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ZA:南アフリカ共和国
ZM:ザンビア共和国
ZR:ザイール共和国
ZW:ジンバブエ共和国
留学先大学
留学種別
交換
推薦
私費
交換(ダブルディグリー)
推薦(ダブルディグリー)
報告書年月
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
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2025-12
留学成果報告書12月分
サンパウロ留学総括編
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1934 年 ・学生数 約97000人 ・設置学部 哲学、文学、歴史学、社会科学、デザイン学、法学、経済学、出版学、体育とスポーツ学、教育通信学、看護学、舞台芸術学、視覚芸術学、天文学、経営学、建築と都市計画学、ジャーナリズム学、レジャーと観光学、マーケティング学、数学、応用数学、応用ビジネス数学、応用数学と科学計算学、医学、応用獣医学、応用気象学、音楽、栄養学、栄養と代謝学、産科学、海洋学、歯学、教育学、心理学、広告学、化学、国際関係学、広報学、公衆衛生学、情報システム学、作業療法学、テキスタイルとファッション学、観光学、動物科学、統計学、薬学、経済ビジネス学、物理学、計算物理学、医学物理学、理学療法学、言語聴覚療法学、地球科学と環境教育学、地球物理学、地理学、地質学、老年学、環境マネジメント学、公共政策管理学、食品工学、生体システム工学、コンピューター工学、材料工学、材料製造工学、鉱業工学、石油工学、生産工学、電気工学、物理工学、林業工学、機械工学、メカトロニクス工学、冶金工学、海軍工学、化学工学、航空工学、農業工学、環境工学、生物化学工学、土木工学、食品科学、精密科学、物理・生体分子科学、視聴覚学、バイオテクノロジー学、農業科学、数理科学、生物科学、生物医学、会計科学、コンピューターサイエンス学、自然科学、生物医学情報学 ・その他 サンパウロ大学は、ブラジル最大規模を誇る総合大学であり、ラテンアメリカでも最難関の大学の一つとされている。サンパウロ州内に8つのキャンパスを有し、33の学部および研究所を擁する。公立大学であるため、授業料は無料。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) ・哲学・人文・人間科学部(FFLCH):文学部(Letras)、地理学部(Geografia) ・国際関係学部(IRI) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 基本的に、留学生はほぼすべての授業を履修することが可能である。ただし、FFLCH以外の学部の授業を履修する場合には、事前に担当教授へ留学生の受講が認められるかどうかを確認する必要がある。また、留学生の受け入れ人数は、原則として各授業につき5名までと制限されている。そのため、履修登録はできるだけ早めに行うことが望ましい。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 基本的に可能であるが、担当の教員に直接確認することを推奨する。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか 有料だが、履修可能である。本講座は、A1・B1・C1(上級者向け)といったレベル別にポルトガル語のクラスが編成されている。私はC1レベルを履修し、約3か月間(週に1回)受講した。受講申込時には、156レアルを銀行で直接支払う必要がある。授業初日には専用のテキストが配布される。前期にも履修を希望したが、定員に達していたため受講できず、後期に改めて履修した。そのため、募集案内が開始されたら、できるだけ早く申し込むことが望ましい。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 サンパウロ大学(以下USP)は、ラテンアメリカを代表する名門総合大学である。ブラジル国内各地から優秀な学生が集まり、学問水準の高さと研究力において高い評価を受けている。キャンパスは非常に広大で、自然に囲まれた開放的な環境が特徴である。敷地内にはUSP専用のバスが運行しており、大学自体が一つの「街」のような構造になっている。また、USPが運営する博物館も複数存在し、日常的に歴史や文化に触れられる点も大きな魅力である。留学生も非常に多く、ラテンアメリカ諸国をはじめ、世界各地から多くの学生が集まっている。特にフランス人や中国人の学生が多く見られる。後期は私を含めて10名の日本人学生が在籍しており、日本人にとっても決して珍しい環境ではない。さらに、学部によって留学生の出身地域に特徴が見られる。例えば、FFLCHはアジア出身の学生が比較的多く、ECAやFAUなどその他の学部ではヨーロッパやラテンアメリカ出身の学生が多い傾向にある。 (5) 課題や試験 授業内容や担当教員によって異なるが、私が履修していた授業では課題が頻繁に出されることはなかった。しかし、KUISと比較すると、全体的な学習負担は圧倒的に大きいと感じた。成績評価は、基本的に出席率・中間試験・期末試験の結果を総合して算出される。特に授業内容の復習は非常に負担が大きく、理解を深めるためには相当な時間を要した。筆記試験では辞書の使用が認められる場合もあるが、試験内容は現地学生と同等の難易度で実施されることもある。一方で、担当教員によっては採点基準が比較的柔軟であったり、通常の課題提出を課さず最終レポートのみで評価が行われたりするなど、評価方法には一定の差が見られた。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 私は大学側のサポートを積極的に利用する機会があまりなかったため、詳細について述べることは難しいが、留学生向けにはCCINTという部署が設置されている。これはKUISでいう国際戦略部に相当する機関であり、主に留学生対応を担当している。留学当初、polícia federalにおいてRNM申請の予約を行う際には、この部署からサポートを受けた。一方で、担当者が実質的に一名で多くの業務を担っているため、メールの返信に時間を要する場合もあった。数日経っても返信がない場合には、再度連絡を取ることが望ましい。特に緊急性の高い案件については、直接オフィスを訪問することが有効であると感じた。困ったことが生じた際には、まずCCINTに相談することを推奨する。 (7) オリエンテーション 学期開始前には、IN GLOBAという学生団体が留学生向けに大学説明会やキャンパスツアーをはじめとする各種イベントを企画している。そのため、留学生同士が交流を深める機会は十分にあるといえる。イベントは大学内にとどまらず、大学外で開催される交流会もあるほか、学期終了時には留学生向けのお別れ会も実施される。こうした活動を通じて、学期初期の段階から人間関係を築くことが可能である。私自身も、IN GLOBAで活動しているブラジル人学生数人と親しくなり、大学生活に関するさまざまな情報を得ることができた。イベントに参加することで、留学生同士だけでなく現地学生との交流も広がるため、機会があれば参加することを勧めたい。 (8) 履修登録 留学生は、授業開始日から2週間、興味のある授業を自由に見学することができる。同じ講義を継続して受講し検討することも可能であり、複数の授業を比較することもできる。この期間中に、担当教授へ留学生の履修が可能かどうかを確認しておくことが望ましい。また、課題量や評価方法について不安がある場合には、辞書の使用可否なども含めて事前に質問しておくことが重要である。見学期間内に履修希望科目を整理し、履修登録日にオンライン上で申請を行う。履修登録期間は2日間と短い。さらに、原則として各授業につき留学生は5名までという制限があり、基本的には先着順であるため注意が必要である。ただし、定員を超えた場合でも、担当教授やCCINTに相談し許可を得られれば履修が認められる場合もある。不明点や問題が生じた場合には、CCINTへ相談することが適切である。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 もともと大学に入学した当初から、いつか留学をしたいと考えていた。切磋琢磨しながら勉強し、実際に留学へ挑戦していく先輩や同級生の姿を見て、自分も現地に行き、自分の目でブラジルを見てみたいと思うようになった。そして、机上の知識だけでなく、現地でしか得られない経験をしたいという思いが強くなり、留学を決断した。 (2) 留学先を選んだ理由 私がブラジル・ポルトガル語専攻を志望したのは、ブラジルと日本のつながりに関心を持ったことがきっかけである。特にサンパウロには多くの日系人が暮らし、日本文化も根付いていることから、その歴史的・文化的背景を現地で体験し、自分の目で確かめたいと考えた。また、過去の移民の歴史だけでなく、現在における両国の関係についても深く学びたいと考えるようになった。さらに、ラテンアメリカで最難関といわれるサンパウロ大学という、多様で優秀な学生が集まる環境の中で刺激を受けながら学び、視野を広げたいと考え、留学を志望した。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 学習面で最も大切だと感じたのは、MULCに積極的に通うことである。MULCに通っていれば、語学力の基礎づくりはほぼ準備できると思う。私は1年生の頃はよく通っていたが、部活動やアルバイトが忙しくなり、2年生以降はあまり行かなくなってしまった。今振り返ると、もっと継続して利用すればよかったと感じている。MULCでは、チャットタイムなどブラジル人の先生や留学生と気軽に交流できる機会がある。忙しいとは思うが、「週に〇回は行く」といった目標を立てて継続することが大切だと思う。幸い、私はブラジル人留学生との交流があったため、日常的にポルトガル語を教えてもらう機会があり、それは大きな助けになった。 また、基礎を固めることの重要性も強く感じた。文法や基本表現をしっかり理解していれば、多少語彙が不足していても言い換えで対応できる。授業で扱う文法事項をその都度きちんと理解しておくことが大切である。さらに、留学先ではレポート課題などで本を読む機会が多い。私はもともと日本語でも読書があまり得意ではなかったため、長文を読むことに苦労した。日本にいるうちから読書の習慣をつけておけば、よりスムーズに対応できたのではないかと感じている。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) サンパウロ大学に留学する場合、基本的に住居は各自で探す必要がある。そのため、渡航前からFacebook上の学生向け物件コミュニティに参加し、条件に合う物件を継続的に探していた。住居選びは留学生活の質に大きく影響するため、立地や治安、大学までの距離などを十分に検討したうえで、早めに決定することが望ましい。また、すでに留学している先輩学生と連絡を取り、実際の住環境について相談することも参考になる。 私はもともと一人暮らしをしていたので、留学中も特に大きな不安はなかった。ただ、一人暮らしの経験がない人は、料理や掃除など、日常生活に必要な一通りの家事をあらかじめ練習しておくと安心だと思う。普段から少しでも家事に取り組んでおけば、現地での生活もよりスムーズに始められると感じた。 (5) 留学中の交友関係 日本人留学生は、現地の日本語専攻の学生と自然に交流が生まれやすい。共通の話題が多く、日本語とポルトガル語を教え合うことができる点も大きな魅力である。ひとりと親しくなることで人間関係が広がり、交友関係が次第に拡大していく傾向が見られる。また、現地で出会う他大学の日本人留学生とも関係を深めることができるため、日本人留学生と現地の日本語専攻の学生を中心とした中規模のコミュニティが形成されることもある。さらに、大学外での活動に参加することも交流の幅を広げる契機となった。例えば、県人会主催のイベントやボランティアでの活動を通じて知り合ったブラジル人学生と親しくなり、学外で交流する機会もあった。こうした学外での交流は、USP内とは異なる人間関係や文化的経験を得る貴重な機会となった。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと USPの授業は、入退室が比較的自由である。遅刻してくる学生や、授業の途中で退出する学生も珍しくなく、休憩時間以外にコーヒーを買いに行く姿も見られる。出席は紙のリストに署名する形式で、毎回授業中に回覧される。学期初めは、留学生の名前がまだ名簿に記載されていないことがあるため、自分で追記する必要がある。また、各授業ごとにWhatsAppのグループが作られており、休講の連絡や出席リストの確認などはそこで共有される。ブラジルではストライキなどの影響で急遽休講になることもあるため、授業開始後は同じ授業を履修しているブラジル人学生に声をかけ、グループに参加しておくことが望ましい。日本の授業と比較すると、USPの学生は非常に発言が活発である。多くの学生が積極的に手を挙げて質問し、異なる意見があれば率直に述べる。教員が問いかけを行うと、必ず誰かが応答するという印象を受けた。この主体的な姿勢は強く印象に残り、自身も見習うべきだと感じた。さらに、授業中に学生団体が教室へ入り、抗議活動やイベントの告知を行うこともある。こうした光景は日本の大学ではあまり見られないものであり、印象的だった。 留学中、実際に授業を受けてみると、当初は内容がほとんど理解できないことも多かった。教員によっては出身地の影響により聞き慣れないポルトガル語の発音を用いることがあり、中にはヨーロッパ・ポルトガル語に近い発音で話す教員もいたため、聞き取りそのものに慣れる必要があった。基本的に授業資料はMoodle上で事前に確認できるため、あらかじめ目を通して背景知識を身につけておくことが重要である。しかし、予習をしていても毎回内容を完全に理解できるわけではなかった。留学当初は、授業中に分からない単語をひたすら書き留めていたが、それだけでは内容理解には十分結びつかず、効率的とは言えなかった。むしろ細かな語彙にこだわりすぎず、まずは授業全体の流れや主張の大枠を把握することを意識するほうが効果的であった。理解できなかった箇所は、授業後に資料を読み返したり、一緒に履修している友人に確認したりすることで徐々に補うことができた。次第に耳が慣れ、専門用語にも親しむようになると、議論の内容を追えるようになった。最初は不安を感じることも多いが、継続して授業に向き合うことで確実に理解度は向上していくと実感した。 (7) 授業外で参加した活動 ・ボランティア 留学中、留学生の会を通じて知り合った駐在員の方との出会いをきっかけに、県人会の活動に関わる機会を得た。7月に開催される日本祭り・いいもの展における通訳やボランティア活動、さらにブラジル人に日本語を教えるボランティアなど、大学外での貴重な経験を積むことができた。 ・フラメンコ KUIS在学中は部活動でフラメンコに取り組んでいた。留学中に訪れたスペイン料理店で偶然フラメンコのショーを鑑賞し、出演していたプロのダンサーと交流する機会があった。その後、彼女が運営するレッスンに約2か月間参加した。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと こうしたボランティア活動や学外での経験を通して、大学内だけでは得られない視点や人間関係の広がりを実感した。異なる立場や背景をもつ人々と関わる中で、自分の価値観を相対化する機会が増え、柔軟に物事を捉える姿勢の重要性を学んだ。また、日本文化を外側から説明する経験は、自国について改めて深く考える契機にもなった。同時期に留学していた友人の中には、USPのバスケットボール部やカヌー部に所属している人もいた。団体によって活動の忙しさは異なるため、まずは見学や体験に参加して、自分に合うかどうかを確認することが大切である。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学を通して、まず大きく成長したと感じているのは、やはりポルトガル語の能力、特に「話す力」である。授業や日常生活の中で積極的に会話を重ねることで、以前よりも自信を持って自分の考えを伝えられるようになった。ブラジル人の友人の話し方や表現をよく観察し、実際に使ってみることで、自然な言い回しも少しずつ身につけることができた。最初は自分の会話力に自信がなかったが、「完璧でなくても、まずは話すことが大切だ」と気づき、多くの友人を作りながら積極的にポルトガル語を使うことを心がけた。 また、自分の意見をはっきりと言葉にする力も身についた。日本では周囲に合わせ、自分の意見を強く主張しない場面もあったが、ブラジルでは自分の考えを述べることが求められる場面が多い。実際に、多くのブラジル人が自分の意見を明確に伝えている。その姿勢に刺激を受ける中で、私自身も自分の考えを持ち、それを言葉にして伝えることの大切さを学んだ。さらに、異なる文化の中で生活したことで、自分自身について深く考える機会にもなった。自分は何を大切にしているのか、将来どのような道に進みたいのかを改めて見つめ直すことができた点も、留学で得た大きな成果である。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 留学中は実践的な会話練習に重点を置いていたため、文法や語彙の習得に十分取り組むことができなかった。その結果、日常会話には対応できるレベルに達したが長文を書くことには依然として苦手意識がある。今後は、文章を書く練習にも積極的に取り組んでいきたいと考えている。また、留学中に多くの留学生と出会ったことも大きな刺激となった。もともとKUISでスペイン語を1年間履修していたが、現在は基礎的な内容しか覚えていないため、改めて学び直したいと感じている。さらに、英語の学習を継続することはもちろんのこと、フランス語やイタリア語など、新たな言語にも挑戦したいという意欲が高まった。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 大学側が定める期日までに必要書類を提出すれば特に問題は生じないが、私は提出が期限直前となり、余裕のない状況で手続きを進めることになった。円滑に準備を進めるためにも、時間に余裕をもって対応することを強く勧めたい。 (2) ビザ申請 ビザの申請から受け取りまでに要する期間は時期によって異なるが、私の場合は約5日で受け取ることができた。私は片道航空券のみでビザを申請することができたが、往復航空券を用意しておいたほうが、より円滑に手続きが進む可能性がある。また、申請時に必要書類が不足していたため、領事館を再訪問することになった。結果的に渡航直前にビザを受け取ることとなり、余裕のないスケジュールとなってしまった。さらに、CPF(ブラジルの納税者番号)はビザ申請時に同時に手続きを行うことを勧めたい。私は住民票を移していなかったため、必要な手続きやパスポートの更新のために授業を休み、平日に地元へ戻って警察署や市役所で手続きを行う必要があった。以上の経験から、留学が決まったら早めに必要書類や行政手続きを確認し、余裕をもって準備を進めることが重要であると感じた。また、不測の帰省に備えて、体調管理や授業の欠席日数にも十分注意する必要がある。 (3) 航空券を予約した方法 海外滞在の経験がなかったため、当初は旅行代理店に相談した。その後、スカイスキャナーを用いて各航空会社の料金や経路を比較し、最終的には信頼性の高いエミレーツ航空をオンラインで予約した。 (4) 渡航したルート 往路:成田空港→ドバイ空港→グアルーリョス空港 復路:グアルーリョス空港→ボレ空港(エチオピア)→成田空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 留学前に、USPから「Ifriends」と呼ばれるサポーター制度の案内があり、申し込みを行った。しかし、サンパウロ到着まで特に連絡はなかった。到着時刻が夜間であったため、当日は空港近くのホテルに一泊した。翌朝、当時すでに留学していた同級生が迎えに来てくれ、その後Uberを利用して滞在先へ向かった。なお、Uberは事前にアプリをダウンロードし、利用できる状態にしておくことを推奨する。空港からホテルへ移動する際、空港出口付近でタクシーの利用を強く勧められることがあるが、高額な料金を請求される可能性もあるため、十分注意が必要である。 (6) 滞在先住居を探した方法 最初はFacebookのコミュニティを通じて学生用の物件を探していたがなかなか見つからず、現地の大学がメールでおすすめしていた物件にした。時間もなかったため、当時留学していた同級生に仲介してもらい、契約した。 (7) 滞在先住居についての詳細 滞在先住居:Share Butantã 部屋のタイプは主に4種類ある。 ・2人でキッチン・浴室を共用する部屋(仕切りなし) ・2人でキッチン・浴室を共用する部屋(個室ではないが仕切りあり) ・4人でキッチン・浴室を共用する個室ありの部屋 ・1人で住める部屋 私は4人で共有する住居を選び、社会人のブラジル人男性2名と学生のブラジル人女性1名とともに生活していた。キッチン(冷蔵庫、冷凍庫、IHコンロ、電子レンジ付き)は広く、シャワールームも2室備えられていた。これらは共用スペースであり、各自には寝室を含む個室が与えられていた。 私が入居する前から他の3名が居住していたため、調理器具などは既に揃っており、それらを共有して使用していた。また、建物全体の共用設備として、乾燥機付き洗濯機(有料)、プール、ジム、シュハスカリーア、自習室、シアタールーム、小規模の無人売店などが備えられていた。建物自体は比較的新しく清潔であったが、豪雨の際には停電が発生することがあり、ひどい場合には断水も経験した。居住者の多くはUSPの学生で、留学生の入居者も少なくなかった。設備面では、エアコンの定期的なメンテナンスも行われていた。支払い方法は基本的にクレジットカード決済であったが、友達はうまく手続きができず、銀行振込で毎回対応していた。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス 停電や断水には悩まされることもあったが、駅から徒歩約3分という立地に加え、USP行きのバス停も近く、交通の利便性は高かった。また、入居者が多いため友人を作りやすい環境であった点も特徴である。さらに、Portariaや顔認証システムが導入されており、セキュリティ面では比較的安心感があった。一方で、複数人で生活する場合は、あらかじめ掃除当番などのルールを決めておくことが望ましい。私たちは週ごとに共用部分の清掃とゴミ出しの当番を決めていたが、生活習慣の違いから管理が十分に行き届かないこともあり、留学生活後半には当番制度が形骸化してしまうこともあった。 なお、報告書にも記載した通り、私自身はShareの利用をあまり勧めない。家賃が比較的高額であることに加え、断水や停電といったトラブルが頻繁に発生したためである。より安定した住環境の選択肢は他にも存在する。例えば、友人の韓国人留学生はCaza Nozに居住していた。設備やサービス内容はShareと類似しているものの、断水や停電といったトラブルは比較的少なかったと聞いている。そのため、住居選択の際にはCaza Nozも有力な選択肢の一つとなり得る。なお、こちらの住居についても、留学前にUSPから案内が送付される。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 クレジットカード2枚とデビットカード1枚を持参した。現地での現金引き出しはSantanderのATMを利用していた。USP内には銀行支店やATMが設置されているため、安全面を考慮すると学内で手続きを行うほうが比較的安心である。なお、事前にWISEのカードを日本で作成しておくことも有効な選択肢の一つであると考えられる。私は利用していないため詳細については述べられないが、他の留学生の報告書を参考にするとよいだろう。 (2) 携帯電話 ・携帯電話について 万が一盗難に遭った場合に備え、予備のスマートフォンも持参した。日本ではスマートフォンをチェーンやストラップで首から下げて持ち歩く人も多いが、そのような持ち方は周囲から目立ちやすく、盗難の標的となる可能性がある。そのため、現地では過度に目立つ携帯方法は避けることが望ましい。ただし、カーニバルなど大勢の人が密集する場面では、スマートフォンを衣服の内側に入れ、首から下げて外から見えないようにする方法は、防犯対策の一つとして役立つと感じた。 ・SIMについて 飛行機の乗り継ぎ時やサンパウロ到着直後からインターネットを利用できるよう、14日間対応のahamoの海外データ通信サービスを利用していた。サンパウロ到着後は、同じUSPに留学している友人の親戚のブラジル人の方に付き添ってもらい、ショッピングモール内にあるClaroでSIMカードを契約した。 (3) インターネット キャンパス内や私が滞在していたShareでは、基本的にインターネットは利用できるものの、接続が不安定なことが多かった。また、地下鉄や長距離バスなどの移動中は、インターネットに繋がりにくい場面もあった。 (4) 医療 北東部へ旅行する際、黄熱病のワクチンを接種していなかったため、ButantãにあるSUS(公立病院)で接種を受けた。SUSでは無料で接種できるため、普段は混雑していると現地のブラジル人の友人から聞いていたが、私が訪れたときはたまたま空いており、約30分ほどで処置が完了した。もし渡航前にワクチン接種が済んでいなかった場合でも、現地で無料で接種できるため、渡航前には最低限必要なワクチンだけ日本で済ませておくと安心である。 (5) 日本から持っていくべきもの ・パーカーなどの冬服 サンパウロの冬は予想以上に寒く、パーカーなどの長袖は必須である。ただし、半袖も含めて大量に服を持参すると、帰国時に処分せざるを得ない場合がある。私の場合、帰国前に何着かを友人のブラジル人に譲った。そのため、服は必要最低限にとどめ、足りない場合は現地で購入する方が効率的である。 ・日本のサブスクリプションの解約・停止 日本のアカウントのままだと、現地限定のアプリをダウンロードできない場合がある。アカウントの国設定を変更するには、すべてのサブスクリプションを一度解約する必要があり、解約が反映されるまでに約1か月かかる。そのため、入国の少なくとも1か月前には解約手続きを行っておくことをお勧めする。こうしておくと、メトロ利用時に現金でチケットを購入する手間が省けるほか、マクドナルドなど現地の飲食店でアプリクーポンも利用可能になる。 ・常備薬(1年分) 日本から持参した薬が切れたため現地で購入して服用したが、ブラジルの薬は成分や効き方が強く、私の体には合わなかった。そのため、日本からは必要な薬を十分な量、余裕をもって持参することが望ましい。 ・虫刺され跡を治す薬 ブラジルでビーチを訪れた際、蚊以外の虫に刺され、1週間以上かゆみが続いた。帰国後も跡が残っていたため、虫刺され跡を治す薬は持参しておくと安心だと感じた。なお、現地では虫刺され用の薬や虫除けも入手でき、効果の強いものが揃っているため、個人的にはあえて日本から持っていく必要はないと考える。 (6) 治安状況 普段はできるだけ日が沈む前に帰宅するようにしていた。やむを得ず夜遅くなる場合は、複数人で行動することが望ましい。特に治安の悪いエリアでは、日中でも友人と複数人で外出することが安全策となる。実際、Paulista周辺では、目の前で知らない人がスマートフォンを盗まれそうになる場面に2、3回遭遇した。典型的なケースとしては、スマートフォンを手に持ったまま外を歩いているところを、バイクに乗った人に奪われそうになる状況がある。現地の友人から聞いた話では、バス利用時も注意が必要である。乗車中、グループの一人が話しかけてきたり、支払いで手間取っている隙に、後ろの人物がスマートフォンや財布を盗むことがある。常に周囲に注意を払い、危機管理意識を持つことが重要である。 サンパウロだけでなく、リオデジャネイロ などの大都市圏でも治安が悪い地域が多いため、大使館や領事館から発信される邦人被害情報を確認し、どの地域が危険なのか、またどのような犯罪に注意すべきかを事前に把握していた。 ・旅行に行くときに気をつけてほしいこと 私は旅行に行く際、SNSで治安に関する情報を調べた。ポルトガル語、英語、スペイン語のいずれであっても、旅先の地名を検索するだけでさまざまな情報が得られる。私は主にTikTokを利用して、旅先の治安を含めた情報収集を行った。一般的に、どの州や市でもセントロは治安が悪いことが多いため、日中に限らず1人で絶対に歩かないようにしている。これは旅行先でも同様である。また、観光地ではぼったくりの被害に遭うケースもある。例えば、Salvadorでは、観光客に白い模様のボディペイントを勝手に施そうとする人がいる。これはアフロ・ブラジル文化に由来する宗教的・伝統的な身体装飾を観光向けに商業化した行為であり、塗られた後に高額な料金を請求されることが多い。かなりしつこく勧誘されるため、はっきりと断ることが重要である。 (7) 食事 一限の授業がある日は、朝からbandejãoを利用していた。昼食や夕食も同様にbandejãoで済ませることが多かったが、日本食が恋しくなった際には、Liberdadeで外食をしたり、Butantãにあるすき家を利用したりすることもあった。しかし、外食をすると一回あたり1,000円を超えることが多いため、節約のために自炊をすることも多かった。毎日bandejãoを利用していると飽きてしまうため、自炊は気分転換にもなっていた。 (8) 情報の入手 留学前は、当時すでに留学していた同級生から、現地の生活や大学に関する情報を得ていた。実際に現地で生活を始めてからは、ブラジル人の友人を通じて日常生活や大学周辺の情報を収集していた。また、授業に関する連絡は、各授業ごとに作成されている WhatsAppのグループを通じて行われており、そこから最新情報を確認していた。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 どんな場面でも挨拶や謝罪、感謝をきちんと伝えることを心がけた。スーパーやUberを利用する際も同じである。例えば、Uberで待ち合わせに少し遅れそうなときは、事前にチャットで連絡を入れるようにしていた。また、車に乗るときに挨拶をし、遅れた場合は一言謝るだけで、運転手の対応が柔らかくなることも多かった。Uberは「最大4人まで」と表示されているが、何も連絡せずに4人で呼ぶと、到着後に断られることもある。特に、助手席に乗客を座らせたくない運転手もいるため、4人で利用する場合は事前に確認したほうがよいと感じた。また、ジェスチャーにも注意が必要である。日本では写真を撮る際にピースサインをすることが一般的だが、ブラジルでは地域によってはギャングを連想させるポーズと受け取られることがある。実際に、サルバドールを旅行した際、現地の人から注意を受けたことがあり、それ以来あまりしないようにしている。サンパウロではピースをして写真を撮る人を見かけることもあるが、基本的には控えたほうが無難だと感じた。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 就職先はまだ具体的には決まっていないが、これまでに身につけたポルトガル語力を生かせる仕事に就きたいと考えている。将来的には、ブラジルをはじめとするポルトガル語圏と関わりのある企業で働き、海外赴任にも挑戦したい。その目標に向けて、今後本格的に就職活動に取り組んでいく予定である。あわせて、在外公館派遣制度にも挑戦したいと考えている。現地で実際に働きながら日本と海外をつなぐ役割を担うことで、より実践的な経験を積み、自身の視野や能力をさらに高めたい。 (2) 現地での就職活動や進学準備 忙しさを理由に、就職活動についてはほとんど何もできていなかった。実際、ブラジルからオンラインで就職活動を行うとなると時差の問題もあり、難しさを感じていたのも事実である。しかし、留学中であっても自己分析をしたり、企業について調べたりすることは十分にできたはずだと感じている。そうした準備の時間をより有効に使えたのではないかと、今になって少し後悔している。 一方で、留学中には駐在員の方々とお話しする機会も多く、その際に就職活動や将来の進路について相談することができた。そうした経験は、自分の将来を考えるうえで貴重な機会であったと感じている。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 将来考えている進路の実現に向けて、帰国後もポルトガル語の学習を継続し、留学生活で培った力を自分の強みとして今後に生かしていきたい。ただ、日本ではブラジルに留学していた頃と比べてポルトガル語を話す機会が減ってしまうのも事実である。そのため、ボランティア活動に参加したり、ブラジル人が多く住んでいる地域を訪れたりしながら、実際にポルトガル語を使う機会を積極的に作っていきたいと考えている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 迷ったり、不安になったりするのは、誰にでもあることです。でも、学生の今だからこそ、失敗を恐れず挑戦できるチャンスがあります。海外でしか味わえない経験や、触れられない文化、人との出会いは、きっと自分の視野を広げてくれます。費用や手続きのことで悩む人も多いですが、奨学金や支援制度は意外とたくさんあります。少し勇気を出して一歩踏み出してみれば、世界は思っている以上に広く、あなたの人生はもっと自由で豊かになるはずです。 ・4年次での留学を考えている方へ 私は2年生のとき、自分のポルトガル語の実力がまだ十分ではないと感じ、留学試験に挑戦せずに3年次を過ごしました。しかしその1年間、留学に行っている同期の姿を見て、とても後悔をしました。留学は費用もかかり、決して簡単に決断できるものではありません。それでも、実際に留学を経験した今、もしあのまま挑戦せずに大学生活を終えていたならば、もっと後悔だけが残っていたと思います。 4年次での留学には、就職活動との両立という不安もあります。しかし、就職活動の開始が遅れること自体は、必ずしも悪いことではないと考えています。むしろ、現地での経験を通して培った力は、大きな強みになります。また、留学中であっても自己分析や企業研究を進めることは十分に可能です。 もし4年次での留学を迷っている人がいるならば、まずは試験に挑戦するという選択肢を前向きに考えてほしいです。目の前にある挑戦の機会を、不安だけを理由に手放してしまうのはとてももったいないことです。挑戦することでしか見えない景色や、出会えない人がいます。その経験は、これからの人生において大きな財産になると私は実感しています。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Josy
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
月次報告書12月分
真夏のブラジルで迎えた年越し
いよいよ留学生活もラストパートに入りました。気がつけばブラジルに来て10か月。あまり実感がないほど、時間は本当にあっという間に過ぎていきました。今回もさまざまな出来事がありました。 ▶︎気候 最近、スコールに遭遇する頻度が増えました。IRIでテストを受ける日も、急に激しいスコールが降り出しました。傘は持っていたものの、強風のせいでほとんど役に立たず、全身びしょ濡れに。そのままの状態でテストを受けることになり、なんともブラジルらしい一日になりました。時々涼しく感じる日もありますが、基本的には半袖で一日過ごせる気温になりました。 ▶︎住居 最後の最後で停電や断水といった出来事には遭いませんでしたが、ルームメイトの一人と喧嘩をしました。原因は、彼がストックしていた冷凍のお弁当箱を誤って落としてしまったことです。そのとき彼は仕事で部屋にいなかったため、WhatsAppで事情を説明し、謝罪しました。しかし、返信が来たのは5日後で、皮肉を含んだやや攻撃的な内容でした。今回の件については私に非がありますが、実はその3日前に、彼が私の冷凍ストックを落としていたことがありました。その際は報告もなく、冷蔵庫の下には割れた容器と散らばったご飯がそのまま放置されていました。さすがに不満が募り、私も自分の気持ちを伝えました。彼はもともと神経質な性格で、自分のテリトリーに触れられることを嫌うタイプです。4人で暮らしているにもかかわらず、冷凍庫の約7割を彼が使用しており、ほかのルームメイトが使えるスペースはほとんどありません。少し場所を動かすだけでも、すぐに元の位置に戻されるほどです。現在住んでいるシェアハウスも、退去まであとわずかですので、できるだけ穏便に過ごそうと思っています。他のルームメイトに恵まれていることが、せめてもの救いです。 ▶︎大学生活 月初めに2つのテストがありました。IRIの授業とgiografiaの授業です。どちらも筆記試験で、出された課題に対して長文で解答を書く形式でした。どちらの試験もとても苦戦しました。電子辞書の使用は認められていましたが、内容が専門的だったため、考えているだけで時間が過ぎてしまうほどでした。第二週目にはすべての授業が終了し、留学中のUSPでの授業もついに終わってしまいました。大学で当たり前のように友達と会えるのはこれが最後だと思うと、寂しい気持ちになりました。 ▶︎食事について bandejãoで食べられる回数も残りわずかになり、いろいろな人と一緒にご飯を食べました。途中で味に飽きてしまうこともありましたが、なんだかんだ言ってbandejãoのご飯が好きです。また、この約10か月の間に、ブラジルのお寿司もおいしいと思えるようになりました。日本で食べるような寿司とは少し違い、ホットロールのような揚げた寿司が中心ですが、それも含めて楽しめるようになりました。味覚もかなりブラジル寄りになってきたのではないでしょうか。 ▶︎RNMの取得 留学生活も終わりに近づいていますが、ようやくRNMを取得することができました。この10か月間、メトロやバスは常に現金で支払い、周りの人がPixを使っている中で、少し不便な生活を送っていました。そこで、オンラインで口座開設ができるNubankを利用し、申請したその日のうちにPixも使えるようになりました。これまでできなかったことが一気に解決し、ようやくブラジルの生活に追いつけたような気がします。また、学生料金で公共交通機関を利用できなかったことも大きな負担でした。RNMがなければそもそも申請自体ができなかったため、仕方のないことではありましたが、少し悔しさも感じています。 ▶︎週末の過ごし方 USPでの授業が終わり、みんなでサンパウロの沿岸部にあるビーチに出かけたり、カラオケに行ったりしました。また、6月にイギリスへ帰国していた仲の良い香港人の留学生が、サンパウロに遊びに来てくれました。半年ぶりに彼と再会し、一緒にさまざまな場所へ出かけることができたのも、とても楽しい時間でした。こうして振り返ると、本当にたくさんの思い出を作ることができたと感じます。 【Porto AlegreとGramado旅行】 クリスマスといえば、ブラジルでは家族と過ごすのが一般的です。そのため、私はクリスマス期間中にRio Grande do Sul州にある2つの市を訪れました。中でも、グラマードと呼ばれる街はクリスマスの装飾で有名で、一年を通して装飾が施されています。クリスマスシーズンということもあり、街全体がイルミネーションや飾りで彩られ、とても華やかな雰囲気でした。また、真夏の暑さの中でクリスマスを過ごすという、日本ではなかなかできない貴重な体験もすることができました。 【Rio de Janeiro旅行】 今回で3回目となるリオ訪問でした。今回は、3月のカーニバルの際にお世話になった仲の良いブラジル人の友人の家に滞在し、年末のリオを過ごしました。これまで天候に恵まれず訪れることができなかったコルコバードの丘やPão de Açúcarにもついに行くことができ、ようやくリオらしい景色を満喫することができました。そして今回の一番の目的は、リオで年越しを迎えることでした。リオの年越しは世界的にも有名で、1月1日になる瞬間、ビーチ沿いに壮大な花火が打ち上げられます。実際にその場に立ってみると、想像以上のスケールと美しさで、まさに圧巻でした。当日は「平和」や「幸運」を願う意味を込めて、白いワンピースを着て参加しました。多くの人が白い服装をしていますが、赤は恋愛運、黄色や金色は金運を願う色とされており、それぞれの願いを込めて身に着けるそうです。 人の多さに少し不安もありましたが、十分に注意して行動したため、特に問題はありませんでした。帰りは交通状況を考え、朝までビーチで過ごし、初日の出を見てから帰宅しました。長い一日でしたが、忘れられない年越しとなりました。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Josy
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
月次報告書12月分
最終月‼︎
12月、留学先での全授業が終了した。今月の序盤にテストや課題の提出がありすぐ夏休みに入ったため、今月はそこまで新しい情報はないが、簡単に振り返ろうと思う。 ・気候 今月に入り、本格的に夏に向かって暑くなっていっている印象。上旬はまだ扇風機無しでも眠りにつくことができたが、中旬・下旬になると扇風機をつけても寝苦しいことも。しかし日本の夏ほどは湿気が少ないためまだ耐えられている。この暑さや、それぞれ授業が終わり始めていることで、最近は留学開始当初の昨夏を思い出すことが増えている。 ・大学 上記の通り、サンパウロ大学では12月の1,2週目で全授業が終了した。最後、レポートやテストなどの課題がありバタバタしていたが、無事に留学中の2学期を修了することができた。最後まで、全授業の全内容を理解し切れるようになったかといえばそうではないが、留学当初と比べたら圧倒的に聞き取り、理解能力が上がったと自負している。とはいえまだ課題が山積みなため、帰国までの数少ない時間を有効活用、帰国後も更なる語学能力の向上に努めようと思う。 ・食事 今月は学校が終了したこともあり、学食ではなく外食などに頼ることが多くなった。もちろん出費が嵩んでしまっているため、可能な日は授業がない時も学食へ行き節約するよう心がけている。ブラジルの公立大学ならではの破格の学食もあと少しで味わえなくなってしまうため、最後の最後までありがたく通いたいと思う。 ・金銭 学校が終わり、友人との食事や外出、旅行などの計画が多くなっており多くのお金を使ってしまうため、生活費や普段の食費など、可能な部分で出費を削っていければと思う。 ・休日 今月はサンパウロ市内だけでなく、旅行で他の州に行くことも。ブラジルは面積が広く、その土地柄や人、ポルトガル語の訛りや文化など、さまざまな違いを肌で感じることができるため、ブラジルはどんなに旅行をしても行きたいところが出てきて、とても興味深いと改めて感じている。 ・まとめ 最初から最後まで時の流れが早いと感じていたこの留学もいよいよ最終月が終わってしまった。学習面はもちろん、そのほかにもさまざまなことを経験することができた。全部が全部、最初に考えていた目標に到達できたわけではないが、確実に身のある一年にはなったと感じている。また詳しくはまとめの報告書で振り返ろうと思う。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Haruki / João
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2025-11
月次報告書11月分
ハプニング続出の月
今月は初めて一人旅にも挑戦しました。普段は友人と行動することが多いですが、一人だからこそ自分のペースで街を歩き、これまでとはまた違った視点で観光を楽しむことができました。一方で、月末はレポートの締め切りやテストに追われる忙しい時期でもありました。さらにフィールドワークでは、ブラジル社会が抱える課題を目の当たりにし、楽しい経験だけではなく、現実と向き合う時間も多い一か月となりました。 ▶︎気候 ほとんど半袖で過ごすことが多いですが、夜は寒いことが多いので薄いシャツを羽織ることが多いです。少しずつ夏を感じています。 ▶︎大学生活 いよいよ授業もラストパートに入りました。今月は一部の授業でテストやレポートの締め切りがありました。ポルトガル語C1の授業では、自国とブラジルのつながりについて口頭で発表するという最終課題があり、これまで学んできたことを改めて振り返る貴重な機会となりました。また、月末にはGeografia do Turismoの課外活動として、一泊二日のフィールドワークが行われました。これまでの座学とは異なり、実際に現地を訪れて観察・分析を行うもので、非常に印象深い学習体験でした。訪れたのは、サンパウロ沿岸部のBertiogaという場所です。現地のSESCや観光地も見学しましたが、フィールドワークの主なテーマは、沿岸部のリゾート開発と地域内に存在する格差についてでした。ビーチ沿いには高級住宅地が広がり、テーマパークのように広大な敷地を持つ住宅が並んでいます。一方で、内陸部には地元住民や経済的に厳しい状況にある人々が暮らす地域があり、決して治安が良いとは言えない場所もあります。中には、観光客が多く集まるビーチ沿いで商品を販売するために、内陸部から3時間以上かけて通っている人もいるそうです。観光客は主にビーチ周辺に滞在するため、生活のためにはそこへ向かわざるを得ない現実があります。華やかなリゾート地の裏側で、日々の生活のために長い距離を移動する人々がいるという現実を目の当たりにし、観光開発と格差の関係について深く考えさせられました。こうした実地での観察を通して、ブラジルの格差社会を改めて強く実感しました。 ・SESC:Serviço Social do Comércio(SESC)は、商業従事者とその家族の福祉向上を目的に、文化・教育・スポーツなどのサービスを提供している団体を指す。 ▶︎食事 授業やボランティア、そして習い事のフラメンコとのバランスも徐々にうまく取れるようになり、夜ご飯もbandejãoで食べられるくらい、生活のリズムが安定してきました。最近は夕食を済ませた後、そのまま図書館で過ごすことが増え、勉強や課題に取り組む時間も確保できるようになりました。 ▶︎RNMの取得について 10月、申請からすでに3か月以上が経過していたため、Polícia Federalを訪れ、RNMを受け取りに行きました。しかし、まだ完成していないとのことでした。今月もう一度受け取りに来るように言われましたが、その日も結局受け取ることはできませんでした。理由としては、RNMカードを製造する工場でトラブルが発生しており、発行が遅れているとの説明を受けました。早くても年末、もしくは1月になる可能性があると言われました。この9か月間、Pixを利用できない生活が続き、不便さを感じる場面も多くありました。ブラジルでは日常的にPixが使われているため、その重要性を改めて実感しました。 ▶︎週末の過ごし方 10月に続いて、今回もミュージカルを観に行きました。私が一番好きなブラジル人歌手、Djavanの楽曲をもとにしたミュージカルです。本当はサンパウロ公演を観たかったのですが、知ったときにはすでに満席で、ブラジリア公演を観に行くことにしました。ところが、公演がまさかの1週間延期に。結果的に11月の初めにもう一度ブラジリアへ行くことになりました。1人で丸一日過ごすのは少し不安もありましたが、なんとか無事に楽しむことができました。舞台では会話だけでなく歌も多く、Djavan本人がライブをしているような感覚になり、とても感動しました。ミュージカルなのでセリフも多く、ポルトガル語の勉強にもなりました。 【Curitiba旅行】 今回は一人でクリチバを訪れました。4月に友達と行ったことのある場所ですが、今回はMarisa Monte のコンサートを観るためです。サンパウロ公演の学割チケットはすでに売り切れていて、残っている席は少し高めでした。そのため、交通費を含めても安く抑えられるクリチバ公演を選びました。私がブラジル音楽に興味を持ったきっかけは、2016年の夏季リオオリンピック閉会式で彼女の歌を聴いたことです。彼女の歌声に魅了され、そこからブラジル音楽をよく聴くようになりました。そんな思い出のあるアーティストのコンサートを実際に観ることができ、とても嬉しかったです。留学中の大切な思い出の一つになりました。 【Cananeia旅行】 仲の良いブラジル人の女の子たちと、その友達と一緒に、サンパウロの沿岸部にあるカナネイアへ旅行に行ってきました。レンタカーを借りて、ブラジル人の友達が運転してくれました。カナネイアにはイルカが多く、ビーチで泳いでいるときにも近くで何匹か見ることができました。自然の豊かさを感じられる素敵な場所です。そんな楽しい旅行のはずが、まさかのハプニングもありました。炎天下の中、砂の多い場所でタイヤがはまってしまい、さらにオーバーヒートで車が動かなくなってしまいました。そのときは島の人が少ない場所にいたため、遠くにいた人に声をかけ、みんなで車を押してなんとか脱出することができました。 さらに、車の鍵を車内に置いたままロックしてしまうというトラブルもあり、しばらく帰れない状況に。レンタカーなので無理に開けることもできず、約2時間外で待つことになりました。偶然同じ島にいた地元の修理屋さんが、車を傷つけずに開けてくれたおかげで、無事に滞在先まで戻ることができました。しかもその方は以前埼玉県に住んでいたことがあるそうで、日本の話で盛り上がることができました。思いがけない場所での出会いも、何かの縁だと感じました。 ただ、ブラジルのビーチや自然が多い場所に行く際は、虫除けを持っていくことをおすすめします。カナネイアでは蚊ではない虫に刺され、とても痒く、1週間ほど痒みが続きました。跡も残りやすいため、日本から虫刺されの跡が残りにくいタイプの薬を持参すると安心だと思います。私は今でも足に跡が残っています。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Josy
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
月次報告書11月分
南半球、ブラジルで過ごす夏
夏が近づき海に行くことも増えつつ、街にはイルミネーションが増えていく。 休日 今月はサンパウロ内の海沿いへ。ブラジルでは日本にいる時よりも海を遠くに感じます。市内からバスで数時間の移動が必須です。3か所別々の海に行きましたが、場所によって砂の色も波の大きさも水の温度もそれぞれ違っていて、お気に入りを見つけるのも楽しそうだなと思います。 11月頭には、メキシコの死者の日にちなんだイベントへ。そこにはもちろんメキシコ料理。日本料理、韓国料理もあったりパエリアもあったり多少ごちゃ混ぜではありますが、四捨五入してメキシコという。それもブラジルらしいなと。ステージでは音楽が流れ、骸骨風のメイクをしてくれるブースもありました。室内のブースには死者の日ならではの祭壇の展示もあり、すごく華やかできれいです。 気候 海に行きたくなる気温。という書き方が伝わりやすいかもしれません。日本と真逆なので夏ですし、日焼けには要注意。今でもビーチサンダル型の日焼けがくっきり。虫除けも必須です。日本の蚊と比にならないくらい寄ってくるし痒いし跡も残ります。ムヒを日本から持ってきた留学生は賢いです。 食事 ブラジルにはベジタリアンの人も多くいて、その分ベジタリアンメニューも充実しています。ベジタリアンである姉との旅行中、私も同じ食事をしたのですが、肉好きでも問題なく食べられました。日本ではまだそのようなメニューがたくさんあるわけではないので、新鮮でしたし、食材の可能性も感じました。「Atum do Futuro(未来のツナ)」というベジタリアン用の主に大豆等のタンパク質でできたツナを食べましたが、私的には見た目も味もツナで美味しかったです。
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UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Cassia
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書11月分
11月ーラストスパート
かなり夏が近づいてきた11月。二学期目の終了も近づいてきたこの1ヶ月はテストやレポートなどもあり、いつもよりさらに時の流れの早さを感じた。今月も新しい出来事などを中心に振り返る。 ・気候 上記した通り、ブラジルでは夏に近づいてきたこともあり、日によっては30℃近くまでいくことも。しかし、留学開始当初の昨夏にも経験した通り、ブラジルは夏でも夜になれば気温が落ち着きすごしやすくなる。また、先月多く降っていた雨もほとんど降らなくなり快適な日が続いている。これからさらに気温が上がったりスコールの時期が始まったりすると思うが、しっかり適応していきたい。 ・大学 USPでは12月の上旬で授業が終了するため、今月は多くの授業でテストや最終課題が出される。自分が取っている5個の授業のうち、3つはテスト、2つはレポート提出が最終課題だった。そのうち2つのテストと2つのレポートは今月に完了し、残すは12月のテスト1つのみとなった。どの授業も基本的には留学生への配慮があり、現地の学生よりは少し難易度も下げてもらえるため、単位は特に問題なく取得が可能である。そんな中でも授業内のブラジル人たちに助けてもらいながら進められたものも少なくないため、彼らへの感謝と同時に、留学終了が見えてきた2学期目終盤でも自分のポルトガル語の拙さを痛感し、さらに努力が必要だと感じた。 また、今月の下旬にはGeografia do Turismo(観光地理学)の授業で1泊2日のフィールドワークがあった。少人数のグループに分かれ、Bertigoga(サンパウロ州南部の沿岸地域)の様々な観光に関する現地調査を行った。ブラジルとはいえフィールドワークでは段取りが念入りに練られているのかと思いきや、時間にルーズだったり、現地の方々へのインタビューがアポ無しだったりと、ブラジル人の余裕のありように終始驚かされる二日間だった。しかしその一方、アポなしでインタビューをお願いした方々が驚く様子もなく快諾してくださっていた様子を見て、改めてブラジル人の親しみやすさに感激した。大学ではこのような宿泊行事がそうそうないため、貴重な経験となった。 ・金銭 今月下旬には、ブラジルでもブラックフライデーが各店やサイト、会社等で開催されていた。ブラジルではスニーカーや電子機器など、日本と比べて値段が高いものが多いので、この機会に買い物をしている友人も多く見受けられた。自分は12月にいくつかの場所への旅行の計画を立てているが、その場所への移動で使用するバスも割引があったりした。年末に向けていつもよりさらに値段が高騰しているバスの値段を少しでも抑えられたのは良かった。 ・休日 今月も友人と出かけたり、サッカーを見に行ったりの二択が多かった印象。ブラジルのサッカーは日本のサッカーと開始・終了時期がほとんど同じで、12月の上旬には全ての日程が終了する。自分が応援を始めたPalmeirasは11月中にホームスタジアムでの試合が全て終了してしまったため、おそらくブラジルでの現地観戦も今月で終了を迎えてしまった。たくさんの試合を見に行くことができた中で、サッカー大国の本場の雰囲気を経験することができた。その一方で、観客同士のトラブルが観戦中のスタジアム内で起こったりもした。いい意味でも悪い意味でもブラジルならではの体験ができたことは現地に足を運ばなければできないことであり、とても貴重な体験である。これらの経験は、残りの大学生活や将来の自身のキャリアで活かしていきたいと思う。 また、今月の下旬に4連休があったため、以前知り合った駐在員の方に紹介してもらい、サンパウロの日本人向けサッカー教室の合宿に引率側として参加させていただけることなった。この教室に参加している子どもたちは、全員駐在員の息子さん、娘さんたちだった。彼らのほとんどが日本語しか話せないという状況の中で、日本人の子供たちが言語の問題を気にせず伸び伸びスポーツができる環境が提供されている光景を目の当たりにし、改めてサンパウロの日本人・日系人コミュニティの大きさに衝撃を受けた。自分が将来的にサッカー関連の職につきたいということもあり、自分の中でさらに職業の幅が広がり、今回の経験はとても貴重なものとなった。 また、今月の上旬にはF1のレースがブラジルであり、街の至る所に広告や車のモニュメントが立っていた。ブラジルでは、おそらくアイルトンセナの影響が大きく、友人の中でもF1に興味を持っている人がちらほら見受けられる。 ・まとめ いよいよ残り1ヶ月となってしまった。常に時の流れの早さを感じると同時に、自分のポルトガル語のできなさに焦燥感を抱く日々。来月上旬には学校自体が終わってしまうが、帰国までの残りわずかを少しでも有意義に使えるよう、より一層努力していこうと思う。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Haruki / João
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2025-10
月次報告書10月分
気分は夏のクリスマス?
最近、車にひかれそうになる出来事がありました。ブラジルでは、車が曲がる際にウィンカーを出さずに曲がる人も少なくありません。そのため、横断歩道を渡るときは信号が青であっても、必ず周囲を確認することの大切さを改めて実感しました。また、日本ではこの時期になるとハロウィンの飾り付けを多く見かけますが、ブラジルではハロウィンはそれほど主流ではありません。むしろ、すでにクリスマスの飾り付けが増え始めており、季節の違いを感じました。そんな今月の出来事を振り返っていきたいと思います。 ▶︎気候 基本的には半袖で過ごしていますが、時々、薄手の長袖やパーカーを羽織るほど肌寒い日もあります。 ▶︎住居 今月も停電と断水がありました。先月は長期間続きましたが、今回は3日間で復旧しました。このような生活には正直うんざりしてしまいますが、次第に慣れてきた自分もいます。 ▶︎大学生活 授業後は図書館で勉強するというのがいつものルーティンですが、日本語を教えるボランティアや習い事のフラメンコもあり、毎日慌ただしく過ごしています。C1レベルのポルトガル語の授業では、毎回12ページ以上の宿題が出されるため、十分に復習の時間を確保することができず、ハードな1か月となりました。来月にはレポートの締め切りやテストもいくつか控えています。余裕を持って計画的に勉強に取り組めるようになりたいと感じています。 ▶︎食事 お昼は基本的にbandejãoで済ませていますが、ボランティアや習い事の影響で、夜は自炊することが増えました。とはいえ、みんなで一緒にご飯を食べられる時間も残り3か月を切ってしまいました。できる限り、お昼はbandejãoで食べるようにしています。 ▶︎ボランティアと習い事 8月の報告書で記載した通り、日本語を教えるボランティアとフラメンコを始めました。日本語を教えるボランティア活動では、ポルトガル語で日本語を教えているため、なかなかハードルが高いと感じています。毎週授業のテーマを考える必要があり、その内容をどのように構成するか悩むこともありますが、ポルトガル語で教えることにも少しずつ慣れてきました。 一方、フラメンコを本格的に始めたのは今月からです。週に2回、スペイン人の先生に教わっていますが、レッスンはポルトガル語で行われています。日本で受けていたフラメンコとはまた雰囲気の異なるレッスンで、とても新鮮で楽しく感じています。しかし、レッスン場所が遠いことや、週に2回通うと勉強時間の確保が難しくなることから、来月からは週に1回に変更しようと考えています。 ▶︎週末の過ごし方 日本でも話題になっていた『鬼滅の刃』をブラジルで観てきました。やはり日本のアニメはブラジルでも人気が高く、コスプレをして映画を観に来ている人も多く見られました。街中を歩いていると、アニメのキャラクターが描かれたTシャツや日本語が書かれた服を着ている人、さらには日本語のタトゥーを入れている人とすれ違うこともよくあります。特にタトゥーでは「家族」や「愛」といった漢字が多く見られ、日本文化の広がりを実感しました。また、日本とブラジルのサッカー親善試合をオンラインで友人と学食から観戦しました。さらに、ブラジル人の友人とTim Maiaのミュージカルも観に行きました。日本ではこれまでミュージカルを観る機会がなかったため、新鮮で貴重な体験となりました。ブラジルでもこの試合は話題になりました。週末にはたこ焼きパーティーをしたり、映画鑑賞をしたりと、比較的ゆったりとした時間を過ごすことができました。 【Brasília旅行】 土日と祝日を利用してブラジルの首都であるブラジリアに訪れてきました。今回はブラジリアに訪れるのはもちろん、KUISにいたときにお世話になった先輩に会いにいきました。お仕事の話もいろいろ聞けて就活のアドバイスをいただきました。とにかくブラジリアの街は綺麗に整っていてびっくりしました。ショッピングモールもお金持ちしかいない格好をきている人がほとんど。女性ワンピース、男性はシャツやスーツを着ている人がほとんどでした。 【Belo HorizonteとOuro Preto旅行】 ブラジリアから飛行機でミナスジェライス州の州都であるベロリゾンチと歴史的な背景を持つオウロプレートに訪れてきました。オウロプレートでは有名な教会や美術館、昔使われていた鉱山を訪れました。とにかく坂が多く移動が大変でしたが、観光地はまとまっているので歩きでなんとか済ませることができます。 ▶︎最近感じること この1年間、Uberを利用するたびに運転手とさまざまな話をする機会がありました。その中で、日本に住んでいたことのある方や、TOYOTAやYAMAHAといった日本企業で働いた経験のある運転手に出会うことが多いと感じました。日本に対して好意的な印象を持っている人も多く、「日本が好きだ」と言ってくれるたびに、とても嬉しい気持ちになります。こうした機会にお互いの文化について意見交換ができ、とても良いポルトガル語の練習にもなりました。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Josy
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
月次報告書10月分
ブラジル、サンパウロの生活
すっかり習慣となった豆とご飯、ブラジル流日本料理、家で作るラザニア。食欲の秋のような春、10月。 週末 Paranapiacabaというサンパウロ市から少し離れたところへ。電車を乗り継いでそこから少しバスに乗って着いたそこは、海の近くに位置していて、霧が町全体を覆っていました。古い電車や線路が残っていて、サンパウロ市内では見ることができない光景で素敵な町です。 他の週末には、知り合いの方がいるイビウーナへ行きました。その日は、お寺にたくさんの日系人の方々が集まり、焼きそばを食べ、盆踊りをして。自分の家族以外で日系人の方と関わる機会を持てて、色々学ぶこともあり楽しかったです。日本人の私よりもブラジル人の皆さんの方が盆踊りを知っていて、踊り方も学べて、初めての盆踊りは良い思い出になりました。 気候 写真を見返してみると、ノースリーブを着て温かい汁物を食べている写真。その横には長袖を着てアイスを食べている写真が。服装選びがおかしいように聞こえますが、この原因は一日の気温差にあります。昼は暑くて夜は寒い。でも一概にそうとも言い切れず、昨日は最高10度後半だったのに今日は30度近くまで上がったなんて日も頻繁に。そういう次の日の気温が上がる夜は上着無しで過ごせることもあります。とにかく服装選びと体調管理が難しい。 食事 叔父の誕生日のため、ブラジルに来てから覚えた人参のケーキを手作り。自分の誕生日があまり好きではない叔父には、歌も歌うことなく食事のみ。願い事をしながらケーキを切るという風習にも、「ケーキを食べる」と願いながら切る叔父。今まで参加した友人らの誕生日会は人も多くてにぎやかな感じでしたが、こうやって家族だけで祝う誕生日も違った良さを感じます。 友人関係 後期から来る留学生も多く、授業で関わったり、遊びに行ったりすることも増えてきました。日本人やブラジル人はもちろん、韓国やスペインなど多国籍の人たちともつながる機会がありました。友達の友達。「そのスカートかわいい」「あなたの服も素敵」からインスタを交換したり、きっかけは色々。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Cassia
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書10月分
Palmeiras, o time da virada, o time do amor!
留学8ヶ月目が終了した。天気の悪い日も比較的多かった10月は気持ちもあまり乗り切らないこともしばしば。今月も少しでも有益な情報を残せるよう、振り返ろうと思う。 ・気候 先にも言った通り、今月は気候が不安定だった。曇りや雨の日が多かったり、気温の寒暖差が大きかったりしたため、周りに体調を崩す人もちらほら。幸いにも自分は体調を崩すことなく過ごすことができた。残りもなるべく多くの時間を有意義に過ごせるように体調管理に努めたい。サンパウロは一年中、1日ごとの気温の変化が大きいことが多いため、毎日の天気予報の確認は必須。 雨の日は洗濯物もあまり乾かない。特にデニムなどは2、3日干したままでようやく乾くほど。ありがたいことに住んでいる住居には屋根付きの洗濯物を干すスペースがあるため、そこに放置すれば問題なく乾燥させることができる。 ・大学 今学期の授業はあまり日常的には課題が出されないが、今月は日本文化の授業で中間テストがあった。前学期同様、Cultura Japonesa(日本文化)の授業は1つの小さい課題、個人で行う中間テスト、そしてグループでの期末テストで成績が判断される。留学生は前学期同様に辞書の使用が許可されているので、テスト対策さえしていれば問題ない。今回の中間テストも先生の評価が良かったため、ひとまず安心。 ・友人関係 いつものことながら、基本は日本人留学生、現地の日本語専攻のブラジル人と過ごしている。彼らは学校での昼食や夕食、空きコマの時間などはもちろんのこと、土日などの祝日にも遊びなどに誘ってくれるためとても感謝している。 ・交通・通学・移動 ブラジルの夜行バスはかなり後ろに座席を倒せるものが多いため、日本のものより旅行の際に使用することが多い。リオなども、サンパウロからだと6時間ほどで行けてしまうため、自分も重宝している。バス内にはトイレがあったり、レストランにすらない無料の水が置いてあることがほとんど。なぜバスだけ水が無料なのか意味がわからないが、いつもありがたくもらっている。 ・金銭 基本的には引き続き、現地の銀行のデビットカードやPixでの支払いがほとんど。それらが不具合で使えない時などのみ、日本から持ってきたクレジットカードを使っている。Banco do Brasilのデビットカードは、どうやら少額であればクレジット機能も使えるらしく、家に少額の請求が届いた。不正利用ではなく、リオで地下鉄に乗った際の料金だった。どうやら請求の明細に記載されているPixのQRコードでも支払いができるらしいが、自分は念の為何の支払いなのか確認をしたかったため、大学内の店舗窓口で支払った。 ・休日 今月も、可能な限りサッカー観戦、主にPalmeirasの試合に足を運んだ。今月の中旬には、リオに行き、Flamengo(フラメンゴ)とPalmeiras(パルメイラス)の試合を見にいくことができた。ブラジル国内リーグの1、2位直接対決だったこともあり、リオデジャネイロのMaracanãスタジアムは大盛り上がり。Palmeirasを応援していたが、結果は3−2でフラメンゴが勝利。勝ち点差はほとんどなくなりリーグ終盤戦へ突入。最後までこの2チームから目が離せない。 Palmeirasの応援をしているが、この日はFlamengoのユニフォームを着て、ホームチームサポーターになりきりスタジアムに向かった。ブラジルでは国民的スポーツであるサッカーに熱を注いでいる人が異常なほど多い。熱く盛り上がる一方で、時には死亡事故が起こるほどサポーター同士の喧嘩が頻発する。当初Palmeirasのユニフォームを着ていこうとしていたところ、サッカーに詳しいブラジル人の友人から全力で止められた。アウェーサポーターは相手のスタジアムに乗り込んでいる状態となり、時に暴力を振るわれたりなどもあるらしい。ここブラジルでは冗談が冗談で済まない可能性があるため、もし現地でのサッカー観戦、特にライバル同士などの試合観戦を考えている人は予習が必須だろう。 ・まとめ 今月も無事に過ごすことができた。今月の下旬にはリオデジャネイロの犯罪組織と警察の対立が起こったりと、各所で事件、事故がちらほら起きている。最後まで気を抜かず、安全に過ごしていきたい。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Haruki / João
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2025-09
月次報告書9月分
Nordeste再び
後期の授業が始まって約1ヶ月、新しい生活リズムにも慣れてきました。前期とはメンバーも入れ替わり、同じ大学生活でありながらも、どこか雰囲気の違う毎日を過ごしています。上旬には祝日が続き、新メンバーも含めてみんなでnordesteへ旅行に行きました。ここ最近はいつ暖かい季節がやってくるのかずっと考えています。 ▶︎気候 久しぶりに豪雨が発生しました。強風も非常に激しく、サンパウロ市内では停電が起こるほどでした。近くの道路では木が倒れる被害もあり、3月以来の大きな被害となりました。相変わらず、半袖で過ごせる日もあれば、パーカーが必要になる日もあります。いまだにサンパウロの気温の変化には慣れず、天候を読むのが難しいです。 ▶︎住居 豪雨の影響で、停電と断水が約6日間続きました。冷蔵庫の中の食べ物もすべてダメになってしまいました。そのため、寝るときだけShareに戻り、それ以外の時間は大学や友達の家、ショッピングモールで過ごしていました。特に困ったのは、お風呂に入れなかったことです。毎回友達の家にお邪魔させてもらって、本当に助けられました。さらに、この出来事と同時に洗濯機も使えなくなりました。原因は停電や断水、そしてアプリの不具合だったようです。約2週間使えず、仕方なく近くのコインランドリーを利用しました。正直なところ、Shareでの生活が嫌になってしまいましたが、share住居者用のグループチャットでのここぞという団結力に支えられています。今回の経験を通して、日本の生活環境がいかに恵まれているかを改めて実感しました。 ▶︎大学生活 1コマ240分の授業も途中にある休憩のおかげでなんとか慣れてきました。相変わらずIRIの授業は苦戦しています。 ・IRI:Instituto de Relações Internacionais(国際関係学部) 観光学の授業で課外学習があり、セントロやパウリスタ通りを実際に歩きながら、サンパウロを歴史的な視点から捉えた現在の宿泊施設の観光について学びました。ホテルの歴史的な成り立ちや立地の変化に注目し、都市の発展とともに宿泊施設がどのように拡大・移動してきたのかを考察しました。特に、SéやRepúblicaは治安があまり良くないことで知られており、これまでゆっくり訪れたことはありませんでした。昼間でも治安の不安を感じる場面はありましたが、その一方で歴史的な建物が多く残されており、街の成り立ちを知る上で重要な地域であることを実感しました。 ▶︎独立記念日 9月7日はブラジルの独立記念日です。今年で203年を迎えました。街のさまざまな場所で独立を祝う装飾が見られ、祝日の雰囲気を強く感じました。すき家でも、通常価格より3レアル安くなるキャンペーンが行われており、記念日を盛り上げていました。せっかくの機会なので、独立宣言が行われたサンパウロのイピランガ公園を訪れました。園内は多くの人で賑わっていましたが、公園内にあるイピランガ美術館は、USPの学生証があれば無料で入館することができます。この日は独立記念日と重なっていたこともあり、約1時間列に並び、ようやく中に入ることができました。 今月はブラジルで大きな出来事が2つあったので紹介します。 ①ボルソナーロ前大統領の有罪判決決定 それは、前大統領ボルソナーロに有罪判決が下されたことです。反ボルソナーロ派の人々はとても喜んでおり、USP内でもボルソナーロが牢獄に入っている様子を描いたポスターを多く見かけました。よく日曜日のパウリスタ通りではデモが頻繁に行われています。今月はボルソナーロの件もあり、多くのデモが行われていました。ブラジルに来て感じたのは、多くの人が政治に強い関心を持ち、自分の意見をはっきりと表明しているということです。日本とは異なり、ブラジル人の友人との会話では政治の話題が自然に出てくることが多く、とても刺激を受けました。 ②メタノール問題 ボルソナーロに関する話題のほかに、ブラジルではもう一つ大きな事件が起こりました。それは、メタノールが混入した可能性のある酒による健康被害です。複数の中毒例が報告され、死亡例や重症例も確認されるなど、深刻な状況となっています。ブラジルのお酒といえばカサーシャが有名ですが、これは蒸留酒の一種で、本来は飲用可能なエタノールを使用して製造されます。しかし、一部の偽造酒や密造酒に、有害な工業用アルコールであるメタノールが混入していた可能性があると報じられています。カサーシャに限らず、他の蒸留酒にも混入している可能性があるため、ブラジル国内で不安が広がっています。私はお酒をあまり飲まないため、日常生活に大きな変化はありません。しかし、仲の良い友人は安全面を考慮し、バーで蒸留酒を注文するのを控えているそうです。 ▶︎週末の過ごし方 大学一年生の頃から交流のあった、ニテロイに住んでいるブラジル人の友人と、サンパウロで会うことができました。身近に日本が好きな人がいてくれることが、とても嬉しく感じます。また、仲の良かったドイツ人の友人が帰国することになりました。とはいっても、彼女はブラジル国籍で、ドイツへ行く前にしばらくサンタ・カタリーナ州に住むそうです。それでもバスで1日以上かかる距離なので、気軽に会えるわけではありません。今月は、彼女のお別れパーティーに参加したり、どこかに散歩しに行ったりと、一緒に過ごす時間が多い月になりました。 【Recife旅行】 9月上旬に1週間ほどの休みがあったため、日本人留学生の友人たちとレシフェとサルバドールを訪れました。レシフェを訪れるのは今回が初めてでしたが、サルバドールとはまた違った雰囲気があり、とても新鮮に感じました。特に、レシフェにあるオリンダという地区は、歴史的な街並みが今も残っており、建物の色合いや造りが他の都市とは異なっていて、とても魅力的でした。実際に歩いてみることで、その歴史の深さを身近に感じることができました。また、レシフェは詩人の街としても知られており、詩に関連する美術館や博物館が多くあることも印象的でした。事前にレシフェの歴史や文化についてもっと調べておけばよかったと少し後悔しています。 【Salvador旅行】 今回2回目となったサルバドール。レシフェからの移動だったため、中距離バスで10時間かけて訪れました。前回時間がなくて行けなかった場所も訪れることができました。サルバドールの名物であるアカラジェやムケッカといったnordeste料理を克服することができませんでしたが、やはりSalvadorの雰囲気は大好きです。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Josy
イベロアメリカ言語学科 4年 交換
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