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プロフィール
MilesWright
学科
英米語学科
学年
4年
専攻
留学先
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
/
KEELE UNIVERSITY
留学期間
2024-09-01 ~ 2025-06-30
留学種別
交換
1~10件目 / 11件中
2025-06
留学成果報告書6月分
様々な経験と今後
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年:キール大学(Keele University)は1949年に設立されました。 ・学生数:学生数はおよそ10,000人程度で、学部生と大学院生が在籍しています。キャンパスは留学生も多く、国際色豊かな学びの環境が整っています。 ・設置学部:人文学部、社会科学部、自然科学部、医学・健康科学部、ビジネススクール、法学部など、多様な学部が設置されており、2つの専攻を組み合わせて学べるデュアルディグリー制度も特徴です。 ・その他:キャンパスはイギリス最大級の敷地面積を誇り、豊かな自然に囲まれた環境が魅力です。広大なキャンパス内には学生寮、図書館、研究施設、カフェテリア、スポーツセンターが揃っており、学生生活をサポートする設備が充実しています。また、留学生向けのサポート体制も整っており、学業面だけでなく生活面でも安心して過ごせる大学です。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) English literature and creative writing (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 留学生はopen-leaningであるため、学部の制限がなく履修制限がない学科は学年問わず、履修可能です ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか キール大学では学部留学の場合、基本的に自分の専攻分野以外の授業も履修することが可能です。 特にキールの特徴であるデュアルディグリー制度やモジュール制により、他学部のモジュール(授業)を自由に組み合わせやすくなっています。 ただし、学科や履修内容によっては事前の履修条件(前提科目)や定員がある場合があるため、現地到着後にアカデミックアドバイザーと相談して調整します。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) はい、キール大学では学部履修と並行して、Academic Englishコースなどの語学サポートプログラムを受講することが可能です。 これらの語学コースは留学生向けに提供されており、主にアカデミックライティング、プレゼンテーションスキル、リスニング力強化などを目的としています。 多くの場合、希望者は大学の**Language Centre(語学センター)**に申し込む形で、オリエンテーション期間中に案内があります。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 語学留学(Pre-sessional Englishなど)の場合でも、一定の英語力があり、かつ担当教員の許可があれば一部の学部モジュールをオプションで履修できる場合があります。 ただし、原則として語学留学の学生はまず英語力の向上に専念する形になるため、学部科目の履修は追加オプション扱いです。 希望する場合は、事前に語学センターまたは留学生オフィスに申し出て許可を得る必要があります。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 大学全体としては比較的小規模で、学生同士や教員との距離が近く、フレンドリーでアットホームな雰囲気が特徴です。授業外でも学科や寮を越えた交流が盛んで、国際色豊かな学生コミュニティの中で、さまざまな国の文化に触れながら友人を作ることができます。 留学生の割合は全体の約10〜15%程度で、ヨーロッパ、アジア、中東などさまざまな地域から学生が集まっています。日本からの留学生は、学部留学や交換留学、語学研修などを含めて年間数十名程度で、比較的少人数です。そのため、日本人同士で集まりすぎず、他国の留学生や現地の学生と自然に交流しやすいのも魅力の一つです。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 履修した授業は期末でエッセイを提出するのが評価基準であり、文学系の授業ではオリジナルの文章とコメンタリーが必要な授業が多いです。授業ではコメンタリーについて説明されますが、慣れないと書きづらいです。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った時は主にlanguage centreの先生と相談しました。学業のことだけでなく、就職で悩んでいる時や個人の悩みを聞いてました。学期最初の時、学生一人一人にacademic tutorが付きます。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) キール大学では、留学生向けの**オリエンテーション(Welcome Week)**が入学前または学期開始直後に実施されます。内容としては、大学生活をスムーズに始めるための情報提供が中心で、大学の施設案内や授業登録の方法、図書館の使い方、履修相談、ITアカウントの設定など、生活や学習に必要な基本情報が詳しく説明されます。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航前でMicrosoft formで希望制です。大学ホームページでは各授業の紹介や担当先生の連絡先が登録されています。form記入する際にはそれぞれの授業のコードと授業名を記入して、希望順で履修登録されます。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 私は、語学力の向上だけでなく、自分の視野を広げ、多様な価値観に触れたいと思い、留学を決意しました。日本とは異なる環境で学び生活することで、自分自身を成長させたいと考えたからです。 (2) 留学先を選んだ理由 以前からイギリスに憧れを持ち、キール大学を選択したのは自然豊かで落ち着いた環境の中で学べること、学際的な学びが盛んで他分野の授業も履修できることが大きな魅力でした。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 出発前には英語論文の読解やアカデミックライティングの基礎を重点的に練習しました。ただ、現地では英語でのディスカッション力が特に求められたので、もっと発表や議論の練習をしておけば良かったと感じています。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 現地生活の準備として、必要最低限の生活用品やSIMカードの契約方法などを調べて行きましたが、到着後すぐに役立つ現地の公共交通の使い方や銀行口座開設の情報をもっと把握しておけば、よりスムーズだったと思います。 そして、到着時間にもっと注意しないといけないと思いました。学校に到着した時間ではCOOPが既にしまっており、食料の入手ができませんでした。あらかじめ初日のごはんを用意すればよかったと思いました。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) オリエンテーションのイベント、授業のグループワークがきっかけで広がりました。また、共通の趣味を通じて現地の学生だけでなく、他の留学生とも自然に仲良くなることができました。 自分の友人作りは二回ほど失敗しましたが、留学が終わってもまだ連絡を取り続けている友達がいますので、ありのままの自分で人々と接することが大事だと思いました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業はディスカッション中心で、自分の意見をしっかり持って発言することが求められました。最初は戸惑いましたが、次第に自分の考えを論理的に伝える力がつき、異なる視点を受け入れる大切さも学びました。そして、文学文芸学を中心に履修登録したため、知っているクラスメイトと教授と共に学習できましたため、もしある分野に興味をお持ちする場合は、一つの学部に集中して授業を取ることをお勧めします。環境や雰囲気に慣れやすく、緊張しづらいです。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) コスプレのサークル(society)に参加しました。student unionのホームページからメンバシップ購入しないといけません。さらに、運動系のサークルでは入隊テストが存在するところもあります。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業外の活動では、教室では学べない現地の人々との交流や文化理解を深めることができました。自分の英語力を実践の中で使う良い機会になり、積極的に行動することの大切さを改めて感じました。様々な性格や外見を持つ人々と交流できるいい機会で、普段聞けないローカルが表現も聞けます。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学で最も大きな成果は、異なる価値観や文化を尊重し、自分の考えを自信を持って発信できるようになったことです。多様な人と関わる中で、自分の強みと課題を再認識できました。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 今後も英語力の維持と向上に努めるとともに、学んだアカデミックスキルを活かして、異文化理解や翻訳・通訳の力をさらに磨いていきたいです。また、留学で築いた海外とのネットワークを活かし、国際的な場で活躍できる人材を目指したいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) オンライン出願システムの入力項目も多いため、提出前にすべての情報を見直すこと、さらにパスポートの有効期限が十分に残っているかも忘れずに確認しておくと安心です。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 自分は日本の国籍ではないため、ビザ申請時クリニックで結核の証明を入手しないといけませんでした。申請する際には、公式の情報を確認しながら、渡航前の二年間で結核証明が必要とする国家リストに載ってあるかどうか改めて確認してください。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) カタール航空の公式ホームページで予約 (4) 渡航したルート 成田国際空港からドーハ空港で乗り継ぎをし、マンチェスター空港に到着 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 事前に大学の迎えサービスに予約しました。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 寮の申し込みはhttps://accommodation.keele.ac.uk/default.aspx?wf=loginで登録しました。出発の約3か月前(5月頃)に案内メールが届き、希望する部屋のタイプ(シングルルーム、エンスイート、ケータリングあり/なし など)を第1〜第3希望まで入力して提出しました。 キールの学生寮はキャンパス内に点在しており、図書館や講義棟、カフェテリアに近く生活が便利です。オンラインの申請後、夏頃に部屋の決定通知が届きました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 寮の金額は38weeksのプランを申請し、四回分けて支払いしました。evisonのウェブサイトでカード情報を登録し、支払いを行われました。申請した部屋のタイプによって、設備が異なります。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 持ち込み禁止な電器(e.g.ヘアアイロン)が存在するため、事前にリストを確認してください。寮には共用キッチンやラウンジがあり、他の留学生や現地の学生と自然に交流ができる点が良かったです。Lindsay hallは思った以上教学棟に遠いので、自然の中で暮らしたい人におすすめです。Lindsay hallは坂の一番下にあるため、図書館などからの距離はほかの寮より長いです。さらに、寮はよく防火警報器が何もないときになるため、慣れないときはよくびっくりしやすいです。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) ほとんどがデビットカードを使用しました。学内にあるコンビニ的な店(co-op)はカードがメインに使われます。現金は使う機会中々なかったです。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) SIMはfresher weekという新入生に向けたイベントで配られたSIMを使ってました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内の回線は速いです。使っていたSIMはgiffgaffのでしたが、電波が届かない時が多かったです。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 病院にかかってません。co-opの隣に薬局があります。 (5) 日本から持っていくべきもの イギリスでの学生寮生活で役立ったのは、変換プラグ(BFタイプ)、延長コード(USB付き)、ヒートテックや手袋などの防寒グッズ、常備薬(風邪薬、胃腸薬)、お気に入りの調味料(だしパックやインスタント味噌汁)、スリッパや室内履きです。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) キール大学のあるストーク・オン・トレント周辺は、イギリスの中では比較的落ち着いた地方都市です。ただし夜間の一人歩きは避け、特に駅周辺や人通りの少ない場所は注意しました。対策としては、貴重品を肌身離さない、夜間はなるべく友人と行動する、スマホに現地のタクシーアプリを入れておく、緊急連絡先をすぐに確認できるようにしておくなどを徹底しました。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 普段の食事は、基本的に寮の共用キッチンで自炊をしていました。近くにスーパー(TescoやMorrisons)があり、野菜や肉をまとめ買いして簡単に調理していました。kitchen tebleの学食やカフェはありますが、比較的に高めです。昼ご飯はco-opでmeal deal(メイン+スナック+ドリンク)を買って食べてました。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 現地情報は、大学のインターナショナルオフィスのメール配信やキャンパス内の掲示板が一番役立ちました。また、現地生活で困ったときは、「VisitBritain」などの公式観光サイトやBBC News、現地の地域情報サイトをこまめにチェックしていました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 イギリスでは、授業内外で自分の意見をはっきり伝えることが大切にされます。曖昧な表現は伝わりにくいので、「自分の考えを述べる」ことに慣れておくと良いと思います。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 日本の企業に就職活動をしました。長期留学であるため、数々の企業の春タームに参加できませんでした。東京サマーキャリアフォーラムに目いっぱい力入れました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか ホテルや旅行の業界で活躍したいと考えておりますので、様々な文化に触れてきた異文化理解力が将来に活かせると思います。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学は、語学力を伸ばすだけでなく、自分の価値観や視野を大きく広げてくれる貴重な機会です。出発前は不安も多いかもしれませんが、完璧な準備ができなくても、現地に行ってから学べることがたくさんあります。大切なのは、分からないことをそのままにしない勇気と、周りの人に助けを求める姿勢です。 授業では積極的に発言し、自分の考えを相手に伝える練習をしておくと現地での学びが深まります。また、英語力はもちろん大切ですが、現地の文化や習慣を尊重し、異なる考え方を受け入れる柔軟さも必要です。 生活面では、現地で手に入るものも多いので、荷物を増やしすぎないことをおすすめします。必要なものがあれば現地の人や友人に聞いてみるのも一つの方法です。知らない土地では小さな失敗も多いですが、それも含めて貴重な経験になります。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
月次報告書6月分
最後の時間
6月は、留学生活の締めくくりにふさわしい、感慨深いひと月となりました。学業の山場を乗り越え、心に少し余裕ができた今月は、自分の「好き」を大切にしながら、残りの時間を丁寧に過ごすことを意識しました。特に印象に残っているのは、ロンドンのウエストエンドで『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』を観賞したことです。豪華な劇場空間と圧巻の歌声、緻密な演出に心を奪われ、忘れられない体験となりました。 また、イギリスで好きになったドラマ『Good Omens』の舞台となったセント・ジェームズ・パークを訪れ、物語の世界と現実が重なるような感動を味わいました。のんびりとした空気の中で過ごした時間は、旅の一場面というよりも、自分自身の心を整えるような穏やかなひとときでした。 別れが近づく中で、イギリスで出会った大切な友人たちとも、一人ひとりと言葉を交わしながら別れの時間を過ごしました。感謝と少しの寂しさが入り混じる中、それぞれの新たな道を応援する気持ちが自然と湧いてきました。留学生活の最後に、自分の好きなことに素直になり、大切な人たちと向き合えたこの6月は、きっとこれからも心の支えになると思います。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
2025-05
月次報告書5月分
残り少ない時間 旅の続き
5月は期末課題に追われる日々から始まりました。複数のエッセイやグループプレゼンの締切が立て続けにあり、図書館にこもって作業する毎日が続きました。特に今学期最後の課題ということもあり、内容の質にもこだわったため、心身ともに大きなプレッシャーを感じていましたが、何とかすべてを提出し終えたときには大きな達成感がありました。 課題が終わってすぐ、気持ちの切り替えとリフレッシュを兼ねて、友人たちとエジンバラへ一泊二日の旅行に出かけました。エジンバラ城を訪れたり、歴史ある街並みを散策したりしながら、スコットランドならではの空気と文化を体感することができ、とても癒されました。またその後、ロンドンで開催されたMCMLONDONのコミコンにも参加し、大好きな作品のコスプレイヤーとの交流や限定グッズの購入など、日本ではなかなか味わえない貴重な時間を過ごしました。 このように、学業と娯楽の両方に全力を注いだ5月は、達成と開放、学びと楽しさが詰まった濃密なひと月となりました。留学生活も残りわずかとなる中で、今後も悔いのないよう、一日一日を大切に過ごしていきたいです。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
2025-04
月次報告書4月分
旅 そして新たな出会い
4月のイースター休暇は三週間あり、最初の週は台湾出身の友人や、キール大学で知り合った日本人の友人たちと一緒にロンドン旅行を楽しみました。滞在先はAirbnbで借りたフラットで、共同で簡単な朝食を作ったり、夜にその日の出来事を語り合ったりと、にぎやかで心温まる時間を過ごしました。大英博物館、帝国戦争博物館、自然史博物館などを巡り、それぞれの展示から多くを学ぶことができました。中でも帝国戦争博物館では、展示の臨場感と資料の重みが印象に残っています。ミュージカルは『レ・ミゼラブル』を観賞し、登場人物たちの感情の深さと迫力ある演出に非常に感動しました。 また、ロンドン塔やロンドン・アイ、ビッグ・ベンといった観光名所も訪れ、写真を撮ったり歴史に触れたりと、充実した毎日でした。4月最後の週は大学での授業がすべてストライキの影響でキャンセルになり、突然の休講には驚きましたが、その分、旅の振り返りや課題の整理に集中できました。ロンドンでは春らしい穏やかな気候が続き、日中は薄手のコートで快適に過ごせました。携帯電話の地図アプリや翻訳アプリも大活躍し、異国での移動や会話に不安を感じることなく旅を楽しめました。友人たちとのこの旅は、語学力や異文化理解だけでなく、人生の大切な思い出として、私の中に深く刻まれています。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
2025-03
月次報告書3月分
春の訪れ
イギリスでの留学生活も春を迎え、少しずつ暖かくなってきました。日本と異なり、春になって日々の日照時間がだんだんと長くなり、夜の7時でも外が明るい季節がやってきました。 私は大学の寮に住んでいて、共用のキッチンで料理をするのが日課です。イースターが近づくにつれ、街にはホットクロスバンやカラフルなチョコレートエッグが並び、春の訪れを実感しています。桜や水仙が咲き誇る道を歩くのはとても気持ちが良いです。授業はグループワークが中心で、現地の学生と意見を交わすことで多くを学んでいますが、4月は中間課題が重なり、心の余裕がなくなることもしばしばです。本当はイースター休暇中に友人ロンドンへ旅行する計画を立てていて、その楽しみが勉強の励みにもなっているのですが、課題の提出期限が休暇直前まで続くため、遊びたい気持ちと現実の重圧との間で葛藤しています。週末は近くのカフェで課題を進めたり、美術館に行ってリフレッシュしたりしています。気候はまだ肌寒く、上着は欠かせませんが、時折差し込む日差しに春の希望を感じています。携異国の地で出会った友人たちと助け合いながら過ごすこの留学生活は、大変ながらもかけがえのない経験になっています。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
2025-02
月次報告書2月分
学業の重み
今月では、勉強と交流の両方を経験し、多くのことを学んだ。この一か月間は学業に専念し、スピーチテストやエッセイの課題に取り組んだ。スピーチテストでは人前で話すことに緊張したが、事前に十分な準備をすることで自信を持って発表できた。エッセイでは論理的な文章構成が求められ、英語でのライティングスキルを向上させる良い機会となった。一方で、新しい友人との交流も大切にした。特に印象的だったのは台湾出身の友人たちと開いた台湾パーティーで、本場の台湾料理を味わいながら異文化交流を楽しんだ。滞在先は大学の寮で、共用スペースを通じて様々な国の学生と知り合うことができた。食事は自炊や大学のカフェテリアを利用しながら、時折日本食が恋しくなりアジア食材店で材料を買って簡単な料理を作った。週末はカフェで勉強したり、観光地を巡ったりして充実した時間を過ごした。この留学を通じて、学業だけでなく異文化理解やコミュニケーションの大切さを実感し、今後の人生において貴重な経験となった。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
2025-01
月次報告書1月分
吹雪のウィンターヴァケーション 新学期の始まり
一月のイギリスは真冬日、寒くなっていく毎日が私にとって、少々耐えられません。冬休みは一月の下旬まで続くため、新学期始まる前にまだまだ自分の時間がありました。2025年になり、初めて異国他郷で正月と旧正月を過ごしました。1月下旬も新しい留学生たちがキールに到着する時間でもあります。そこで新たな出会い、新たな人間関係を気づく挑戦をしました。 旧正月の日では、現地の中国人の友達に誘われ、中華料理をずっと欲しがる胃袋を満足されることができました。さらに、language centreでも旧正月を祝うイベントが行われ、当日は本当ににぎやかで、たくさんの人に出会いました。 2学期に向けて、私は崩れた生活リズムを戻すために、アラームを設定したり、カーテンを開けて寝たり、いろいろ工夫しました。この空き時間で、2024の自分を振り替えてみると、キールで過ごした時間は確実に私自身に変化をもたらしか気がします。それはいい変化なのか、悪い変化なのか今の私では判断できません。 授業は一週間しかありませんでしたため、あくまでクラスの雰囲気や流れをつかまりました。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
2024-12
月次報告書12月分
ゆっくりまったり 一人でくつろぐ
先月はメンタル的やられて、苦痛ともいえる一か月でしたが、12月は自分の恢復手段で少しずついつもの自分を取り戻した気がします。約束破られたなどいろいろあった一年最後の月でしたけれど、なんやかんやで私の時間を楽しめました。 12月になると、授業の他、課題やテストのもろもろが襲ってきました。先生の話によると、今年のキール冬休みは遅かったらしく、クリスマスの直前まで授業があったから、最後の一週で休む人多かったです。小説を書く最後の授業では、私を含めて三人しか授業に参加しませんでした。12月は自分にとっても休みが多かった月でした。やられた精神は回復しつつであったが、体調不良で授業休んでしまったことはやはり何回かありました。 インスタグラムを開くたびに、「あら、旅行に行ってるね、今回はどこかしら」と思ったこともありましたが、スーパーでクリスマスケーキ買って、部屋で一人ごはんもある種の醍醐味です。好きなものを食べて、好きな番組を見てゆっくりクリスマスを過ごしました。そして、お正月は自分の趣味に没頭して、ガンガン絵を描いたり、ウィンターセールでずっと欲しかったゲーム(逆転裁判シリーズ全部ゲットだぜ!)を買って、遊んだり、見ようと思ったアニメを全話クリアしたり、あちこち遊んでなくても、有意義な時間だと思います。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
2024-11
月次報告書11月分
一人の夜 止まらない涙
11月のイギリスは異常ながら、雪が降ってきました。その日を境に、本格的に冬って感じになりました。日が昇るのが遅くなり、日が落ちるのが早くなって、気づいたごろには外は暗っ!って何回も思ったことがあります。クリスマスの雰囲気がそこら中漂っていて、クリスマス愛が本当にすごいです。 授業では、今までとほぼ変わりなく、少し難しいですが、自分で作品を書き上げたその瞬間が一番気持ちいいです。十一月では人文学部はreading weekという、一週間授業がない代わりに課題や読書に専念してもらう週があります。その一週間は先生から出された課題に挑みつつ、自分が好きなジャンルの本を手にして読んでみました。学期は半分を過ぎ、テストや中間課題で忙しい日々でした。 授業外では、様々なところへ行きました。手頃の値段で前列のチケットを入手して、役者さんの顔が見えるぐらいの席で初めてミュージカルを鑑賞しました。さらに、イギリスのオタク文化を体験したくて、バーミンガムで開催されたMCM Comic Con Birminghamへ参加しました。日本のコミケとは似た雰囲気ですが、欧米での二次元の愛し方を知ることができました。コスプレイヤーさんたちが自分の推しになっている姿を見て、興奮が止まりませんでした。そして、language centreで開催されたクリスマスマーケットトリップに参加して、チェスターのクリスマスマーケットに行きました。中世期の建物やデザインが好きな私にとって、マーケットはもちろん興味深いですけれど、壮観な街並みを自分の目で見れて本当に楽しかったです。 今月では、自分の悪い癖というより改善点を改めて認識しました。私は人間関係において非常に悲観的に考え込んでしまう癖があります。今までの人間関係作りで成功したことがほぼなかったため、今回の留学では克服しようと努力しました。しかし、その努力がまさか自分のメンタルを破る最後の藁でした。イギリスで友人を作ろうと頑張ってみました。苦手なことを始めたには失敗したくないという思いで、出かける約束などたくさんかわしました。けれど、連絡するたびに減っていく返信回数、最後では既読すらつけなくなり、そのストレスでメンタルが圧倒されました。真っ暗な部屋で一人いると、考えすぎてしまいます。精神での痛みがやがて、身体にも出るようになりました。心臓が異常に速く弾んでしまい、夜は眠れません。真っ暗な部屋を怖くなって、電気をつけたままでないと目を閉じれません。辛い日々が続く中、この苦痛から救ってくれたのも、イギリスでできた友人です。一人で部屋にこもるよりも、外で友達から元気をもらうことでなんやかんやで回復しつつにあります。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
2024-10
月次報告書10月分
深まる秋深まる寒さ
授業編 授業は10月から本格的に始まりました。留学生向けの授業から一般学生までの授業の雰囲気は全然違ってました。留学生むけのEAPは英米語学科におけるアカデミックライティングの授業です。エッセイの書き方からレファレンスのやり方まで、細かく教えてくれます。日本ではAPA7という引用の仕方を習ってましたが、イギリスではハーバードのやり方でやっていること、この授業からわかりました。引用の仕方間違えると減点するまたは受けるけない先生もいるらしいので、この授業で知れて本当に良かったです。脚本を書く授業で一番苦労しているのは、自然なセリフを書くことです。ディスカッションでクラスメイトの作品に対して、アドバイスを書くセッションがありますが、自分の能力不足でまともなアドバイス中々あげられなくて、相手の方に申し上げない気持ちがいっぱいです。今後は役に立てるように、英語力を伸ばしていきたいと思います。小説を書く授業では、友達の影響か最初書いた作品を読み返すと、作品の雰囲気がどんどん暗くなっていると感じました。頭の中バラ色でいっぱいみたいなふわふわのものから、重くなって少しずつ暗さが増しています。 生活編 一人でいる時間が増えて、少しほっとしました。今回の留学を通してコミュニケーション能力を上げるのは目標ですが、最終的にパブに行くようなタイプの人間にはなれないです。私はそのような生活を否定しないし、人それぞれだと思います。今までの人生で培った私の性格や価値観には到底似合わないからです。イギリスに来たからパブで酒を飲まないといけない!のようなこと自分は一回も思わなかったです。自分に似合わないことをしたら、絶対後悔してその場で大量のストレスを貯まります。だから、自分のペースで自分が気持ちのいいやり方で暮らせばいいと私は思います。 友達の誕生日に、友達の父親に誘わえてイギリスの日本レストランに行きました。久しぶりに日本の照り焼きチキンが食べられると思いましたが、出されたメニューは照り焼きソースなしの人参野菜鶏肉ごはんでした。おまけにキムチが付いてきて、これは日本料理なのかと疑問を抱えながら試食した結果、味が薄かった。幸いなところ、緑茶は無料でしたので、甘い飲み物しか売っていないイギリスでお茶を飲めただけで心の中は暖かいです。 マンチェスターに自分のペースでぶらぶらしてました。イギリス式の建物を見て、初めてのバレエも見られましたが、帰り際にイギリスの交通にやられました。人身事故によって全部の線がキャンセルされ、タクシーでしか帰れないと判明した瞬間絶望しかなかった。夜だったのためさらに値上げされ、最後のところ133ポンドぼったくられました。イギリスの友達に聞いた話によるとマンチェスターまでの運賃はせいぜい50ポンドぐらいだといわれ、タクシー運転手に一本取られました。
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(英国)
KEELE UNIVERSITY
MilesWright
英米語学科 4年 交換
1~10件目 / 11件中