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2024-06
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1922年 ・学生数 約8,000人 ・設置学部 文学部 カトリック神学部 経済・経営学部 人文学部 情報学部 法学部 音楽アカデミー 自然科学部 政治外交学部 社会科学部 外国語研究所 教育アカデミー 農業アカデミー 工学部 農学部 バイオエコノミー開発学部 森林科学・生態学部 ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Faculty of Humanities、人文学部 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など Course Cは専門的な内容になるため、自分の学部の授業を履修する。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 履修したい授業を先に選び、授業に基づいて大学側が学部を決めるシステム。Course A, B, 言語系の授業は誰でも履修可。オリエンテーションのSurvival Lithuanianも誰でも履修可。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 言語系の授業のみ、申請が必要になるが留学生は無料で、申請をするようお知らせが届く。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 オリエンテーションが1週間ほど設けられており、最初に大学に慣れられるように手厚いサポートがされている。70の国と地域から800人の留学生が来ている。(サイトより)日本人留学生は11人いた。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) KUISの課題の量に慣れていたため、現地の大学の課題の量は多いとは感じなかった。プレゼンの課題が多かったこととディスカッションの時間がよく設けられていた。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った時は学生課に連絡をするか、留学準備の段階からサポートしてもらっていた国際課にメールしていた。いつもすぐに返事が返ってくる。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) Survival Lithuanianという基本のリトアニア語を1週間かけて勉強する。(任意だが、事前に登録制。この単位は秋学期に含まれる。)他には、町に慣れるためにグループでミッションを遂行したり、大学やリトアニアに関するクイズ大会や、ガイドさんの説明付きの街散策などのオリエンテーションがあった。たくさんの留学生と出会える機会だった。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 授業の履修予定表を事前に提出する。開講される授業一覧はwebで確認できる。提出した表を元に、渡航後に履修登録を行う。履修は授業が始まるタイミングと一緒に始まる。基本早い者勝ちのため、朝早めに登録するのがいい。履修登録期間であれば変更も可能。登録の方法も詳しく説明がされるが、Campus Webのような学生サイトで登録する。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 英語を話せるようになることへの憧れが海外留学の興味に繋がり、中学生の時から大学生の間に留学していろいろな背景を持つ人たちと英語を使って話したり、英語で勉強したいと思っていたから。 (2) 留学先を選んだ理由 10ヶ月留学できることを一番重要視していた。ヨーロッパと現状あまり知らない国であること(留学を通じてその国について知りたかったから)、そして自分のスコアを考慮した結果でリトアニアを選んだ。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 毎日英語アプリを使って学習した。KUISの授業に出席するのはもちろん、留学生や先生と話す時間を多く作った。しかし、フレーズや単語数を増やしておけば良かったなと思った。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) ・超過するほど日本から荷物を持って行ったが、役に立つことが多かったので使い慣れているものを持って行って良かったと思う。 ・一人暮らしが初めてだったため、慣れるまで時間がかかった。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 自分から積極的に大学の留学生向けイベントに参加するようにしたことと、大学のクラブに参加すること、オリエンテーションでたくさんの留学生に声をかけてみたことで友達が増えた。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと ・リトアニア語は春学期のみ履修したが、一番印象に残っている授業。授業ではリトアニア語の単語や文法を習うだけでなく、文化や行事について触れることもあったためリトアニア全体を学ぶことができた。 ・授業後に声をかけてもらうことがあり、留学生という立場で気にかけてもらっているのを感じていた。 ・課題はKUISに比べると少なく、自主的に図書館などで勉強する学生が多かった。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) ・日本語を紹介するイベントに参加し、簡単なフレーズや当て字で漢字名を作ったりした。これは履修していたリトアニア語の先生が外国語センターの方だったため、何度か声をかけてもらった。 ・日本語を勉強している学生が活動している「橋クラブ」に入った。参加するだけであれば事前登録なしで、インスタやfacebookのイベント情報を見て参加できる。もし企画側に参加したいようであれば、メッセージを送ることでメンバーになれる。 ・大学の運動系アクティビティとしてピラティスを登録した。これは授業の履修期間とほぼ一緒で、運動系のアクティビティや芸術系のクラブもたくさん用意されている。無料。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 日本はリトアニアから離れているが、日本についてよく知ってくれている学生によく出会えた。活動で出会った友達とそれぞれの文化や国について話すことで、日本を客観的に見て比べることができた。 (9) 留学で達成した最も大きなこと ・何かある前に事前に考えて準備して行動すること ・1人で海外で住むこと ・困ったら誰かに手伝ってもらうこと ・「まずは自分から」というマインドに変われたこと (10) 今後どのような学習を継続していきたいか リトアニア語を忘れないように復習を続けること、英語はスピーキングの量を減らさないようにしつつ、語彙や読みを強化していきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 万が一に備えて、とにかく書類などの提出は早めに完成させて提出まで行うことと、情報を逃さないようにするために何度もメールを読んだりメールを確認していた。出願などの手順に関しては細かく説明してもらえるが、わからなかったらすぐに直接連絡して確認する。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) ビザセンターが開いている時間が平日の15時くらいなので、授業を休む可能性が高い。センターは予約必須で日付時間指定で埋まっていることもあるため、許可書が届いたらすぐに予約を始める方がいい。提出して10日後にはビザが完成していた。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 旅行代理店(HIS)を通して往復チケットを予約した。300日後までしか予約できなかったため、仮日程で予約をし、帰国日が確定したらHISに連絡をしてチケット変更をした。 旅行代理店を通じると簡単に取れるが、購入時も変更時も手数料がかかってしまう。 (4) 渡航したルート 往路 羽田空港ーヘルシンキ・ヴァンター国際空港(乗り換え)ーヴィリニュス空港 復路 ヴィリニュス空港ーヘルシンキ・ヴァンター国際空港(乗り換え)ー羽田空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 大学はバディシステムを推奨しており、人によってはバディが迎えに来てくれる場合もある。 空港から居住地近くの大きいメインのバス停までは2時間ほどかかるがバスでも行ける。(乗り換えが必要) 電車で行く場合は、駅までバスに乗り、駅から1時間半ほど電車に乗る。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学寮で、一番自分の学部の建物に近い寮を予約した。寮の予約サイトで空き部屋を事前に確認することができるが、予約が始まるのは指定された日の現地時間午前8時だった。 他の選択肢は、大学が一覧でおすすめを掲示している。⇩ (https://www.vdu.lt/en/international-cooperation/for-students/practical-information-for-incoming-students/accommodation/private-housing-possibilities/) (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 大学寮に住んでいたため、大学から毎月請求のメールが届いた。毎月15日までにその月の寮費を支払う仕組みで、寮費の中に電気水道代も含まれている。 私の部屋にはハンガーしか置いていなかったため、すぐに生活に必要最低限のものを買いに行く必要があった。入寮した時は部屋は掃除して綺麗にしてあった。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 安くて大学に近い、バス停や駅、ショッピングセンターへのアクセスも良かった。しかし寮の壁が薄く、隣の人の電話の声や映画の音が聞こえたりすることが多々あった。また二人部屋だとしてもプライベートの空間がなく、同じ部屋に机とベットがあるのも難しく感じた。 もし部屋を変更したいと思ったら学生課に申請して部屋交換することができるので、無理せず遠慮せず申請した方がいい。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) ほぼ全てのお店でカードを利用できたため、ほとんどカード支払いをしていた。現金は主に友達と割り勘するときに使用していた。 リトアニアの奨学金をもらっている関係でリトアニアの銀行口座(Swed bank)を開設し、そこから引き出していた。 クレジットカードはVISAとMastercardならどこでも使えるが、友人がカードが使えないという状況になっていたため、2枚以上は持っておくべき。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 現地のSIMカードはどこのスーパーにも必ず売っているため、最初はスーパーでSIMカード(ežys)を購入した。秋学期スタートの場合は新学期割引きでギガ増量プランなどもあった。他にもギガ無制限の学割もあった。最初はesimを使っていたが、ポイントカードや何かを登録するときにリトアニア番号を求められたため、リトアニアのSIMカードを使うようになった。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 大学内のWi-Fiはいつも通信が良かった。寮は部屋の場所によってWi-Fiの接続の良し悪しが異なる。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 行かなかったが、寮の近くに病院があった。 (5) 日本から持っていくべきもの ・薬系と湿布は持っていって本当によかったと思う。 ・アジアンスーパーで手に入れられるものもあるが、持っていけるのであればたくさん日本食系を持って行った方がいい。 ・充電器にもなる電気カイロもとても役に立った。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 元々観光客が少ない場所で、アジア系の人がいることに対して珍しく見られていたため最初はとても人の目を感じていたが、基本誰も話しかけたりはしてこないため、安全な方だなと感じていた。 冬の時期は陽の光がほとんどないため、酔っ払いのような人を見かけることがあった。危険だと感じたら目を合わせないこと、早歩きで人の多いところに向かうことが大切だなと思った。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 大学に食堂はなかったが、大学近くの通りが充実していたためそこで買ったり、自炊をしていた。外食をした場合は安くて6ユーロ(1000円)、高くても10ユーロ(1700円)程度に抑えられる。 リトアニアは野菜や果物が安く手に入れられるが、他の食品は日本とほぼ同じ。アジア系の食べ物も売っているが、値段は高く設定されていた。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) リトアニアだけを特集している本が少ない、ネットで見つけた留学情報も少し古かったため、現地に行ってから知ることの方が多かった。大学のホームページで、リトアニアに住むために知っておくと便利な情報が載っているため、それを見て確認した。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 トイレットペーパーをゴミ箱に入れる文化には慣れなかった。いつも同じトイレの匂いがするため、匂いを嗅がないようにしていた。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 大学に戻り、卒業後は就職。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) していなかった。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 英語力を活かせるような仕事に就きたいと考えている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 大学の認定留学制度で四年で卒業できるという選択肢を使えることが、大学生の間に留学をする最大の利点だなと思います。留学は大金がかかってしまいますが、留学生に適用されるようなさまざまな奨学金制度やサポートが大学生に適用されることがあるため、少しでも経済的な負担は減らせることがあります。 不安になったり、心配になったりと楽しいことだけではありませんが、言語の向上だけでなく間違いなく自分自身の成長や自信につながる素晴らしい経験になると思います。
留学成果報告書6月分
10か月間のリトアニア留学総括
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年:1922年 ・学生数:約8800人 ・設置学部: Faculty of Arts Faculty of Catholic Theology Faculty of Economics and Management Faculty of Humanities Faculty of Informatics Faculty of Law Music Academy Faculty of Natural Sciences Faculty of Political Science and Diplomacy Faculty of Social Sciences VMU Botanical Garden Institute of Foreign Languages Education Academy Agriculture Academy ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Faculty of Humanities (人文学部) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 交換留学生である自分はほぼ全ての授業を履修可能でした。しかし3年生向けの授業や特殊な科目は履修可能ですが授業のレベルが高く、また1、2年生時に習得したものの発展的な内容を扱うことがあり取ることが難しい授業もあります。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 上記の通り選択した学部を超えて様々な授業を履修可能でした。しかし、学部を決めてから授業を決めるのではなく選択した授業に応じて学部が決まりました。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 語学コースというものがあるのかはわかりませんが、VMUでは英語やリトアニア語、中国語など様々な言語の授業を履修可能でした。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 大学の外観、内装はとても綺麗で設備も充実しています。KUISと比べると視界に入る人数は少なく、授業開始を教室の外で待つ生徒達が談笑している声は聞こえますが、基本的に静かでした。80カ国以上の国から留学生が来ているという話を聞いたことがあり、たしかに色んな背景を持った生徒が集まる大学だという印象を受けました。日本からの学生はだいたい10人ほどで、ほとんどが女性でした。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) KUISと比べると授業毎に出される課題は少ないと感じました。内容は様々で、次の授業のために関連する論文を読む、動画を見る、あるテーマについて調べてくるなど予習に関連したものが多い印象でした。私は負担が多くならないように履修する授業数を少なくしていたため負担は少なく、私生活を充実させることができました。しかしおそらくKUISで取っている数と同じくらい履修すると忙しすぎて余裕がなくなってしまうと思います。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 生活面で困ったときはVMUのバディシステムで知り合った現地人に聞くことができます。私は現地人の友人が他にいたのでその友人によく聞いていました。授業や大学に関することは交換留学生を担当する大学職員や大学の部署にメールで連絡してすぐに返事をもらうことができました。iPhoneが故障しVMUのofficeアカウントにログインできなくなった際も大学のテクニカルサポートに連絡してすぐに解決することができました。 (7) オリエンテーション 私は最初の学期(秋学期)に開催されたオリエンテーションに参加しました。リトアニアの首都ヴィリニュスのツアーやカウナス周辺を回るポイントラリーのようなゲームをグループで行い、友人を作ることができました。 (8) 履修登録 交換留学生は他の学生と違い少し早い時期に履修したい科目をLearning Agreementという形で提出し、それによって科目が登録される方式でした。秋学期に履修する科目は渡航前に決めておかなければならず、まだVMUのウェブサイトに慣れていない状態で情報収集をしなければいけなかったため少し戸惑いました。しかし、Learning Agreementの内容及び履修科目は期限付きですが後から変更することができるため実際に受けてみてレベルが高いと感じた科目は違う科目に変更したこともありました。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 小学生の時からの海外への漠然とした憧れ、また海外経験がなかったために留学への強い思いがありました。大学在学中に留学へ行きたい、また交換留学の制度を利用できる機会を逃したくない、そういった気持ちも今回の留学を決意した理由です。 (2) 留学先を選んだ理由 ヨーロッパへ留学したい、物価が比較的安い、マイナーな言語を学びたいというのが留学先をリトアニアに選んだ理由です。また、私自身の英語能力試験のスコアによる選択肢の制限もありました。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学のために最も力を入れたことは英語力を上げることでした。英語を使うことができないと生活に支障をきたすと考え、TOEFLのスコアを上げることを目標に勉強しました。 しかし同時に留学のためにしておけば良かったと思うことも英語の勉強です。これは私が留学準備として試験勉強をしていたために「実際に使うための英語」をあまり勉強してなかったことが原因です。今では、よりスピーキングやリスニング力を改善するためにもっと英語を話す機会を、もっと英語でドラマや映画などを見る機会を増やせばよかったなと感じています。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) リトアニアは冬がとても寒くなると聞いていたので防寒具はしっかりと準備していきました。しかし雪が予想以上に積もっていたり、耳が痛くなるほど寒くなったりしたために現地で新しく購入した防寒具も多いです。荷物が多くなってしまうので準備していくというより現地で購入するのが一番いいかもしれません。 私は料理が好きなので日本から調味料をいくつか持っていきました。顆粒の本だしは日本の味が再現できるため持って行ってよかったものです。リトアニアでは入手が困難な日本の調味料は多く、顆粒のコンソメや丸鶏ガラスープ、味の素、その他普段使っている調味料は持って行った方がいいです。現地で買うこともできますが、時間とお金がかかります。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 私は留学中、基本的には日本の文化が好きな人と交流していました。きっかけは日本語の授業に会話相手として参加した時や、SNS等です。VMUには日本文化のクラブ「Hashi」があるのでそこで開かれるイベントに参加したり、メンバーとしてイベントを計画したりする中でも日本文化を好きになってくれている人と交流する機会があると思います。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと VMUの授業は全体的にゆっくりという印象でした。授業のスピードが速すぎて理解が追いつかないということはなく、またもし理解できない箇所があれば授業中に質問したり、授業後にメールをしたりすることで解消できました。ほとんどの授業の質は高く、学びたいと思っていたことがきちんと学べました。例えば韓国、中国の現代文化について学びたいと思い東アジアの現代文化を学ぶ授業を履修したのですが、その授業では現在人気のk-cultureや中国の若者に人気の音楽文化の現状などを歴史的な背景や学術的な理論と絡めて学ぶことができ、私が期待していた内容を想像以上に深く学ぶことができたと思います。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 私は日本クラブ「Hashi」が主催するイベントに時々参加していました。映画鑑賞会やカラオケパーティーなど楽しいイベントが多く開催され、それらは全て参加費などはなく、申し込みなども不要でした。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 私が参加した授業外の活動はほぼ全て日本文化に関することで多くの日本好きの人と交流することができました。やはり日本の文化に興味を持ってくれている人と話していると自分に興味を持ってくれることが多く、とても楽しい時間を過ごすことができました。そうした活動の中、世界でどのように日本文化が見られているのか、どのように日本語を学んでいるのか、外国人の日本に対する知識や認識の偏りなどを直接当事者から聞ける面白い経験ができました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 私は留学を通して将来の目標が明確になりました。職業ではなく、自分が成りたい人物像です。留学前、人生においてやりたいことはありましたが具体的に卒業後何をするのかをあまり考えておらず将来が不透明でした。しかし留学を通して大学卒業後、そして人生でより明確で具体的に「やりたいこと」が見つかり、また今まで考えてきた人生観を整理することもできました。英語力やコミュニケーション能力なども向上したと思いますが、私にとって最も大きなことはより人生に影響を与える将来への展望でした。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか リトアニア留学を通して本当にリトアニアの文化や人、言語や街が好きになり、将来はリトアニア語も話せるようになりたいと考えています。そのため今後も継続的にリトアニア語の学習を続け、またリトアニアで留学、あるいは再度長期間住みたいと思っています。 また、留学する前は海外のドラマや映画などはほとんど見たことがなかったのですが、留学中に友人におすすめされたドラマにハマってしまいまた非常に英語力向上に効果的だと思ったため、海外コンテンツを消費するということもこれから続けていくと思います。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 出願に関しては神田外語大学側、そして派遣先のVMU側双方からの丁寧な説明とインストラクションがあるのでそれに準じてスケジュール通りに手続きを進めれば問題なく完了することができると思います。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) リトアニアへの長期滞在のビザ申請はKUISが当初決めていた申請期間のすぐ後に変更があり、ビザ申請が遅れてしまった私は新しい申請方法で発行することになりました。「MIGRIS」というウェブサイトを利用することや取得するビザは「D-VISA」であることに注意すれば基本的には大丈夫だと思います。私が作成した取得方法や注意点についてまとめた資料が交換留学担当のKUIS職員の方が持っているはずなので、確認していただけると助けになると思います。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 私は航空券の取得はウェブ上で行いました。日程を後から変更できる航空券が必要だったのですが、航空会社によって名称が違っていたりそもそも提供を終了していたりと入手に手間取った記憶があります。日本の航空会社は問い合わせが容易で機内のサービスなども充実していますがやはり割高です。次回リトアニアに行く際は海外の航空会社を利用したいと考えています。 (4) 渡航したルート 行き:成田→ヘルシンキ(フィンランド)→ヴィリニュス(リトアニア) 帰り:ヴィリニュス→ヘルシンキ→成田 帰りの乗り換えは最初パリのシャルルドゴール空港でしたが、日程を変更した結果ヘルシンキでの乗り換えになりました。 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 現地の公共交通機関については何もわからなかったため、ヴィリニュス空港に到着した後はGoogleマップでルートを調べバスでカウナスまで向かい、その後カウナスのバスステーションから徒歩で寮まで行きました。 帰国の際はカウナス→ヴィリニュス、そしてヴィリニュス→ヴィリニュス空港への電車があることを知っていたため、そのルートで空港まで移動しました。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) VMUの寮は取るのが難しいとよく聞きましたが、KUISやVMUの案内に従って早めに申請すれば部屋を予約することができると思います。私が申請した時は申請用のウェブサイトが不具合で少しの期間正常に動かず困惑しましたが、最終的には取ることができました。 大学の寮の申請は早めに行うことをすすめます。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 私が住んでいた二人部屋は扉を開けてすぐ右側にトイレ兼バスルームがあり、まっすぐ進むと十畳ほどの部屋がありました。その部屋には大きな棚が一つ、腰くらいの高さの棚が一つ、冷蔵庫が一つ、ベッドが二つ、机と椅子が二つずつあるという感じでした。バスルームには洗面台、鏡、シャワー、トイレがあり、汚くはありませんが、ところどころ傷が見られ真新しい印象はありませんでした。 寮費はVISAやMasterCard等のクレジットカードやリトアニア内で使われる銀行口座を所持していればそれを使ってオンラインで支払うことができます。また、近くのMAXIMAというスーパーマーケットのサービスカウンターでも現金やクレジットカードで払うことができます。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 相部屋を選ぶ場合、相手の文化や性格などを尊重することはもちろんですが、自分の意見ややってほしいこと(またやってほしくないこと)をしっかりと伝えることが重要です。我慢せずに伝えることで会話も生まれますし、生活もより良いものになります。相手が自分よりも英語が堪能であると難しく感じるかもしれませんが、チャレンジしてみましょう。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 私は基本的にクレジットカードで決済していました。一部のオンライン決済では私のカードがなぜか使えないことがあったため、Revolut(レボリュート)やWiseといったアプリを利用して決済することも多くありました。 街中やショッピングモールにはVISAやMasterCard対応のATMが設置されているため、手数料などが引かれますが、簡単に現金を引き出すことができました。普通の決済ができなくなった時のために50セント、1ユーロ、2ユーロ硬貨は持っていた方が安心です。バスの移動がスムーズになります。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 現地に飛行機で到着した際に空港の売店でSIMカードを購入しそのままそれを使い続けました。購入した際に数十GBのデータ通信(買った商品による)ができるようになるため、それで最初の月は過ごし、その後はアプリもしくはウェブサイトでプランを選んで契約していました。データ通信が無制限のプランでも月額12.99ユーロでした。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパスや図書館内は基本的にWi-Fiで安定した通信ができます。また、バスや電車での移動中の何もない自然の中でも通信が遅くなることはほとんどなく、ストレスはありませんでした。しかし大学寮のWi-Fiは決して良いものではなく、部屋や場所によっては使い物になりませんでした。そのため私は寮ではモバイルデータを使っていました。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) リトアニアで2、3回具合が悪くなってしまいましたが、日本から持って行った薬で治すことができました。また、喉の痛みの薬が足りなくなってしまった際にはドラッグストアでトローチや喉スプレーを購入し使用しましたが、効き目は十分にありました。 (5) 日本から持っていくべきもの 前述した通り、本だし、丸鶏ガラスープの素や味の素など自分が好きな調味料は持って行った方がいいです(醤油はスーパーでも売ってます)。 また、私は一週間に一度洗濯をしていたので下着や靴下は最低でも一週間分必要だと思いました。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) リトアニアの治安はかなり良いと思います。そもそも人口が少ないため犯罪の数も少なく、危険な運転をするドライバーも少ないです。友人に聞くとヴィリニュスなどにはホームレスや貧しい人たちが集まる地域がありそこの治安は悪いらしいですが、そういった場所は訪れたことがないのではっきりとはわかりません。 バスや電車内は大声で話す人はいますが不審な人はおらず、また周囲の人も優しいので盗難の心配などもなさそうです。リトアニア人の友人も人が少ない時間帯であれば電車内で寝れると言っていました。 夜中になると急に話しかけてくる中年の男性を見かけるようになります。しかし無視をしても何を言ってもしつこく絡んでくるわけではなかったので危険であるとは思いませんでした。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 大学には学食はなかったため家に帰って食べるか、作り置きのサンドイッチやおにぎりを持って行って食べていました。朝ごはんも作り置きのものでした。夜は日本で見たことのないものやリトアニアのものを食べてみたり、節約のためにパスタ(500g:1.8ユーロ程)や安いロングライスのお米(800g:1ユーロ程)等を食べたりしていました。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 大学に関する情報は大学のウェブサイトや担当の職員からのメールで入手していました。イベントなどはインスタグラムやフェイスブック、クラブのディスコードなどで確認していました。 生活についてわからないことがあれば現地人の友人にSNSで、大学に関しては留学プログラムの担当者にメールで、もしくは直接聞いていました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 一番受け入れがたい習慣の違いはトイレの利用方法です。トイレは使えないほどに汚いというわけではありませんが、使用済みのトイレットペーパーを流さないでくださいという張り紙がしてあり、トイレの横に置いてあるゴミ箱に捨てます。臭いはそれほどきつくありませんが、日本人の私からすると考えられない常識でした。 チップの文化はありません。友人に聞くとお金に余裕のある人だけがチップを渡すそうで、大学生などは基本的にチップは払いません。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 私は人生において「できるようになりたいこと」が数多くあり、それに向けて勉強したいと思っていますが、具体的な内容はここでは控えさせていただきます。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 就職活動は一切していませんでした。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学経験、それによって得た経験や知識は武器です。ですがその武器は積極的に使おうとは今は考えていません。ただ持っていることで人生で自分がやりたいことをやる際の手助けになってくれると考えています。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学をする理由やモチベーションなどは人それぞれで全員に同じアドバイスをするのは難しいですが、一つ言えることは「絶対に良い経験になる」ということです。たとえモチベーションがない状態で留学へ行きぼんやりと過ごすことになっても、日々の課題や勉強、生活のプロセスの中にかならず今後の人生で役に立つものを得ることができます。留学先で自分のためになるような何かをしないといけないというわけではありません、ただいろんな場面で一歩踏み出すだけ、試しにやってみるだけで人生は変わると思います。機会を逃さないようにしましょう。神田外語大学に在学している人は留学制度という機会があります、ぜひものにしましょう。
国際コミュニケーション学科 4年 交換
6月は帰国まで2週間ほどしかなかったため、なるべく後悔のないように過ごすために予定をたくさん詰めました。私は5月でほとんどの期末テストが終了し次のテストまで1週間以上あったため、6月初めに5日間スペインに留学期間最後の旅行に行くことができました。バルセロナとマドリードを観光しましたが、バルセロナのガウディ建築を見て回れたことがとても思い出深いです。この旅1番の思い出は、バルセロナで2年前KUISに留学していたスペインの友人と2年ぶりに再会することができました。次は日本で会う約束をして別れました。 残りの日々はリトアニアで過ごし、お世話になった友達にお礼を言ったり、最後にたくさん話しりと充実した2週間を過ごしました。 帰国の日はバス停まで日本人の友達たちが見送りをしてくれたので、そこから空港まではバスで向かいました。行きの飛行機でスーツケースを超過してしまったため、帰りは気をつけようとしていたのですが、お土産をつめた結果、31キロで超過し、追加料金一万円を払うことになってしまいました。 ビリニュスからヘルシンキもヘルシンキから羽田までの飛行機も満席でした。乗り換えのヘルシンキで同い年の留学をしていた学生に出会い、飛行機の中ではクルーズでヨーロッパを旅行していた方からお話を聞くことができました。帰るまでの道のりでも、素敵な方と出会い、いろいろなお話を聞かせていただけることが貴重な時間になりました。ヘルシンキから羽田区間は13時間半のロングフライトでしたが、これが一つの楽しみだったので映画を見たりと充実した時間を過ごしました。 10ヶ月のリトアニア留学は長いようであっという間でした。最初は、本当に帰国の日は来るんだろうかと感じるほど時間の流れを遅く感じていましたが、最後は帰国を寂しいと思えるほどリトアニアの様々な面をみることができたと思います。それは、現地でさまざまなイベントに積極的に参加し、たくさんの経験をし、そして一番は素敵な友人たちに出会えたからだと強く感じています。 また、遠く離れていたとしてもリトアニアでは日本についてよく知っている人が多くいることを知ったため、リトアニアに限らず、幅広く他国・他文化に興味を向け、それぞれの挨拶や特徴を見つけ、知見を広げていきたいなと思います。最後に、交換留学という機会でリトアニアに10ヶ月間留学できていたことに感謝し、またリトアニアに行けるようにもっと成長していきたいです。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
2024-05
暖かくなったらまた寒くなるという天気が続いていましたが、5月中旬になってようやく気温も安定し、20度を超える過ごしやすい気候になりました。5月末はとても暑く、部屋にクーラがない生活が苦しかったです。 【過ごし方】 リトアニアの西側のリゾート地として人気のKlaipėda、Nida、Palangaの3都市を巡りました。一泊二日だったためタイトなスケジュールに加えて、カウナスからはバスで4時間かかるのが大変でしたが、リトアニアの友達に紹介してもらうことで効率よく、楽しく巡ることができました。(写真一枚目)その日はEurovision Song Contest という年に一度に行われるヨーロッパ圏の大イベントで、決勝戦の日でした。各国から代表の歌手が集まり、優勝した国が、次の年の開催都市になると聞きました。今年はスイスが優勝し、リトアニアは14位という結果で終わりました。私の調べた限りだとアジア圏では似たようなイベントがないため、ヨーロッパの強い繋がりを感じられるようなイベントを見るいい機会になりました。 また、大学の留学生向けのイベントで「Fare Well Party」という最後のお別れパーティーにも参加しました。一番最初のオリエンテーションの時に行った場所だったため、とても感慨深かったです。おにぎりを持っていきましたが、周りの反応が良かったのが嬉しかったです。台湾、韓国、日本の留学生でグループを組み、クイズ大会に参加しまし、予想外にも一位を獲得できました。 【授業】 授業は5月の3週目で終了し、最後の週は毎日テストが続く日々になりました。3週設けられたテスト期間の中で私は6つ中5つのテストが1週で終了しました。毎日テストが続くのは、対策のためにあまり時間が使えませんが、早く終わるという点は良かったなと思います。 帰国まで1ヶ月を切り、帰りの航空券を変更したり、「次いつ来られるのか、いつもみていた景気を見られなくなる」と考えるとだんだん寂しくなるようになりました。何をするにも最後を意識してしまうのが悲しいです。最初の方は時間が経つのがゆっくりで、本当に残り1ヶ月という時期は来るのかと思っていましたが、今その状況になって寂しく思うようになりました。後悔なく、充実した1ヶ月を過ごせるよう、積極的に活発に行動します。
月次報告書5月分
iPhoneの修理と期末テスト
国際コミュニケーション学科 4年 交換
2024-04
3月28日〜4月3日まではイースターホリデーで授業が1週間休みでした。その間にイタリアのベネチアとスイスのジュネーブ・ツェルマットに5日間旅行に行きました。イタリアは11月に行って以降2回目になりますが、ローマとは違ったベネチアの素敵な運河の景色にとても癒されました。スイスでは世界一遅い特急の氷河特急に乗り、8時間綺麗な景色を眺めるゆったりとした時間を過ごしました。 他にも今月は、リトアニアの観光地の一つとして有名な「十字の丘」(写真一枚目)のあるシャウレイ(Šiauliai)、バルト三国のラトビアとエストニア、リトアニアで一番長いネムナス川(Nemunas river)の川沿いでピクニックをしたりと毎週充実していました。帰国までの時間が明確になり、今月は行きたかったところに行けたことが多かったため充実した月になりました。 【天気】 4月9日は最高気温が26度の暑いくらいの日が1日だけありました。ジェラート屋さんに行列ができていたり、テラスでご飯を食べている人が多く、リトアニアに来た最初の方を思い出しました。この頃に桜やチューリップが咲き、春を感じられました。(写真2枚目)まさかリトアニアに桜が咲いてるとは思いませんでした。しかしそれ以降の2週間はまた前の寒い時期に戻り、最後の週はまた20度を超える日が続いたりと、天気の変化が大きくありました。 4月からサマータイムに入り、日が沈むのが8時半ごろになりました。 【アジアンウィーク】 毎年4月に1週間アジアンウィークというイベントがあり、主に東アジアの文化や言語を専攻している学生が中心になってイベントが行われます。その中の一日は韓国と日本食を作るアクティビティだったため、ボランティアで参加し、卵焼きと団子を作りました。アジアンスーパーで購入した小豆を始めてたべる方が多かったですが、美味しいと喜んでもらえたことが嬉しかったです。
  4月9日に予期せぬ事故でiphoneが壊れてしまいました。すぐに修理してもらえる場所を探しましたが、「ヨーロッパ内で購入したものしか修理できない」「割れた画面の修理はできるがボディが歪んでいるため修理できない」などの理由で断られ、即日の修理はできませんでした。次の日に行った修理専門店で修理してもらえる事になり依頼しましたが、どうやら長引いているようでとうとう4月中に帰って来ることはありませんでした。   唯一の連絡手段であり寮費やバスの運賃支払いなどもスマホ一つで行っていたため、かなり不便な3週間を過ごしています。どれくらい時間がかかるのかメールをしたところ5月2日に終わるだろうとのことでした。保険の範囲内ですが修理には700ユーロかかり、また予想していたよりもずっと長く不便な生活を強いられているため4月は金銭的にも精神的にも負担が大きい月でした。   履修した授業数をかなり控えめにしていたため課題を早く終わらせて自分が学びたいことのために多くの時間を割くことができています。私が最も熱を持って勉強しているのはリトアニア語です。リトアニアに8ヶ月以上住んでその文化、言語がとても好きになり将来はB2レベルほどのリトアニア語を扱えるようになりたいという明確な目標もできました。帰国後も続けられるように勉強と並行して教材を色々と集めています。
国際コミュニケーション学科 4年 交換
2024-03
【天気】 10℃前後のまで暖かくなり晴れる日も増えてきましたが、まだ風が冷たいです。6時ごろから日が昇っているようになりました。日本は3月21日の春分の日が春の始まりの合図ですが、リトアニアでは3月1日が春の始まりです。 【イベント】 3月は春の到来を祝う大規模な伝統的なお祭りKaziuko Muge(カジューカス祭)があります。一番規模が大きいのは首都のビリニュスですが、私が行ったカウナスのカジューカス祭もたくさんのお店が出店されていました。(写真一枚目) リトアニアの友達に訳してもらったり、リトアニアの伝統的なものを紹介してもらったりしている中で、まだまだ知らないことがあるなと気付かされた1日でした。リトアニアは蜂蜜が有名なので、ここでは新鮮なはちみつをお土産用に買うことができました。 【テストについて】 3月末から4月の最初にイースターホリデーがあるためほとんどの中間テストはホリデー前に終わることが多いです。学生が他の日に変えて欲しいと頼むと変えてもらえる場合もあるので、臨機応変に対応してもらえます。クラスによりますが、私が履修しているほとんどのクラスではどこを復習すべきか、ポイントを教えてもらえます。 【日本のクラブについて】 ヴィータウタスマグヌス大学には日本に興味のある生徒が集まる、「橋クラブ」があります。主に東アジア専攻で日本語を勉強しているリトアニアの生徒と日本人の生徒が参加しています。折り紙やペーパークラフト、J-popでダンス、日本文化や地域についてプレゼンをしたりもします。頻度は週1回で、今学期は月曜日と木曜日の隔週で活動しています。今月は韓国のクラブと合同で、韓国と日本の教育制度の違いについてプレゼンが行われました。そこで、リトアニアの学生は日本のように教室や学校内を生徒が掃除することはないようです。また、文化祭や部活動も盛んではないため、興味を示していました。 留学期間も残り3ヶ月を切りました。帰国のことを考えると少し寂しく感じるようになりましたが、目の前のことを精一杯楽しんで残りの期間を過ごしたいと思います。
2024-02
月次報告書2月分
秋学期の始まり
  2月から秋学期の授業が始まりましたが、私は当初の履修計画に変更を加え授業数も減らしました。授業を実際に受けてみて想像していたものよりも難易度が高いことがわかり、自分がこなすことのできる授業数が明確になったからです。履修変更をする際に必要な手続きが少し複雑で精神的負担となっていましたが、無事に終えることができてホッとしています。最終的に履修することになった科目はどれも私が興味のある内容を取り扱っており、また担当講師の方々もとても面白くて良い先生ばかりなので秋学期も楽しく勉強することができると思います。   春学期に定着したルーティンはそのままで、空いた時間は図書館で課題や予習・復習をして過ごしています。私はまだ英語での資料作成や課題が他の学生よりも苦手であるため、授業数を減らし図書館で定期的に勉強できる時間を確保することができたのは非常に良い選択だったと思います。   今月はリトアニアの食をもっと楽しもうということで、リトアニア伝統料理のŠaltibarščiaiというピンク色のスープや、リトアニア人の友人がおすすめするVarškė(カード)を使ったケーキやお菓子などを食べました。また、リトアニアのジビエ料理としてビーバーの肉が食べられているという噂を聞いたので、次はそれを試してみたいです。
国際コミュニケーション学科 4年 交換
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