なの報告書一覧
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
専攻
インドネシア語専攻
留学期間
2022-09-01 ~ 2023-05-31
留学種別
交換
1~9件目 / 9件中
2023-05
月次報告書5月分
留学を振り返って
ついに最終月となりました。実は突然休暇が入った事情で本来授業が終わる予定だった日に終わらなくなってしまい、先に航空券を取ってしまっていた私だけが先に帰国することになってしまいました。日程に関しては曖昧な部分も多く、こういった予想外のトラブルに見舞われることがあるので(3月にバリに行った際もフライトの日程トラブルがあったので)余裕があれば長めに見積もっておくのがよさそうです。 最後は思い出の場所に行って友人と留学を振り返ったり、インドネシアだからこそできる趣味をしたりしましたが、大体は最終レポートに追われて最後までドタバタしていました。最終レポートはインドネシアが抱える問題についてレポートにまとめるというものでした。振り返ってみると、日本でインドネシア語を学んでいたときは本当に基礎の部分しか学んでいなかったのだと思いました。いきなりインドネシア語で2時間の授業を受け、最初は集中することすらままならない状況でしたが、最終的には自分で3ページ分ほどのインドネシア語を書けるようになったというのは自分の中でも自信になりました。 最後に、私が留学したのはジャカルタで比較的不便を感じることはない(少ない)生活でした。それでも授業を受けて話を聞いていたりするとそれも広いインドネシアの中ではほんの一部でしかないことを思い知らされます。今後インドネシアとどう関わっていくのかということに関しては完全に自分次第になりますが、今回の留学で知った気にならず、むしろ留学を皮切りに他の地域のことや言語についてもより一層知っていきたいと思います。
2023-04
月次報告書4月分
眠らない街、ジャカルタ
今月はレバランというイスラムの断食明けをお祝いするための休暇もあり、比較的余裕のある月でした。この休暇は一週間にも及び、この間はモールなどの大きな施設を除いて、普段開かれている屋台などはほとんどありませんでした。ジャカルタは特に帰省する人も多く、眠らない街と言われているジャカルタがここまで静かになるのかと驚くほどでした。 この間私は留学生活二度目の引っ越しをしました。一度金銭的な理由で引っ越しをしたもののkosの環境に慣れることができず、最後の一ヶ月はプレゼンや留学の締めくくりとして個人的にも頑張りたいことがあり、今のkosよりも少しいいところに越しました。もし今後留学するときにkosを変えることがあれば、負担がかなり減るのでせめて洗濯付きでお風呂に入れる程度の清潔さ、そしてお湯が出るかどうかを事前に確認しておくのがオススメです。私は最初は大学側からお勧めしていただいたkosに住んでいましたが、ある程度慣れたら日本人が周りにいない環境に身を置いて、必要なものは全て自分で揃えていくようにするともっと留学生活が豊かになると思います。 来月はとうとう留学生活最後の月になります。これまでジャカルタで生活してきて不便なことや、逆に日本よりも良いと感じたこともたくさんありますが、どちらもあと30日しか経験することができないと考えると少し複雑な気持ちになります。大学での学びも大切にしつつ、最後はもっと周りに目を配り、インドネシアという国や文化について認識を深めたいと思います。
2023-03
月次報告書3月分
バリに行きました
後期も中盤に差し掛かり、個人的には少し疲れが出てきた月でした。インドネシアにいると栄養不足になることも多く、サプリメントや点滴で補うのが必要になってきます。特に私自身は自炊をしないので、日々の食事の中で自ら栄養管理を行うことが難しく、貧血になることが多くありました。3月の後半には1週間ほどバリに行きました。高いビルが立ち並ぶジャカルタと観光地のバリでは風景も人の雰囲気も異なり、とても興味深く感じました。広大なインドネシアの中でもまだジャカルタとバリしか経験していないと思うと、インドネシアの中でも自分が知っていることはほんの少しなのだと感じ、この留学が終わって大学を卒業することになっても留学での経験を活かして様々な場所に行きたいと思うようになりました。 個人的には、バリへの旅行の中で1人でできるようになったことが増えたというのが印象的でした。飛行機の予約中にもトラブルがありそれも自分で解決できたことや、旅行中にも人に尋ねるなどして助けてもらいながら充実した日を過ごすことができました。留学をする前はコミュニケーションが苦手で、人に聞くのも億劫になってしまいがちなところがあり、その結果人に聞かずに全て自分で解決する場面が多々あったためその点言語能力にも少し自信がついたのかなと感じました。
2023-02
月次報告書2月分
あと3か月
2月に入り長かった休みも終わり、再び授業が始まりました。5月末に授業が終わることを考えると、留学も終盤に差し掛かっているのだということを切に感じます。留学前の自分と比較してみると、簡単なコミュニケーションを取ったり日々の生活を送る分には問題なく言語を使えるようになってきているなと感じます。元々高校生の時に2週間の短期留学で経験したトラウマ(言語があまりにも口から出てこないショック)から、インドネシアでも同じことが起こったらどうしようかと懸念していた部分がありましたが、長くいることができる分環境に少しずつ適応できる余裕を持つことができたように感じます。それでも口からインドネシア語を出すことに抵抗がなくなるまでにはそこそこの時間がかかってしまいましたが、最初は買い物をしたり人に何かを尋ねるたびにドキドキしていたことを考えると、今はその抵抗もなくなりよりスムーズな生活が送れていると思います。もちろん友だち同士の会話など、より複雑で言語が崩れてくるとさっぱり、ということはよくありますが、言語の習得には長く時間がかかるものだと心得ているので動揺することも前ほどありません。自分の目的に応じて、どの程度必要なのかが変わってくるのだと思います。今のところインドネシア語をどこまで使うか、明確な目標があるわけではありませんが、残りの3か月でできる限りの勉強をして、今の自分よりも少しでも成長したと言えるようになりたいです。
2023-01
月次報告書1月分
人生の夏休み
長期休暇に入り、旅行を楽しんだり年越しを日本人メンバーと過ごしたりしました。年越しの際にはマランやタンゲランの留学生たちも集まり、近況報告をしたり食べ物を持ち寄ってインドネシアでの初の年越しを共にしました。自分たちが住んでいるkosでの年越しでしたが、特別な場所でなくともあちらこちらで花火が打ちあがっており賑やかな年越しになりました。これまでは授業や課題を終わらせることで1日が終わってしまいがちでしたが、自由な時間が増えたことによって就活など今後の方針について意識した月でもありました。日本にいたときは2年半ほど塾講師をしておりそのまま塾講師になろうかと考えていた私でしたが、インドネシアで生活をし新たな環境に身を置く中で自分に合った生き方についてより考えるようにもなりました。インドネシアではsantai(リラックス)という言葉がよく使われインドネシアを表す言葉でもあります。インドネシアの好きな文化でもあり、物事を深く考えすぎてしまう私は留学に来てからその考えに救われた側面もあります。ただその文化に慣れてきた今だからこそ、自分の現在の状況を鑑みてsantaiという言葉を盾に自分の人生から逃げないよう、残りの留学生活を送っていきたいと思います。
2022-12
月次報告書12月分
心が空っぽ
今月は前期最後の月でした。前期を終えてみて、思い返せば色々と問題がありましたがついには授業をなんとか終えることができてホッとした気持ちが一番です。まず今月は月初めにインドネシア語でのプレゼンがありました。約15分程度のプレゼンで、私はトピックとして"日本の中高生の英語教育"を選びました。初めて全てインドネシア語でプレゼンを行い、いつもより少し大きな部屋で人も多かったため緊張しましたが、前日までによく練習をしていたこともありスクリプトを見ずに無事終えることができました。今回のプレゼンは1か月ほど前から準備をしていたもので個人的には一大イベントでしたが、言語を学びそれが自信になるとき、それは今回のようにやり切ったと言えることなのではないかと思いました。まだまだ改善点はありますが、上を見たらキリはないのだと思います。だから自分が他人より優れたプレゼンを作れたかどうかということよりも、自分がいかに全力を尽くして取り組めたかが大事だと切に感じたプレゼンになりました。これからも自分の現状に胡坐をかくことなく今の自分より少し上の自分を目指して徐々にできることを増やしていきたいと思います。 授業がすべて終わった後は打ち上げをしたり今年にやり残したことを終わらせたりして過ごしました。日本ではしないような経験をして、特に慣れるまでの3か月は大変で休む暇がなかったこともあり、授業が終わってから心が空っぽで抜け殻のようになってしまいました。長期休暇は1か月半ほどあるのでその間にしっかり休んで、前期以上に厳しいという後期の授業に備えたいと思います。これからどんなことが立ちはだかっているのか、私は壁があると登りたくなるタイプの人間なので楽しみです。
2022-11
月次報告書11月分
海外生活は3か月で慣れる
インドネシアに来てから最も穏やかな時間が流れた月でした。今月に入って環境にも慣れきてきた感覚があり、非日常が日常になりました。最初のうちは友達を作らなければという思いだったり、インドネシア語を頑張らなければと必要以上に自分を追い込んでしまっていたのだと感じました。自分の意に反していることや日本でも得意ではないことはやはり長くは続きません。海外に来たから自分の性格が変わるわけでもありません。その気持ちを自分の中で受け入れ、自分がやりたいことの中で物事を進めるようにしてからは留学生活もいい方向に進んできているような気がします。そのような状況の中で一人でできることもだいぶ増えてきました。今月はIMEI(インドネシアに来たら携帯を登録しなければ3か月後には使えなくなります。登録しない場合、大体はWi-Fiを使うか新しい携帯を買うかの二択になります。)の登録をインドネシアに来た時にしなかったこともあり、諸々の手続きを自分でしなければならなかったのですが、拙いインドネシア語で無事にポケットWi-Fiを手に入れることができました。その他にも、一人では行けなかったような場所にも行けるようになったり、パソコンを現地で購入したり(おそらく人生で最も高い買い物でした。それでも比較的良いパソコンを安価で手に入れることができました。)と一人でできないことが少なくなってきました。周りの人が助けてくれるということもありますが、自分でも最低限意思を伝えられるくらいにはなっているのかな、と少し自信がついた月でした。
2022-10
月次報告書10月分
意外な価値観の違い
留学2ヶ月目。10月はこの1年の中でも最も感情の振れ幅が大きい1ヶ月だったと思います。生活には慣れ苦労することも減ってきた一方で、余裕ができてきたからこそ考えることは多くありました。タイトルにある意外な価値観の違いというのは、今回一緒に留学に来ているメンバーとのことを指します。10月も後半になるにつれてもう2ヶ月経ってしまったのか、なのに何もできていないのではないかという無力感や焦りを感じることもしばしばありました。この1ヶ月は特に色んな人と色んな話をして他人の価値観を受け入れようと努力しましたが、それが途中からは少し息苦しく感じました。後々考えて感じたことは、9月や10月は頑張ろうと意気込みすぎていたことです。留学に来るならインドネシア語を“絶対に“話せるようにならなければ、友達をたくさん作らなければ、そう思い自分の人格を曲げて本来はやりたくない方法を使ってまで頑張ろうとしていたのではないかと感じました。他人には他人の頑張り方があり、自分には自分の進み方がある。そう感じるようになってからもう少し気楽に物事を捉えられるようになりました。不思議なことにそう思うとインドネシア語で話すのもそこまで億劫には感じなくなり、分からないことが多いなりになんとかやれています。KUISの先生にも“後悔しないようなことなら何をして過ごしてもいいんだと思う“と声をかけてもらい、自分なりのやり方でインドネシア語の学習と日々の生活を送っているところです。表面的にはボゴールというとても大きな植物園に行ったりインターンをしたりwarung(屋台)の開拓をしたりしましたが、そういうことよりもこの1ヶ月で少しずつ作り上げられてきた自分の生き方の方が、今回留学に来た価値のように感じられました。
2022-09
月次報告書9月分
長くて短い旅に出よう
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