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2024-06
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1962年 ・学生数 19,866人(2024年3月末時点、外国人学生含めず) ・設置学部 文学部、国際・外国語学部、理学部、法学部、社会科学部、農学部、工学部、ビジネス学部、ジャーナリズム・コミュニケーション学部、芸術学部、環境デザイン学部、教育学部、スポーツ健康学部、推進教育学部、サステナブル・イノベーション学部 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 國際暨外語學院 日本語文學系(国際・外国語学部 日本語学科) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 交換留学生の所属学部は国籍によって自動的に決まります。 ・選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 交換留学生は基本的に全ての学部、学科の授業を履修可能です。(一部履修不可の授業あり) ・語学コースを並行履修できるか 無料で履修できます。履修選択の項目に自動で授業一覧が出てくるので、自分が履修したい授業を選びます。 レベルが分かれている授業もあります。ただし、レベルは自動的に決まるのではないので、自分でやりたいレベルの授業を選ぶ必要があります。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 本校は台北市の北部、陽明山に位置します。山地ではありますが、大学の敷地はかなり広いです。正規留学の学生もかなりいるようで、体感的には留学生の割合は結構多いように感じました。 (5) 課題や試験 基本的にはKUISの授業と大差はないです。課題の量はそれほど多くありませんが、授業で行う発表などの準備があったりしたので、忙しさはそれほど変わらないと感じました。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 現地学生用の相談窓口もありましたが、私は基本的には日本人留学生担当の方と連絡を取り、さまざまな手続きなどのサポートをしてもらっていました。 (7) オリエンテーション 全体オリエンテーションは入寮日〜授業開始前と帰国前の2回ありました。前者では入寮手続きと寮費の払い方、履修登録の仕方、中華民国滞在に必要な居留証(1年留学の学生のみ)やUIナンバーの申請の仕方などについての説明、後者では退寮・離校手続きなどについての説明がありました。オリエンテーション自体は英語と中国語で進められましたが、日本人担当の方が後で重要な部分を日本語訳した文章を送ってくださいました。 (8) 履修登録 現地到着後に行います。登録期間は授業開始日から1週間で、その間は気になる授業に自由に出席して、ガイダンスを聴くことができます。加えて留学生は専用の語学授業を履修することができます。交換留学生は基本的に全ての授業を履修可能です。また、登録期間終了からしばらくすると、棄修や履修授業の変更といった修正をすることができます。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 前から台湾に興味を持っており、留学制度を活用して台湾に行きたいと考えていました。留学では数日間の旅行ではなかなか行けないようなディープな場所にもたくさん行けたり、地元民に混じって生活ができるので、それらの点も考えて留学が良いなと感じていました。 (2) 留学先を選んだ理由 特に台北に行きたかったので、台北市内に所在する学校を選びました。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 特にこれといって特別な準備はしませんでした。強いて言うならMULCによく通って、台湾からの留学生とたくさん交流したことだと思います。 しかし、現地の人々が話す言葉はかなり早く、中国語を4~5年間学んできた私でも聞き取るのに困ったため、リスニング力を鍛えておくことを強くおすすめします… それに加えて簡単な日常会話ができるようになっておくとなお良いでしょう。やはりたくさんMULCに通い、ネイティブの方と会話の練習を積み重ねておいた方が良いと思います。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 日本から持っていく荷物は最低限のものに抑えておきました。特に服は、滞在中の気候を想定して、薄手のものしか持っていきませんでした。ですが今年の台湾の冬は割と寒かったので、現地で軽いコートを1枚購入しました。 (5) 留学中の交友関係 留学生同士とは授業や寮生活の中で仲良くなり、何回かご飯に誘われたり、自分から誘ったりもしました。 現地の学生とは、日本語学科の学生と留学生が互いに交流する「学伴」という活動の中で仲良くなりました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 基本的な面はKUISの授業と変わらなかったです。ただ一つ違うところが、KUISの授業が1コマ90分を通しで行うのに対し、中国文化大学の授業は100分授業を50分ずつに分けて間に10分休憩が必ず入ります。個人的には必ず休憩できる文化大学の形式の方が楽に授業を受けられると感じました。 (7) 授業外で参加した活動 先述の「学伴」に参加していました。具体的には、ある言語を専攻する学生が、その言語を母語とする留学生と交流しながらお互いに言語交換をするという活動です。学内でゲームをして交流する他、いくつかの班に分かれて班ごとにどこかに出かけたりもします。私の場合は、大学周辺の飲食店で一緒に食事をしたり、夜市に出かけたりしました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 学伴は本当に楽しかったです。何より台湾人学生のみんなが優しくて、いろんな人が私のことをかわいがってくれました。それにみんな日本語が割と上手でした。語学授業の教科書のわからないところを教えたりもしてくれました。ただその反面、私はついつい日本語をいっぱい使ってしまい、少し危機感を覚えました。 夜市に行ったことは学伴の最高の思い出です。その夜市の定番メニューから地元民のみぞ知る隠れた名物までいろいろ教えてもらえました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 個人的には「留学に行ったこと」自体が大きな挑戦だったと感じています。それまでの私は、自分一人で何かをすることが苦手で、いつも親や周りの人間に助けてもらってばかりでした。留学先には知り合いなど誰一人いないので、当然自分の世話は自分でしなければならず、最初は慣れない自分の世話に苦労していました。しかししばらく経ってくると、だんだん自分でできることが増えていき、最終的には一人で泊まりがけの旅も成功させることができるようになりました。それに、帰ってきた後も家族や友人たちから「成長したね」と言ってもらえたので、客観的に見てもステップアップできたのではないかと思っています。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 言語学習に終わりはないと思っているので、留学したことがゴールだと思わずに、現地で得た教材なども使いながら学習に励みたいと思っています。 また、寮の同室の人がHSKの勉強をしていたので、私もそれに続くようにHSK取得を目指したいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 現地大学の担当者よりメールで出願案内が送られてくるので、それに従って出願を行います。出願が受理されると、KUISの国際戦略部窓口に入学許可証が届くので受け取り、必ずそれを持って渡航してください。 (2) ビザ申請 1学期留学の学生は停留ビザを、1年留学の学生は居留ビザを申請します。申請には入学許可証の原本及びコピーが必要になります。シングルとマルチがありますが、どちらでも構いません。(一時帰国後に無効になるかならないかの違いです。私は念の為マルチを申請しました。) 居留ビザを申請した方は、現地で居留証(ARC)を受け取らなければなりません。また、停留ビザを申請した方は入国から90日で一旦期限が切れるので、タイミングを計算して延長を行う必要があります。延長を行うと最大180日間滞在が可能です。 (3) 航空券を予約した方法 航空券の検索はSkyScannerというサイトを利用しましたが、予約と購入はその航空券の航空会社の公式サイトから行いました。 (4) 渡航したルート 羽田空港→台北松山空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 私が利用した台北松山空港からは送迎がなかったので、MRTと路線バスを利用して大学の寮まで移動しました。 (6) 滞在先住居を探した方法 大学敷地内にある寮に入寮しました。入寮の申請は出願の時点で行います。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテナンスの状態など) 寮費の支払いは現地到着後に行います。まず、支払い用の紙を学生用ページからダウンロードして印刷し、それから支払います。郵便局などで支払う方法もありましたが、一番手っ取り早いのは学内の支払い窓口に行く方法です。ただし、窓口支払いでは現金しか使えません。 寮は女子寮と男子寮に分かれており、どの寮も4~6人部屋です。ロフトベッドが人数分置いてあり、その下に机とクローゼットがあります。ベッドには寝具が付いていないので、自分で調達する必要があります。エアコンが設置されており、利用にはエアコンカードが必要です(学内で購入)。 電子レンジ、冷蔵庫、テレビなどはありません。ランドリーには洗濯機と乾燥機があり、それぞれ1回10元かかります。シャワールームもありますが、湯船はありません。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス 寮での生活経験がなかったので不安でしたが、結構快適に生活できました。しかし、電子レンジと冷蔵庫がなかったので、食べ物の保存に困りました。寝具一式は初日に大学近くの店で購入しました。また、部屋の中に結構虫が出ていたので、虫除けグッズを準備しておいたほうが良いと思います。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 現金とクレジットカードを主に利用していました。クレジットカードは比較的高価な物を購入する際に使いました。海外キャッシング可能なクレジットカードを事前に作成したので、緊急で現金が欲しいときには少しキャッシングを利用しました。現金は出発日に20万円ほど持っていき、4月に母親が来台した際に追加で20万円ほど持ってきてくれました。 クレジットカードは多くの店で使えますが、古めの店や夜市の屋台などでは使えないところもありました。 (2) 携帯電話 現地では日本で使っているスマホをそのまま利用しました。事前にSIMロックを解除してから、現地の空港で学生用のSIMカードを購入しました。SIMカードはビザの日数分しか購入させてもらえなかったので、ビザ延長をしてから街中の店舗でSIMの期限を延長しました。電話番号は変わりますが、LINEは連絡先が変わらずそのまま使えました。 (3) インターネット 大学の建物内・寮内にフリーWi-Fiが通っています。特に寮は、部屋ごとにアクセスポイントが分かれているので、Wi-Fiが繋がらないところもありました。 街中でも多くの場所でフリーWi-Fiがあります。バス停にもアクセスポイントがあるところがあります。 (4) 医療 現地の病院には2回行きました。いずれも日本語対応の病院です。1回目に行った病院は入っていた保険の医療費建て替えに対応していなかったので、自腹で払いました。2回目は保険会社の海外相談窓口に連絡し、医療費建て替えが効く病院を紹介してもらい、そこを受診しました。診察を受けた医師は日本語を話せませんでしたが、翻訳機能を使いながらコミュニケーションを取りました。 (5) 日本から持っていくべきもの 日本から持っていくものとしては、基本的には常備薬や服など、現地では入手しがたいようなものが良いでしょう。台湾には日本企業の直営店や、日本製品を扱う店舗が多く、自分が普段使っているものも入手できる可能性がありますが、値段は日本と比べるとやや高いです。 また、ボディーソープやシャンプー、リンスなども自分が使い慣れてるものを持っていくと良いと思います。 (6) 治安状況 日本の外務省へオンラインで「在留届」を提出しておくと、滞在地域に応じた日本大使館・総領事館から現地の治安情報を知らせるメールが届くので、それに目を通して治安を確認していました。(3ヶ月以上の滞在の場合には在留届の提出が義務です) 私が滞在していた地域の周辺は比較的治安は良かったと思うのですが、大きな駅や繁華街に多くのホームレスがいたり、他の都市ではMRTの車内で切りつけ事件が起きていたりしたので、日本ほど治安は良くないかもしれないです。 (7) 食事 学食やコンビニの他、大学周辺に飲食店街があり、安価で食事ができました。毎週休日は出かけていたので、大学周辺ほど安価ではありませんが街中や夜市で食事をすることも多かったです。KUISの学食とは違い、フードコートのような感じで、セルフサービスで弁当を作れるところもありました。 (8) 情報の入手 寮にテレビがなかったので、ニュースは限られたときにしか見れませんでしたが、天気予報は中央氣象署(日本の気象庁に相当)の公式アプリを入れて確認していました。現地スポットの情報は、一応ガイドブックも持っていきましたが、複数のサイトやSNSを主に活用して調べていました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 ・右側通行、エスカレーターも右乗り ・バスに乗るときは手を上げる ・MRTやバス車内では完全飲食禁止(台湾鉄道、台湾高速鉄道ではOK) 主にこういった点が挙げられます。 特に日本人が気を付けるべきことは公共交通機関での飲食禁止だと思います。日本ではそれぞれの公共交通事業者によって飲食のルールが曖昧ですが、台湾ではどの都市のMRTやバスでも飲食禁止が厳しく徹底されており、見つかった場合は多額の罰金が処せられます。外国人も例外ではないので、十分注意してください。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 現時点では未定、しかし中国語など今まで学んできたことを活かせるような仕事に就きたい。 (2) 現地での就職活動や進学準備 特に行っていません。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか やりたいことがまだ決まっていないので具体的にどう活かせるかはわかりませんが、おそらく留学経験があるということは多くの期待を持たれると思うので、その期待に応えられるようにより集中して学習に励みたいなと思っています。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学、というと少しハードルが高く感じてしまうかもしれません。でも行きたいと思っている学生さんも多いのではないでしょうか。正直、私自身も留学始めたての頃は現地人の会話が聞き取れなかったりして結構苦労しました。ですがそれ以上の楽しさは絶対にあります。ご飯の美味しさ、街並みの趣、地域によって違う表情など、日本人を魅了する様々な魅力が台湾には詰まっていると私は思います。同時に、中国語学習にとってのより良い環境…お互いがお互いを刺激し合える環境もあります。 皆さんもぜひ台湾に来て、五感を使って中国語を学びながら、その魅力を堪能してみてください。
アジア言語学科 2年 交換
ついに留学生活も最終月を迎えました。 学校では期末テストがあり、プライベートでは帰国する前に行きたいところに次々に行ったりと、いろいろなことがあって目の回る1ヶ月間でしたが、十分に台湾を満喫することができたのではないかと思いました。 今までは一人でMRT巡りをしたり、どこかを気の向くままに放浪したりしてたことが多かったのですが、今月は同室の日本人や現地の友人たちと積極的に出かけるようにしていました。私が友人たちにおすすめの場所を案内したりもしてあげました。帰国前にして初めての故宮博物院にも行きました。 一方、一人で行った場所としては郊外や台北市外がメインでした。特に、宜蘭県には2回も行きました。1回目は月初めに訪れ、初めてだったので3つの町(宜蘭市、羅東鎮、礁溪鄉)を周りました。2回目は帰国3日前だったのですが、礁溪鄉にまた行きたくなってしまったので勢いで行ってきました(笑)この礁溪という町は温泉街であり、台鉄の駅を出るとすぐに足湯があったりします。1枚目の画像は礁溪の五峰旗にある滝(五峰旗瀑布)です。 2枚目の画像は先月行き損ねた台鉄彰化駅の北に広がる「扇形車庫」です。帰国前日でしたが、おみやげの購入も兼ねてリベンジで行ってきました。 最後に、この5ヶ月半は長いようで本当に短く、最初は生活が不安で日本が恋しく思えたのですが、帰国前になるとやはり帰りたくないという気持ちが湧いてきました。まだ行けてない地域や場所もたくさんあります。 改めて振り返ってみると、私はかけがえのない経験をたくさんしてきたのだなと感じました。当然、4月の大地震をはじめとしてマイナスな経験もしましたが、それらも含めて一種の「学び」なのだなと思うし、家族や日本の友人からも「成長したね」と言われました。私自身では「成長した」自覚はあまりないのですが、日本とは違う環境に身を置き、一人で苦労し、さまざまな国の人と交流し、共に学び合ったことで、知らない間に私の行動や価値観にもその影響が出ているのかなと思いました。 これからはあらゆる面で研ぎ澄まされた「新生・自分」として、より一層学習に励んでいきたいです。
アジア言語学科 2年 交換
2024-05
行く前は絶対長いと思っていたこの留学生活も、気づけばあと1ヶ月になってしまいました。 今月は新たな挑戦の一環として、一人でホテルを取っての1泊2日台中旅行に行ってきました。 それまでもちろん一人で泊まりがけの旅などしたこともなかったので、うまくホテルの予約が取れるかも心配だったのですが、無事に終えて帰って来れました。 行きは台湾鉄路の自強号に乗って台鉄台中駅へ。ここは2016年まで使われていた旧駅舎が保存されており、鉄道オタクとしてはなかなか面白いスポットでした。かの有名な「宮原眼科」も駅から徒歩3~4分の位置にあります。 しばらく駅前散策をした後、台鉄で今度は台湾高鉄の台中駅の方まで移動し、さらにここからバスで「彩虹眷村」に行きました。知っている人は割と多いかと思いますが、一人のお爺さんの手によって家の壁が鮮やかにペイントされている小さな集落です。ペイントだけでなくキルトのようなものも飾られていたり、訪れた人がメモを残せるスペースもありました。数十分滞在し、再び台鉄台中駅に戻ります。 今度は市西部の海岸地域にある「高美湿地」に行きました。ここは他の留学生も多く行ってたので、時間はかかるけど行ってみようかなと思いました。高美湿地は夕焼けが有名なので、自分もその時間帯に合わせて行ったのですが、当日はやや雲が多く、「絶景」には少し足りなかったかなと感じました。 最後にバスの途中駅からMRTに乗り換えて「逢甲夜市」に行き、美食で今日を締めくくりました。(個人的には「官芝霖大腸包小腸」というお店が良かったです。) 2日目はMRTの乗りつぶしがメインでした。台中MRTは台湾で最も新しいMRTで、まだ路線が1つしかありません。半日あれば乗りつぶせます。過半数の駅のスタンプを回収し、一部の駅では駅前に出て周辺スポットで遊んだりもしました。 続いて目指したのは台中市の南にある彰化市というところ。台鉄新烏日駅(高鉄台中駅)から普通列車で10分で着きます。ここに来た最大の目的は、現役の扇形車庫を見るためだったのですが、まさかの営業時間過ぎで中に入れず。こればかりは「まだやってるだろ」と油断した私が完全に悪いです…。とはいえ、彰化駅前は「鉄道」を前面に押し出したような感じで、汽車のレプリカが飾られていたり、「鉄道村」があったりして結構楽しかったです。 その後は台中市内に戻って行きたいところを周り、高鉄で台北に戻りました。 旅のまとめとしては概ね成功とは言えますが、己に残っていた未熟さを痛感しました。みんなはちゃんと時間を調べて計画を立てよう。でも楽しさには変えられない!! 機会があったら、(彰化のリベンジも兼ねて)また行こうかなと思います。 さて来月は期末テスト期間…私の運命やいかに!?
アジア言語学科 2年 交換
2024-04
最初は長いと思っていた留学生活も、早くも折り返し。 今月は1日から早速、学校主催の2泊3日の花蓮旅行に参加してきました。外国人学生向けのツアーだったので、四方八方から様々な言語が聞こえてきました。 初日は大学から宜蘭県を経由して、まずは北部の山地に広がる「太魯閣國家公園」、それから丸い小石で覆われた海岸が特徴的な「七星潭」に向かいました。山の雄大な自然に囲まれるのもいいですが、海で聞く波の音もこれまた癒されます。夜は日本人と韓国人の学生と一緒に、ホテル近くにある「東大門國際觀光夜市」を巡りました。 2日目は県南部の「秀姑巒溪」という川でカヌーアクティビティを行いました。途中、流れの早い箇所や落差が少し大きい箇所があり、通過するときはスリルを感じました。 そして3日目、ここで悲劇は起きた…… 私たちがホテルを出発する準備をしていた最中の、4月3日午前7時58分…花蓮県近海を震源とするマグニチュード7.2、最大震度6強の大規模な地震が発生。滞在ホテルのある花蓮市内でも震度6弱の揺れを観測しました。3.11も経験した私ですが、体感的にも実際の震度でもあの時を上回る勢いでした…。 当然その後の予定は全中止。大学へ戻ることになったのですが、近いルートが地震の影響で通行止めになったため、なんと西海岸を経由しての「ほぼ台湾一周ルート」を使うことになってしまいました。しかしそのおかげで、普通のルートで帰っていたら見れなかったであろう景色を見ることができたので、地理好きの私にとっては不幸中の幸いな体験でした。 翌日からは親が来台。気を取り直してまた2泊3日の旅行に行きました。ここでは親と一緒に台北市内を観光したり、平溪・九份を巡ったりもしました。28日には基隆にも行き、いろいろと素敵な景色を堪能しました。 そして私の誕生日も4月。当日は日本人学生と一緒にケーキを食べたり、同室の方たちからたくさんプレゼントをいただきました。今もまだ余震が続き、何かとネガティブな出来事が多かった4月の台湾ですが、この中にも小さな幸せがあったことも忘れてはいけませんね。 それともう一つ。いつか花蓮が再び観光できるまで復興したら、必ずもう一度行くとここに誓おう。 東大門夜市また行くぞ!!!
アジア言語学科 2年 交換
2024-03
この留学生活も早くも1ヶ月が経ち、上旬には冷え込んでいた気温もだんだんと上昇し、最近はむしろ暑いと感じる日さえあります。 私はここまでの1ヶ月半で多くの場所を周りました。南は台北市内の猫空やお隣新北市の新店から、北は北投や淡水まで、かなりの大冒険をしたと感じています。 この画像は新店の碧潭と淡水の夕日です。淡水の夕日は有名ですが、いざこの目で見てみると圧倒的な美しさがありました。 碧潭は個人的に行ってよかったなと強く思いました。最寄り駅から徒歩わずか1分ほどで壮大な景色が見えたので驚きました。川を渡る吊り橋からの眺めも良かったです。夜には吊り橋がライトアップされるそうなので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。 今月からは學伴と呼ばれる、日本人学生と台湾人学生がお互いの言語を学び合う活動が始まりました。学校内での活動ではみんなでテーブルゲームをしたり、私はさらに何人かの台湾人学生と一緒に、学校近くの店でご飯を食べました。メニューに書いてある料理名の意味も教えてもらえました。 さらに個人的なことではありますが、今月から学校の体育館内にある無料のトレーニング施設で運動を始めました。成果は報告書内でちょくちょく報告させていただきます。
アジア言語学科 2年 交換
2024-02
今月から、中国文化大学への交換留学が始まりました。 実は私、人生初めての飛行機&海外なので内心とても不安でしたが、無事に入国することができました。 私が利用したのは台北松山空港という空港で、そこからMRT(日本でいう地下鉄のようなもの)とバスを乗り継いで大学へ向かいました。 私の代ではすでにコロナ対策は緩和されており、到着当日にすぐに寮へ向かうことができました。 入寮後2日間は授業がなかったので、寮費の支払い(現金のみ)や日本から持って来れなかった物の買い出しなどをしていました。現金は10~20万円ほどを持っていくと良いかと思います。 寮は4~6人部屋で、私は6人部屋の方でした。私の部屋は私を含む日本人3人、韓国人3人が同室しています。 初日から同室の人と一緒に士林夜市に行きました。士林夜市は台湾に行ったことのある人、もしくは下調べをしている人なら知っているかと思います。中国文化大学からはバス1本で行くことができます。 美味しい屋台グルメを満喫し、今後に向けての努力をお互いで誓い合いました。 入寮翌週から授業(履修登録期間)が始まりました。留学生は全ての授業を受けることができます。留学生用の中国語授業もあり、無料で受けることが可能です。「ENGLISH CONVERSATION LABORATORY」という英語の授業は、別途授業料を徴収されるので注意してください。 今回受けたのは主に授業の進め方や使う教科書のガイダンスでしたが、現地学生がメインの授業は前期の続きをそのまま進めていました。 食事に関しては、寮内は自炊禁止なのですべての食事が購入必須です。学食施設もあります。また肉料理がメインなので野菜は意識しないと摂ることができません。また留学生同士でお店に食事に行くこともありました。 気候は基本日本よりも暖かいですが、大学周辺は標高が高いため平地に比べると冷涼です。たまに霧がかかります。またここ数日は気温が上がらない日もあり、寮の部屋に暖房もないので重ね着してなんとか寒さに耐えていました。 休日は私の個人的な趣味でMRTの各路線を端から端まで乗る「乗りつぶし」ということをやっていました。報告書執筆時点ではすでに3路線完乗しています。異国の鉄道に乗ること自体も楽しいのですが、駅を降りて街中に出たときも各駅で様子が違っていて、とても面白かったです。 2月中旬に入国したのでまだ2週間ほどしか滞在していませんが、これからの生活も楽しみです。
アジア言語学科 2年 交換
2023-06
留学成果報告書6月分
留学のまとめ
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1962年 ・学生数 2万人 ・設置学部 文学部、国際外国語学部、理学部、法学部、社会科学部、農学部、工学部、商学部、新聞伝播学部、芸術学部、環境設計学部、教育学部、運動健康学部 ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 日文系,日本語学科 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 交換留学生はどの授業も履修できます。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか できる ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 交換留学生は留学生用の中国語の授業も履修できます。無料です。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 全体的にリラックスした雰囲気でした。交換留学生は70人くらいだと思いますが、はっきりとはわかりません。日本人の交換留学生は14人いて、正規留学生も何人かいました。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 留学生は台湾人の学生より負担は少なかったです。留学生用の授業のテストは持ち込みができるものもありました。台湾人と一緒に受けた英語のテストには、勉強に時間をかけました。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 国際課に行けば日本語や英語で対応してくれる人がいましたが、日本語学科の友人に解決してもらうことがほとんどでした。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業の説明、成績の出し方、教科書の説明などがありました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 授業開始から1週間が履修登録でした。定員が決められていて事前に登録しておくシステムでしたが、私にとっては少し難しかったです。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 本来、台湾の大学に正規留学したかったのですが、コロナの影響で叶いませんでした。後で後悔しないよう、次にチャンスがあったら絶対挑戦しようと思っていました。 (2) 留学先を選んだ理由 台北に台湾人の知り合いがいたからです。台北の大学だったらどこでもよかったです。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 授業を真面目に受ける、MULCに頻繁に行く、4年間で卒業できるような履修を考える /教科書の内容だけではなく、日常で使う中国語・英語の勉強(病院に行った時に特に思いました) (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) ビザ申請、市販薬の準備、健康診断(台湾の大学に提出する必要があるとのことでしたが、結局必要なくそのまま持って帰りました) /特にないです (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 留学生とは、留学生用の中国語の授業で仲良くなることが多かったです。台湾人とは、日本語学科が日本人と台湾人の交流の機会をたくさん用意してくれていて、そこで仲良くなりました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 全て留学に行かなかったら受けられなかった授業なので、日本にいたときにはなかったワクワク感が常にありました。日本に帰っても和やかな気持ちで勉強できたら、より大学生活が充実するのではないかと思いました。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 交換留学生は、日本語コーナーというKUISのMULCのような日本語学科の学生が日本人と日本語の練習をする活動に全員参加しました。また、學伴という日本人2人と台湾人5人がグループになって休日に遊びに行くという活動もありました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと みんな日本語が上手で、私ももっと中国語を頑張ろうと思わせてくれていました。とても親切に接してくれました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 視野が大きく広がり、今までの自分がどれだけ狭い世界にいたのかを実感しました。また色々な国の友達ができました。帰国してすぐ、同じタイミングで韓国に帰国した友達に会いに韓国に行って来ました。これからも連絡を取り合って、良い関係を築いていきたいです。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 帰国してから中国語の日記を書くようにしています。書いた文章は台湾人の友人に送り、添削してもらっています。夏休み中に、KUIS生が前期で習ったことを勉強していこうと思います。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 特にありません。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) ビザ申請が最も大変でした。私は東京ではなく大阪でビザ申請をする必要がありました。ビザ申請に必要な台湾の大学からの入学許可書がいつ届くのかわからず、結局出発のギリギリに届きました。申請から発行までは1週間ほどかかりました。申請も受け取りも平日で、大学も公欠にならず、テストの時期でもあったので常に焦っていました。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) ウェブサイト (4) 渡航したルート 成田空港→臺灣桃園空港 臺灣桃園空港→高松空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 台湾人の知り合いに空港に迎えに来てもらい、ホテルまで送ってもらいました。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) Google formで大学の寮に申し込みました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 最初に寮に行った時に事務室で支払いました。 ほとんどが6人部屋でしたが、造りの関係で私の部屋は4人部屋でした。シャワー、トイレ、洗濯機は各階にあり共用でした。ウォーターサーバーもありました。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 2・3月は思っているより寒いので、コートがあった方がいいと思います。夏になると湿度が高くなるので、除湿剤が必要です。服やバックにカビが生えやすいので、お気に入りのものは持って行かない方がいいと思います。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 全体の7割くらいは現金で払っていました。日本ほどクレジットカードを使える店は多くなかったです。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 台湾に着いた翌日に、台湾人の知り合いと中華電信でSIMカードを買いました。台湾の学生証があれば学生料金で買えたので、学生証を貰えるまでは空港などで買える期間の短いSIMカードを使うのもいいと思いました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内や寮にはWi-FiがありSIMカードは無制限のものだったので、問題なく使えました。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) インフルエンザとコロナに感染し、合計4回病院に行きました。どの時も台湾人の知り合いが一緒に来てくれて、通訳をしてくれました。病院関係の中国語や英語を知っておけばよかったと、後になって思いました。 (5) 日本から持っていくべきもの 使い慣れている薬 日本のものは台湾でも買えますが値段が倍以上します。重くないものであったら、持って行った方がいいと思います。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 治安は良いですが、交通事故が多いようです。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 寮の隣のコンビニや学食、美食街で食べていました。外食や、知り合いの家で食事をすることも多かったです。学食やコンビニなら100元くらい、外食なら200元くらいです。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 日本のニュースしか見ていませんでした。天気などは自分で簡単に調べられましたが、他のニュースは全く知らない状態でした。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 バスの運転が荒いので慣れるまでは大変でした。MRTやバスの優先席は空けておいた方がいいようです。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 未定。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) していません。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学の出願をする前、また留学が決まってからも不安や心配なことはありましたが、留学中、何度も留学に来てよかったと思うことがありました。この留学で大きく成長できたと思っています。留学したいと思っているのなら、後で後悔することがないよう是非行ってみて欲しいです。
アジア言語学科 2年 交換
2023-05
2023-04
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