月次報告書 2018-10
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2017-03-01 ~ 2019-02-28
留学種別
交換
生活編
忙殺の10月

【学校生活】 今月に入り急激に忙しくなりました。単に中間試験期間だからではなく、課題が何の拷問だと思うほど出されたからです。ずっとグループ活動をするか文献を読むか教案を作るかしかしてなかったと思います。試験期間中にもかかわらず課題の山を崩していかなければならなかったのですが、勉強時間が取れなかったにもかかわらずそれなりの点数を叩き出せました。時間がないことがわかると逆に集中できるのかもしれません。つらいだけでなく楽しいこともありました。秋季学校祭です。今回の学校祭もそうそうたる芸能人が訪問講演をしてくれましたが、私は友達と一緒にミンギョンフンとビッグバンのスンリのステージだけ見に行きました。それ以外の日は友達とご飯を食べに出かけていました。 【週末の過ごし方】 どこかに遠出することはなく、ひたすらカフェで課題をやるか勉強をしていました。学校近くのタルトがおいしいカフェが一番Wi-Fiが速いということが分かったので、そのカフェに通い詰めました。大体お昼ぐらいからカフェにこもって、夜は友達とご飯を食べに行くことが多かったです。そのあとはまたカフェに戻るか、寮に戻ってパソコンとにらめっこしていました。体力が持たないときは思い切って寝ることも大切です。 【教案攻略法】 韓国語教師資格を取ろうと思っている人は、いやがおうにも大量の教案を書かされることになります。しかし、急に書けと言われても無理なものです。日本で日本語の教案を書いたことのある私でも苦戦しました。というのも、韓国は当然形式が違いますし、「案」ではあっても一語一句正確に書くことが求められ、大量の語彙が求められます。そういう時は一人で悩まず教授に相談しに行くのがベストです。日本ではその習慣があまりないので難しいと感じるかもしれませんが、教授たちは逆に聞きに来てくれるのを待っているのでじゃんじゃん質問しに行きましょう。テーマから迷っているというとテーマまで決めてくれますよ。 【学校祭における注意】 公演を見に行く際は、上着が必須です。もうすでに肌寒いので、夜までやる公演を見終わると途端に冷えてくるので風邪をひく人が増えます。学業に差し支えのない範囲で楽しみましょう。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 20,200 2,020円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 600,000 60,000円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 250,000 25,000円
合計 870,200 87,020円
授業編
Practicum in Korean Language Teaching
韓国語教育実習
講義(地域言語)
600分
今月は、一か月間ずっとキョンヒ大学の外国語大学に隣接している言語教育院という語学堂で授業参観をしました。一緒に実習の授業を受けている生徒二人と三人で参観をしましたが、グループはランダムで選ばれたので、最初はとてもぎこちなかったです。しかし、言語教育院に行けば同じアウトサイダーなので、妙な仲間意識が芽生えました。参観は計六回で、生徒は中国人とベトナム人の生徒が10名、初級2の生徒たちでした。授業は、ライティングの授業が2回、文法・スピーキングの授業が1回でした。最初の授業の時はどこかおとなしかった生徒たちも、2回目、3回目には話しかけてくれるようになり、「参観をする際は空気の様に」という約束は守れませんでした。終始楽しい授業参観でしたが、授業中はずっと報告書を書いて居なければならないため、手がとても痛かったです。分量はA4用紙に小さな文字でびっちり書いて「適当」だそうです。
Teaching Methodologies of Korean Language Listening and Reading
韓国語リスニング・リーディング教育法
講義(地域言語)
600分
この授業は中間試験はありませんが、その代わりにリスニング授業の教案を提出しなければなりません。先に教材のリスニング教育における評価論まですべての範囲を終わらせた後、教案を書く前に教授が選んだ教科書の1ページを教材として教案を書く練習をしました。練習時は計画案といった形で簡単に書けばいいのですが、1ページで50分の授業を構成するのは簡単ではありませんでした。練習時にもらったフィードバックをもとに、教案作成に取り掛かりますが、まずは教材の選定から入ります。リスニング音源は既存のものを使っても創作をしたものでもいいのですが、私は創作したものにしました。そのほうが問題が作りやすかったからです。先に音源のスクリプトを制作し、フィードバックをもらったあとで教案を作成しました。教案の作成を終えてフィードバックをもらって修正して最終案を出すのに2週間近く作業を続けました。
Korean Modern Culture
韓国現代文化
講義(地域言語)
600分
今月は、韓国現代文化の展開3―世界化体制と多文化:大衆文化と日常文化と、韓国現代文化の展開4で中間試験前の総復習をしました。内容だけ聞けばそこまでたいそうなことはしていないようですが、実は課題がすごく多い時期でした。まず、この授業には課題が二つありますが、そのうちの一つが発表です。テーマは教授によってランダムに決まります。今月の第二週の月曜日が参考文献の第一回提出日で、第三週の月曜日が二回目の提出日でした。私は「韓国の中年文化」というのがテーマでしたが、正直とても難しかったです。こんなに課題に追われていても中間試験は行われ、教授がこれまで配布したプリントをすべて覚えればできるといっていたため必死に覚えました。中・長文記述が3問出されました。頑張った甲斐あって、帰ってきたスコアは高得点でした。
Korean Teaching Methodologies
韓国語教授法
講義(地域言語)
600分
今月も、先に講義を聞いてからグループごとに学んだ教育法を用いた教案を作成・模擬授業という形式の授業でした。範囲は聴覚・口頭式教授法と沈黙式教授法です。聴覚・口頭式教授法は日本の多くの学校でも見られる教授法だったので、親近感がわくと同時に問題点を突き付けられるので、日本の外国語教育の未来を真剣に案じました。沈黙式教授法からが認知主義の範囲に入るので、この時点でしっかり整理しておくと頭に入ります。沈黙式教授法は、教授が極力話をせず、生徒たちが自主的に理解しようとする姿勢を脅威するものなので、自分が教案を作らなければならなかったらかなり苦戦するだろうなと思っていました。中間試験では、〇×問題5問、単語問題4問、中・長文問題2、3問が出題されました。難しい内容ではなく、内容をきちんと整理できていれば分かるように作られていました。また、試験の前の授業では、ハワイ大学から教授が講演に来てくださり、済州島方言について学びました。
Norm of Korean Language
韓国語語文規範
講義(地域言語)
600分
今月は、ハングル綴字法第三章:音に関すること(2)、(3)とハングル綴字法第4章:形態に関すること(1)の範囲を学びました。月頭には私のグループの発表があり、準備に追われました。また、この授業の課題のうちの一つに、ハングル博物館に訪問しレポートを提出するというものがあったため、ハングルの日に行ってきましたが、とても後悔しました。人が多くてゆっくり見る余裕がなかったためです。もらえる資料はすべてもらってきたため、レポートは問題なく書けました。中間試験は、事前に10個の問題が公開され、そのうちの5個が出題されました。中・長文の記述式なので、前もって回答の準備ができるとはいえ、時間に余裕があるわけではなかったです。
Advanced Korean Grammar
韓国語文法論
講義(地域言語)
600分
今月は、5章の代名詞の続きから、6章の格助詞、7章の特殊助詞までを学びました。授業は変わらず、先に主教材の内容をグループごとに発表し、次の時間に討論グループが討論をするというスタイルです。発表は主教材を読めばわかる内容なので、気を抜くと睡魔に襲われます。一か月たってこのスタイルに慣れてきたのか、討論が活発になってきました。しかし、活発すぎて喧嘩が勃発しそうな時もありハラハラしました。中間試験は、事前に10個の問題が公開され、そのうちの5個を中・長文記述で出題するという方式でした。教材の内容を覚えるよりは、討論で出た内容や教授の突込みと解説を聞いてメモしておいたものからの提出のほうが多かったように思えます。