月次報告書 2018-11
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2017-03-01 ~ 2019-02-28
留学種別
交換
生活編
全力でやることと無理することは違う

【学校生活】 中間試験後の恒例、課題期間でした。先月も課題が多かったですが、今月はやはり本格的な課題期間でした。毎日学校が終わるとカフェにこもってパソコンのキーボードを鳴らしていました。ほかの韓国語学科の生徒に聞いても、1日に発表が3つあるというような話を多く聞きました。私の場合、3つはありませんでしたが、2つある日が何日かあり、空いた時間で練習をしていました。ご飯を食べる暇がないくらいの忙しさで、発表が終わると次の授業には出られないほど体調を崩してしまう生徒が何人も出ました。 【週末の過ごし方】 今月は第2週に日本に一度戻りました。就職した会社のオリエンテーションのため帰国しましたが、数日間日本を満喫できていい気分転換になりました。また、今月は私の誕生日があったため、いろんな人に祝ってもらえてうれしかったし、週末に約束が2,3件立て続けにありました。ありがたかったのですが、課題期間中なので週末くらいゆっくり寝たいなとも思っていました。 【おすすめスポット】 月末に友人と一緒にヘファの大学路に行ってきました。ヘファから歩いて行ける壁画村に入ったことがあったのですが、大学路を改めてゆっくり見てみると可愛いカフェも多いですし、おいしいごはん屋さんもたくさんあります。化粧品屋さんや、犬カフェ・猫カフェもあり、映画館もあるので大学生が1日遊ぶのにすべてがそろっていました。私たちは少し早めに行ってブランチを食べ、ラクーンカフェに行き、化粧品屋さんなどを見て回ったあとにパンケーキを食べ、その後猫カフェでゆっくり猫と戯れるという1日を過ごしました。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 20,200 2,020円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 600,000 60,000円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 250,000 25,000円
合計 870,200 87,020円
授業編
Practicum in Korean Language Teaching
韓国語教育実習
講義(地域言語)
600分
今月からは模擬授業を一人ずつ行いました。事前抽選で私の順番は3番目でした。準備期間が短くなり負担はありましたが、それでも教授との面談を重ねて自分のせい一杯を用意できたと思います。私は日本では塾講師をしていたので、前に立って教えるということには慣れていましたが、相手は大学3、4年生の韓国人学生たちです。その人たちを前に韓国語の授業をするというのは相当なプレッシャーでした。しかし、プレッシャーに思っているのはみんな同じなのか、外国人韓国語学習者に成りきって積極的に参加してくれたのでそこまで緊張せずにできました。一人の持ち時間は25分で、一回の授業で三人が模擬授業を行います。私の場合、第2次模擬授業も今月だったので、1次の時にもらったフィードバックをもとに教案を練り直し、単語カードや課題用のビンゴゲームなどを作成しました。
Teaching Methodologies of Korean Language Listening and Reading
韓国語リスニング・リーディング教育法
講義(地域言語)
600分
今月からはリーディング教育の範囲に入りました。リーディング教育の概論から、リーディング教育の先行研究とリーディング教育の原理1~2、リーディング戦略、リーディング活動の類型1~3、リーディング評価(リーディング評価基準、リーディング評価の類型1)までを学びました。リーディングと一言に行っても、レベルによっては超日常レベルの短い文章から生きていくうえで接することがあるのだろうかと思うほど専門的なことが書かれた長文まであります。それらを韓国語のレベルごとに教えるのか、韓国語学習目的別に教えるのかということで内容が変わってくるということを改めて知りました。授業形式がほとんど完全講義型なので眠くなりますが、リーディングの速度を上げる方法などは自分にとっても役に立つ情報でした。
Korean Modern Culture
韓国現代文化
講義(地域言語)
600分
今月からは課題である生徒一人ずつの発表を聞いた後で、教授がまとめて講義をするという形式に変わりました。内容は、世代別文化:児童文化、青少年文化、青年文化、おばさん文化、中年文化、老年文化と韓国現代余暇文化の理解(日常文化、休暇文化など)、韓国現代家族文化の理解(結婚文化、家族旅行、家族行事など)、韓国現代教育文化の理解(小・中・高・大学、塾文化、語学研修、キャンプ文化、学校文化、師弟間文化など)でした。私の発表順番は前のほうでした。テーマは「韓国の中年文化」でした。文献を読んだり、周りの韓国人に聞いてみたりしましたが、一番役に立ったのはユーチューブでした。韓国版の「~あるある」のようなものを検索して韓国の中年に関する情報を集め発表しました。教授がちょうど中年期に当たる方なので、私の発表を笑いながら見てくれていたのが嬉しかったです。一人の持ち時間は10分で長くても15分以内には納めないといけないので、準備したレジュメに書いてあることにはほとんど触れず大まかな内容だけを発表しました。
Korean Teaching Methodologies
韓国語教授法
講義(地域言語)
600分
今月も先に教授の講義を聞いて、その次の授業で学んだ教授法を用いた教案及び模擬授業形式で発表するというスタイルでした。内容は、暗示教授法、共同体教授法、全身反応教授法、意思疎通教育法、課題中心教育法です。すべて認知主義の立場にある教授法なのですが、中には効率的に考えていかがなものかというものもあります。しかし授業で得た知識はあくまで「案」なのでそのような教授方法があるということだけを理解して、そのメリット・デメリットをしっておけばいいのです。私のグループも発表がありました。中間試験明けの課題期間だったのでお互い時間が合わず、大部分をカカオトークでのやり取りで解決しました。課題中心教育法の模擬授業を担当し、私は教案の計画案および最終修正をし、模擬授業では生徒役に徹しました。グループの人たちが親切な人たちだったので、楽しくできました。
Norm of Korean Language
韓国語語文規範
講義(地域言語)
600分
今月はハングル綴字法第4章:音に関すること(2)、ハングル綴字法第5章:分かち書き、ハングル綴字法第6章:それ以外のこと、文章符号、標準語規定第1部;標準語時点の原則(1)、(2)を学びました。今月も発表があり、私たちのグループは第5章の分かち書きの部分を担当しました。外国人にとってだけでなく、韓国人であっても分かち書きは間違えるところなのでとても難しかったです。難しい理由は例外が多いというのと、書き手の主観と読み手の主観が異なることです。その例外や主観の違いを見る観点は、前回の発表での教授の反応を活かし、やはりすべてハングル綴字法の解説から引用したものにし、主教材は無視しました。また、後半には標準語の授業になりましたが、おもむろに教室内で標準語話者ではない生徒を上げ始め、その中に私も居ました。周りの韓国人に慶尚道出身が多いため、どうやらつられて方言を話してしまっているようです。私はばっちり標準語を話しているつもりでした。
Advanced Korean Grammar
韓国語文法論
講義(地域言語)
600分
今月は、8章:終結語尾と書法、9章:敬語法、10章:時制、11章:被動詞と自動詞、12章:否定文の範囲を学びました。私たちのグループは時制の部分で討論担当でした。教科書を読んだ時点では疑問に思う点は一つもなかったのですが、発表を聞いてメンバーと話していると疑問点がいくつも出てきてしまい、結果膨大な量の質問ができてしまいました。発表グループには大変お手数をおかけしましたが、教授には質問が多いことはいいことだとほめられました。教授法の部分では、話階別の表が配られ、空白を埋めて来いという課題が急に出されました。日常では使わない敬語を調べるのは大変で、早々に諦めてしまったルームメイトをみて心が折れかけましたが、韓国人の友人に手伝ってもらい何とか埋めることができました。