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2024-04
月次報告書4月分
【リトアニア留学4月】カウナスの春・充実した1ヶ月
3月28日〜4月3日まではイースターホリデーで授業が1週間休みでした。その間にイタリアのベネチアとスイスのジュネーブ・ツェルマットに5日間旅行に行きました。イタリアは11月に行って以降2回目になりますが、ローマとは違ったベネチアの素敵な運河の景色にとても癒されました。スイスでは世界一遅い特急の氷河特急に乗り、8時間綺麗な景色を眺めるゆったりとした時間を過ごしました。 他にも今月は、リトアニアの観光地の一つとして有名な「十字の丘」(写真一枚目)のあるシャウレイ(Šiauliai)、バルト三国のラトビアとエストニア、リトアニアで一番長いネムナス川(Nemunas river)の川沿いでピクニックをしたりと毎週充実していました。帰国までの時間が明確になり、今月は行きたかったところに行けたことが多かったため充実した月になりました。 【天気】 4月9日は最高気温が26度の暑いくらいの日が1日だけありました。ジェラート屋さんに行列ができていたり、テラスでご飯を食べている人が多く、リトアニアに来た最初の方を思い出しました。この頃に桜やチューリップが咲き、春を感じられました。(写真2枚目)まさかリトアニアに桜が咲いてるとは思いませんでした。しかしそれ以降の2週間はまた前の寒い時期に戻り、最後の週はまた20度を超える日が続いたりと、天気の変化が大きくありました。 4月からサマータイムに入り、日が沈むのが8時半ごろになりました。 【アジアンウィーク】 毎年4月に1週間アジアンウィークというイベントがあり、主に東アジアの文化や言語を専攻している学生が中心になってイベントが行われます。その中の一日は韓国と日本食を作るアクティビティだったため、ボランティアで参加し、卵焼きと団子を作りました。アジアンスーパーで購入した小豆を始めてたべる方が多かったですが、美味しいと喜んでもらえたことが嬉しかったです。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Natsu
英米語学科 3年 交換
月次報告書4月分
スマホの故障とリトアニア語への情熱
4月9日に予期せぬ事故でiphoneが壊れてしまいました。すぐに修理してもらえる場所を探しましたが、「ヨーロッパ内で購入したものしか修理できない」「割れた画面の修理はできるがボディが歪んでいるため修理できない」などの理由で断られ、即日の修理はできませんでした。次の日に行った修理専門店で修理してもらえる事になり依頼しましたが、どうやら長引いているようでとうとう4月中に帰って来ることはありませんでした。 唯一の連絡手段であり寮費やバスの運賃支払いなどもスマホ一つで行っていたため、かなり不便な3週間を過ごしています。どれくらい時間がかかるのかメールをしたところ5月2日に終わるだろうとのことでした。保険の範囲内ですが修理には700ユーロかかり、また予想していたよりもずっと長く不便な生活を強いられているため4月は金銭的にも精神的にも負担が大きい月でした。 履修した授業数をかなり控えめにしていたため課題を早く終わらせて自分が学びたいことのために多くの時間を割くことができています。私が最も熱を持って勉強しているのはリトアニア語です。リトアニアに8ヶ月以上住んでその文化、言語がとても好きになり将来はB2レベルほどのリトアニア語を扱えるようになりたいという明確な目標もできました。帰国後も続けられるように勉強と並行して教材を色々と集めています。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Kotaro
国際コミュニケーション学科 4年 交換
2024-03
月次報告書3月分
【リトアニア留学7ヶ月目】中間テスト月間
【天気】 10℃前後のまで暖かくなり晴れる日も増えてきましたが、まだ風が冷たいです。6時ごろから日が昇っているようになりました。日本は3月21日の春分の日が春の始まりの合図ですが、リトアニアでは3月1日が春の始まりです。 【イベント】 3月は春の到来を祝う大規模な伝統的なお祭りKaziuko Muge(カジューカス祭)があります。一番規模が大きいのは首都のビリニュスですが、私が行ったカウナスのカジューカス祭もたくさんのお店が出店されていました。(写真一枚目) リトアニアの友達に訳してもらったり、リトアニアの伝統的なものを紹介してもらったりしている中で、まだまだ知らないことがあるなと気付かされた1日でした。リトアニアは蜂蜜が有名なので、ここでは新鮮なはちみつをお土産用に買うことができました。 【テストについて】 3月末から4月の最初にイースターホリデーがあるためほとんどの中間テストはホリデー前に終わることが多いです。学生が他の日に変えて欲しいと頼むと変えてもらえる場合もあるので、臨機応変に対応してもらえます。クラスによりますが、私が履修しているほとんどのクラスではどこを復習すべきか、ポイントを教えてもらえます。 【日本のクラブについて】 ヴィータウタスマグヌス大学には日本に興味のある生徒が集まる、「橋クラブ」があります。主に東アジア専攻で日本語を勉強しているリトアニアの生徒と日本人の生徒が参加しています。折り紙やペーパークラフト、J-popでダンス、日本文化や地域についてプレゼンをしたりもします。頻度は週1回で、今学期は月曜日と木曜日の隔週で活動しています。今月は韓国のクラブと合同で、韓国と日本の教育制度の違いについてプレゼンが行われました。そこで、リトアニアの学生は日本のように教室や学校内を生徒が掃除することはないようです。また、文化祭や部活動も盛んではないため、興味を示していました。 留学期間も残り3ヶ月を切りました。帰国のことを考えると少し寂しく感じるようになりましたが、目の前のことを精一杯楽しんで残りの期間を過ごしたいと思います。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Natsu
英米語学科 3年 交換
月次報告書3月分
中間テストとおでかけ
3月は月を通して段々と暖かくなり、晴れの日が出てくるようにもなったため後半にはかなり過ごしやすい気候になっていました。数ヶ月曇りがちの天気が続いていたためようやく青い空を見ることができて気持ちがいいです。今までずっと探していた耳当てや傘はもう必要なくなり、今は春用の服が欲しいと考えています。 3月後半から始まる一週間ほどのStudent Holidayの前には中間課題やテストがありました。自分は履修科目をかなり少なめに設定してたため、しっかりと準備をして臨むことができました。大学の図書館は集中できる環境が整っていて前期と変わらずそこに篭って勉強しています。(テストの内容は授業編に記載しています) 今月はお出掛けをよくした月でした。今までヴィリニュスへは友達に会うために行っていたのですが改めて観光をしてみたり、ルームメイトの友人の誕生日会に参加したり、ポーランドへ日帰り旅行をしたりしました。新しく知り合った人も多く、留学7ヶ月目でしたが挑戦的で刺激のある月でした。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Kotaro
国際コミュニケーション学科 4年 交換
2024-02
月次報告書2月分
秋学期の始まり
2月から秋学期の授業が始まりましたが、私は当初の履修計画に変更を加え授業数も減らしました。授業を実際に受けてみて想像していたものよりも難易度が高いことがわかり、自分がこなすことのできる授業数が明確になったからです。履修変更をする際に必要な手続きが少し複雑で精神的負担となっていましたが、無事に終えることができてホッとしています。最終的に履修することになった科目はどれも私が興味のある内容を取り扱っており、また担当講師の方々もとても面白くて良い先生ばかりなので秋学期も楽しく勉強することができると思います。 春学期に定着したルーティンはそのままで、空いた時間は図書館で課題や予習・復習をして過ごしています。私はまだ英語での資料作成や課題が他の学生よりも苦手であるため、授業数を減らし図書館で定期的に勉強できる時間を確保することができたのは非常に良い選択だったと思います。 今月はリトアニアの食をもっと楽しもうということで、リトアニア伝統料理のŠaltibarščiaiというピンク色のスープや、リトアニア人の友人がおすすめするVarškė(カード)を使ったケーキやお菓子などを食べました。また、リトアニアのジビエ料理としてビーバーの肉が食べられているという噂を聞いたので、次はそれを試してみたいです。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Kotaro
国際コミュニケーション学科 4年 交換
月次報告書2月分
【リトアニア留学】留学開始から半年が経った2月の記録
新学期が始まりました。前学期から約2ヶ月空いていたので、授業のある生活に戻すことに苦労しました。今学期からリトアニア語を履修し、最初は自己紹介から始まりました。リトアニア語はヨーロッパ言語の中でも一番古い言語の一つと言われています。授業で習ったことを活かしてリトアニアの友達と簡単な会話をリトアニア語で話すようになりました。日本語をリトアニア語を教えあったり、アドバイスしあったりしています。 2月16日はリトアニア独立記念日で祝日のため、街が賑わっていました。国旗が掲げられていたり、カウナスの広場には多くの人が集まっていたり、国旗やリトアニアの国旗柄のものを身につけていました。(写真1枚目) あれほど多くの人をカウナスで見たのは初めてです。リトアニアの人にとって独立というものがどれほど大きな意味を持つのかを感じることができました。この日は1日だけバスの乗車料が無料でした。 Mother Language Dayという母国語を紹介するイベントがあり、日本人3人で日本語ブースを準備しました。挨拶フレーズ、ひらがなとイラストを合わせるゲーム、当て字で漢字の名前を作る、などを行いました。アニメや日本食について知っている人が多かったですが、少しでも日本について知ってもらえているだけでとても嬉しく思いました。(写真2枚目) だんだんと日照時間も長くなり、2月末は7:15に日が昇り、18:00まで明るくなりました。晴れの日も増えたことで暖かい日は気温も10度くらいまで暖かくなりました。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Natsu
英米語学科 3年 交換
2024-01
月次報告書1月分
寒い冬と長期休暇
1月には大学の授業やイベントはなく、まるまる一ヶ月長期休暇でした。 秋学期のルームメイトは寮を去り、部屋に一人となった私は休暇の多くを寮で過ごしました。1月前半には最低気温が−20度程度になることがあり、また友人とのスケジュールが合わず、外に出かけることはあまりありませんでした。しかし1月後半になると気温は−3度程度に落ち着き、ヴィリニュスライトフェスティバルや動物園に出かけ楽しく過ごすことができました。 食事は基本的に自炊ですが、料理が趣味であることが仇となり様々な食材や調味料を試していた結果食費が高くなっていることに気づいたため最近は食費を抑えようとしています。また、やはり日本のお米に近いSushiライスは値段が高いのでお米を食べることを諦めるか、代用できる安いものを探す必要がありそうです。 私は喉が弱いため、24時間暖房がついた状態が続く寮の部屋ではすぐに喉が痛くなってしまいます。そのため冬は濡れたタオルを干して寝るなどの工夫を行なっています。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Kotaro
国際コミュニケーション学科 4年 交換
月次報告書1月分
【リトアニア留学】1月
日本人の友達と年越しそばを食べて年を越し、一月はゆっくりと過ごす日が多かったです。リトアニアの友達のホームタウンがMarijampoleという都市で、カウナスから1時間くらいのため2日間案内してもらいました。家族にリトアニア料理のキビナイというミートパイ(写真一枚目)や、じゃがいもを潰して中に肉団子を包んで作る、ツェペリナイを作ってもらいました。私は日本から持ってきたお好み焼きのセットでお好み焼きを作って振る舞い、喜んでもらえました。首都のビリニュスに日本人が経営するお好み焼き屋さんがあり、混雑していることが多いほどお好み焼きも日本食の一つとして知られています。 1月末にはチェコ・オーストリア・スロバキア・ハンガリーを一気に回りました。旅行に行くまでは国について詳しく知らなかったため、自分で確かめるいい機会になりました。 【 天気 】 1月7・8日の二日間は最低気温が−20°の極寒の日でした。息を吸った時の空気さえも冷たくて痛かったですが、とても貴重な経験だなと感じました。 留学準備の段階で、「リトアニアの冬は−20°になることがある」という情報をネットで見ていましたが、現地の人からは時々しか-20°にはならないと聞いていました。 【携帯電話】 寮の部屋を交換した後から、寮のWi-Fiがとても悪くなりました。以前住んでいた部屋と真反対の部屋に移動したため、部屋の場所によると思います。更新のタイミングだったため、学生割の9,9ユーロでリトアニアの中で無制限、EU圏内で10G使えるプランに変更しました。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Natsu
英米語学科 3年 交換
2023-12
月次報告書12月分
【リトアニア留学】12月
12月1日に秋学期が終わり、杉原千畝記念館で日本語を学んでいる学生と一緒にカラオケ大会をしました。 14日までは5つのテストと1つレポートのテスト期間だったため、半月間は図書館と寮の往復ばかりの生活でした。結果はすぐに返ってくるのがほとんどで、中間よりも成績が上がったことがとても嬉しかったです。テスト期間に、International Farewell Dinner(写真一枚目)というそれぞれの国の食べ物を持ち寄るという学校主催のイベントがありました。日本人のメンバーでおにぎりや唐揚げ、卵焼きなどをたくさん用意していき、たくさんの人に日本食を喜んで食べてもらえてよかったです。 テストが終わった後は、ドイツとフィンランドにそれぞれ2泊3日で旅行に行きました。ドイツでは世界で一番有名と言われているニュルンベルク(Nurnberg)のクリスマスマーケット(写真二枚目)に行き、クリスマスフードやキラキラしたマーケットを楽しみました。フィンランドはヘルシンキとロヴァニエミに行きました。ヘルシンキの、夕方の港町の船と海の景色がとても素敵でした。サンタ村で有名なロヴァニエミでは日本語が話せるサンタに会ったり、本物のトナカイを見ることができました。テストと楽しみにしていた旅行が終わった達成感で、まさかのクリスマス3日間風邪で寝込んでしまいましたが、サンタ村でフライングクリスマスを楽しんでおいてよかったです。 【リトアニアのクリスマス】 11月末にカウナス、12月初めにヴィリニスのクリスマスツリーが点灯されました。スーパーの中のクリスマスコーナーにはおもちゃや包装紙がたくさん売られており、とても賑わっているなと感じました。24日から26日のホリデー期間はスーパーを含むどのお店も休みです。 【リトアニアの気候】 11月末や12月の最初は気温がマイナスになることがありましたが、平均が5度くらいで暖かめだなと感じました。日が昇るのは8時半、沈むのは16時半と日が短くなったせいで一日も早く過ぎているように感じます。 【ルームシェアについて】 11月の最終週にルームメイトが突然きました。私の住んでいる寮はプライベートスペースがなく、常に同じ空間です。今までは一人で生活していたため、一緒に生活していく中で生活スタイルや好みの違いで悩むことが多々ありました。学生課に部屋交換をお願いして年末に部屋を移動することにしました。 2024年の半年間でもリトアニアでいろんなものを見て、考えて、経験して、さらに成長できる年にしたいと思います。たくさん書いてしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
リトアニア共和国
VYTAUTAS MAGNUS UNIVERSITY
Natsu
英米語学科 3年 交換
月次報告書12月分
期末テストと新たな発見
12月は期末テスト期間で、一日中図書館にこもって勉強するという日々が続きました。週に1回ほど友達と遊ぶ日を除いて、ほぼ毎日図書館で8時間ほどテスト勉強や課題に取り組んでいました。その努力は身を結び最終成績は全ての科目で8割以上を取ることができました。海外の大学でも努力次第で良い成績を取ることができると実感でき、自信に繋がる良い経験になりました。 前半気温は0度を下回ることが多くとても寒い時期が続きましたが、途中から比較的暖かくなり12月中は過ごしやすいと感じました。しかしリトアニア人の友人に聞いたところこの時期の気候は毎年安定せず、寒かったり暖かかったりするというため参考にならないかもしれません。 様々な国の人達に出会い私の見方が大きく変わったことがあります。それは言語に対する考え方です。私は今まで日本人の英語力が低いのは英語教育が遅れていることが一番の原因だと考えていました。しかし、英語力が高い他の留学生の話から「母国語に訳されていないから英語でドラマ・アニメ・ウェブサイトなどを見るしかない」という状況により幼少期から英語に触れている人がほとんどだと気づきました。同様に数カ国語を話せる人も、自国が貧しく出稼ぎがほぼ必須であることや歴史的背景から母語以外の言語教育を受けてきたことが背景にあることを知りました。日本に住んでいては中々気づくことができない重要な視点を得ることができたと思います。 写真はカウナスのクリスマスツリーとリトアニアのクリスマス定番お菓子「Kūčiukai(クーチュカイ)」
リトアニア共和国
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Kotaro
国際コミュニケーション学科 4年 交換
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