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2025-01
留学成果報告書1月分
留学総括
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1911年 ・学生数 19500人 ・設置学部 文学部、医学部、法学部、歯学部、理学部、薬学部、心理学部、ファインアート学部 ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 文学部 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 文学部の授業は全て履修可能 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか できない ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 並行可能である。週二回放課後に開講される。有料であり、コースによって金額が変わる。 ICLP(学内の語学コース運営機関)のHP上にある申込書類に必要事項を記入しメールで送る。学期が始まってからの申し込みはできない。 コース内のポルトガル語のレベルは三段階に分かれている。クラスのレベルを上げたくても下げたくても変更は不可能。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 可能である。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 ERASMUSを使ったヨーロッパからの留学生が多く、ほとんどの学生が既にポルトガル語が話せる人が多い。アジア人はたまに見かけたが、学部留学でなく語学留学生が多かった。主に、中国人が多く在籍していた。日本人の学部留学生は私を含めて7人、語学留学生は3人ほどいた。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 授業によって異なるが、日々の課題はない場合が多い。ただ現地学生と同じスピードで授業についていくことが難しいため、1つの授業に割く自習時間はかなり多かった。試験の形態はKUISと同じだが、筆記での回答が主である。試験の解答用紙は大学指定のものを使う必要があり、事前に学内で購入しなければいけない。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 留学生用のサポートセンターがあったが、メール相談では返答が帰ってこない場合が多く、期待はあまりできない。またサポートセンターが開く時間が1週間のうちに1日3時間程度しかないので、タイミングが合わないと直接相談ができない。また、サポートセンターは曜日ごとに開いてない日もあるため、事前に確認しておく必要がある。 困りごとがあったときは現地の学生や教授に相談する。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 留学生用のオリエンテーションでは大学の設備やシステム、履修方法や大まかな授業内容の説明がされる。オンラインでも開催されるため、オリエンテーションに参加できない学生も説明が聞ける。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) オリエンテーションで履修登録の説明がされ、その翌日までにweb上で希望授業を登録する。2週間の授業お試し期間を経て、履修変更を行う。2週間のうち一回授業に参加し、受講する場合は先生からサインをもらう。授業を変更することもできる。しかし期限が過ぎても多くの学生が履修登録ができていなかったり、授業変更する学生が多くいた。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 ポルトガル語弁論大会を経て、奥田先生からポルトガル留学への打診があり、様々な面での自身の成長を行うために留学を決意した。 (2) 留学先を選んだ理由 先輩方がリスボン大学を選び、実績があると考えたため。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) ヨーロッパのポルトガル語をもっと耳を慣らしておけばよかった。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 留学先で大抵は揃うため特に心配はない。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 履修した授業内で仲良くなるか、リスボン大学の日本語の授業に参加し、そこから日本に興味を持っているポルトガル人の学生と交友関係を築いた。ただ私の周りのポルトガル人はシャイな人が多く、打ち解けるのに時間がかかった。その他日本からの留学生とも交流した。授業の情報共有をしたり困ったりした時に助けてもらえた。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 今回の留学では、海外から見た日本の歴史や文化について学ぶ機会があり、これまで自分が持っていた視点とは異なる角度から日本を捉えることができた。また、言語学の授業を通じて、言葉の成り立ちや構造について深く理解し、ポルトガル語だけでなく、言語そのものに対する興味がさらに広がった。一つ一つの授業が新しい発見につながり、異なる文化圏で学ぶことの面白さを実感した。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) Japan Festival で抹茶の販売のボランティアに参加した。現地で仲良くなった日本人の友人のツテで申し込んだ。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと (9) 留学で達成した最も大きなこと 今回の留学を通じて私が最も達成できたことは、広い意味での「積極性」を身につけたことだと感じている。もともと新しい環境に飛び込むことには前向きだったが、実際に異国の地で生活し、現地の人々と関わる中で、さらに主体的に行動する力が養われた。特に、言語の壁や文化の違いを乗り越えながら、自ら進んで現地のイベントに参加したり、積極的に会話の機会を作ったりしたことは、大きな成長につながった。留学先でしかできないことに挑戦しようと意識し、現地の習慣を学びながら新しい価値観に触れたことで、より柔軟に物事を考えられるようになったと実感している。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか この留学経験を活かし、今後もポルトガル語の学習を継続していきたい。現地での会話に苦戦した経験を踏まえ、より自然な言い回しやネイティブの話し方を意識しながら、スピーキング力を向上させることが目標である。また、語学だけでなく、ポルトガルやブラジルの文化、歴史、社会についても理解を深め、単なる言葉の習得にとどまらず、より広い視点で学びを深めたいと考えている。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 大学の出願の際は求められた資料を用意し、アップロードして提出する。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 留学準備する上で、ビザの申請が一番時間がかかる。とにかく早めに申請する必要がある。大使館のサイトには1ヶ月でビザ申請が下りると記載されているが、実際はビザの申請が下りるのは2ヶ月かかると言われた。 (私の場合、申請するのがギリギリだったため出発予定日を過ぎてもビザが下りず、とても焦った) そして申請するには対面での受付になるため予約が必要。なかなか予約が取れないので(2週間先まで既に予約が一杯ということも)留学が決まったら一度確認してみると良い。 必要書類の中で特殊だったのは「犯罪経歴証明書」。これは管轄の県警で発行してもらう。申請は県警に出向く必要があるが、おおよそ1週間で入手が可能。「犯罪経歴証明書」が入手出来たら、今度はそれを外務省に送り、「アポスティーユ証明」してもらう必要がある。県警で発行された証明書はアポスティーユ証明されていないので注意すること。 宿泊場所を証明する書類については、契約した部屋の管理会社に英文でメールを送り、契約書を送ってもらった。それを提出して特に問題なかった。 また、ビザの申請項目にある滞在日数は自分で決めることができる。最終日は大学の授業が終わる日までではなく余裕をもって(例えば大学は15日で終わっても、帰国は月末というように)申請した方が良い。そうすれば帰りの飛行機のチケットも決めやすくかつ変更しなくてすむ。(実際私の場合、大学の授業は1月の頭で終わったが、ICLPの授業は1月20日過ぎまで実施されたため、帰国はビザ最終日でギリギリの出国だった。) 申請の順番としては①大使館ビザ予約がいつからできるか日程確認②滞在先を探して契約③パスポート取得④日程を決めて航空券チケットの購入⑤日程によってはビザ申請の予約を先にしておく⑥その他諸々の書類を取得⑦ビザ申請、の流れがおすすめ。わからないことがあればすぐに大学に相談する。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) JTBの店舗へ行って相談しながら決めた。条件は①チケットの変更が効くオープンチケット②トランジットの回数は一回③現地到着は日中のみ④できるなら日系の航空会社、の4点。チケットを取らないとビザ申請できないので、余裕をもたせた日程で設定しておき、早めに予約すると良い。また予約する時にトランジット先で荷物を一旦引き取る必要があるか、確認しておくと安心。 (4) 渡航したルート 行き: 羽田→ヘルシンキ→リスボン 帰り:リスボン→フランクフルト→成田 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 出迎えサービスはなく、荷物が多かったため、Uberで住居へ向かった。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 以下のサイトで住居を探した。このサイトは写真が多くわかりやすい。またメールすると即返事が返ってくるため、やりとりがスムーズでおすすめ。 https://www.uniplaces.com/ 他のサイトやインスタで見つけた物件にも個人でメールを送ったが、返答がなく時間を無駄にした経験がある。基本的にメールして返事が遅い、こない場合はすぐにやめて他を探した方が良い。 Uniplacesでは場所は「Lisbon,Portugal 」、入居したい日を選択して検索した。安い物件は窓がない部屋ということもあるので、よく条件を確認して決めた。物件はマップから探す事もできる。 特に9月は多くの留学生が部屋を探すので、留学が決まったらすぐに探した方が良い。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 家賃の費用は銀行振込だったので、私はWISEという海外送金アプリを使って家賃を支払った。 手数料も安く便利。毎月の月初に翌月分を支払っていた。私が借りた部屋は月単位での契約だった。 部屋には小さなクローゼット(ハンガー4本)と机、ベットがあった。共同でキッチン1カ所とトイレとシャワーは3つずつあった。洗濯機は付いているが、乾燥機はなかった。建物が古かったためか、トイレはトイレットペーパーが流せずゴミ箱に捨てる仕組みだったのが唯一苦痛だった。またベットの備え付けの布団が薄く、寒かったため現地で毛布を購入した。部屋にはエアコンや暖房設備はなかった。 週1で共同部分の清掃が入っていた。水回りやキッチンはアパートの住んでいる人数が多く、きれいに保たれていることは少なかった。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 今回私が住んだのはAlamedaという駅の近くだったが、とても便利で暮らしやすかった。滞在先を選ぶのに土地勘がないので迷うと思うが、メトロの地図を見て大学に通いやすい駅を選ぶのがおすすめ。持ち物については大抵現地で買える。また移動は基本メトロだが、Uberも安くて便利。アプリを入れておくと良い。後は自身で自炊をするために練習しておく必要がある。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 留学前にソニー銀行のクレジットカード兼デビットカードを作った。手数料も安く、とても便利だった。日常生活はソニー銀行のデビットカード(たまにクレジットカード)を主として使った。(念の為他の銀行でもクレジットカードを作り、2枚持参した)大抵の店はデビットカードが使えた。 ただし大学の学食や土産物屋などでは現金しか使えない店もあった。現金は日本から8万円ほど換金して持っていったので、現地で現金を引き出す必要はなかった。家賃については銀行振込だったので、WISEという海外送金アプリを使って家賃を支払っていた。カードは現地でキャッシュカードとして現金を下ろすときや、クレジットカードは使う時に暗証番号が必要な場合があるが、それぞれ暗証番号が違って設定している場合、間違って入力するとロックがかかることがあるので、しっかりメモしておく。(現地でロックして、困った話を聞いた事がある) (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 携帯電話は自分の物を使った。対応SIMカードをAmazon で購入。(Threeという商品で30日間10G、1950円、ヨーロッパ36ヵ国で利用可能)日数分購入した。SIMカードを入れ替えるだけで使えるので便利だった。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 大学内でのキャンパスは問題なかったが、アパートでは住居によってインターネットが繋がりにくい場合がある。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 現地での医療は使用していない。体調を崩した時は持っていた常備薬で対応した。 (5) 日本から持っていくべきもの 日本食(調味料、レトルトなど)、洗濯ネット、洗濯物を干すハンガー(洗濯バサミが付いているもの)、ハンガー、スリッパ、常備薬(風邪薬、解熱鎮痛剤、胃薬、目薬、痒み止め等)、体温計、水筒 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 外出する場合は洋服のポケットに物を入れないようにし、小さな斜めがけバックを前にして上から上着を着てスリ対策をしていた。携帯もストラップを付けて斜めがけにしていた。リスボンは比較的治安が良かったが、時々デモがあったのでそこには近付かないようにしていた。また現地に色々な日本人がいるので、安易に日本人だからといって信用せず用心した。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 朝食はシリアルや果物、パンなどで済ませて、昼食は大学の学食で食べていた。学食は3.5ユーロで食べることができた。(支払いは現金のみ)学食のメニューにはご飯がつくプレートがあったので、日本食がひどく恋しくなることはなかった。夕食はスーパーで買ったサラダなどを食べていた。(住んでいたところは住人が多く、いつも食事時間はキッチンが混雑していて、あまり料理できなかったため)外食は普通の店だと高いので、ファストフードが主だった。週末料理して、作り置きもしていた。 また水道水は飲むとお腹を壊すので、スーパーで水を買って常にストックし、学校には水筒に入れて持っていった。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 地球の歩き方の本を買って読んでいた。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 ポルトガル人は倹約家であり、基本的にシャイな人が多い。仲良くなりたくて食事やお茶に誘っても、そういうお付き合いをしてくれる人は少なく、お金を使う事を嫌う人が多かった。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 帰国後すぐ就活ができるように自己分析やESの作成をポルトガルでできることを準備していた。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 言語を活かせる会社に就職したい。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学をすると日本では体験できない経験がたくさんでき、日本で過ごす時間も留学で過ごす時間も同じ時間ですが、留学で培った経験は一生残るので、是非留学に行って様々なことを経験してきてほしいです。
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書1月分
留学5ヶ月目
今月でポルトガル留学が終わりました。留学が始まった当初は不安でいっぱいでしたが、生活に慣れてからは、毎日が楽しかったです。ポルトガル留学はとても一瞬で時が過ぎてしまい、もう終わってしまうのかと考えると、とても寂しい気持ちです。 【気候】 最高気温は17度と高く、最低気温でも13度と冬とは思えない暖かさがありました。 雨の降る日は少なく、日本の春のような暖かさでした。 【食事】 今月は旅行に行ったり、友達と外でご飯を食べることが多かったので外食が多く続きました。 【授業】 今月は1月の頭に授業が3日間ありました。しかし、授業に先生が来ませんでした。教室で待っていましたが、連絡もないため次第にみんな帰っていき、結局授業はありませんでした。最後の授業だったので残念でした。 【生活】 年越しはポルトガルで花火を見に行きました。多くの人がカウントダウンとともに新年を祝い、賑わっていてとても新鮮でした。 年を越した翌日からコロナウイルスにかかって、1週間寝込んでしまいました。 今月はほぼ通常授業はなかったので、旅行をしながら夜間に行われる授業(ICLP)にも参加しました。 今回の留学を通じて、私は多くの貴重な体験をし、かけがえのない学びを得ることができました。初めは不安も多く、挑戦の日々が続きましたが、多くの方々の支えと協力のおかげで無事に留学を終えることができました。この半年間で培った経験や人との出会いは、これからの人生において大きな糧となり、自分自身の成長や価値観の広がりを感じる機会になったと思います。今はこの留学が経験できたことに感謝でいっぱいです。今後は得た知識や経験を活かし、さらなる成長を目指して努力を続けていきたいと思います。
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2024-12
月次報告書12月分
留学4ヶ月目
留学が4ヶ月たち、とても時間が経つのが早く感じます。今月はテストが三つあり、図書館や勉強をすることが多かったです。図書館ではポルトガル人の友達とお互いのテストや授業について話すことができ、とてもいい機会でした。 【気候】 早朝や夜は冷えることが多く、ダウンを着る機会が増えました。日中は快晴になっていることが多く、過ごしやすい天気でした。冬はポルトガルは梅雨の時期になると聞いていたので、雨が全然降らず、雨が降ったとしても遠売り雨の場合が多かったです。 【授業】 テストが終わった授業では多くの学生が次回の授業から来ないことが多く、驚きました。9月などの普通に授業があった時は30人ほどいましたが、テストが終わった瞬間にクラスに来る生徒の人数が、5人ほどしかいませんでした。 テスト後に、ポルトガル人の友達と日本のお祭りの文化が展示されている展示会に行ってきました。ポルトガル人の友達が展示会を見て、日本のことについてたくさん質問され、全てがうまく説明できているわけではありませんが、お互いの文化について教え合えて、いい機会になりました。また、ポルトガル人の子が日本に興味を持ってもらえていることにも驚き、嬉しくなりました。 外国人用のポルトガル語講座(ICLP)では、最後の授業にお互いの国の料理を持ち寄って、クリスマスパーティーを行いました。お互いの国でのクリスマスの過ごし方を話したりすることができて、とても楽しかったです。 【生活】 休日は主に、勉強や課題をすることが多かったです。気分転換に、スターバックスやカフェなどに移動して勉強することもありました。 ポルトガルではクリスマスは日本と違い、家族とクリスマスを過ごすので、多くの店が閉まり、外出しても店が空いていないことに驚きました。メトロも動く時間が短くなっていて、多くの観光客が早めに帰宅していました。
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2024-11
月次報告書11月分
留学3ヶ月目
ポルトガルでの生活も3か月が過ぎ、今月は2つのテストがあり、勉強に費やす時間が多い1か月でした。 【気候】 11月は最高気温が20度を保っています。風が吹くことが少ないため、日中長袖だと少し暑く感じる日もありましたが、ダウンや厚手の上着を着る日が多くなってきました。 【生活】 街はクリスマスに向けて少しずつ華やかな雰囲気になりつつあり、季節の移り変わりを感じています。今月はテスト勉強に集中する日々が続き、さらに体調を崩したこともあり、1人で過ごす時間が増えたため、ポルトガル語を話す機会が少なかったです。 11月の頭にリスボン大学の近くの大学で日本語の弁論大会が行われていたため、観に行きました。10人ほどのポルトガル人が日本に留学に行った方や日本の文化に興味を持った方が発表していました。 発表を聞いていて、みんな流暢に日本語を話していましたが、日本語の先生にアドバイスをもらってないのか、言葉遣いが丁寧語になっておらず、少し違和感を感じました。こういう弁論大会の場合、添削してくれるネイティブの先生がいて、アドバイスをもらえるか大切なのだと改めて感じました。 今月はメトロでのストライキが多発し、メトロが朝の10時30分まで動かないことが多く、8時から授業を取っている場合、授業に遅れて参加する機会が多かったです。メトロがストライキになるとバスかUberか電動スクーターで通勤する手段しかないのですが、ポルトガル人はUberはなかなか使わないので、多くの人がバス停で長蛇の列になっており、バスを待っている人がたくさんいました。しかし、バスが来てもバスの中に入れないほど人がいてバスを見送り、次のバスが来るまで待つことが多かったです。 【授業】 11月半ばでの受けたテストの結果があまり良くなく、単位取得は難しいかもしれないと言われました。そのため、一つの科目を聴講に変えることにしました。最近では生活に少し慣れてきたので、学業にもより一層力を入れようと考えています。ポルトガル語を使う機会を増やすために、積極的に行動して会話を作る機会を設けています。
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2024-10
月次報告書10月分
留学2ヶ月目
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2024-09
月次報告書9月分
留学1ヶ月目
羽田空港を出発し、フィンランドのヘルシンキ経由でポルトガルのリスボンに到着しました。 空港到着後は荷物が多かったため、メトロで移動はせず、Uberを呼んで滞在先まで向かいました。 【通学】 家からメトロまで徒歩50秒程度なので、近くて便利です。メトロはあまり遅れることがないので、ある程度時間通りに到着します。家から大学まで約30分程度のところに住んでいます。 【授業】 授業が始まってから2週間がたちましたが、なかなか授業に慣れることができません。現地のポルトガル語は単語は理解できる部分もありますが、全体的な部分になると理解できないため、苦戦しています。 【滞在先】 男女合わせて十人ほどの住人が住んでいます。部屋によっては、窓がない部屋もあるので、私の部屋は、窓があるのでたまたま当たりだったようです。住人同士の仲はよく、食事を一緒に食べることもあります。 【食事】 忙しく作っている暇がないので、日本から持ってきた食べ物を食べるか、スーパーで買って来たものを食べています。 【気候】 晴れている日が多く、日差しが強いため日中は半袖で過ごせますが、朝晩は冷えるので、上着が必要になってきます。 【友人関係・週末】 ビザ申請の関係で大学のオリエンテーションに参加できなかったので、友人を作る機会をなくしてしまいましたが、大学が主催しているパーティーに参加し、友達を作ることができました。現地の友達の紹介で知り合うことも多く、週末に観光地に出かけることもあります。
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2024-05
留学成果報告書5月分
留学報告書 総括
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1911年 ・学生数 20,291人 ・設置学部 文学部、法学部、科学部、理学部、医学部、薬学部、心理学部、ファインアート学部 ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 文学部(Faculdade de letras) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 履修可能な授業は5つまで。担当の先生によって留学生には勧められない授業だと言われる場合もあるが、基本的に全ての授業を履修できる。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 文学部以外の履修は不可能である。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 資料に必要事項を記入し、提出する。120ユーロを払う必要がある。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 公立の大学のため、施設自体は古いものが多い。日本人学生は比較的多いものの、交流する機会は少なかった。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題は殆ど出されることはなかった。試験はKUISのものと違い、ほとんどの授業が問題に対する意見や答えを文章にして約1ページほどの容量で答える形式。そのためかなりのポルトガル語能力が求められるが、辞書の使用もほとんどの授業で許可されている。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか リスボン大学には相談窓口のような場所はなかった。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 学期開始1週間前に履修登録と施設紹介を含んだオリエンテーションがあった。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 授業が始まる1週間前に専用のサイトにて授業を選択欄から選び、登録を行う。選択欄にない場合は、配布される用紙に履修したい講義を記入し、同サイトに提出。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 将来ポルトガル語を使っていくにあたって、ポルトガル語は英検や仏検のように名の知れた語学試験が少ないと感じ、留学というわかりやすい実績を持ちたかった。 (2) 留学先を選んだ理由 ブラジルは既に多くの学生が派遣されており、大学内での情報も多くあったが、ポルトガルへは自身の代から派遣が始まり、まだ大学自体も未知数だったので、興味を持ったと同時にポルトガル留学という新しい留学先を確立させたかった。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 出発前にポルトガル語を聞くことができる教材を使って、もう少しポルトガルのポルトガル語発音に慣れておくべきであったと感じる。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 大抵のものはポルトガルでも揃えられるので生活面で準備しておくべきだったものは特にない。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) リスボン大学の日本語の授業に参加させていただき、そこから日本に興味を持っているポルトガル人の学生と多くの交友関係を築いた。基本的に彼らと接する際は、日本語とポルトガル語で交互に会話をした。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 学んだものは主にヨーロッパや中央アジアの歴史や文化、そして語学授業はフランス語である。全体的に進むスピードが日本と比べて遅く、一つ一つのテーマを深堀していくような感覚だった。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 特に活動には参加していない。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 留学期間中、ポルトガル人の友人と出かけたり、友人の家族宅に招いていただいたこともあって、一般のポルトガル人の生活を他の人よりもよく知ることができたと感じる。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 語学面では、ポルトガルのポルトガル語が身についた。生活面では異なる国の考え方や見方の違いを偏見なく見ることができる力が身についた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 9ヶ月かけてポルトガルのポルトガル語発音をものにしたので、今まで学んだブラジルの発音を合わせてどちらも話せるように学習を継続したい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 基本的に求められた資料を提出すれば問題ないが、対応がかなり遅いので注意が必要。早めの提出が望ましい。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 基本的に求められた資料を提出すれば問題ないが、上記同様、ビザを発行する大使館も対応がかなり遅いので注意が必要。こちらも早めの提出が望ましい。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 旅行代理店HISを介して購入した。 (4) 渡航したルート 行き: 羽田→ヘルシンキ→リスボン 帰り:リスボン→パリ→羽田 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 地下鉄を使用して、約30分ほどで住居まで移動した。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 下記のサイトより、入居の手続きを行った。 https://housinganywhere.com (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 費用は送金システムを使って日本から送金。備品はヒーターと机、電気スタンド、ハンガーがあった。部屋の状態は、一度壁一面カビだらけになったことがあった。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) シェアハウスは騒音問題とかもあるので耳栓があると便利かもしれない。また薬物勧誘も時としてあるので、当然誘われた際には断ることが必要。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 銀行口座を開設していなかったので送金、引き出しは行っていない。クレジットカードはほぼ全ての店で使うことができるが、稀に使えない店も存在する。田舎だとその確率がより上がる。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) simカードは中心街のショッピングセンターにある携帯会社(NOS)にて購入。1ヶ月14.08ユーロ(約2,000円)。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 大学内でのキャンパスは問題なかったが、アパートでは住居によってインターネットが繋がりにくい場合がある。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 風邪に4回ほど罹ったが、いずれも薬を服用して安静に過ごしたことで回復した。 (5) 日本から持っていくべきもの 上記の経験から、充分な薬(解熱剤や腹痛に効く薬など)を持って行くことが望ましい。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 治安は基本的に外務省のサイトや「旅レジ」を参考にしたが、ポルトガルは他のヨーロッパの国と比べても治安が悪い場所ではないので、特に対策をする必要はなかった。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 自宅ではキッチンが常に汚れていたこともあり、まともに料理ができなかった(作っても簡単なもののみ)。大学の学食は3ユーロほどだった。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 治安に関する欄にも記載した通り、基本的には外務省のサイトや旅レジから情報を入手した。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 日本と比べて路上喫煙や路上飲酒、薬物の使用にかなり寛容だと感じたので、受動喫煙や薬物勧誘に慣れてない場合、注意が必要だと思う。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) ある程度決まっている。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 特に行っていない。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか ポルトガルの発音を知る人は日本の中でも少ないので、ポルトガルの発音を話す国(アフリカポルトガル語圏など)に携わるような仕事をしたい。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
月次報告書5月分
月次報告書 5月
 長いようで短かった自分の留学生活も、この5月をもって終わりとなる。授業は2日をもって全て終了した。課題やテストなど、つまづいた時期も多くあったけど、最後のクラスでは先生やクラスメイトと一学期間の総括を話し合い、自らの感想を伝えあったことで最終日にもかかわらず、より親睦が深まったと思う。  気温は相変わらず高く、夜になっても半袖で問題ないほどになった。また乾燥しているため、非常に過ごしやすい。次回旅行などでポルトガルを再び訪れる際は是非とも夏に来てみたい。    そして私ことではあるが、5日から25日にかけてヨーロッパを一周した。それも通学リュック一つで。ポーランドのアウシュビッツ収容所やオーストリア、ハンガリーなどを周り、イタリアへ南下した後、南仏、バルセロナを経由してリスボンへ戻った。途中風邪を2回ほどひくなど、アクシデントも多く自分の身に降りかかったと思うが、留学生活と同じくらい価値のあるものであったし、何より新しいことに挑戦するハードルが下がったように感じる。  そして今日31日、帰国の途についている。友達とは笑顔でお別れすることができた。今までは涙の別れが多かった自分にとってまた一つ小さな成長を感じられた。  しかし結局耐えきれず、この報告書を泣きながら機内で書いている。この留学で自分は何を学んだのか、どんな失敗をし、そこからどう改善しどのような成功を収めたのか、それらについて気づくのはおそらくまだまだ先の話になりそうだが、少なくとも留学試験を受けて合格し、ポルトガルという国で9カ月間市民となって暮らし、勉強したこの時間は私にとって大いに価値のあるものであり、「行って良かった」と胸を張って言えるものになった。  この場をお借りして、見守っていただいた家族、日葡両国の友人、先生、大学の職員の方々に多大な感謝を示したい。  9ヶ月間支えていただき、本当にありがとうございました。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-04
月次報告書4月分
月次報告書 4月
1ヶ月通しで授業がある最後の1ヶ月になった。勉強面ではフランス語の授業のテストに向けてひたすら先生とマンツーマンの補習を行っていた。過去形、未来形の動詞の活用をひたすら問題を解きながら間違いを解説していただいたり、授業でわからない部分を相談していただいたりと、テストのみならずこれからの自分のフランス語にも必ず生きてくるような補習だったと考える。加えて、フランス人の友達をポルトガルに迎えた。そこで多くのフランス語会話の機会を得ることが出来た。生活面ではポルトガル語を使って何かを行うことに関しては、以前よりもより自信を持つことができ、実際問題もほとんどなくなっていた。ただ、正直フランス語以外の学習にはほとんど手をつけられていない状況だったので自分の中で、ポルトガルに留学に来たのにフランス語にばかり集中していいのだろうか、と迷う場面も多くあった。そこで自分の専攻の先生に相談してみたところ、「留学をしていて迷うことも沢山ある」ということ「フランス語を集中して学習するポルトガル留学も良いのではないか」という意見を頂くことができ、また一つ自分自身の困難を乗り越えられたように感した。  4月に入ったこともあり、気温は非常に暖かく、日本の夏服で過ごしても問題ないほどに、ぽかぽかとした日が増えてきた。春に入るとポルトガルは雨の日が急激に少なくなり、日中は晴れてかつ日照時間が伸びたことも合わさって、午後8時ほどまで明るくなってきた。  暖かくなってきたので、ポルトガルのあらゆる街を訪れてみた。高い波が名物の「ナザレ」、神田外語大学のMULCにあるブラジルポルトガル語エリアのデザインの元となっている「オビトス」、スペインのセビリアと一緒に訪れたのがポルトガル最南端の町「ファロ」、ポルトガル人の友達に誘われて、かのバスコ・ダ・ガマの出身地である「シネシュ」にも足を運んだ。そこでの友達との会話が深く印象に残った。彼は私に「何故旅を続けるのか」という質問を投げかけた。僕が「その土地の文化や歴史を知りたいから」と答えると、彼は「君は文化を知るだけじゃなくて、もう既に文化に生きている」と伝えてくれた。今まで自分のその言葉は口先だけで本当に歴史や文化を知れていないのではないかと思い詰めることもあったが、その言葉を聞いて自分もポルトガルに溶け込めることができたのだなと感じた。またその友達は「ポルトガルでは何もしない時間は心に不安がないと言うことであり、焦って何かをする必要はなく生きているだけで充分なものだ」とも話してくれた。今まで何かしらしなければいけないと思い込んでいた私にとって、救われるような言葉だった。  最後に、4月中で最も嬉しかった言葉をここに記したい。友達とシントラという街へ訪れた時、彼らがふと僕に「あなたはもうポルトガル人だ」と話してくれた。これまでなんとかポルトガルにまつわることについて自分ながら学び、ポルトガル語を続けてきた私にとってこれ以上ない言葉だった。市民権は得ていないけれど、私はポルトガル人になれたんだなと思える。出来事であった。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
2024-03
月次報告書3月分
月次報告書 3月
3月は個人的にうまくいかない経験が多くあったように感じる。月の初めにフランス語のテストを受けて、結果を見てみたものの大きく点数を落としていた。前学期はあれだけ自信を持っていた自分のフランス語の能力に対してほとんど全く自信を持てなくなり、加えてフランス語学習のモチベーションも落としてしまうことになってしまった。さらに人間関係面でも少しトラブルを抱えてしまうことも幾つかあった。  そんな沈み気味の自分に追い討ちをかけるようにイースター期間のほとんどが大雨の日が続いた。月の終わりで、4月に近づいていたこの時期に連日冷え込み日と湿度の高い日が続いた。それによっておよそイースター期間である1週間の多くを自宅で過ごすことになった。尤もこの期間、イスラム教におけるラマダーン期間と被っており、日本の外務省も繁華街など人気の多い場所を訪れることを避けるよう指示を出していた為、身の安全を守るという意味では自宅で過ごしていたことが正解だったと言えるかもしれない。  それでも悪い出来事が続くだけでなく、ポルトガルの南東部アレンテージョ地方を訪れて、ワイン農園を散策しながら自然浴をしたり、第3の街コインブラにも行き、同じ神田外語大学の先輩に街を案内していただいたり、そして持病の影響で日本に留学できるかどうか怪しいと言われていたポルトガル人の友達が病気を克服し、日本に行くことが出来たりと嬉しい出来事も数多くあった。
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
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