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プロフィール
学生7970
学科
アジア言語学科
学年
4年
専攻
インドネシア語専攻
留学先
インドネシア共和国
/
UNIVERSITAS LIA
留学期間
2019-08-01 ~ 2020-07-31
留学種別
交換
1~8件目 / 8件中
2020-03
月次報告書3月分
意外な人に別れを惜しまれました
新型ウイルスの流行に伴い、留学生活にも少しずつ影響が見られ、今月末に帰国する運びとなりました。国際交流課の方から「(インドネシアでは)外務省が定める感染症危険情報のレベル1が発出されており、今後の予告なくレベル2の地域に指定される可能性があります」という旨のご連絡をいただき、滞在地域の医療状態等も鑑みて帰国を決断しました。当時の感染分布が中国・韓国・日本に集中していたため理不尽な出来事も経験しましたが、今回はお世話になった方について書こうと思います。私が帰国を伝えた際、最も別れを惜しんでくれたのはいつもクリーニングを頼んでいる洗濯屋の店主でした。週に2〜3回会う程度の顔見知りだったため、その日も「再来週には帰国します。洗濯物は今回分で最後です。お世話になりました。」程度の軽い挨拶だけ済ませるつもりで立ち寄りましたが、店主は私が帰国すると聞くなり「帰国はいつ?」「本当に帰るの?」「君たちがいなくなると寂しい」と言って涙ぐみ始めました。実はこの洗濯屋とは何度か口論になっており、てっきり嫌われているものと思っていたので、「(私の名前)も元気で健康でいなさいね」と励まされてかなり動揺しました。湿っぽい雰囲気を避けるべく「おじさんも元気でね!」「欠便したらまた戻ってくるかも!」と言うと、「あ、そうなの」とケロっとしていたのでインドネシア人の別れ際とは案外そんなものかもしれないです。
インドネシア共和国
UNIVERSITAS LIA
学生7970
アジア言語学科 4年 交換
2020-02
月次報告書2月分
乗り物博物館を見学しました
月初めに、一年生の研修以来約2年ぶりにマランを旅行しました。お世話になった家族がインドネシア料理のレストランを開業していたこと等、2年という年月の長さを実感すると共に、気に入っていた屋台のサテ(ピーナッツソースで焼いた鳥串)に舌鼓を打ち、変わらない町の様子に安心しました。現地の大学を卒業し、既に社会人になった知人の仕事終わりを待つ間に、日本人4名で「乗り物博物館」へ行きました。乗り物博物館のコンセプトは「新旧の乗り物展示を通してインドネシアの文化・歴史に触れられるエンターテインメント施設」と聞いていましたが、実際には若者向けのフォトスポットとしての要素が多かったです。とはいえ、写真を撮ることが好きなメンバーだったので、大満足でした。車の種類も各国の銘柄が揃っており、60年製の日本車も展示されています。特に多く写真を撮ったのは世界のミニチュアコーナーで、イギリスのパブやアメリカの有名雑誌の表紙の中に入れるコーナーで撮った写真を何枚かソーシャルメディアに投稿したところ、インドネシア人の友人からも「行ってみたい!」とコメントがありました。入場料もKITAS(外国人一時滞在許可証)を別室で提示すると割引してもらえ、500円前後で入場できるので、来年以降の留学生におすすめしたいです。
インドネシア共和国
UNIVERSITAS LIA
学生7970
アジア言語学科 4年 交換
2020-01
月次報告書1月分
蟻の観察をしました
テスト期間に入り、授業も無いのでここ数日は家での作業が増え、久々の休暇を過ごしています。先月までの「授業」「理由ありの一時帰国」「ジャカルタに観光に来た友人の出迎え」など、忙しいスケジュールの中で不足した睡眠時間を補うように夜は早めに布団へ入ります。こうしてはっきりした意識で布団から部屋を見渡してみると、小さな蟻が行列を成して食べ物を運んでいるのが見えます。よく見てみると色は薄茶色で小さな羽のようなものも付いています。東ジャワの友人が「茶色い蟻は噛まれると痛い」と言っていましたが、確かに夜中チクっとした痛みで目が覚めるときは大抵茶色い蟻が腕を這っていることが多いです。彼らは主に数ミリの食べ物をごみ箱から運びますが、よく見てみると行きの蟻が帰りの蟻と触覚を合わせて挨拶するのが分かります。小学生の時に「蟻は触覚からフェロモンを出して後続の仲間に食べ物の在処を知らせる」と学びましたが、実際に観察しているとどの蟻も欠かさずこの挨拶を行なっていることが再確認できます。そして、どんなに私が注意を払っていても、蟻は鋭い嗅覚で引き出しの飴やごみ箱に集合します。初めてインドネシアに来た頃の私は大の虫嫌いで、そんな蟻の性質に毎日恐怖させられていましたが、今やすっかり慣れて蟻のいない建物が寂しく思うようになりました。それだけでなく、群れから離れて布団の上で迷子になっている蟻も間が抜けていて愛着が沸くようになりました(寝ている間に潰してしまわないか心配ですが)。私たちの通うリア外語大学はジャカルタ市内の他の大学とは異なり、課題量も行事も最低限でその他の活動は個人の裁量に委ねられているため、こうして私が蟻を具に観察している間、他の留学生はTOEICやSPIの勉強に励んでいるようです。食べ物を懸命に運んでいる蟻と自分を比較し、落差で落ち込んだりもしていますが、怠け者の螽斯(きりぎりす)なりに精進していきます。
インドネシア共和国
UNIVERSITAS LIA
学生7970
アジア言語学科 4年 交換
2019-12
月次報告書12月分
タマンミニで文化を学びました
知人に案内してもらい、南ジャカルタのタマンミニへ行きました。実際に行ってみると、インドネシアの多様な民族や文化をパノラマとして一箇所に集めたようなテーマパークでした。期末試験も終わったので、私たちの大学では1月末までBIPAの授業はありません。その代わり、カルチャーノートと呼ばれる250語のエッセー3本と5分以上の動画を12月中に三本提出する課題があります。特に動画に関しては5分間カメラに向かって話しながら取る必要があり、場所や環境を選ぶのに苦労しました。他のBIPA生とテーマが被ってはいけないので私は今回撮影しませんでしたが、タマンミニでは民族ごとの伝統家屋や展示に加え、池での脚漕ぎボートや子供用プール、爬虫類館などが併設されているため、内容には困らなそうでした。園内では定期的に踊りや劇が上演され、私たちも歌と伝統舞踊のショーを鑑賞しました。扱われていたテーマにも魔術や地方戦争などインドネシアらしい題材が多く含まれていました。今回は時間と予算の関係では入れませんでしたが、恐竜や民話の4Dシアターとプラネタリウムに次回は挑戦してみようと思っています。
インドネシア共和国
UNIVERSITAS LIA
学生7970
アジア言語学科 4年 交換
2019-11
月次報告書11月分
ジャカルタ市内観光
私たちが留学しているジャカルタには、インドネシアの象徴と呼ばれるモニュメント・ナショナル(通称モナス)があります。リア外語大学では期末試験前の一週間が準備期間として休暇になるため、これを機に市内を観光しました。モナスはインドネシア国立銀行、東南アジア最大のモスク・イスティクラールもモナスと同様、インドネシア建築の先駆者であるフレデリック・シラーバンによって設計されました。お土産やインドネシア教育省のモチーフにも使われている白い塔と炎のオブジェは間近に見ると予想以上に大きく、周囲の静けさと相まって神聖さも感じます。モナスに登り、三ヶ月目にしてようやくジャカルタで生活している実感を得ました。今回は夜9時頃に行ったので夜景でしたが、昼には賑やかな市内の様子が一望できるそうです。「消える事の無い炎」と呼ばれる炎は独立戦争を戦った英雄たちの闘志を表すなど、インドネシアが現在に至るまでの歴史を垣間見れる場所でもありました。
インドネシア共和国
UNIVERSITAS LIA
学生7970
アジア言語学科 4年 交換
2019-10
月次報告書10月分
インターナショナルフェスティバルに参加しました
在学中のリア外語大学が所属するリア財団の催し物にホスト側で参加しました。ジャワ島内にはリアと名の付く教育機関が多く存在し、英語学習塾を含む全機関はこのリア財団に所属しています。会場には私たち日本の他にアフガニスタン、パキスタン、エジプト、ベラルーシ、ベトナム、東ティモール、コロンビアなど他国からの留学生も参加していました。今回の趣旨は「各国の文化をインドネシア国内の中高生に英語で紹介する」という物でしたが、私は英語が全く話せないため一日中「折り紙体験」と称して鶴を折り続けました。会場は国立図書館上の多目的ホールで、開催前々日に事前説明と開会式で踊るダンスの練習がありました。ダンスは男女毎にパート分けされ、複雑な振付もあったので家に帰ってからも自主練しました。しかし、開会式当日、学生達はダンスに参加を呼びかけられず、リア財団の職員が二人だけで舞台上で踊りました。拍子抜けしましたが、インドネシアでは予定外の出来事が日常なのでそれほど驚きませんでした。前日までは着物について簡単なクイズとパーツを模したパズルの作成する予定でしたが、充分な準備時間が確保できなかったため折り紙に変更しました。折り紙は事前準備がほとんど必要ないだけでなく、一度で大人数に説明できるため効率的でした。また、体験した物を家に持ち帰れるという点でも喜んでもらえました。
インドネシア共和国
UNIVERSITAS LIA
学生7970
アジア言語学科 4年 交換
2019-09
月次報告書9月分
ボゴール植物園へ遠足
本日9月30日でインドネシア渡航から1か月。留学先であるリア外語大学のBIPA担当スタッフの方や、昨年度まで専攻の教授を務めておられた先生のご助力もあり、充実した生活を送っています。先日も、知人の案内で隣町のボゴールまで遠足に行ってきました。ボゴールはジャカルタの中心から50km南に位置しており、乾季にも雨が降るため「雨の町」とも呼ばれています。大学最寄駅のチャワン駅からは電車で1時間程なので、日帰りの遠足感覚で観光できます。ボゴール駅から乗合バスに10分乗り、大統領宮殿を外から見学しました。大統領宮殿は、インドネシア独立宣言が行われたジャカルタの大統領官邸とは異なり、大統領が公務を行う別荘地という位置付けだそうです。勿論ジョコウィドド現大統領の姿は見られませんでしたが、同日にフェイスブックで大統領孫と共に庭園で散歩する写真が投稿されており、頻繁に使用されているようでした。併設されているボゴール植物園は東洋最大規模、最大栽培種を誇る植物園と言われており、農業研究施設としての役割も担っています。観光者向けにはレジャー向けの広場や屋台、フォトスポットが設置されており、ポートレートや集合写真を記念に撮影しました。神木とも呼ばれるガジュマルは写真で見るより迫力があり、記念碑や植物名のプレートがまだ読めずとも十分楽しめる場所でした。
インドネシア共和国
UNIVERSITAS LIA
学生7970
アジア言語学科 4年 交換
2019-08
月次報告書8月分
ダルマシスワの開会式に参加しました
8月29日朝に家族と別れの挨拶を交わしてから7時間後、定時通りにジャカルタスカルノ・ハッタ国際空港に到着しました。入国審査も無事通過し、ロータリーでホテルへの送迎バスを待ちました。ここまでは予定通りでした。その後送迎が来ず、2時間花壇の縁に座って待機でした。交通量が多く、旅行客の往来も激しい環境だったため、私は既に疲労困憊でした。しかし、奨学金生の案内担当のおじいさんがケンタッキーフライドチキンを買い勧めてくれたり、友人に寄りかかったりしてバス到着まで持ち堪えることができました。ホテルまでの移動の際も、ジャカルタ市内の大学生ボランティアが30kg超えのトラベルケースを代わりに積み込んでくれて本当にありがたかったです。宿泊したサヒド・ジャヤホテルは温水シャワーも完備、テレビも日本のドラマが視聴可能と大変恵まれた環境でした。ホテルに到着するとそのまま参加者名確認と部屋決め、8月の奨学金とは別に1.000.000ルピア(≒10000円)が支給されます。安全面の配慮からか、自由時間も原則外出はできませんでしたが、事前プレゼンテーションや伝統的文化体験等で忙しい二日間でした。ホテル内の会場移動、慣れない英語での自己紹介、突然の指名による(?)ジャワ舞踊などで心身共に疲れ果てましたが、良い経験となりました。
インドネシア共和国
UNIVERSITAS LIA
学生7970
アジア言語学科 4年 交換
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