Winarsihの報告書一覧
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
専攻
インドネシア語専攻
留学期間
2024-09-01 ~ 2025-06-30
留学種別
交換
1~7件目 / 7件中
2025-03
月次報告書3月分
留学7ヶ月目
今月はラマダンと呼ばれる断食月でした。この期間中イスラム教の人々は、太陽が昇っている間は何も口にしてはいけません。インドネシアには道路脇に屋台がたくさんあるのですが、ラマダン期間中は断食をしなければいけないということもあり、きっと少なくなるんだろうなと思っていました。しかし、実際はその逆で、街中はいつも以上に屋台や食べ物で溢れていました。断食をする人々にとって毎日のbuka puasa(断食明けの食事)は1日の一大イベントであり、それに向けて沢山の食べ物を用意する必要があるのです。また、モールなどのレストランもこのラマダン期間中はbuka puasaの時間帯はほとんど予約で満席でした。buka puasa が彼らにとってどれほど大事になものなのか知りました。 Buka puasa を一緒に食べようというイベントに参加することになり、私もその1日だけ断食に挑戦してみました。断食中は食べ物だけでなく、水分をとることも禁止されています。食べ物だけならともかく、水分も取れないのはかなりきつかったです。普段当たり前のように食べたり飲んだりできていることが、どれほどありがたい事なのか、身をもって知ることができた1日でした。イベント会場までの道中、飲料水の広告や飲みものを持ちながら歩いている人などを見かけ、その度に羨ましさを感じました。断食を経験するまではわからなかった断食する側の気持ちを、実際に断食を経験することで知ることができました。さらに、日常生活の自分の行いを見直す良いきっかけにもなりました。食べ物や飲み物は持ち歩かない、食べたり飲んだりする姿は極力見せないなど、断食をする人に対してのエチケットを学びました。 3月末から4月頭にかけてはレバラン(断食明けの大祭)のため1週間ほどの休みがありました。この期間中に同じ日本人留学生の友人と1泊2日でBandungへ旅行に行きました。BandungまではWhooshという新幹線に乗って行きました。Whooshは日本の新幹線よりも速く、Bandungまでも40分程で着いてしまいます。早く移動ができることはとても便利ですが、あまりにも乗車時間があっという間で少し物足りなさを感じてしまいました。Bandungでは観光地として有名なKawah PutihやBandung動物園に行きました。また、Bandungには美味しい食べ物がたくさんあり、人気のご飯屋さんにもいくつか行くことができました。Jakartaとはまた違った雰囲気を楽しむことができ、新たに良い思い出を作ることができました。
2025-02
月次報告書2月分
留学6ヶ月目
約1ヶ月間の休みが終了し、後期の授業がスタートしました。後期開始と聞くと、本格的に留学の終わりが近づいてきていることを実感します。長いようで短い10ヶ月間。残りの期間を無駄にしてはならないと、初心に帰ったような気持ちで、さらに身が引き締まります。 後期から英語の授業が開始され、週3でインドネシア語、週2で英語という日程で授業を行いました。約半年間インドネシア語だけを勉強してきた私にとって、久しぶりの英語の授業は思っていたよりも難しく感じられました。簡単な単語ほどインドネシア語が先に出て来てしまい、思うように話せないことが何度もありました。少しずつ感覚を取り戻そうと試みてはいますが、言語ごとに脳を切り替えることはそう簡単なことではなく、かなり苦戦しています。異なる言語を同時進行で勉強することの難しさを痛感しました。帰国するまでには、なんとかこの課題を克服したいと思います。 アトマジャヤ大学のK3J(日本愛好サークル)によるスポーツイベントがあったので参加しました。競技種目はバドミントン・ドッヂボール・バスケの 3種目で、私はバドミントンとドッヂボールに出ました。バドミントンはインドネシアの国民的スポーツであることもあり、試合はどれも非常にハイレベルでした。ドッヂボールは日本でやっていたものとは少しルールが異なっていたので最初は戸惑いましたが、すぐに対応することができました。また、私はこのドッヂボールで試合中のプレーがほめられ、MVPを獲得しました。自分でもあまりにも予想外の出来事で驚きもありましたが、それと同時に恥ずかしさもありました。ですが、恐らく人生初のMVPをインドネシアで取ることができて嬉しかったです:) このイベントは朝から夕方過ぎまで行われ、運動不足の私にはとてもハードでした。案の定、次の日は全身筋肉痛になりましたが、それも含めていい思い出です。アトマジャヤ大学の学生と一緒に話をしたり、新たな友人を作ることもできたので参加して良かったなと思います。 2月の最終日に留学中で一番の失態を犯しました。それはデビットカードを紛失したことです。ATMを利用した際にカードを取り忘れ、そのまま誰かに盗られてしまいました。すぐに母に連絡し、無事カードを止めてもらうことができたので良かったのですが、すぐにカードを止めらる状況でなかった場合や不正利用されてしまうなど最悪のケースも起こり得たと思うとぞっとします。現在は母の協力のおかげで残りの留学生活のためのお金を確保することができましたが、母にはかなり迷惑をかけてしまいました。今後は2度と同じようなことが起こらないよう、慎重に行動していきたいです。皆さんも留学中のカードや金銭面でのトラブルはお気をつけください!
2025-01
月次報告書1月分
留学5ヶ月目
1月は先月に引き続き長期休暇で、学校はありませんでした。 今月はインドネシア語技能検定がありました。会場にはたくさんの日本人の方々が受験しに来られていました。至る所で日本が飛び交っていることが不思談で、日本にいるかと錯覚してしまう程でした。試験は、今までとは会場が異なることに加え、留学での勉強成果が点数として明確になる試験は初めてであったため、いつにも増して緊張感がありました。結果はまだどうなるかわかりませんが、良い結果であることを祈っています。 月末には、家族がはるばる日本からインドネシアにやってきて、一緒に旅行に行きました。ジャカルタでは、通っている大学を案内したり、近くのモールに行ったり、大きなスーパーでお買い物をしたり、私のお気に入りの屋台のご飯を一緒に食べたりしました。私が普段インドネシアでどんな生活を送っているのかを紹介することができて嬉しかったです。また、家族もそれをすごく楽しんでくれていたようだったので良かったです。 ジャカルタの他にバリ島にも行きました。2度目のバリ島です。前回はクタやスミニャック辺りがメインでしたが、今回はウブドに行きました。同じバリ島でも雰囲気が全く異なり、クタやスミニャックとは違って人はそれほど多くなく、落ち着いた静かな町でした。ウブドは本当に自然豊かで、その壮大な景色には何度も圧倒されました。世界遺産にもなっている棚田や寺院なども見にいくことができとても良い経験になりました。
2024-12
月次報告書12月分
留学4ヶ月目
今月で前期授業が終了しました。いちばん最初の授業で先生の話す速さに圧倒され、今後の授業に不安を覚えたことを懐かしく感じます。前期授業を全て終えた感想としては、率直に楽しかったです。授業は常に笑顔で溢れていましたし、授業と全く関係のない話をして盛り上がったりもしました。もちろんうまくいく事ばかりではなく、大変なことや落ち込むこともたくさんありました。しかし、そういった経験も含めて非常に充実した時間であったなと感じています。 今月は12月ということでクリスマスがありました。インドネシアに冬はないので、人生で初めて暑いクリスマスを経験しました。クリスマス=冬、寒いというイメージが強すぎて、クリスマスであるのに半袖の服を着ていることに違和感を感じました。海外のクリスマスの雰囲気はどんなもなのだろうとワクワクしていましたが、街が少しライトアップされたり、お店がクリスマス仕様に装飾されたりと、おおむね日本と変わらなかったです。しかし、ひとつ驚いたのが、25日を過ぎてもクリスマスの装飾が残っていたことです。日本であれば、クリスマスが終わった瞬間、お正月モードに入りますが、インドネシアではクリスマスとお正月が一体化しているような感じで、元日にもサンタさんやツリーなどをいたるところで見かけました。 年越しはバリ島で過ごしました。初めてのバリ島、そして初めての海外での年越しでした。街には人が溢れ、ビーチ沿いではいくつもの花火が上がり、お祭りのような雰囲気でした。日本のゆったりとしたお正月しか経験したことのない私にとって、バリ島での年越しは驚く事ばかりで、一生忘れることのない非常に貴重な経験をすることができたなと思います。
2024-11
月次報告書11月分
留学3ヶ月目
留学3ヶ月目が終了しました。今月はイベントやプレゼンテーションなどがあり毎日忙しく、充実した1ヶ月間を過ごすことができました。日本はだいぶ気温が下がってきていると聞き、冬の寒さをとても恋しく感じています。インドネシアは本格的に雨季に入り始め、雨の日がだいぶ多くなってきました。雨が降ると外に出られない程の激しい雨が降り、さらに洪水も起きるので、学校からの帰宅途中や外せない予定の前に降られるとかなり大変です。 12月上旬には所属しているサークルのMakrab(新入生歓迎会のようなもの)がBogorで1泊2日でありました。先月に引き続き2度目のBogorです。今回も前回同様、ヴィラに宿泊しました。まず、今回のMakrabでとても衝撃的だったのが移動用の車です。用意されていた車は軍隊が乗るようなトラックで、窓はなく、座席も簡易的なベンチのようなものでした。実際に乗ってみると、乗り心地はとても良いとは言えないもので、道路に段差があると私たちも車内で飛び跳ねたり、雨が降ると中まで水が入ってきたりしました。しかし、その非日常感や初めての経験だということもあり、普通のバスで移動するよりも楽しかったです。ヴィラでは様々なアクティビティをしました。水泳サークルなだけあって、全身びしょびしょになるものもありました。2日目の朝には新入生全員でプレゼンテーションを行いました。先輩方から前日の夜に伝えられ、一晩で準備をしました。遊びや楽しいアクティビティだけだと思っていたため、正直少しびっくりしました。プレゼンテーションはもちろんインドネシア語のため、たった一晩で準備できるか不安でしたが、周りの支えもあり無事に終えることができました。様々な活動を通して、この2日間でサークルの仲間たちと親睦を深めることができました。 月の最終日にプレゼンテーションがありました。テーマは日本が抱える社会問題で、私は「子供の貧困」についてプレゼンしました。神田外語大学でも何度かインドネシア語でのプレゼンテーションを行ったことはありましたが、ここまで本格的なものは初めてでかなり不安でした。プレゼン時間はおよそ15分間で、最初は長いと感じていましたが、色々情報を集めていくと、逆に15分にまとめることのほうが大変でした。本番はスクリプトを見ることはできずメモのみのため、暗記するのにもとても苦労しました。発表はホールで数十人のお客さんがいる中で行われたのでより緊張感がありましたが、なんとか最後までやり遂げることができました。自分自身の自信に繋がるとても貴重で良い経験だったと思います。決して簡単なことではありませんでしたが、スクリプトやスライドの作成から実践練習まで、先生がとても真摯に手伝ってくださったので心強かったです。
2024-10
月次報告書10月分
留学2ヶ月目
1ヶ月目と同様、2ヶ月目もあっという間に終わってしまいました。こちらでの生活にもだいぶ慣れたため、日常生活の新鮮味が少なくなってきていることを実感します。10月から英語の授業が始まると聞いていましたがいまだに始まらず、2ヶ月間インドネシア語の授業だけを受けました。2時間の授業を受け、kantinでお昼ご飯を食べ、図書館で課題をし、帰宅する。毎日同じことの繰り返しで、物足りなさや時間を有意義に使えていないと感じることもありました。10ヶ月間という限られた時間の中でより多くの経験ができるように、行ったことのない場所に行ってみたり、普段とは違う選択をしてみたりとできるだけ生活に変化を取り入れられるように心がけています。 今月はインドネシア人の知人に結婚式に誘っていただき、参加してきました。新郎新婦の方とは全く面識もありませんが、インドネシアでは友達の友達といったほぼ他人の距離感でも結婚式に参加することができます。 日本では考えられない、インドネシアらしい文化です。インドネシアの伝統衣装であるkebayaを着たり、ジャワの伝統的な結婚式の様式を見ることができ、とても貴重な体験をすることができました。 10月下旬には、International office の方々と一緒に1泊2日でBogorにも行きました。ジャカルタとは異なり、交通量や人の数は少なく、静かで涼しく、とても素敵な町でした。宿泊先のヴィラではInternational officeの方が用意してくださったゲームをしたり、カラオケをしたりして充実した時間を過ごすことができました。 他には、今月は所属しているUKM Renang&Selam(水泳&ダイビングサークル)の活動に初めて参加しました。このサークルは1つのサークルに水泳とダイビングの2つの部門があり、私は水泳部門の方に所属しています。練習は学校からバスで10分ほどの場所にある公共プール施設で行いました。初めての活動だったので少し緊張もしていましたが、先輩方はとても親切で、色々お話もしながら楽しく活動ができました。中間テストがあった影響で、今月は1回しか練習は行われませんでしたが、今後の活動にも積極的に参加していこうと思います。
2024-09
月次報告書9月分
留学生活スタート
[滞在先] 大学の近くのKosに入居しました。部屋にはベッド、洋式トイレ、シャワー(お湯が出る)、テレビ、冷蔵庫、収納棚、エアコン、全身鏡、机、イスがあります。一人暮らしには十分な広さです。窓もありますが、そこまで光は入ってきません。窓はスモークガラスが使われていますが、カーテンを閉めないと外から部屋の中が若干見えてしまうので注意が必要です。週3回の掃除サービスと毎日の洗濯サービスがあります。共用の台所は設備的には十分ですが、衛生的にはあまり良くありません。wifiは時間帯によって異なりますが、強くはありません。 [食事] お昼ご飯は大学のKantin(食堂)で食べています。Kantinには10店舗ほどの屋台が集結していて、どの屋台もとても美味しいです。値段は店舗によって異なりますが、大体200円前後で食べられます。店員さんも親切な方ばかりで、うまく聞き取れなかった時はゆっくり話してくださったり、すれ違った時に挨拶をしてくださったりします。 夜ご飯は家の近くの屋台で買ったり、モールに食べに行ったり、デリバリーをしたりと様々です。最近は生活に慣れてきたので自炊も始めました。自炊が一番節約できるかと思っていましたが、屋台がかなり安いのでそういう訳でもなさそうです。ですが、屋台のご飯だけだと野菜が取れないので、バランスをみて自炊するか屋台で買うか決めています。モールとデリバリーは高いです。 [通学] Kosから大学までは徒歩約15分くらいです。通学路には陸橋があるため少し大変ですが、いい運動だと思って毎日登っています。交通量が多いため最初の頃は道路を横断するのに苦労しましたが、最近はだいぶ慣れてきました。車やバイクは基本止まってくれないので、こちらがタイミングを伺って渡る必要があります。 [クラス] 授業は特別クラスを設けていただき、神田外語大学からの留学生3人だけで受けています。先生は生徒思いの活気に溢れた方です。話すスピードが少し早いので最初は勢いに圧倒されましたが、今はだいぶ慣れました。授業は主に課題を確認する形式で行っています。雑談も交えながら和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく受けています。 [課外活動] スイミングサークルに入りました。まだ活動は始まっていません。 [週末の過ごし方] モールに買い物に行ったり、インドネシア人の知り合いに遊びに誘われ、連れて行ってもらうことが多かったです。今月はDufanという遊園地やMasjid Istiqlal, Chinatown, Jak-Japan Matsuriなど様々な場所に出かけました。なるべく何かしら予定を立て、家に居ないようにしています。 [友人関係] 少しずつインドネシア人の友人が増えてきています。大抵kantinなどで話しかけられ、そこから仲良くなることが多いです。 [携帯電話] 入国初日にIMEI登録をし、日本で購入したスマホを使用しています。本体価格によって課税額が異なり、比較的新しいスマホ機種の場合は高いと聞いていましたが、私はiPhone14であるのになぜか無料で登録することができました。SIMは空港のTelkomselで購入しました。ギガは使い切ったらその都度買い足していく方式です。 [気候] 日本の夏のような蒸し暑さはなく、感覚的には日本より涼しいです。ですが、クーラーがないと暑いです。 [衣服] 大学がノースリーブや短いズボン/スカート、サンダルの着用を禁止しているため、基本的には半袖/長袖に長ズボン、スニーカーを着用しています。室内は寒いことも多々あるので薄手の長袖があるとちょうどいいです。 時間の経過が想像以上に早く、留学に来る前は長いと感じていた10ヶ月間もあっという間に終わってしまいそうです。最初は異国で生活することへの不安もありましたが、今では毎日楽しく充実した日々を送れています。一方で、道端のゴミの量や空気や川の汚さ、貧富の差などインドネシアが抱える様々な問題を、日常的に実感するので非常に考えさせらるものがあります。
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