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2023-12
月次報告書12月分
ASEAN-JAPAN Youth Festival
今月は「ASEAN-JAPAN Youth festival」に参加しました。 このイベントではベトナムの青年団体が主催していて、ASEANと日本の国交樹立50周年を記念し、各国の推薦された生徒達が集まって交流を深めるものでした。私は人文大学のベトナム学部でご縁があり、在越日本大使館に推薦して頂いてこのイベントに参加させて頂きました。 イベントは2泊3日あり、各日程で気候変動や教育の問題、人口問題などのディスカッションを英語で行い、それをプレゼンテーションしたり、マングローブの森での植林、国交樹立50周年を記念したパーティなどに招待して頂いたりなど、様々な経験をすることができました。 ディスカッションやパーティーなどでASEANの各国の学生と交流を広めていく中で、自分自身の英語力や、神田外語大学でこれまで学んできた授業の知識が生きる機会が多くあり、私の神田外語大学での4年間を総括するような3日間でした。 それと共に各国の学生達が受けてきたであろう教育のレベルの高さと彼らの吸収力の高さ、コミュニケーション能力、何事に対しても興味を持つ姿勢に私はとても感化されました。 もちろん彼らが各国の学生の中でトップレベルの教育を受けていることは承知の上ですが、彼らの持つ能力やこのイベントに対しての姿勢は、私にASEAN各国が今後も更なる発展を遂げることを安易に想像させました。 この留学期間中にベトナム以外の国の人と交流機会は非常に少なかったですが、この期間中はASEANのほぼ全ての学生と関わることができ、特にミャンマーなどの国内事情が複雑な国の人とも交流することができたのが個人的に嬉しかったです。戦争や内戦などに対して外野からしか見ることができない日本人にとって彼らの話はとても新鮮で、言葉には表せないほどの複雑な気持ちになりました。これまで授業やニュースでただその情報を頭に入れている時とは違い、目の前にいる人がその悲惨な状況下にあるということは留学ならではの体験だったと思います。 このイベントに参加した多くの学生はその後それぞれの国に帰ってしまいましたが、何名かはベトナムに滞在しているとのことで、年末のカウントダウンやトゥンドゥックタン大学でのサッカーのイベントに招待してもらい長く交流を続けることができています。特に年末のカウントダウンは在越インドネシア大使館に招待していただき、そこでも新たな人との交流があり、日を重ねるごとに交流の輪が広がりました。 1月末に帰国なので彼らとお別れなのはとても悲しいですが、このイベントに与えてもらった経験やパワーを忘れずに社会人になっても目標に向かって努力できる人間になりたいと思います。
2023-11
先日の「ベトナム文化基礎」の授業にて、ベトナム文化の考え方の元となっているÂm Dương Ngũ Hành(陰陽五行)について学びました。 陰陽五行とは、「Âm(陰)とDương(陽)」と「五行 Hỏa (火), Thủy (水), Mộc (木), Kim (金), Thổ (土)」という要素に分けられる考え方、思想のことです。中国からベトナムに輸入された思想で、食べ物や生活、医学まで影響を与えているそうです。日本文化にも、陰陽師やおせち、一部の占いなどでその考え方が残っているそうです。 簡単に説明すると「陰」と「陽」は反対の存在ですが、それらの要素をバランスよく保つべきという考え方や、「五行」の中の要素でもバランスや相性の良いものと悪いものがあり、それらを意識して生活したり、文化を構築していく考え方です。 例えば、自分の体調が悪い(陰)時には、(陽)の性質があるお粥を食べるべき。 家族は子供(陽)と祖父祖母(陰)と父母(陰と陽の間の存在)で構成されている。 また、結婚するときには相手の五行属性と自分自身の五行属性の相性を気にするようです。 なぜ陰陽五行の授業を紹介したかというと、今月はまさに「陰」と「陽」の月だったからです。 今月の初めには休みを利用して友人とタイとマレーシアに行きました。(陽)しかし、ベトナムに戻ってきた直後にインフルエンザにかかり 39度の熱が出て、中間テストを受けられませんでした。(陰)その後、フーコックに行きました。(陽)しかし、乾季に入ったからか、謎の咳がずっと止まらなくなりました。(陰)その後、以前から予定していたベトナム国内に旅行に行きました。(陽)しかし、なにもない場所で転んで両腕から出血しました。(陰) 旅行に行ったり、インフルになったり、陰と陽を行ったり来たりの激動の1ヶ月でした。ただ、結果的に本当に陰と陽のバランスが取れていて驚きました。 留学生活残り2ヶ月程ですが、無事に日本に帰ることができるように頑張りたいと思います。 写真は全ての元凶の陰陽五行の授業と「陽」最高潮のフーコックです。
2023-10
月次報告書10月分
【新しい授業】ベトナム学部
ついに留学期間も残り3ヶ月になりました。 今月も色々なことがありましたが、一番大きなことは、ベトナム学部に移動したことです。 これまで、KUISからの留学生でベトナム学部に移動した学生はこれが初めてとの事を聞いたので、これからもし同じようにベトナム学部で授業を受けてみたいという学生の方のためにその条件や授業内容の感想を今月は書きたいと思います。 <今月起こったこと> これまでベトナム語学部という場所で、ベトナム語の授業を受けてきましたが、先月のレポートでも書いたように、次のレベルのクラスに生徒が十分集まらなかったので授業が開講されませんでした。そのため、先月はしょうがなく同じレベルのクラスをもう一度受講していたのですが、今月も同じ状況になりました。ただ、3度も同じ授業を受けるわけにもいかないため、ベトナム語学部に事務所に相談をしたところ、特別にベトナム語学部ではなく、ベトナム学部で授業を受けれることになりました。 <ベトナム学部とは> ベトナム学部はベトナム語の授業もありますが、主にはベトナム語でベトナムの政治、経済、文化、歴史などを学ぶことができる学部です。主な学生はホーチミン人文社会科学大学に「留学生」としてではなく普通の「学生」として入学している外国人の学生達です。これまでのベトナム語学部では、主に「留学生」がベトナム語を勉強していました。 <ベトナム学部で授業を受ける条件とその例外> 本来であれば、ベトナム学部はベトナム語能力試験B2以上を持っていなくてはならないと聞いていました。ベトナム語能力試験は交換留学生であれば3,000,000vnd(日本円で18,000円)もするので、そこまで気軽に受けられるものではありません。 しかし、ベトナム学部の先生によれば、その資格はの条件は留学に来たばかりの時などの「ベトナム語能力が未知数の生徒」に対してある程度のベトナム語能力を証明するために設けているそうです。なので、例外として私のように、「既に半年間ベトナム語学部で勉強し、ある程度のベトナム語の能力を証明できているような場合」は、資格等は必要ないとのことでした。(参考程度に、私がベトナム語学部で最後に受けていた授業はsách4の後半の授業でした。明確にどのレベルの授業を受け終わったらベトナム学部に行けるなどの条件はありませんでした。ただ個人的には、今回のケースからしてsách4を終えていれば確実だと思っています。) <ベトナム学部の授業> 上に書いたようにベトナム学部は、ホーチミン人文社会科学大学に「留学生」としてではなく普通の「学生」として入学している外国人の学生達が所属しています。授業は KUISの様にさまざまな授業がある訳でなく、かなり限られていてます。普通の学生として所属している彼らは、それぞれの学年で受ける授業が完全に決まっているそうで、ほとんど授業を選択するという事はないそうです。ただ、交換留学生の場合は1年生から4年生の全ての授業から好きに選ぶ事ができます。ベトナム学部の事務所に行くと、全ての授業のシラバスのリストを渡され、その中から授業を選んで紙に書いて履修しました。 基本的に授業時間は90分に統一されているわけではありません。中には1コマ5時間の授業もあります。1年生の授業はベトナム語基礎の4技能、2年生はベトナム語応用の4技能、3、4年生になると、「ベトナムの文化基礎」「ベトナム共産党の歴史」「マルクス・レーニンの政治経済」「社会学大全」「ビジネスベトナム語」「メディアベトナム語」などの授業があります。 特に、4年生の「ビジネスベトナム語」「メディアベトナム語」は、これまで勉強していたアカデミックなベトナム語ではなく仕事などで実用的な(英語でいうところのTOEIC英語の様な)ベトナム語を勉強することができます。ベトナムでの就活後、内定先の企業が参加するベトナムでの展覧会などに何回か参加する機会があったのですが、そこでのビジネスの会話が普段学ぶ単語とは全く違く、何もわからなかった事があります。なので、もし将来ビジネスの場などでベトナム語を使いたい方には、この授業はとても良いと思います。 授業の特徴として、プレゼンがかなり多い印象です。一つの授業につき、一学期で3回程プレゼンをするそうで、私は学期の途中からクラスに入ったので、初めて受けた週の次の週に、「気になる社会学者二人について」と「ベトナム文化がインド文化に受けた影響」についてロシア人とペアを組んでベトナム語で発表するカオスな状況にありました。 学年にはそれぞれ1人クラスリーダーがいて、必要なお知らせやプレゼンの時のチームはクラスリダーが中心になって行われるので、最初にクラスリーダーが誰なのかを聞くとスムーズにクラスについていけると思います。 <授業でのベトナム語レベルと授業の進め方> 2年生の授業でのベトナム語レベルはそこまで高くない印象(sách3くらい?)です。しかし、3、4年生の授業は容赦ありません。先生はベトナム人の学生に話すスピードで授業を進めてくるし、授業内容もおそらく日本語でも理解に苦しむ内容です。教科書は無く、先生が毎時間 PDFのデータを送ってくださるので、 ipadでPDF見ながら、パソコンにノートとって、スマホで単語の意味を調べるという方法をほとんどの生徒がしています。 <メリット・デメリット> -メリット- - ベトナム語を学びながらベトナムの文化や歴史、政治経済を学ぶことができる。 - 自分で授業を選ぶので、好きに時間を作ることができる。 - 様々な学年の授業に参加できるので、一気に友達が増える。 - その授業内容に関するかなりコアなベトナム語を勉強できる。 - ベトナム語レベルが高いので、かなり鍛えられる - ベトナム語でのプレゼンを経験できる -デメリット- - ベトナム語レベルが高すぎるクラスがある - 学期中は休んだり旅行に行くことが難しい(単位が取れないと単位の振替ができない。旅行といっても急にベトナム人の友達の故郷に誘われた時や、経験や文化理解としてベトナムの各省に行こうとしても、出席が足りないと単位が取れないので、行けない事がある。個人的にそういう機会も留学ならではだと感じているのでそれが制限されるのは厳しい。) - クラスの人数が多い(1クラスおよそ20人くらいなので、ベトナム語学部の様な少人数型クラスよりは発表回数が限られる) - わからないと置いていかれる また、私は先月から突然この学部で受けることになったので、来月に4-5週間くらいでベトナムを回る旅行の予定を入れてしまっていました。これまでのベトナム語学部であれば時間換算で単位振替がされますが、この学部では成績がFだと単位振替ができません。このままだと、旅行で出席が足りずに単位を落としてしまいますが、私は現在卒業単位数は全て取り終わっている状況なので、先生にこれまで就活でずっとベトナムでやりたかったことをまだできていないこと、卒業単位は取り終わっていることを伝え、先生と相談し、休む許可をもらいました(単位は落とすかも)。なので、単位は取れるかは正直わかりませんが、参加できる授業を一生懸命参加しようと思います。 今現在ここまで授業を受けて思ったのは、初めてベトナム学部で授業を受けるにも関わらず、調子に乗って授業を取りすぎたなと感じています。他のクラスメイトに履修している授業を伝えると驚かれるくらいとってしまい、授業の予習などが追いつかなくなりそうなので、来月は(できたら)履修を変更するなどして改善したいと思います。
2023-09
月次報告書9月分
【LGBTQ+】Pride Parade HCM
留学生活も3分の2が過ぎ、いよいよ終盤戦です。 授業は次のレベルのクラスが生徒不足で開講されず、先月と同じクラスをもう一度受講しました。 そのほか学校生活や日常生活で変わったことは起こりませんでした。 ただ、先月就活から解放された私は、これまで失われた留学の時間を取り戻すべく、今月はさまざまな場所やイベントに参加しました。そのうちの1つの「Pride Parade」を紹介します。 「Pride Parade in HCM」  9月末にホーチミンではプライドパレードというLGBTQ+の多様な社会を目指したイベントが行われました。プライドパレードは世界中で有名なイベントで、日本でも東京や大阪などで度々行われています。しかし、私のセクシャリティーはストレートで、LGBTQ+には当てはまりませんが、多様性を認める社会には賛同するし、以前LGBTQ+に関する授業をとった時からプライドパレードには興味があったので、実際に海外のプライドパレードに混ざって性的マイノリティーの方とコミュニケーションをとってみたいと考えていました。 イベントは3日間あり、ホーチミンの各地でさまざまな催しがありましたが、私が参加したのは、グエンフエ通りをレインボーな服装、グッズを持って歩くパレードのようなメインイベントでした。 そこにはベトナム人はもちろん、アメリカやヨーロッパの方も多く、皆がフレンドリーな雰囲気でした。見知らぬ日本人である私にも仲良くしてくれ、彼らとは写真を一緒に撮ったり、英語やベトナム語でお話ししたりしました。  その中で「君のセクシャリティーは何?」と聞かれることが何回かありました。その度に私はドキッとしました。なぜなら私はストレートであって、LGBTQ+の枠には当てはまらないからです。ただ、嘘をつくわけにもいかないので「実はストレートなんだよね」と言うと少し驚かれました。「ただ、LGBTQ+のように多様な社会には同意するし、みんなの想いを知りたくて来たんだよ」と言うとみんな仲良くしてくれて、レインボーの旗をくれました。  今の社会ではストレートがマジョリティでLGBTQ+がマイノリティですが、パレードの日のコミュニティでは私がマイノリティで、彼らがマジョリティでした。だからこそマイノリティである私がセクシャリティーを聞かれた時はドキッとしました。でも、逆に日常生活では彼らはずっとマイノリティとしてこういう思いをしていたのかなと感じました。この機会で人生で初めて擬似的に性的マイノリティ側の経験をすることができました。  LGBTQ+は世界でもかなりトレンドのワードなので注目されていますが、まだまだ他の分野でもマイノリティによって生き辛い人達もいるのかなと思います。そのような人たちの考えを受け入れるかどうかは個人の自由だと思いますし、私自身も正直まだ理解できない考え方とかコミュニティはありますが、例えそうであってもその人達を否定し、自分の考え方を押し付けるようなことにはなってほしくないと思いました。 理解できなくても「それも君の考え方だよね」で収まる社会であって欲しいです。
2023-08
留学成果報告書8月分
ホーチミン留学の詳細
【ホーチミン人文社会科大学】 (1) 基本情報 ・設立年 :1957 ・学生数 :29000 ・設置学部 :日本語学部、ベトナム語学部など (2) 所属した学部:ベトナム語学部、ベトナム語コース (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業:ベトナム語、所属学部選択の制限:ベトナム語授業のみ ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか:出来ない ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか:出来ない (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプション:ない (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 留学生は殆どが韓国人と日本人。中国人や欧米人も少人数だがいる。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) パソコンで授業で習う範囲が終わったら全体のテストがある。リスニング、文法、長文がある。クラスのレベルが上がるに連れてリスニングのレベルがかなり高くなると感じた。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った時はベトナム語学部のオフィスに行けば相談に乗って貰える。授業の終わりごとにオフィスに行って次のクラスの予定もその場所で聞く。 (7) オリエンテーション オリエンテーションなし、体験授業はあるようです。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航前、後どちらでも可能 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 将来客室乗務員になりたいので、英語以外の強みであるベトナム語を伸ばしたいと思ったため。また、ベトナム語は発音が難しく自力ではなかなか上達が難しく現地に行って毎日正しい発音を聞ける環境に行くため。 (2) 留学先を選んだ理由 日本での授業では北部弁を習っているが、南部の友人が現地に多く関わりがあったため、南部の言葉を学ぶ為にホーチミンに決めました。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 単語の学習、リスニング練習 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 留学費、家賃 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) クラスの友達の紹介。 東日クラブという日本語の会話クラブに参加した。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 比較的発言しやすく和やかな雰囲気で授業を受けやすい。教師によってベトナム語のみだったり英語を使って説明する人もいるが、レベルが上がるに連れてベトナム語の割合が高くなる。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 東日クラブ,(日本語で会話するクラブ、日本人とベトナム人の交流が活発的に行われている) (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業外で東日クラブという日本語で会話するクラブでたくさんのベトナム人と交流することが出来ました。そこで、仲良くなったベトナム人と新しいベトナム文化について教えてもらったり、ベトナム語の発音を直して貰えました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 相手に伝わるような発音を習得したこと。留学前は簡単な単語ですら聞き取ってもらえなかったので留学中は出来るだけたくさん話して修正を繰り返しました。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 習ったことや学んだことを復習しつつ新しい単語や文法など継続して勉強していきます。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 早めに書類を出す。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 二週間以上かかる場合もあるので早めがベスト (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) JALの公式サイト (4) 渡航したルート 日本からベトナムの直行便 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) バスとタクシーを使いました。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) Facebookでホーチミンの家を紹介しているグループを見つけて連絡しました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 設備は基本的に整っている、家賃は手渡し (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) :基本的に家具は揃っているので特別に家具を買う必要はない。私はゴキブリが嫌だったので対策グッズを持って行きました。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 現金はATMで引き出した。家賃は日本円を持って行って両替した (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 携帯ショップで購入 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内にWi-Fiがあるが繋がりづらい (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 咳が出て薬局で薬を買った (5) 日本から持っていくべきもの 調味料 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 中心街は比較的安全だがスリが多い (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 自炊、大学に食堂あり。一食300円くらい。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 友達に聞いた (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 車やバイク優先 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) :未定 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法):行っていない (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 進路は決まっていませんが、客室乗務員になりたいので語学力のみならず、文化の違いを理解して接客出来る人材になりたいです。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 私は、留学中は新しいことをたくさん学べる環境にあるのでもっと単語の勉強をしてから留学に行けばよかったなと思っています。新しい単語は日本にいても自分で出来るし覚えるのに時間がかかるからです。単語が分かればリスニングもより上達するし現地で他の勉強に当てられると思います。
月次報告書8月分
ベトナム留学最終月
 8月は、遂に帰国する月でした。  もうこんなに長く海外に住めることは当分無いと思っているのでやり残すことがないように過ごしました。具体的には、私は留学中は自炊をすることが多かったので、外食をしてベトナムにしかない料理を食べ尽くしたり、ベトナムの映画館に行ってみたり、ゴルフデビューしてみたり、現地で出来た友達と色々な場所に連れて行って貰いました。また、朝は授業前に友達とカフェで予習していました。ホーチミンには、安くてメニューが豊富でオシャレなカフェがたくさんあるのでひとつの楽しみでした。 私が半年経っても疑問なのはベトナム人は朝が早く、夜も遅くまで外にいることです。ある日は5時に起きて外を散歩すると朝から運動している人や道端でおこわや軽食、コーヒーなどの朝ごはんを売っているおばちゃんたちがいます。この人たちは朝10時くらいにはいなくなってしまうので朝早くでないと見れない光景です。またある日は夜遅くに公園の近くを通ると大音量で音楽が至る所から聞こえて来ます。人が集まっている所に行くと路上ライブのような感じで誰かが歌っていました。通りがかりの人もバイクに跨ぎながら止まって音楽を聴いている様子は日本では絶対に見られない光景だなと感じました。  帰国間際には友達が早めの誕生日祝いをしてくれました。また、最終日には手紙を貰ったり、空港までお見送りに来てくれた友達もいて感動しました。空港で友達の顔を見た瞬間に、留学前の不安だった気持ちとそれを覆す様々な楽しい記憶が脳内に遮って不覚にも涙を流してしまいました。半年という短い間でしたが、言語や国籍、民族など関係なく親しい友人が出来たことは私の中でかけがえのない財産です。また、日本人に偏見があったけど私と会って考えが変わったと言われたことは、日本とその他の国の架け橋となるような人になりたいという目標が少し叶った気がして本当に嬉しかったです。まだまだ発音が難しかったり、日本についても話せることがたくさんあるので、留学後もベトナム語や英語をより勉強して成長してまたベトナムに戻ります。
留学成果報告書8月分
留学まとめ
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1957 年 ・学生数 22000人 ・設置学部 28学部 ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) khoa Việt Nam học /ベトナム語学科 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 大学に併設するベトナム語学科が提供する授業を受けることができる。 レベルごとの教科書があり授業は教科書に沿って進められる。またその教科書の内容にリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの項目が含まれている。そのためレベルに合わせた授業をとることはできても技能別に授業をとることはできない。 授業はレベルに加えて更に、グループクラス/プライベートクラス、インテンシブクラス/レギュラークラス、更に時間帯によって授業の形態を選択することができる。尚、グループクラスは5人以上受講者が集まらないとそのクラスは開講されない。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか なし (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 クラスは10人未満の少人数クラスだった。留学生や日本人学生、社会人の方が混じったクラスであったが、クラスによってその割合は様々だった。 留学生は韓国人が多かった。日本人の留学生は神田外語の学生に加え、他の大学からの学生も少々いた。韓国人と日本人以外の国籍の留学生は見なかった。社会人の方の国籍はアジア圏から欧州まで様々で、仕事のない時間に勉強しに来ていた。 大学の雰囲気として、夕方には大学でダンスや歌の練習をする学生が多くはつらつとしていた。しかし授業のみではベトナム人学生と関わる時間はなかった。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 教師によって課題の有無があるが、主に授業の予習やライティングの課題が出された。試験はコース終了後に行われる。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 特にないが、授業の登録や教科書の購入、ベトナム語能力試験はベトナム語学科のオフィスに行って手続きを行った。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) なし (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航後、ベトナム語学科のオフィスに行って登録を行う。交換留学の場合はその旨を伝える。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由  発音の難しいベトナム語を確実に身につけるために、留学を通して生きたベトナム語に触れ、実践的にベトナム語を使用していきたいと思った為。また、ベトナム人とベトナム語で会話をする際、ベトナム語の発音が悪く上手く伝えることができなかったり、聞き取れなかったりすることがある為、留学中を通して、積極的にベトナム語でコミュニケーションを取り、発音の改善や表現を沢山覚え、ベトナム語で意思疎通ができるようにしていきたいと思った為。ベトナム語を初めて2年目になった時、留学なしでは学習時間や学習内容において、卒業までに自分が求めているベトナム語語学能力に到達しないのではないかと思ったため。 (2) 留学先を選んだ理由  以前短期オンライン研修を受けた時、この大学の授業プログラムに参加したため。また、クラスを自分で選択することができるという柔軟性があるため。加えて、前期からの留学が可能であったため。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面)  単語数を増やすため、今まで学習したものを復習した。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 大学を通して紹介してもらった滞在先に連絡を取った。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 大学で毎週日曜日に行われている東日クラブ(日本語クラブ)で交友関係が広がった。クラブには日本語を勉強している学生や実習生として行く(行った)方、日本に在住経験がある方、ベトナム在住の日本人など、日本にルーツのある人たちが参加し、多い時には100人以上集まった。 またベトナムのよさこいチームでの交友関係もできた。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと この大学で使われている教科書は、神田外語のベトナム語基礎の授業で2年生の時に使われているもののリニューアルバージョンなので、初めての現地での授業も難易度のギャップが小さく、自分に適したレベルの授業を受けることができた。そのため既出新出の文法語彙が対応しており学習しやすかった。2年生までの授業の延長という感じであった。また、毎日2時間~4時間のベトナム人講師による授業だったため、ベトナム語に触れる時間がぐっと増え充実した学習環境だった。 授業で学んだことは、新出の語彙や文法に加え、方言による発音の違いや、口語、文語表現、教科書の内容に関連するベトナムの文化や観光、実態についても教わることができた。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 人文大学で毎週日曜日に開催される東日クラブに参加した。登録は不要で、Facebook及びInstagramで毎週の予定を確認することができる。 また、よさこいチームにも参加した。南部のよさこいチームが出演する祭りを見に行った際に声を掛けたら次回の演舞に参加しないかと誘われた。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業のみでは、ベトナム人講師以外でベトナム人との関わりがなかったので、これらの活動を通してベトナム人と交友関係を作ることができた。授業で講師が話す言葉は理解できるのに、実際にベトナム人とベトナム語の会話をするとなると全く聞き取れず、スムーズに会話できないのが現実だった。しかし、略語や方言、かわいい感じの表現による言葉の変化などを解説してもらったり、ゆっくり話してもらうことで、口語表現にも慣れることができた。また、授業ではしっかりと理解することができなかった箇所を教えてもらったり、逆に日本語に関する質問をベトナム語で教えたりするなど、友達でありながら、お互いの言語パートナーとして良い関係を築くことができた。 更に、東日クラブの参加者とは反対に、よさこいチームのメンバーは日本語や英語がほとんど分からない人が多かったので、ベトナム語のみがコミュニケーションをとる手段であった。そのため、何としてでも相手の話すことを理解しようという気でリスニング力や、自分の力でしっかりと伝えようとすることでスピーキング力も鍛えられた。自分の知らない訛りによる発音の違いによって、超初歩的な単語も全く分からず初めはなんでこんなにわからないんだろうと焦る以前に疑問にしか思わなかったが、何回も言ってもらったり、テキストに書いてもらったり、違う表現に言い換えてもらったり、、またその発音の違いを東日クラブの子に後で解説してもらったりし、徐々にメンバーとコミュニケーションをとるコツを掴めるようになった。わからないのは自分の語彙不足なのか、ただ聞き取れていないのかもわからないポンコツ状態だったが、本当に優しいメンバーのおかげでコミュニケーションをとることができ、良い思い出もつくることができた。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学を決意した目的の一つである、「発音の改善」が実感できたこと。ベトナム人と話した時にかけられる言葉が、ベトナム人と話してるみたい!とか、本当に日本人なの?ベトナム人かと思った、といった誉め言葉が日に日に多くなったことを感じたから。南部弁だけれど、自分の思っていた発音と若干違った細かな発音の違いなどをを真似して意識していったことが良い結果につながったのではないかなと感じた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 留学を通してベトナム語能力は大きく成長したとは感じるものの、ベトナム語能力試験で問われる四技能、ニュース番組や記事などの理解力、ベトナム人とのスムーズな会話はまだまだであるのが現実。その為、教科書を復習したり、ベトナム語のニュース番組や記事を定期的に見たり、ベトナム人とメッセージや電話をしたりすることで、さらにベトナム語能力を向上させていきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 提出書類の準備は連絡が来次第準備をはじめ早めに終わらせた方が良い。申請して取り寄せなければならない書類がいくつかあったのだが、受取までに日にちを要したり、土日祝に営業していないとさらに長引いたりするので、余裕がなかった。特に前期留学(2月出発)に多いのかもしれないのだが、交換留学の試験の結果が出てすぐ留学準備が始まり締め切りは短く、中間試験が多い時期とも重なり、その時私は履修もかなり多めに取っていたので、平日8時17時の間に機関に行かなければならないという、限られた時間の中で準備を進めなければならないことが本当に大変だった。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) まず、人文大学から神田外語を通して送られる学生ビザの申請書類があるのだが、それがなかなか届かなかった。国際戦略部に適宜確認をとりつつ、連絡を待った。結局届いたのは出発の1,2週間前。。書類を受け取り、ビザ申請に行ったのだがテト休暇明けだったので、大使館はごった返していた。営業開始時間に行ったにもかかわらず、ビザを受け取って帰ったのは夜だった。大使館の室内は満員状態で、時間が経つごとに人の数は増えていった。最初はあった列も整理券も使い物にならずごちゃごちゃでどんどん後から来た人に抜かれたので、結局は受付までたどり着けるように割り切って割り込みし割り込まれないようにし、自分で受付までのルートを確保してようやく申請することができた。しかし、半年留学だったので、シングルビザ6か月のつもりでいたのだが、確認したら留学期間は2月から8月までの7か月で1年間分の値段を、加えてマルチビザを申請されたのでさらにその値段を払うことになるというハプニングが起こった。多めにお金を持って行っておいてよかった。申請ができたのは正午を過ぎた頃だった。 ありがたいことにビザを即日発行してもらうことができたのだが、受取時間は知らされなかった。同じ日に申請に行っていた友人は17時に受け取れると聞いたとのことで私もその時間に大使館に戻ったが、その後3時間くらい待ってようやく受け取れた。大使館の営業時間を数時間過ぎても手続きを続けてくれたのは本当にありがたかった。即日発行してもらえたことはよかったが、時間に余裕があればテト休暇明けに行くのは避けた方がよい。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) ベトナム航空を利用した。丁度テトのクーポンコードが使えたのでぎりぎりで予約してもとても安く乗ることができた。公式サイトから予約した。 (4) 渡航したルート 成田空港からホーチミンのタンソンニャット空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) タクシーで大家さんの指定する場所まで向かった。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学を通して先輩学生が前学期利用していた大家さんを紹介してもらった。Facebookから、Messengerというアプリを通して2月から8月まで利用できるかどうか連絡した。連絡先は大家さん個人のアカウントになるが、FacebookでNguyễn Thị Kim Phượng と検索すると大家さんと直接連絡を取ることができると思う。 トゥードゥック市に東南アジア最大と言われる安くて大規模な学生寮があるのだが大学からの案内はなく、更に私は正規の学生ではなかったのでおそらく利用することはできなかったと思う。噂によると一か月家賃は180,000ドン~(1100円くらい)。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 費用の支払いは、毎月月初に家賃、先月までの電気代、水道代、洗濯代を合わせた値段を現金で支払った。部屋はワンルームとサニタリー(シャワー、洗面所、トイレ)。 扇風機二台(天井と普通の一台ずつ)、エアコン一台、冷凍庫付き冷蔵庫、炊飯器、湯沸かしポット、食器、棚、全身鏡付きクローゼット、セミダブルベット。※キッチンなし ゴミはほぼ毎日回収、トイレ周りの掃除は時々ある。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) お湯だけで食べれるご飯やレトルト食品、粉末スープなどがあると良い。虫(主に蚊、アリ、ダニ、G)撃退グッツ類もあると良い。大体は現地でそろえることができる。洗濯は、自分のペースですることができないので、持ってきたり、買ったりして、ある程度持っていないと服が足りなくなる。もしくは洗剤を買って手洗いし、部屋で乾かしたりするなどする必要がある。 大家さんからよく果物をいただいた。また料理を作ってくれることがある。 雨季に入ると一気に虫が増えた。ベトナムでは部屋に、アリ、ダニ、ヤモリがいることは許容のうちで、普通Gもでる。しかし幸運なことに、最上階の5階(ホーチミンの数え方では4階)だったせいか部屋でgに遭遇することは一度もなかった!!!!!アリやダニに関する撃退グッツは持っていなかったが、地道に潰していったり、綺麗に掃除することでしばらくいなくなる。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) クレジットカードは、エポスカード(VISA)とキャッシュパスポートプラチナ(Mastercard)、イオンクレジット(JCB)の三枚を持って行った。 クレジットカードが使えるお店では積極的にカード払いをした。主にお店で利用したのはエポスカード。購入すると即時に通知が来るので、支払いできたのかどうかの確認や、不正利用されていないかがすぐに確認でき、安心できるのでよかった。積極的にカード払いをしたのは、お金を引き出すとなると手数料が一度に1000円くらいトータルでとられてしまうから。現金を極力引き出さないようにするために、現金払いを避けた。ローカルなお店ではクレジットカードは使えないことが多い。しかしベトナムでは電子マネーが普及しており、現地の人はほとんど電子決済だった。その支払い方法は主にMOMOというアプリか、銀行のQRコードを使った決済で、ローカルなお店にも、個人のお金のやり取りにも使われている。私の場合、MOMOのアプリにクレジットカード情報を入力しても認証不可だったので、アプリは利用できなかった。私の友人では、半年留学でもベトナムの銀行口座を開設している子がいたので、興味があれば口座開設してキャッシュレス決済するのもありだと思う。 現金の引き出しは、スキミング対策として、入金式の(銀行口座に直結していない)キャッシュカードプラチナを利用した。利用金額が限られているので、もし不正利用されても被害を最小限に抑えられるため、ATMでお金を引き出す際に利用した。また、ベトナムのATMのほとんどは引き出し限度額が3,000,000ドン⁽約18,000円⁾なので、家賃や生活費のために何度もATMに行かなければならない。1か所CityBank(UOB)の最大6,000,000ドンまで引き落とせるATMがレタントン通りにあり利用していたのだが、途中で無くなってしまった。 送金については、クレジットカードにつながっている銀行口座への送金と、キャッシュカードプラチナへの送金を行った。携帯番号が変わったせいで、日本の銀行のSMS通知が受けられず、送金に初めは苦戦しました。更に、携帯番号を変更するために親に協力してもらい、銀行に電話番号変更の書類を提出しようとしたのだが、ベトナムの携帯番号は10桁しかなく変更が不可だったので、親の携帯番号に変更し、送金するたびに親と連絡を取り合って送金を手伝ってもらった。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 空港で少し両替をした後に、空港で売っているSIMを買った。その数日後に携帯ショップ(Vittel)に行き、6か月分のSIMを購入。(180日間で120GB、720,000ドン(1日4GB)) 最後の一か月分が足りなかったので、切れた時に再びVittelに行き、30日間で45GB、120,000ドン(1日1,5GB)のSIMを購入。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 住居は無料Wi-Fi。大学内のWi-Fiは使い物にならなかったので、モバイルデータ通信を利用した。iphonとiPadのインターネット共有が携帯会社の関係で利用できなかったため、大学内でiPadやパソコンでの作業が難しかった。一方で、カフェや飲食店のほとんどはFreeWi-Fiがあった。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) コロナにかかった時、加入した海外保険が利用できる医療機関を探し受診した。病院は日本人医師がいて日本語対応が可能なところを選んだ。DYMメディカルセンターベトナムに掛ったが、コロナだったので、オンライン診療をし、薬は家まで届けてもらった。薬と一緒に保険の書類も受け取り、治った後で病院に記入したその書類を提出した。 対応は、病院と電話や、LINEアプリを利用してやり取りをした。受け付けはおそらく日本語ができるベトナム人の方で、対応は丁寧だった。予定より30分くらい遅れての診察だったが、医師は日本人の方で、スムーズに診察してもらえた。オンラインだったので家から出ることはなくとても楽だった。保険会社側に全額負担してもらったので、お金に関する心配はなかった。料金は病院が保険会社に直接請求するため支払うことはなかった。 療養期間中の食事は、家にあるストックを食べたり、デリバリーをしたりして、不自由なく過ごすことができた。よく食べて、よく寝ることを意識して生活し、一週間も休んだが、病状が悪化することはなかったので良かった。 (5) 日本から持っていくべきもの 先ほども書いた、虫対策類、レトルト食品や粉スープに加え、水に流せるティッシュやクレジットカード、両替用の現金もあると良い。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 治安は良かった。ただ、スマホを不用心に持ったり自分の目の届かない場所のポケットに入れたりすることは避けた。リュックのポケットにスマホを入れていたら、バスを降りるときにスマホを掏られた友達がいた。降りるときに数人に押され、バスを降りたらAirPodの音が切れて、スマホを取られたことに気が付いたそう。 ATMでキャッシングをしたタイミングでか、カードを不正利用されてしまった友達もいた。そのため、暗証番号を入力するときに指を隠したり、カードの利用履歴を随時確認したり、銀行直結のクレジットカードでは極力お金を引き出さないようにしたり、一度利用したATMで問題がなければそのATMを使い続けるようにしたりして、スキミング対策を行った。 夜帰りが遅くなってしまったときはバイクタクシーを使うことをお勧めする。 治安に関して極度に心配する必要はないが、何かあってからでは遅いということを念頭に置いておいた方が良い。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) キッチンがなかったので、毎食ほぼ外食だった。家や大学の近くには飲食店がたくさんあった。学食は一食45,000ドン(約270円)くらいだがあまり利用しなかった。バインミーは15,000ドン(約90円)~45,000ドンくらい、バインセオは60,000ドン(約360円)~110,000ドン(約660円)くらいだった。その他のベトナム料理は30,000ドン(約180円)~60,000ドンで食べることができた。日本食もバリエーションが豊富で、大学から徒歩10分くらいのところには美味しい日本料理店が集まる区域があり、値段は日本で食べるのと同じくらいで食べられる。韓国料理店も豊富。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) ウェブサイト、Facebook、Instagram、友達に聞くなど。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 日本文化とベトナム文化(南部)は似通っているので、あまり注意する必要なし。 しかし、ベトナムの交通事情に関しては問題だらけなので注意した方がいい。ラッシュ時は特に、歩道もバイクだらけになる。また、一方通行道路の歩道も、逆走したいバイクが歩道を走ってくる。雨の時はバイクの事故やスリップが多いので注意。飲酒運転する人も多いので週末の夜出歩くときは注意した方がいい。そして大体の交差点はバイクの右折が常にOKなので渡るときは注意する。歩行者優先の日本とは異なり、バス、車のほとんどは止まってくれないので注意する。バイクはよけてくるのでよく見て進んで渡る。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 未定 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) マイナビやリクナビなどの就活サイトで公開されている企業の紹介動画やリアルタイムのイベントに数回参加した。他にはSPI対策やTOEICIPの受験をした。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 未定 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学して良かった!というのが留学を終えた今の気持ちです。留学は本当に大きな決断ですし、いざその時を迎えるとなると不安しかないかもしれません。しかし、自分の目標を達成するためには今ある機会を逃してはいけないと考えています。私の場合は発音や表現を覚えてベトナム語をしっかりと使える言語にするという目標があります。その目標を達成するためには、より多くの時間ベトナム語に触れ、現地で生活をし、知り合いも沢山増やすことが必要であると考え留学を決意しました。 実際にベトナム語力は授業や現地での生活、友人との会話などを通じて向上しました。留学で得られた語学力が向上した成果は言うまでもなく嬉しいです。 学習面以外で留学して良かった点を一つ上げるならば、授業やクラブのおかげで現地での人脈が広がったということです。ベトナム人の友人も沢山できました。ですがそれだけでなく、ベトナムにいるベトナム人以外の方々との出会いは、私の将来に多様な選択肢を与えてくれました。ベトナムでお仕事をしたり、インターンをしたりするというのは実際どうなのか、様々な業界や職種の面から知ることができました。 留学は語学力向上に繋がるだけでなく、新しい友人や考え方を得ることができました。 ベトナムそして海外も初めてでしたが、予想以上に良い経験ができ満足しています。この文章を最後まで見てくださった留学を考えている方の参考になればうれしく思います。また、よい留学ができますように。最後まで読んでくださりありがとうございました。
月次報告書8月分
留学最終月
 今月は留学最終月だったため、なるべく空いているときは友達に会ったり、カフェや散歩、また行きたいなと思っていたお店にもう一度行くなどベトナムでの生活や言語に触れる時間をたくさん作りました。ホーチミンでの生活はとっくに慣れてしまっていましたが、今月は特に外にいる時間や人と関わる時間が多かった為か、ベトナム人の習慣や食べ物について初めて知るこよともありました。例えばベトナムは夜でも賑やかな印象があったのですが、平日の夕食後カフェに寄ってみたら、夕方5時ころはがらがらだったカフェも、夜9時頃には外の席で楽しそうにおしゃべりする若者で賑わっていて、仕事や学校終わりに友人とカフェに行く習慣があるのかと新たな発見がありました。  また、今月はハノイにも滞在しました。ハノイとホーチミンは、同じ国でありながら、食文化、言語、性格までにも違いがあると聞いていましたが、実際に行ってみて、それらの違いを体験することができ本当に興味深かったです。特に言語については、使われる単語や発音の違いを意識して会話していました。しかしハノイで聞くベトナム語は南部弁との発音の違いだけでなく、アクセントがはっきりしているなという印象や、北部と南部で発音の違いが特にないと言われている子音も若干の違いを感じたりと、ベトナム語の奥深さを感じました。日本には様々な出身地のベトナム人がいるので、帰国してベトナム人とまた話す機会があれば、いろいろな地域の発音の特徴や違いを探ってみたいなと思いました。 画像はランブータン畑に友達と行った時のものと、お気に入りのお店のチェーとプリンです。
月次報告書8月分
【内定!】留学中の就活
今月はとにかく時間がキツキツの1ヶ月でした。 授業を1日2時間のレギュラーコースから、1日4時間のインテンシブコースに変え、 そして就活も終盤戦、1週間に4回も面接があった時もありました。 『授業』 授業は意外とインテンシブコースでも問題なく受けることができました。 一番大変だったのは授業の予習です。4時間の授業に対して毎日3時間分くらいの予習をしていたので、合計で毎日7時間勉強していました。ただ、今回のクラスのクラスメイトは全然予習をするわけではなかったので、授業の進み方はかなり遅く、先生も前回のクラスに比べて厳しい先生ではなかったので、かなり物足りなく感じました。それだけ前回のクラスの先生が厳しくて、韓国人のクラスメイトが優秀だったんだなと感じました。 予習を毎日欠かさずするのは大変でしたが、授業が午後から始まるので、午前中にカフェで予習した後に学校に行くような生活をしていました。特にサイゴンは朝活に最適な街だと個人的に思っていて、カフェは日本のコンビニより多いし、朝は屋台のご飯も美味しいものが多いし、朝早くから活気があって散歩するだけでもやる気が出てきます。就活の企業研究などもかなり捗りました。 『就活』 今月はやっと就活を終わらせることができました。思い立ってみれば去年も就活をしていて、内定を貰っていましたが、その内定を蹴って留学に来て、留学をしてからは5月頃に内定をもらいましたが、自分の中で納得がいかなかったので、他に内定を持っていないにも関わらず、その内定も蹴り、背水の陣の状況でもう一度就活を0から始めました。結果的に今月だけで3社の内定を頂き、最後の最後に第一志望の企業様からも内定を頂き、諦めずにこだわり続けてよかったと思いました。面接やESで留学の経験はすごく生きたし、口だけではなくしっかりと行動できることの証明になるのでかなりの武器になりました。 『留学をしながらの就活』 留学をしながらの就活は難しかったですが、意外と問題なくできると思いまいした。 一番驚いたのはテストセンターがサイゴンにもあることです。自宅監視型のテストでも変更できますが、ベトナムの通信環境ではテストを受けることすら難しく、悩んでいました。しかし調べてみると対面でテストを受けることができるテストセンターがサイゴンにもあり、そこでテストを受けてきました。受付からテストの説明まで全てベトナム語でしたがテストの内容は日本語というカオスな状況でしたが、自宅で受けるより圧倒的に安心感があるし、通信トラブルがないので確実に受けることができました。 面接に関しては、コロナ禍の影響もあり、全てオンラインで実施可能な企業は全体の約45%ほどで、予想していたよりも多くの企業様が留学中という状況にも対応して下さりました。 特に、私が受けていた企業様はグローバル企業が中心だったので、留学に対しての理解が深かったのかも知れません。また、商社、メーカー、ITなどを受けましたが、IT系が業界柄もあり圧倒的にオンラインで対応してくださる事が多かったです(そもそも在宅ワークの社員の方が多かった)。ただ、もしこれが空港系の客室乗務員やグランドスタッフなどの職種だとオンラインでの対応は厳しかったと思います。 また、内定先や選考中の企業様のホーチミンの現地工場や現地支店に直接見学に行く機会も頂くことができ、留学中ならではの体験でした。 写真は就活中に通ったカフェと、スーパーの魚です。
2023-07
月次報告書7月分
留学延長
 7月は学校の夏休み期間とビザの関係で学校の授業には参加出来ませんでした。そのため、会話のプライベートレッスンに行ったり、積極的にベトナム人の友達と話すようにしました。  また、夏休み期間中はラオス、マレーシア、タイに旅行に行きました。どこの国もベトナムとまた違った良さがありました。とても楽しかったのですが、私はベトナムの活気あるバイクの音や優しい町の人々が恋しくなりました。言葉もベトナム語が抜けず、”Thank you”と言おうとしても咄嗟に”cảm ơn”と言葉が出かかってしまうことが多々ありました。他の言葉でも英語より先にベトナム語が頭に入っていてそれだけベトナム語が染み付いていたことに気づいたのと、すぐにベトナム語が出てくる自分に気付けたのはとても嬉しく感じました。 ベトナムの外に出て思ったことはベトナム料理は基本的にヘルシーで味付けがあっさりしていることに加えて、野菜や香菜がたくさんあるということです。他の国に行って胃もたれ気味だったのに、ベトナムでは外食をしていてもそんなに気にならないことに気づきました。また、米文化なので、日本人の口にとても合います、そういう意味でも、困らず快適なベトナムに留学して良かったと思いました。  
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