月次報告書 2018-09
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2017-03-01 ~ 2019-02-28
留学種別
交換
生活編
こんなはずじゃなかった2学期スタート

【学校生活】 就職活動という重荷がなくなった分気持ち的には楽になりましたが、韓国語教師の資格を取るためにはどうしても専攻科目を6個取らないといけないという状況になってしまいました。それがどれだけ大変なことかぴんと来ないかもしれませんが、韓国人大学生に言わせると「自殺行為」だそうです。実習だけでも大変なのに、今回は教授の授業スタイル変更という大きな誤算もあったせいで初っ端から課題に追われる毎日でした。それでも最後の大学生生活だと思って精いっぱい頑張っています。 【週末の過ごし方】 週末は毎週のように友人や先輩とご飯に行ったり遊びに出たりしていました。全員韓国人なので、日本人のルームメイトからはどうやってそんな機会に出会うのか不思議がられるとともに、そのおかげで韓国語が流暢なのだと羨ましがられています。しかし、逆に言うと私は日本人の友人がいないため必然的に言葉の通じる韓国人と親しくなってしまうだけなのです。月末には秋夕連休がありました。去年はさみしく寮にこもっていましたが、今年は5日間ほどオイドにある彼氏不在の彼氏の実家に行って過ごしました。 【おすすめスポット】 キョンヒ大学から徒歩とバスで30分ほどのところに광교호수공원という公園があります。大きい湖の周りがお散歩コースになっていて日本の隅田川沿いのような雰囲気です。한강を散歩するにはちょっと遠すぎると思ったときはここに行くのがおすすめです。道の途中にはカフェ通りもあって、おしゃれなカフェがずらっと並んでいます。息抜きにはちょうどいい場所なのでキョンヒに留学した際にはぜひ行ってみてください。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 20,200 2,020円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 600,000 60,000円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 250,000 25,000円
合計 870,200 87,020円
授業編
Practicum in Korean Language Teaching
韓国語教育実習
講義(地域言語)
600分
名前の通り韓国語教師のための教育実習の授業です。ほとんどの生徒が4年生で、中には3年後期の生徒も居たようです。見知った顔ぶりですでに全員の名前を知っていたのですが、初日から急に一人ずつ自己紹介をさせられました。しかし、それも後で知れば要求分析という一種の教授技法でした。今月は主に理論講義を受けました。教科書はキョンヒ大学の韓国語学科教授兼言語教育院講の師が書いたものです。2章:韓国語学習者、3章:韓国語教師、4章:教授設計及び授業運用、5章:韓国語教育機関、6章:教案の理解、7章:教授内容別教案作成法、8章:作成目的別作成法、9章:教案作成実戦練習の範囲を学習しました。相当量が多いにもかかわらず大変重要な部分なので、予習・復習が必須になります。また、教案を書いたことがないと、急に書けと言われるため厳しい部分もあるでしょう。ほかの授業でも欠かされることがあるので、その時に基礎をわかっていたほうが後になって慌てることもないかと思います。
Teaching Methodologies of Korean Language Listening and Reading
韓国語リスニング・リーディング教育法
講義(地域言語)
600分
全学期にスピーキング・ライティングの授業を受けていたので続けて受けましたが、同じ教授だと思っていたのが多いな間違いでした。前期とは違う教授で、その教授は必ず教案を書かせるということで有名です。予想通り教案作成が課題であるのですが、今期の課題は簡易教案を合わせて少なくとも4つは教案を作らなくてはいけません。それも、最終課題に関しては確認問題と評価問題、評価明細書まで必要だと言います。いくら中間試験がないとはいえ相当大変です。この教授の授業を受ける時は評価論を先に受けてから受けたほうが楽でしょう。教室は外国人学生と韓国人学生が半々くらいです。今月はリスニング教育法の前半部を学びました。リスニング教育に関する先行研究、リスニング教育の原理、リスニング戦略、リスニング活動の実際1、リスニング活動の実際2、リスニング活動の実際3までが範囲でした。
Korean Modern Culture
韓国現代文化
講義(地域言語)
600分
韓国語教師の資格を取るためにしかたなく取った授業でした。現代文化と聞いて覚悟はしていましたが、韓国における「現代」には、日本の植民地時代が含まれているので少なからず嫌な思いもすることでしょう。誰かしら日本人学生もいるだろうと思っていましたが私一人だったので最初はとても心細かったですが、だいぶメンタルが強くできているので2回目の授業くらいで慣れました。外国人の多い授業でしたが、その子たちが口をそろえて言うのが、教授の言葉が理解できない、ということでした。理由は二つあり、一つは単に出てくる単語が難しいから、もう一つは、教授が慶尚道方言を使うということでした。それなりに知識があり、周りに慶尚道出身が多かったため慶尚道方言が聞き取れる私にヘルプが殺到して大変でした。今月は、韓国現代文化のカテゴリーと時代区分、韓国現代文化の接近方法と主要概念及び用語、韓国現代文化の形成:文化の持続と断絶様相、民族文化と西欧文化、伝統文化と現代文化、世界文化と韓国文化、韓国現代文化の展開1-冷戦体制と韓国現代文化の再編までが範囲でした。
Korean Teaching Methodologies
韓国語教授法
講義(地域言語)
600分
基礎科目で、韓国語学科であれば必修ではないにしても誰もが通る道だと思います。大講義室でやるので人数もそれなりに多いです。見たところ2年生が多く、取り逃したのであろう高学年がちょくちょくいます。外国人はそこまで多くなく、日本人は私一人です。教授がリアクションが面白いことで有名な教授なので今学期も楽しく授業を受けられそうです。月の中ごろからは二人一組、もしくは三人一組での教授ごとの簡単な模擬授業が入ってきました。私はどうやら後半のほうなのでまだ気楽に受けられました。今月は、教授法の概括、言語教授法の歴史的流れ、文法翻訳式教授法の講義及び実際、直接教授法の協議及び実際までの範囲でした。
Norm of Korean Language
韓国語語文規範
講義(地域言語)
600分
この授業を取ったのは完全に失敗でした。教授が講義をするのは最初だけで、あとは教材や既存のハングル綴字法や外国語表記法、標準語規定などを用いて生徒の発表が授業の大半、そしてその発表内容について討論するというのがこの授業です。シラバスの内容を見ず教授だけで選んだわけですが、この教授はいままでずっと完全講義型の授業スタイルだったのです。それが今季からは、少しスタイルを変えてみうということで、私は見事そんな変化の年に運悪く受講申請をしてしまったのです。2週目くらいにはメンバーが確定してスケジュールが配られましたが、グループ別の課題でおそらく3回ほどやらされるようです。クラス自体は少人数制で、全員高学年です。今月は、国語正書法の基本概念、外国語表記法、ハングル綴字法第一章:総則ハングル綴字法、第二章:字母、第3章:音に関すること(1)までが範囲でした。
Advanced Korean Grammar
韓国語文法論
講義(地域言語)
600分
教授の名前に騙されて取ってしまった授業です。完全講義型のスタイルを一新して、生徒に発表を任せ、その発表を討論するスタイルにするそうです。週二回あるうちの1回を発表、もう1っ回を討論の時間とするそうです。私はまさかの1組になってしまい二週目に発表でした。ですが、発表の内容自体はPPTとレジュメだけつくって教材をそのまま発表すればいいだけなので難しくはありません。問題は討論で、討論組が突っ込んでくることに対して正確に答えなければいけません。討論の内容が自分たちの発表後に送られてくるので、次の授業までに完ぺきな答えを用意しておく必要があります。正直とてもストレスがたまる授業です。どれだけ調べても答えが分からなかった場合、教授に投げることも可能です。人数はそこまで多くはないのですが、クラスの半分が外国人学生です。今月は、韓国語文法論の概要、1章:韓国語文法の基本性格、2章:品詞と文章、4章:名詞と数詞、5章:代名詞までの範囲をやりました。PPTやレジュメを作る際は誤字脱字に注意しないと教授に突っ込まれます。