学生5068の報告書一覧
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
留学期間
2016-02-01 ~ 2017-01-31
留学種別
交換
1~10件目 / 11件中
2016-12
月次報告書12月分
私の大好きな国
 留学最後の月だからということで、友達がいろんなところへ連れて行ってくれた。中部の料理がバイキング形式で食べられるお店や、冬服が売っている市場(ホーチミン市は常夏)、市内で一番美味しいブンティットのお店など半月だけだったがとにかく残りのサイゴンを満喫した。友達みんなからはそれぞれの国らしい餞別をもらい、いつのまにか世界にたくさんの友達ができていたのだと実感。一番多くの時間を過ごした友達には「世界の親友」だと書かれた手紙をもらって泣いた。わたしはこの街でたくさんのたくさんの人に出会った。どんな人と、どんなことを話して、どんなことをして、どんな場所に行ったかを毎日日記に書き留めていた。帰国前日、その日記を見返しながら自分の特別な一年間が終わろうとしているのだなあと思いながらみんなに手紙を書いた。「留学」は自分の小さな夢の一つだったので、その夢がひとつ終わるのはとても寂しかった。けれどこの留学で得たものは、目に見えるもの見えないもの様々だが、とてつもなく大きい。初めてこんなに短い一年間を過ごしたし、それほど毎日いろんなことを思い、経験し過ごせたのだと思う。もちろん楽しいことばかりではないけれど、全部に意味があったはずだし、わたし自身を育ててくれたはずだ。夢が一つここで終わったけれど、また次の夢に向かって、そして時々この一年のことを思い出しながら、前に進んでいく。この一年間のことはとても一言では表しきれないので、ほんの一部だけここに書いたものを読んで、誰かが立ち止まって見て行ったりこの国に興味を持ってくれたら嬉しい。Vietnam oi, cam on nhieu lam. Yeu lam cac ban oi. See you soon!
2016-11
月次報告書11月分
留学は長い旅のひとつ
今年は例年に比べて気候がおかしいらしく、雨季が終わった今も雨が続いたり突然降ったりしている。しかし雨が降っていない時間は容赦なく暑く、さすが常夏の街、11月なのに35℃…という気温。20年間冬は寒い場所でしっかり育って来たので、11月に35℃は人生初体験だ。一年中服装が変わらないのは楽だが、冬はやはり寒さが恋しくなるところはしっかり日本人的感覚だなあと実感。笑 あるベトナム人の友達は「暑いところで暮らすのが好きだから、日本で冬を越すのはわたしには無理そう…」なんてことを言っていた。同じ地球なのに、文化も言葉も違えば、気候も違う。当たり前のことだけれど、改めて考えてみると不思議なことでもある。だから面白いのだけれど^ ^ ニ年前、いろんな国に自分の足で行くようになったあの時から母国との違いや日本にはない見たことのない世界に魅力を感じてきた。さらに日本の良いところもたくさん見つかるので、やっぱり自分の目でいろんなものを見ることはとても楽しい。 ベトナムに来て9ヶ月経ったが、実は今月、外国人向けのベトナム語検定(のようなもの、証明書が発行される)を受けた。内容は文法、語彙、読解、作文、聴解、会話の六項目。A,B,C の三段階あり、わたしは教科書5冊目まで終了していたのでちょうど同じレベルの中級(B)を受けた。ちなみに初級(A)は教科書2冊目終了程度、上級(C)はベトナム語を使いながら働く外国人が受けるくらいの難易度。かなりざっくり三段階、しかも日本語検定のように五段階あるのとは違い、段階が少ない分ひとつひとつの級の難易度の差が大きい。日本では受けられない検定なので、せっかくだからやはり形に残る結果も持ち帰りたいと思い、挑戦。結果は合格。専用のテキストなどもないので、勉強しづらいと言えばそうだけれど、実力と日頃の勉強だけで勝負できるというメリットもある。ベトナム語学習者はぜひ受けた方が良い試験! 来月がついに最後。人生でたった一度の留学、後悔したくないので毎日一生懸命生きたい!
2016-10
月次報告書10月分
21年間の『1年』
もう10月なので雨季は終わっている頃だが、なぜかサイゴンもハノイに負けずまだまだ雨が降り続いている…。しかし雨季とは言っても、毎日32度くらいの気温なので友人に今日から10月だよと言われ驚いた笑 こんな気温で10月を迎えたのは生まれて初めてだ。ベトナムはハノイとホーチミンでは気候が大きく違い、ホーチミンは常夏の土地なのでみんな一年中半袖で過ごすのだが…ここでちょっと面白い話。ベトナム人はみんなバイクに乗るとき紫外線防止のために男の人も女の人も上着を着てマスク(大量のバイクの排気ガスがものすごいので体内を守るためも含め)をつけるのだが、手袋をつける人も少なくない。しかしその手袋が、タクシードライバーがつけるような運転用の手袋ではなく、真冬にしもやけを防ぐときにつけるようなモコモコふわふわ生地のかわいい模様の手袋をつける人がほとんど!笑 こんなに暑い国なのにみんなもこもこの手袋をつけて運転している。なんて可愛いの。笑 ベトナム人のちょっと適当だけど自分を持ってるこういうところはなんだかしょっちゅうかわいいなと和んでしまう。 日本人とも他の国の人とも感覚も違えば意見や文化も違うのはベトナムに限った話ではなく、どこにでもある。そんな違いをこの目で毎日この8ヶ月間、見て、聞いて、知ってきて、8ヶ月ここに来る前までに自分が思っていた世界の広さも知識も経験も全部ちょっとしたほんのちいさなものに思えた。生きた時間はまだたった21年間。その中の1年をここで生きて、わたし自身にしかつくれない時間をここでつくって、1年間をこんなに必死に生きたことは絶対に無意味ではないと思う。将来の自分にどう繋がるかは、将来の自分にしかわからないけれど、この気持ちも時間も経験も友達も言語もみんなわたし自身が生きていく道のなにかに繋がっていてほしい。
2016-09
2016-08
月次報告書8月分
折り返し地点
びっくりする早さで半年が経った。この半年間はただがむしゃらに言語とベトナムの生活にぶつかっていた気がする。来たばかりの頃は大家さんが何を言っているのかもわからず、『2年も勉強していたのに…』と何をするにも本当にゼロからのスタートで困ったことばかりだった。不便が多いのは困るし、負けず嫌いなこともあり、とにかくこの半年ひたすらベトナム語をしゃべりまくった。気がつくと、いつのまにかあんなにあった不安もなくなっていたし、自分の口から出てくる言葉が自然と増えていた。 生活面ももちろん慣れはあるが、日本ではないし危ないことも多いので、警戒心や注意はなくしてはいけないと感じている。実は、今月私は食べ物か水によって細菌に感染し、1週間ほど寝込んだ。正直な気持ちをここに書くと、点滴を受けながら『早く日本に帰りたい』と心底思った。日本ではない場所で病気にかかる怖さや辛さは想像以上のものだった。どんなに気をつけていても事が起こることはある。でも、事故や病気のようにしないほうがいい経験もあるので防ごうとすることや、気をつけるに越した事はないと実感している。半年ベトナムにいて、初めて、日本に帰りたいとおもうほど自分の中では大きな経験だった。何をするにもまずは健康な体が資本です。←
2016-07
月次報告書7月分
フーコック島
ここに来てから五ヶ月が経った。最近悩んでいることは今日何を食べるか、ということ。ベトナム料理は本当に美味しいし、私も去年ベトナムに来た時に大変惚れ込んだ。基本は麺類で、バインミーというベトナム風サンドイッチを朝に食べることも多い。しかし日本にいた時これほどまでに毎日麺を食べたことがなかったので、最近はご飯が恋しくなっているというのが本音だ…。不思議なことは母国の料理は一生食べて続けても飽きることはない、ということ。しかし、半年後日本に帰ったら絶対ベトナム料理が恋しくなりそうである。笑 やっぱりどの国の料理でも、現地のものを食べるのが1番美味しいし、感動するものである。 7月の初めにベトナムのフーコック島という離島にクラスの友達とプチ旅行に行った。同じベトナムでも、そこは食べ物は海産物、魚介類が中心で、バイクの量も少なくかなりのんびりとしている地域だった。言葉にはさほど大きな違いはないように感じられた。見所は海。生まれて初めてあんなに綺麗な海を見た。しかし中心街から海は離れているためウーバータクシーなどを利用して行くのがオススメ。さらにいうと、ホテル以外はなかなか英語が通じない場所が多いため、ベトナム語を勉強していてある程度コミュニケーションがとれないと、観光で行くのはなかなかハードだと思う。しかし逆に言うと、ベトナム語学習者にとっては、英語に頼ることができないので、言語を使う絶好の場だ。ベトナム語を勉強している人はぜひ行ったほうがいいところ!
2016-06
月次報告書6月分
一期一会は言語のおかげ
ベトナムは今、雨季なので毎日気まぐれに雨が降っている。実は東南アジアの雨はここに来てから初めて体験した。いきなりバケツをひっくり返したような雨が降り、いきなりやむ。それが東南アジアのスコールだ。聞いたところによると、ハノイは雨季が四ヶ月、ここホーチミン市は二ヶ月間雨季なのだそう。雨が降っていない時間は相変わらずものすごく暑いが、日本より気温が高いくせに上着を着れる暑さなので不思議である。とは言っても、この暑さで長袖、長ズボン、手袋をつけてバイクを運転するこの国の人たちはすごいなあと思う、、、真似をしたら鼻血が出てしまいそうだ。 ベトナムに来てから1番一緒に勉強して、1番一緒の時間を過ごした大事な友達が日本に留学して、心に穴が開いたこと以外は順調にベトナムでの留学を楽しんでいる。出会いがあれば別れもあり、ここに来てから何人も友達をこの国から見送ったが、やっぱりここで出会ってここで一緒に過ごせる時間は今だけなんだなあと毎月のように実感している。勉強しながら、勉強した言葉を使いながら、いろんな人たちと出会っては、別れ、嬉しかったり悲しかったりいろんな気持ちを味わうが、言語という道具があったからこそこの気持ちを味わうことができているのだから、言語があって、勉強していて良かったと実感している。
2016-05
月次報告書5月分
みんな友達、みんな先生
2016-04
2016-03
月次報告書3月分
気がつけば一ヶ月。
気がつけば、ホーチミンに来て一ヶ月が経っていました。毎日必死に過ごしているうちにもう一ヶ月。留学の時間はたった1年だけなのでカレンダーを見るとちょっぴり焦ったりもします。毎日授業は午前中で終わるので、午後からは自分で何かしようとしないとここでの時間がもったいない!なんて思って、毎日ベトナム人の友達やクラスメイトを誘って勉強したりおしゃべりしたり...毎日予定を詰め込んでいたら、体調を崩してしまい、ちょっぴり反省。助けてくれる人はたくさんいるものの、日本で身体を壊すのとは違い、辛いし、心細いし...できちんと休む時間も必要なんだと感じました。 そうは言っても、時間は流れるもの。留学前に友人からもらった手作りカレンダーを見ながら、今月はこんなことしたいなあ、とか来月は新しいこと始めてみようかなあ、なんて考えています。言語はとにかく使うしかない、耳で聞いて、頭で考えて、口で話して、体全部使わないと、言葉として自分の口から出てこないので、とても体力が必要です。尊敬している先輩からそんなことを教えてもらって、約一ヶ月。そして本当にそうだと全身で毎日実感しています。 生活面でも勉強面でもうまくいかないことは当然あります。でも何より全て楽しいです。うまくいかないことも、うまくいくことも全部。文では表しきれないような楽しさを毎日、ベトナムの地で味わっています。
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