェに行ってひたすら勉強していました。結果は帰ってこないので、点数がどうだったのかはわかりませんが、どの強化も手ごたえはあったので、最後まで頑張れてよかったなと思います。 【週末の過ごし方】 12月の頭には友達と遊んだり、韓国の家庭でキムジャンというキムチを漬ける家庭行事に参加しました。キムチを漬ける日には豪華な料理を用意してつけたばかりのキムチと一緒に食べるらしく、おいしいご飯をお腹いっぱい食べてきました。それ以外にもポストモダン学科の公演を見に行ったりして、とても文化的な生活が遅れました。 【気候】 本当にここは人間が住んでいい環境なのだろうかと疑問に思うほど寒いです。ペディンを着てマフラーをしても寒いので、この時期は極力外に出ないことをお勧めします。 【食事】 ルームメイトが二人とも1年留学だったので、できるだけ韓国らしいものを食べようということで、今月は外で韓国料理を食べることが多かったです。最後の晩餐は、ジャージャー麺、チャンポン、釜山オデン、トッポギ、スンデというブンシクでした。 【滞在先】 私は学校が終わった次の日に帰国したので、退寮準備が大変でした。来年の寮の年間契約は済ませていたので、段ボール二つを寮に預け、あとはEMSで日本に送ったり処分しました。飛行機が早朝便だったので、退寮検査は前日に受け、最後の夜は布団のない状態で寝ました。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 20,200 2,020円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 250,000 25,000円
合計 270,200 27,020円
授業編
Korean History and Culture
韓国の歴史と文化
講義(地域言語)
750分
全体的に日程が押してしまったため、期末テストまでの残りの範囲は発表をせずに教授の講義で終わりました。内容は、妓生文化、秋夕文化、婚礼文化です。重要な部分ですが、難しい質問を淡々と説明され、専門用語や人名も多く出てくるため配布資料を授業後に読み直して整理する形で勉強しました。テストは中間同様、中分記述式と長文記述式でした。出題内容はそこまで難しくありませんでしたが、なんせ量が多いので手が疲れました。学期を通しての感想は、この授業は教授に好かれさえすれば単位をとれるということです。
English: Reading & Discussion
英語1
語学(英語)
825分
最後に残ったunit10,11をやってから最後の授業では中間テスト以降の内容の復習と、期末テスト対策を少しして終わりました。期末テストは中間テストより簡単にして出すといっていたのですが、やってみて大差ないなと思いました。教科書に出てくる語彙や文法、分野別の文章構成や類型を押さえておけばそれなりの点数はとれるかなという内容でした。この授業はライティングの技術向上を目指すことがメインですが、スピーキングにも力を入れていて、教授が授業ごとに英語を話す機会を与えてくれるのでとても楽しく勉強することができました。
Contrastive Linguistics
対照言語学
講義(地域言語)
750分
授業中に急に雪が降りだしたとき、教授が「こういう日は授業をしないで大切な人と雪を見ながらご飯を食べたほうがいいよね」と言っていて、50代の男性教授に対しては失礼かもしれませんがとてもかわいいなと思いました。今月の授業内容は語順と時制、文章の種類に関する4か国語の対象研究です。高校で英語を必死で勉強していた際には疑問にも思わなかったことが実はとても面白い違いを持っていたことを知れて、もう一度英語を勉強してみたいなという気になりました。期末試験は中間試験より少し難易度を落としてはくれましたが、英語問題、穴埋問題、中分記述式、長文記述式をすべて完璧に説くことは難しく、テスト前に教科書をすべておさらいして部分点だけでもと粘りました。
Introduction to Korean Language Education
韓国語教育学概論
講義(地域言語)
825分
生徒は暖房をつけても寒いと言っているのに、教授は授業開始15分で暑いと言ってシャツ一枚になる温度差のある教室の雰囲気は最後まで変わりませんでした。授業の内容は、外国人に理解してもらうためにはどのような内容をどんな方法で教えればよいのかという方法論的な内容と、試験及び到達度の評価方法についてでした。方法論は実際に語学堂の教室での一場面を仮定して模擬授業のようにして勉強しました。評価論に関しては、なぜ韓国語能力試験にスピーキングがないのかという教授の愚痴が内容の大半でした。期末試験はすべて長文記述式で、質問自体は難しくないのですが、記述内容がほぼ一学期の授業全体を統括した内容になるため、一つの質問だけでA3の解答用紙の三分の二が埋まりました。とにかく教授が楽しい人だったので、退屈しない授業でした。
Understanding Culture
文化の理解
講義(地域言語)
825分
今月の授業は発表と発表に対する教授の補足説明、最後の授業では今期の授業内容の総括で終わりました。発表内容は韓国の飲酒文化と葬祭文化の日中韓対照でした。飲酒文化の発表は韓国人3人が担当していましたが、後悔することをわかっていながら夜通しお酒を飲むということを話していて、飲酒がよくない事であることは理解しているんだなと思いました。葬祭文化に関しては、日本の進んだお葬式の形態やお墓の形を大きく取り上げていましたが、残念ながら私は体験したことがなかったので、意見を求められた際にこたえられなかったのは申し訳なかったなと思いました。期末試験は中分記述式と長文記述式で、単語の定義ができて、大枠を理解していれば解ける問題でした。
Theories in Korean Pronunciation Education
韓国語発音教育論
講義(地域言語)
825分
今月の残りの授業は、発音教育の講義案と実体についての発表と教授のフィードバック及び補足説明という形でした。発音に関しては学習者の母国語に左右される部分が多いので、多国籍学習者の教室と単国籍学習者の教室とでは授業内容が異なるという部分はとても興味深かったです。実際に韓国語を学習し、その過程で発音の難しさという壁にぶつかった身として、もし後々発音教育をする際には自分の経験と照らし合わせながら教えることができそうだなと思いました。そのための教育案の構想もしたりしましたが、当分使う機会はなさそうです。期末試験はすべて記述式で、内容的には教科書の内容よりも授業中の教授の発言のほうが重視されていたかなという感じでした。