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交換
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交換(ダブルディグリー)
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2023
2022
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2025-06
月次報告書6月分
ブラジルで生きている
6月のブラジルはFesta Junina一色。毎週のように踊って、食べて、盛り上がり。その一方、ブラジルで出会った友人と涙の別れもあり、留学があっという間に過ぎていくことを実感した月でした。 友人関係 6月半ば、友人がブラジルを離れました。彼とは今学期に入ってから出会い、わずかな時間でしたがたくさんの思い出がありました。最終日にはみんなで空港まで見送りに行ったのですが、大勢で大号泣。来月も帰国予定の先輩方がいるため、すでに私自身の留学が折り返し地点にきていることを実感しています。 週末 6月はFesta Juninaというお祭りが各地で行われています。私が行った大学内と教会のFesta Juninaではパステルやとうもろこしなどに加え、Vinho quente(温かいワイン)やCaldo Verde(緑のスープ)などが売られていました。その後、みんなで踊ります。この期間中の週末は必ずどこかで開催され、7月8月もFesta Julina、Festa Agostinaと名前を変えて行われるそうで、ブラジル人のFesta愛を感じます。 22日には、LGBT+プライドパレードがありました。パウリスタ通りをメインに、周辺の通りにかけて行われ、海外からも参加する人がいる程の大規模なパレード。参加している人たちは自分らしさを服装やメイクなど様々な方法で表現していて、日本ではなかなか見られない光景です。 留学生の会にも参加。日本人留学生とブラジルで働く日本人の方たちが集まり、キャリア等について貴重なお話を聞くことができました。留学と同時に、就活の時期でもあるので、相談をすることができて良い機会だったと思います。 交通 交通手段については何度か記載していますが、公共交通機関を利用する度に日本との違いが見られます。まず、バスや電車の中で静かにするという文化はないので常に騒がしいイメージです。特に地下鉄内は、お金を恵んでくれるように呼び掛ける人が車両内を行ったり来たり。手作りのお菓子を販売する人、手作りじゃないお菓子を販売する人。楽器を演奏したり、歌を披露する人もいたりします。日本で言う路上ライブを車両内でやっている感じです。 それ以外の移動手段として、Uberを利用することも。利用の際には注意が必要です。運転手の方の車に乗せてもらうので、ドアを強く閉めない、挨拶を忘れないなど。利用後、アプリで評価され、その評価が今後の利用に影響します。そして、私は幸いまだ危ない目にあっていませんが、危ない目にあったという知人の話もいくつか聞いたことがあります。あくまで一般人が乗せているので、気をつけるに越したことはありません。私が気をつければよかったと思ったのは、行先の入力です。10人で駅から3台に分かれて乗り、レストランで合流することになったのですが、私が手配したUberが一番乗りで現地に到着。あとの2台に乗っていたメンバーから到着したと連絡を受けたのですが、どこにも見当たりません。私たちはチェーン店の違う店舗に来ていました。ちゃんと確認しましょう。 服装 半袖とダウンが混合する季節。かなり軽装の人もいれば、厚着している人もいるというような、調節の難しい季節になりました。日中と夜の寒暖差があり、冬が始まっています。長袖を買いに行ったのですが割高で、半袖に比べると種類もあまり多く無いので、日本から持ってこられる分は持ってきた方がいいです。大学内にはUSPのTシャツやパーカーなども売っているので寒さ対策かつ記念として買っている友人も多いです。“Meu bebê entrou na USP”「私の赤ちゃんがUSPに入学した」というTシャツもあるので、両親に買って帰る予定です。 病院 訳あって病院に行く機会があった今月。計4回病院にかかったのですが、週末はかなり待たされます。でも全て無料なので、仕方ないという感じです。日常生活のポルトガル語とは違い、症状を説明したり、お医者さんからの説明を受けたりするのはさらに難しいです。病院にかかることがないことが一番良いですが、もしそうなったとしたら、状況をあらかじめポルトガル語で説明できるようにして、飲んでいる薬はお医者さんに写真や実物を見せて説明することをお勧めします。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Cassia
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書6月分
あっという間に1学期目終了
6月報告書 今月もあっという間に過ぎてしまった。学期末ということもあり、課題やテストに追われた1ヶ月だった。たくさんの人に助けてもらいなんとか今月もやり過ごすことができたと思う。留学先での学期末の印象など、今後の留学生に役立つ情報も書ければと思う。 ・気候 サンパウロの天気はとても不安定に。昼間は半袖でも暑いくらい(これは自分が暑がりなだけかも?)気温が上がるが、夜はかなり肌寒くパーカーなどを使うようになった。日本とは四季がほぼ真逆のブラジルはそろそろ冬になろうかというところ。日本の冬より寒くなることはないが、来る前までは「一年中暑い」と勝手にしていた想像をしっかり裏切られた。普通に寒い。自分は日本でも冬に時々体調を崩していたので、これからの季節、病院お世話にならないように体調管理を徹底しようと思う。 ・大学 今月は課題に追われた1ヶ月だった。インタビューの課題にテスト、3つのレポート。これらが一気に押し寄せてきたためかなり忙しくなった時期もあったが、無事に全て期限内に終わらせることができそう。1つのレポートは7月の中旬まで余裕があるため先延ばしにしているが、それ以外は終わらせることができた。インタビューの課題は通訳の方に実際にお話ししていただき、まとめるというような内容の課題であった。流暢に話される上にその通訳の方がCarioca(リオデジャネイロ出身者)だったため、訛りにひと苦労。留学生は現地の学生とペアになって課題をおこないことができたので、その学生にたくさん助けられながら課題を行った。 また、今月で多くの授業が終わり、7月から冬休みに入る。ブラジルは休日・祝日が多いためあまり「ようやく」というような感情はないが、もう留学2学期のうちの半分が終わってしまったと考えると逆に焦りが出てくる。とてもポルトガル語が順調に上達しているとは言い難い状態であるため、休みや来学期はより頑張っていかなければと思う。7月の中旬には友人の紹介で、日本語を勉強しているブラジル人の家に2週間滞在し、一緒に生活しながらお互いの勉強を助け合うという計画を立てているので、休み期間も気を引き締めて無駄にしないようにしたい。 ・友人関係 今月の中旬、留学仲間の香港人の友人が留学終了に伴い帰国してしまった。夜に何個か授業を取っていた彼とは、一緒に夕食を食べに行ったり、USPãoという店でケーキを食べたりなど、短い期間ながら大学内外でたくさんの思い出があったためとても悲しい。留学に短期間での別れはつきものだが、やはりいざ別れの時期になってしまうと悲しくなるものだと実感した。来月には他大学から来ている日本人留学生も帰国してしまうので、悔いのないようにたくさん思い出を作りたい。 ・通学、交通、移動 ようやくRNM(身分証明書)、Bilhete Único(交通系ICカード)、銀行口座が手に入った。銀行口座のことは金銭のところで詳しく書こうと思う。5月最後の最後でRNMが完成したという通知を受け、授業がない火曜日に再び連邦警察に受け取りに向かった。1、2時間ほど待った申請時とは違い、受け取りは5分もかからずに完了した。学生のBilhete Únicoを作るにはRNMが必要だったので、受け取り後すぐに発行の申請を行った。学生はこのカードを作れば、地下鉄やバスなど、公共交通機関の通常料金の半額で利用することができる。(地下鉄は5.2レアルから2.6レアルに、バスは5レアルから2.5レアルに!)また、チャージもアプリからPix(銀行口座内のキャッシュレス決済)で払うことができるので現金の使用がほぼほぼなくなった。ただしチャージ後、使用前に駅の機械にカードを差し込まなければチャージがされないのでそこだけ注意。Bilhete Únicoは申請さえできれば、あとは指定した住所に郵送でおっくてもらうことができるので、特定の場所に受け取りに行くことなどはなかった。 ・食事 今月もBandejãoに感謝感謝の1ヶ月。平日の昼夜のほぼ毎日をお世話になった。中には嫌いな食べ物が多かったり、メニューへの飽きが原因であまり行かなくなる友人もちらほら。自分は飽きが来ない上、自炊との天秤にかけた時にBandejãoが圧勝するので、来月もお世話になろうと思う。 平日は学校、休日は外食か簡単な自炊。今までと大きな変化はなかった。 ・金銭 ようやく銀行口座を開設することができた。選んだ銀行はBanco do Brasil。おそらく多くの人はこの銀行、もしくはNubankで作ると思う。Nubankは店舗を持たないインターネットで全てが完結する銀行。何人かの友人はこっちのNubankの口座を作っていたが、一番開設が早そうだった。彼らはRNMを受け取ったその日に開設がオンラインで全て完了していたため、素早く開設したい人にはおすすめ。自分が選んだBanco do Brasilは実店舗にRNM、居住証明書、税金を納めていることが証明できるもの(水道代、光熱費などの領収書)、履修登録証明書を持って申請に行った。居住証明書と光熱費の領収書はどちらも大家さんにお願いし用意してもらった。留学生(学生)は履修登録証明書が必要らしい。これは履修登録後に学校からもらえるので、そのデータを用意すれば問題なかった。最初自分は必要書類を何も知らなかったが、先に同銀行の口座を開設していた友人に教えてもらい知ることができた。色々なものの用意が必要で正直面倒臭いかもしれないが、何かあった時にいつでも対面で質問できる方が良いと思い、実店舗を持つBanco do Brasilを選んだ。他にもSantanderやItaúなど種類はあるが、あまり周りに持っている人はいない印象。 口座開設により、普段の会計はもちろん、家賃のPixでの支払いが可能になった。毎月大量の手数料を支払ってWiseからおろしていた手間が省け、とても楽になった。しかし、Banco do Brasilの初期設定ではPixの月当たりの上限が1200レアルになっており、家賃は1250レアル。家賃すら払えない状態だったので早速大学内にある店舗へ。ものの数分で設定を変更してもらえ、無事今月から家賃をPixで支払うことができている。外国の銀行でわからないことだらけであるため、あくまで個人の意見であるが、NubankよりBanco doBrasilの方がおすすめ。なおPixのやりとりは他銀行間でももちろん可能なので、そこの心配は不要だと思う。 しかし口座開設後、5〜10日で届くと言われたデビットカードが今月末まで経っても届かず。来月、時間があるときに銀行に行き解決しようと思う。 ・休日 友人関係のところで書いた香港人の帰国予定に伴い、彼が帰るまでに日本人留学生、日本語専攻のブラジル人などと一緒に、カラオケやChurrasco、Açaí(アサイー)などたくさんの思い出を作った。大学が比較的忙しかったため、他の州への旅行などはしていない。お金も有限であるため、計画的に遊びの計画を立てていきたいところ。 また、今月は学校内外いろいろな場所でFesta Juninaがあった。Festa Juninaは、ブラジルで毎年6月を中心に行われる伝統的なお祭り。もともとはキリスト教の聖人(特に聖ジョアン{São João})の誕生日を祝うヨーロッパの風習が起源で、ブラジルで農村文化と結びつき、独自に発展したもの。Quadrilhaという、みんなで輪を作ってするダンスやQuentão(ホットワイン)が有名。日本にいいる時も、神田外語大学のポルトガル語専攻で毎年やっていたものを現地で体験できて嬉しかった。 ・まとめ 留学を開始してはや4ヶ月がすでに経過してしまった。日本人留学生や日系人が多いのはサンパウロのいいところであると思うし新たな友人なども増えているが、肝心なブラジル人と関わる機会が他の大学より少なく感じ、危機感にまで思う。留学生活を無駄にしないよう、これから意識的にブラジル人と関わる機会をさらに増やしていきたい。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Haruki / João
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2025-05
月次報告書5月分
ブラジル人、身分を証明
RG、ブラジルの身分証明書を更新(日本で言うところのマイナンバーカード)。銀行口座開設。ブラジルで生活するにあたり必要なものが揃い、残すはポルトガル語習得! 滞在先 電気について。滞在先に限ったことではありませんが、ブラジルの電気系統エピソードがいくつかあります。前提として、ブラジルの電圧は日本よりもかなり強め。電子レンジの時間調整も気をつける必要があり、滞在先の洗濯機は脱水含め15分で完了。コンセントの形も違うため、日本から持ち込むものなどには変換プラグが必要になります。対応する電圧が異なる製品を使うためには、変換プラグも必須。海外対応の製品もあります。ですが!!!海外対応だからと言って安心はできないのです。それは旅行先で友人が日本から持ってきた海外対応のドライヤーを使っていた時。突然ドライヤーは大きな音をたてながらショートしました。焦げたような臭いと熱を発して、二度と動くことはありませんでした。日本から持ち込んだストレートアイロンなども熱くなりやすいので、海外対応でもブラジルの電圧に対応できるかどうか見極めた方がいいです。ここまで言うと、電気強いし丈夫なのでは?と思いますが、頻繁に停電するので出来る時に携帯を充電しておくことや、ろうそく、マッチなども常備しておくことをおすすめします。 お金関係 今月、Banco do Brasilで銀行口座を開設しました。それまでの支払いは日本のクレジットカードか現金。現金は日本での換金と、Wiseを使う方法があります。Wiseには、アプリで日本の銀行から送金し、Wiseのカードを使ってSantanderという銀行の機械で現金をおろします。説明だと分かりにくいかもしれませんが、とにかくWiseはアプリだけでなく、カード本体を作った方がいいです。ブラジルで口座開設してからは、WiseからさらにBanco do Brasilに送金しています。ブラジルはPixという支払い方法が存在し、Pay Payみたいなものですが、銀行のアプリから直接支払うことができます。ブラジルでは日本のクレジットカードも使えますが、不正利用や桁の間違いで300円の飲み物が3万円で請求されたこともあったので、こまめに請求額をチェックしたほうがいいです。 週末 5月11日、母の日。日本にいる母には会えませんが、ブラジルの母である叔母にちょっとしたプレゼントを。友人もお世話になっているからと、一緒にプレゼントを選んでくれました。4月に入った頃から、お店で母の日のプレゼントが置かれ始めたのですが、これ日常使いするの?というくらい愛とクセの強いものばかり。「愛している」と大きく書かれたハート型のクッションや、「私のママは女王」と書かれた水筒など。そして、当日になって準備する人も多いらしく、道端で花を売っている人を多く見かけました。 他の週末には、サッカーの試合も観に行きました。多くのブラジル人がサッカーに対する熱がすごいので、スタジアムの盛り上がりも大迫力。観戦したのは、女子サッカーのブラジル代表と日本代表の試合だったのですが、ブラジルサポーター側からの観戦だったので、ブラジルの得点を叫んで喜び、日本の得点は静かに喜びました。3対1で日本は負けてしまいましたが、スタジアム全体でのウェーブに日本サポーターも加わったのを見て、ブラジル人と日本人の良い空間を見ることができた気がします。 身分証 私はブラジル国籍を持っているため、ブラジルでの身分証であるRG(Registro Geral)を更新しましたが、留学生は基本的に外国人登録番号であるRNM(Registro Nacional Migratorio)を登録する必要があります。ブラジルでの生活で頻繁に必要になるのは、RNMとCPF(納税者番号)です。CPFは在日のブラジル領事館で取得できます。身分証はすぐ作れるわけではないので、出来るまでの2,3カ月はパスポートを身分証として使っている人が多かったです。身分証ができれば、銀行口座の開設も出来るようになります。 ワクチン ブラジルでは予約無し、無料でワクチンを打てます。私は黄熱病と風邪のワクチンを大学周辺の病院で打ちました。この2つのワクチンはそれぞれ別日、違う友達と打ちに行ったのですが、予約も要らないので「これからワクチン打とうと思うんだけど一緒に行く?」「え、無料?行く!!」みたいな感じで決まりました。もちろん、日本で打てるワクチンを打ち終わってから留学をスタートする方が計画的ではありますが、風邪のワクチンは半年ごとに打っているという友達もいたので、長期留学ならブラジルで打つのも悪くないと思います。個人情報の登録を病院で行い、呼び出されるのを待ちます。すぐ終わります。私の場合、部屋に入ってから椅子に座ろうとした時にはもう打ち終わっていました。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Cassia
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書5月分
5月!
今までの月よりは休みの日が少なく、学校と家の往復が多かった。今までより特別なことが少なかったが、そんな平穏だった月なりにまとめようと思う。 ・気候 秋への移行が進み冷える日が多くなって気がした。と感じたのも束の間、振り返ってみれば昼間は25℃を超える日が多かった。また、夜は冷えると言いつつも自分は暑がりなため、持ち運んでいた上着を使わず一日中半袖でいる日がほとんどだった。しかし、雨は乾季への移行の影響で減ってきた印象。夏のようなスコールはなかった。晴れた日は洗濯物の乾きも早く、半袖だと洗濯時のかさも増さないため、いけるところまで半袖生活を続けようと思う。 ・大学 やはり今月もまだ、授業内容の全てを理解することは難しい。授業で使われる言葉は,専門的な予備知識ありきの単語などもあるため、聞き取りもなかなかに苦しむ。USPの学生は英語もできる人がほとんどなため、なかなかにメンタルをえぐられたりやるせない気持ちになることがある。しかし、ブラジル1番のレベルである大学であるUSPの学生に対抗することがまず無謀であると気付き、ある程度割り切って取り組むことにした。留学先で精神的に追い込まれたくないので、自分自身と相談しつつ頑張りたい。 その一方で、Aspactos da Cultura Brasileira(ブラジルの文化の側面)では嬉しいこともあった。各週異なるテーマの授業が行われるこの授業。今月の3週目のテーマはブラジルサッカーの歴史についてだった。自分はサッカーが大好きであるため、食い入るように先生の説明を聞いていた。自分の関心のあるテーマだったこともあり、ブラジル人の中でもなかなかに話すスピードの速い担当講師の方の話をかなり理解することができた。ブラジルのサッカーは長い歴史を持ち、それに政治などが付随してかなり複雑になっている。ブラジルに来たからにはこの授業内容に留まらず、より知識を深めていきたい。 また、今月に入り、初めてテストを受けた。Cultura Japonesa(日本文化)の授業で中間テストがあったため、授業内で使用したスライドを中心にテスト対策をした。日本文化と言いつつも、授業内容は日本史に近い印象。内容のレベル自体はそこまで複雑ではないと思う。このテストでは留学生の辞書の使用が許可されていたため、問題文中のわからない単語は調べることができた。この授業では学期末にもう一度テストが控えているため、復習を計画的にやっていこうと思う。 ・友人関係 今月も日本語専攻のブラジル人や日本人留学生と時間を過ごすことが多かった。日本語専攻の人たちと関わることで、お互いの言語の勉強の助け合いができるためいい関係性が築けていると思う。最近は仲が深まりおふざけも増えてきた印象がある。その中でもブラジル感を一番感じるのはPiada(ジョーク)やParavrão(暴言、罵りの言葉)だ。日本では絶対に口にしないような失礼で汚い言葉を、ブラジル人は息をするようにすぐ口にするので、嫌でも覚える。しかし、これらも現地でブラジル人と関わることでしか吸収できない知識であるため、自分では言わないにしても覚える価値はありそう。 また、日本語専攻のブラジル人に誘ってもらい、ブラジルで初めてサッカーをした。正確にはフットサルの規模で少人数で行ったが、久しぶりにボールが蹴れてとても楽しかった。USPには様々なスポーツができるCEPE USPという施設があるため、そこで無料で体を動かすことができる。これからも有効活用していきたい。余談だが、ブラジルではチーム分けをする際、片方のチームがビブスを着用するのではなく上裸になることで区別する。今回いきなり上裸チームになったが、ブラジルらしさを体験できてとても良かった。 さらに今月の末にはサンパウロで、なでしこジャパン(女子サッカー日本代表)対ブラジル代表の試合を見に行った。正直なところ、今までは男子サッカーより迫力がなく面白くないというイメージを持っていたため、今回の試合も行くかどうかすら迷っていた。しかしそんな気持ちは一切なくなるほど楽しかった。サンパウロに住んでいるが、多くの日本人がいることに少し違和感を感じた。自分たち日本人留学生はブラジル人の友人と一緒に見に行ったので席はブラジル側だった。周りがブラジル人だらけなので、日本での試合とまるで違う応援スタイルがとても面白かった。ブラジルのサッカーで吸収することができるエネルギーがあるので、定期的に見にいきたい。 他にも、サンパウロ市内の美術館であるMASP、以前テレビで紹介されていた大学内の人体解剖学の博物館、ラテンアメリカ最大の観覧車、サンパウロの遊園地など、様々な場所に友人たちと遊びに行った。美術館などは特定の曜日が無料になること多く、気軽に足を運べるのでおすすめ。 ・通学、交通、移動 まだBilhete Únicoが作れていないため引き続き現金で支払っている。銀行口座がなくWiseでの引き落としに手数料がかかってしまうため現金をあまり使いたくないが、もう少しの辛抱。ちなみに、地下鉄のBilheteria(チケット売り場)で1枚5.2レアルのチケットを買う際、100レアルなどの大きい金額を出すとかなり嫌な顔をされる。しつこく20センターボス(0.2レアル)はないかなどと聞かれるが、ずっとないと言い続ければ対応してくれる。これは余分な出費を出さずにお金を崩したい時などにも一つの手になるので覚えておいてもいいかも。しかし、バスの場合、本当にお釣りが用意できないケースもあるので、5レアル(サンパウロ市内のバスの料金)は持っていたほうがいいかもしれない。 ・食事 今月はおそらく、これまでで1番Bandejãoにお世話になったと思う。ほとんどの平日の昼と夜をそれぞれ2レアルで済ませたことでかなり節約になった。休暇で旅行に行くことが多いので、できるところで節約していきたい。休日は友人たちと出かけることが多いので、そのまま外食で済ませている。 自炊は全くと言っていいほどしていない。家で何か作るとしても、パスタを茹でて買ったパスタソースをかけて食べるくらい。自分でも自炊のしなさに驚くが、Bandejãoと友人たちのおかげでこれで済んでしまっている。すき家の日本米を5kg購入したので、これからは時間がある時に自炊しようと思う。 ・金銭 まだRNM(外国人登録)が終わっっていないためブラジルの銀行口座が作れていない。基本的にクレジットカードで支払いをしているが、クレジットカードは最終的に日本円での請求になるため、請求日のレートの上下が大きく関わってしまう。ブラジルの銀行を作りレアルが安いときに入金し、デビットカードで支払えるようになれば少し安く支払うことができると思う。おそらく来月の上旬に受け取りが完了するので、首を長くして待とうと思う。 また、今月の末、ついにCPFを取得した。二月の報告書に書いたが、自分は在日本ブラジル総領事館で出国前に事前に取得できるCPF(マイナンバーのようなもの)の発行を忘れ、この番号を持たないままブラジルに到着し早3ヶ月が経っていた。サッカーの試合や飛行機のチケットの購入時など、何かとないと不便だったのでやっと取れて安心した。インターネットの特定のサイトでオンライン申請書類、パスポート顔写真、RNM番号(RNMは申請時に番号の控えが先にもらえる)などを送れば、特別どこへも行かずネットで番号受け取りまで完結した。日本で発行してから出国するのがベストだが、忘れてしまった際には自分の例を参考にしてみるといいかも。 ・休日 今月は長期休みがなかったのであまり遠出はしていない。地下鉄で移動し買い物に行ったりご飯を食べたりが多かった。ありがたいことに遊びに誘ってくれたり、買い物に付き合って食える友人がいるので1日退屈することがあまりない。今月特に印象に残ったのは、日本人留学生の大学院生の先輩宅で行ったChurrasco(ブラジルの焼肉、BBQのようなもの)だ。4月末から5月頭にかけて発症していた風邪の病み上がりに誘ってもらったが、そんなことも忘れるくらい美味しく、元気が出た。 また、今月末にはVilada Culturalと呼ばれる、二日間にまたがり開催されるフェスタに行った。自分は日曜日の夜の最後のコンサートのみ参加したが、そこで思わぬ出来事が。自分たち日本人に興味を持ち話しかけてくれた酔っ払いのおじさんがいた。最初はただの酒に酔ったおじさんかと思ったが、後に自分からPCCのメンバーであることをカミングアウトしてきた。PCCとは、サンパウロでとても名高い大規模な犯罪組織で、殺人や窃盗、マリファナの密売などを行っているとても危ない集団。そのうちの一人であると伝えられた時には正直驚いた。ちょうど留学前にテレビの特集でPCCを取り上げられていたため気をつけてはいたが、まさか本当に遭遇するとは予想だにしていなかった。幸いにも、ただ自分たちと話したかっただけで何も盗られなかったが、このような公の大きなイベントは楽しい分危険も潜んでいるため、今回のことを機により一層警戒しておきたい。 ・まとめ ひとまず今月も無事にブラジルでの生活を送ることができた。来月でほぼ1学期の授業が終わる。それに合わせてレポートなどの課題の期限が迫ってくるため、計画的に進めようと思う。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Haruki / João
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2025-04
月次報告書4月分
日本人であり、ブラジル人
桜の無い4月。伝わらないポルトガル語。地元から持ち込んだお菓子は尽き。やはり自分に留学なんて向いてなかったのでは?と思う日も。でもそんな不安、自分がブラジル人になりきっちゃえばなんてことない。自分の弱さと向き合った今月は、これからさらにブラジル留学を楽しもうと改められる機会でした。 滞在先 お風呂について。お風呂は基本1人が立っていられるくらいのスペースに、天井についたシャワーが1つ。取り外し不可。水の温度は蛇口の捻り加減での調節になります。ブラジル初日のシャワー、調節ができるということすらもわからないまま冷水を浴び、「きっとブラジルでお湯はでないんだ」とこの先1年間の覚悟を決めていました。安心してください。お湯出ます。天気や時間帯によっては温度も気まぐれですが。軟水や硬水については詳しくわかりませんが、私の感覚だと日本とは違う気がします。シャンプーの泡立ちが違ったり、クレンジングが乳化しなかったり。水道水はもちろん違います。滞在先には蛇口に付けるタイプの浄水器があるのですが、そこから入れた水でもあまり美味しいとは言えません。スーパーマーケットで買うミネラルウォーターか、大学内のウォーターサーバーがおいしくて安全なのでお勧めです。 交通 バスや地下鉄の中にもブラジル人の文化が。ブラジルのバスや地下鉄にも優先席が設置されています。優先席でなくてもお年寄りや妊婦さん、怪我をしている人に席を譲りましょう的な暗黙の了解は日本にも存在しますよね。(添付写真:お年寄り、妊婦さんなどに加えて体形がふくよかな方の項目も)しかしブラジル人、明らかに日本人よりも譲るスピードが速い。日本人は譲る側も譲られる側も恥ずかしがって、そもそも声をかけるのに勇気がいるイメージですが、ブラジルだとそのやり取りがスムーズ。学校からの帰り道、その日は疲れすぎてゾンビみたいな顔してバスに乗っていると、2人のおじさまから優先席を譲ってもらいました。とっさのことだったので日本人の一面が出て断ってしまいましたが、そのくらいみんな周りを見ていて、初対面でも気にかけてくれます。さらにブラジルには、席に座っている人が立っている人の荷物を持ってあげるという文化があるらしく。何度かその光景を見たことがあり、私自身も「荷物持ってあげるよ」と声をかけてもらったことがあります。声をかけられたときは、自分の荷物を知らない人に渡すのが怖かったので遠慮しましたが、それでも持つよと言ってくれたので託しました。幸いそのおじさまは良い人で何事もなかったのですが、彼からかばんを受け取った後すぐに中身を全て確認しました。なにも盗まれていないし、入れられていない。すごく優しくて良い文化だとは思いますが、到着3カ月目の外国人には少しハードルが高かったので、親切心で言ってくれている人を見極めるのが重要です。 食事 私はブラジルでの食事が好きなので特に苦労はないですが、多くの日本人が慣れないのはパラパラのお米でしょう。友人は食が合わず、苦労しているようです。サンパウロでは日本米も買うことができ、叔母は「白米」というお店で買っています。ブラジルの食べ物を食べる機会もたくさんあり、Feiraという曜日ごとに場所が変わる市場のようなところでパステルを食べたり、家でBolo de Cenoura(ニンジンケーキ)を作ったり。市販のケーキは砂糖多めで、日本人にはかなり重め。ブラジル食が合えば、朝、昼、夜 全て学食で済ませて安く抑えることもできると思います。 週末 4月はイースターの休みがあり、その期間でミナスジェライス州に留学している友人と合流してミナスジェライス州、リオデジャネイロ州を旅行しました。実はこの留学でブラジル渡航人生5回目の私。リオデジャネイロは10年ぶり2度目。現地のブラジル人たちには散々、リオは危ないから気をつけてと念を押されていたので、一段と気合いを入れてスリ対策と治安の悪い地域を避けての移動。何事もなく無事に旅を終え、旅行が終わるころにはサンパウロが恋しかったです。 気候・服装 夜だけでなく昼間も寒い日が増え、長袖必須となりました。寝る時も、毛布を使うほどに寒く、急に冬が近づいた感じがします。とはいえ、日中と夜の寒暖差が激しいため、周りで体調を崩す人も少なくありませんでした。ブラジルは情熱の国、暑い国だ。のイメージで来た留学生たちは口をそろえて「聞いていた話と違う」と。同意です。極端に大量の半袖と裏起毛の上着しか持ってこなかったため、調整が難しい。堂々とタンクトップで歩くブラジル人をよそ目に、UNIQLOのヒートテックのありがたみが沁みます。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Cassia
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書4月分
あっという間の三ヶ月目
4月が終了した。留学前に想像していたより、はるかに早く時が流れているように感じている。今月も無事に楽しくブラジルでの生活を送ることができた。特段大きな出来事はなかったが、新たに起こったことや変わったことについてまとめていこうと思う。 ・気候 最近のサンパウロはだいぶ冷えるようになってきた。日本と気候がとても異なるためうまく比較はできないが、今は日本でいうところの秋ぐらいだと思う。朝晩は冷えてパーカーなどを上に羽織ることが多い。しかし、日によってまだ昼間は気温が上がり半袖でも暑い日があるため、毎朝天気や気温を確認してから服を決めるようにしている。ブラジルは日本の秋、冬ほど冷えることはないため過ごしやすい。 また、毎日の気温差に関係があったのか、月末に体調を崩してしまった。一時は39℃以上も熱が出てしまったが幸いにも倦怠感はあまりなく、近くに住む日本人留学生の友達がスポーツドリンクや果物を買ってきてくれたおかげでなんとか乗り越えることができた。不幸中の幸いで、体調を崩し始めてたのが4連休の前日で、授業を休まなければいけなくなったのは1日だけだった。日々の疲れも溜まっていた可能性があるので、今後は定期的に休みを取るようにしたい。 ・大学 3月の中旬から本格的に始まった授業にも大分慣れてきた。しかし、まだ全然授業内容がわからない。自分の履修している授業は日々の課題が少ないため、あまり課題に追われるというようなことはないが、その分学期末のテストやレポートが心配である。他の日本人留学生や仲良くなったブラジル人が同じ授業をとっているので、彼らと一緒にこなしていこうと思う。 また、今月の初めに自分が所属するLetras(文学部)で1日だけストライキが起こった。教室数の不足、空調設備の欠陥、学食の待ち時間の長さ、バスの本数の少なさ等々、様々な問題を訴えかけるために1日だけ建物が封鎖され、授業が中止に。今月のこの報告書の写真にあるように、ドアの前を教室で使用している椅子を使って封鎖していた。先輩の報告書でこのような光景を見ていたため何日続くのかと不安になっていたが、1日で終わり安心した。また今後も起こる可能せはあるため、ストを起こしている活動団体のInstagramのアカウントや、Whatsappで友人と状況を確認しようと思う。 ・友人関係 学期始め当初よりは新しい友人はあまり増えていない。その分、これまで仲良くなったブラジル人たちとの交流が増えている感覚がある。自分は金曜日以外午前中に授業が終わるため、ブラジル人や他の日本人たちと放課後、学内外で出かけることがしばしばあった。基本的に周りの友人たちが遊びに誘ってくれてついて行くことが多いので、彼らのおかげで予定がたくさんできている。 ・通学、交通、移動 まだBilhete Único(←先月報告書に詳しく書いてあります)ができていないので、引き続き公共交通機関(地下鉄、バス)は現金での支払いが続いている。が、外国人登録(RNM)の申請がようやく終わった。申請から45日後に証明書(?)が受け取れる。自分はいまだにCPFを作っていないため、RNMの受け取り後、CPFも発行しなければならない。その二つを受け取ったら、Bilhete Únicoを申請しようと思う。 また、旅行中や夜間の移動などではUberを頻繁に使っている。日本ではまだあまりUberと聞いてタクシーの印象を浮かべる人は少ないと思うが、ブラジルではとても多く使われているサービス。夜は危険が多いため、あまり歩いて帰ることは良くないとされている。ブラジルではUberがとても安いため、たくさん利用させてもらっている。運転手の人も優しい人が多い印象。夜間、外から乗っているところを見られるのも怖い場合は、窓にブラインドシート(?)が貼られており比較的安全性の高いComfortの配車を依頼するのも一つの手。値段が少し高くなるため、自分は使っていない。 ・食事 三月までは夕食を外で食べることが多かったが、最近はほぼ毎日大学のBandejãoで食べている。日本人留学生の友達と、その友達が住んでいるRepública内のブラジル人と3人でよく食べに行っている。この日本人の友達のおかげで色々なブラジル人と仲良くなったり、一緒にご飯に行ったりできているため、とても感謝している。また、ほぼ毎日Bandejãoの後にコーヒーを飲みに行っている。大学のBioligia(生物学部)の図書館内の飲食スペースのようなエリアにあるコーヒー販売機で1.3レアル(約35円)で小さいコーヒーが飲めるため、そこでおしゃべりしてから帰っている。5月以降はおしゃべりだけでなく、そこで勉強する習慣をつけれたらいいなと思っている。 また、時間があり学校に行かないときは家で食べることもたまにある。日本から持ってきたレンジでお米を炊ける容器を重宝している。ただ、ブラジルの電子レンジはとても出力が強く、マックスのパワーで温めるとうまくいかないため、調節が必要。Potênciaというボタンで強さを選べるため、そこを50%にしてからいつも使っている。いまだに何Wかは分かっていない。ちなみに、お米はすき家で売っている日本米を食べている。これが1番美味しいと先輩に聞き購入したが、とてもおいしかった。現在は、日本の米価高騰のため日本より安く買うことができる。あまり詳しく覚えていないが、5kgで2000円いかないくらいだった気がする。サンパウロに留学した際はぜひ。 ・金銭 基本的にクレジットカードで決済をしているが、どうしても現金が必要な場合はWiseのデビットカードを使ってSantander銀行で下ろしている。(Wiseの概要は3月の報告書に詳しく書いてあります)現地の銀行口座も、Bilhete Únicoと同じくRNMとCPFが必要なため、まだ時間がかかりそう。Pix(キャッシュレス決済)が銀行口座内の機能であるため、それを使うのもまだ辛抱が必要である。Pixが何かと便利なため、早く銀行口座を開設したいところ。 ・休日 4月はPáscoa(イースター)とTiradentes(チラデンチス記念日)が重なり10連休があった。ちょうどミナスジェライス州のUFJF(ジュイスジフォーラ国立大学)に留学する神田の同級生2人がブラジルに到着し、大学開始までに時間があったため、同じくUSPに来ている神田の友人と合わせて4人で、ジュイスジフォーラ・リオデジャネイロの2都市の旅行に行った。去年は大学内でずっと一緒にいた友人たちだったので、2ヶ月離れていただけで少し懐かしさすら感じた。また、ジュイスジフォーラ滞在時に、以前日本に来ていたブラジル人留学生たちにも会うことができた。以前よりも彼らのポルトガル語を聞き取れるようになった気がして、少し嬉しかった。 ・まとめ 4月もたくさんの人のおかげで何不自由なく充実した留学生活を送れている。ブラジルにもかなり慣れてきた現在、いまだに怖い目に遭っていなかったりトラブルが一切ないため安心してしまっているが、ブラジル、サンパウロには常に危険が潜んでいるため、安全に楽しく過ごしていこうと思う。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Haruki / João
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2025-03
月次報告書3月分
ブラジル人デビュー
初月に比べ、ブラジルでの生活に慣れてきた3月。慣れて感じる日本へのサウダージもあり。到着してから1ヶ月が経ち、ブラジルと日本との違いも見えてきました。 滞在先 滞在先は叔母宅で、叔母と叔父と住んでいます。玄関は無く、リビング、キッチン、寝室など。お風呂に日本のようなバスタブはなく、お手洗いと同じ部屋にあるので狭くて不便に感じることもありましたが、慣れます。住宅街の中は、街に比べ人の通りも穏やかです。このあたりは洪水や停電も中心部に比べると少なく、過ごしやすいです。(この文章を書いてる最中に停電、、) 通学・交通手段 バスで通学しています。ブラジルのバスは日本に比べるとかなり雑です。まだドアが閉まりきらないうちの発車や、下り坂も曲がり角もスピードを変えない運転技術の高さ(?)。お腹いっぱいの時は確実に酔いますね。バスのシステムも日本とは異なり、前方から乗車→中央にある機会で精算(Bilhete Unicoまたは現金)→バーを越える→後方から降車。バス停には名前が無く、「次は○○に止まります」とかいうアナウンスもないので、絶対に寝過ごせません。でも、バス中央にいるCobradorという人に降りたい場所を伝えたら、降りるタイミングを教えてくれます。何度もお世話になりました。 関連して交通ですが、週末など出かけるときは地下鉄やUberも使用します。Uberは一般人が乗せるタクシーみたいな感じで捉えていますが、とても安くて便利です。アプリを登録する必要があるのですが、上手くいかないなと思っていたら、運転手用のアプリをダウンロードしていました。要注意。 食事 食事に関しては簡潔に言うと、豆と米です。毎日豆と米です。でも不思議なのは全然飽きないこと。なんなら好きになっている。学食でも家でも、おかずは毎日違いますが、肉の割合が高いです。魚もでます。日本食はリベルダージですき家やラーメンを食べれるので、まだ困ってないです。お家では、日本米を炊くことも。お味噌汁も納豆もあり、充分日本を感じれます。 授業 授業が始まりました。ブラジル人には「何の授業とってるの?」とよく聞かれますが、答えると毎回「え?なんで?」という顔をされます。それはCultura Japonesa(日本文化)の授業を取っているから。確かにもうすでに習ったことのある日本の歴史ですが、ポルトガル語だと全然授業に追いつけていません。唯一分かったのは先生が縄文人と弥生人の顔の絵を見比べて、「ブラジル人は縄文人顔だよね」って言ってたことだけ。他の授業は留学生必須のブラジル文化の授業。先輩にお勧めされた地名学。ポルトガル語についての授業。まだ数回なので詳しくは来月以降に書く予定ですが、注意が必要なのは履修登録。基本的に各授業に留学生は5名ずつらしく、早めに履修しないと埋まります。実際私が最後の1枠を埋めて、友人が取れなくなってしまった授業が2つ。最終的に友人は同じ授業、同じ先生の違う時間帯を登録した後、先生に直接交渉して元々受けたかった時間帯の履修を許可されていました。履修したい授業がそもそもリストに無いということもあったので、先生との交渉大事です。 週末 3月はカーニバル休みがありました。カーニバル時期は様々な場所でみんな踊ってます。カーニバルはリオデジャネイロのサンバのパレード形式のカーニバルのイメージでしたが、私が行ったサンパウロ市内各地のカーニバルもとても盛り上がっていました。しかし、人が多い上に踊ってるブラジル人みんなハイになっているので注意が必要です。初対面でも友達みたいな感じで話しかけられます。地下鉄でも誰かが歌い始めると、どんどん広がっていって大合唱。治安の悪さが増すので気をつけた方がいいです。 休み中は、姉が住むパラナ州マリンガに行きました。都会サンパウロとは違い、自然に囲まれいっぱい蚊に刺されました。サンパウロはなんでも揃っていて便利ですが、たまには自然いっぱいの環境もリフレッシュになっていいなと思います。マリンガまでは夜行バスで8時間ほどだったのですが、車内はとても寒いのでブランケットなど必須です。 ホームレスの方々にデザートを作った日もありました。叔母の通っている教会がホームレスの方々へ散髪や服などの提供を行っている日にお手伝いしました。日本ではしたことの無い経験でしたし、ホームレスの方々が多くいるということを改めて実感させられました。 友人関係 友人も、よっ友も増えました。日本人留学生との交流はもちろんブラジル人の友達が増え、話題の中でブラジルについて深く知る機会になって楽しいです。授業内に限らず、友達の友達や、学食で話しかけてくれる人など出会い方は様々ですが、留学前に感じていた友達1人もできなかったらどうしようという不安は初日で消えました。挨拶の仕方が日本と大きく違い、ハグします。慣れないうちは戸惑いましたが、今ではブラジル人に「もうブラジル人だね」って言ってもらえるくらいになりました。 携帯電話 叔母が代理で契約してくれているので、現金を手渡ししています。ブラジルの電話番号に変えると私だけでなく周りの友人たちもそうですが、知らない番号からほぼ毎日電話がかかってきます。電話に出たことはないですが、聞いた話によると営業の電話らしいです。 気候・服装 一時期、涼しいなと思った時期もありましたが、勘違いだったみたいです。暑いです。夜は涼しい日が多いのと突然の雨も多いので、薄めの長袖と折りたたみ傘を持ち歩くようにしています。教室によってはクーラーで寒い部屋もあります。 3月から本格的に授業が始まり、友達も増え、ブラジルにいるという実感がより強くなってきました。まだまだ授業を理解できなかったり、ポルトガル語がうまく伝わらなくて悔しくなったりすることも多々ありますが、友達が慰めてくれたり、自分で自分を褒めたりしてなんとか乗り切ってます。来月もまた新しい出会いや経験をできるように、ポルトガル語頑張ります!
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Cassia
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書3月分
充実の3月
あっという間に2ヶ月目。最初の1ヶ月と違いブラジルの環境や気候に順応し、大学での生活はもちろん、休日の過ごし方も充実するようになった。今月の報告書として、2ヶ月目での新たな発見などを中心に書こうと思う。 ・気候 相変わらずのスコールで夕方ごろに大雨が降る日が多い。自分は折り畳み傘を使うのが面倒臭いので、止んだタイミングで移動するようにしている。ある日、雨と雷で停電が起こった。部屋のタンスにライトをつけたスマホを置き、照明代わりにしたという出来事もブラジルらしさとして楽んだ。また、その日は道路に折れた木が倒れてしまい、通行止めのようになっていた。スコールの恐怖を実感した1日であった。 3月の後半になると夕方ごろから一気に気温が下がるようになった。自分は暑がりなのでまだ半袖で過ごしているが、友人たちは上から羽織れるものを持ち運んでいたので、ファスナー付きのパーカーなどがあると便利かも。 ・大学 今更ではあるが、自分は今回の留学でサンパウロ大学というところに通っている。ブラジル、南米の中でもトップクラスであるため、現地の学生はとても賢い人だらけである。彼らは勉強に対してとても意欲的であり、一回の授業を通して学生の発言がないことはまずない。質問や異議などをすぐに聞く意識の高さや積極性は、驚かされるのと同時に見習うべきであると日々痛感している。 2月後半からブラジル全土で行われていたカーニバルは3/5に終了したが、その週と翌週はまだ本格的には授業が始まらず、留学生はお試し期間のような感覚で自分が興味・関心を持った授業にいくことができた。3/19にようやく留学生の履修登録が完了した。しかし、多くの授業は一つの授業につき留学生の枠が5名と決まっている。自分は二つの授業の履修登録が人数制限に引っかかってしまい、同じ曜日の夜の時間帯のものを登録した。多くの先生は直接相談すれば5名以上の履修を認めてくれるため、登録後に授業の時間が変更可能である。自分も直接相談し、先生方に授業時間の変更を認めていただいた。そのため、履修登録で希望の時間に登録できなくても諦めず、同じ先生の違う時間帯の授業を選択するようにしよう。 授業は、いくら興味があるといっても内容や説明はほとんど分からないのが現実であった。しかし、クラス内のブラジル人が助けてくれたり、担当の先生によっては留学生用の別途の課題を出してくれる場合があるので助かっている。3月は授業が始まったばかりで課題もあまりないが、中間・学期末テストの時期のために今から勉強の習慣をつけていきたい。 また、3月の中旬には、自分が所属しているLetras(文学部)も含まれるFFLCH(哲文人間科学部)のフェスタと呼ばれる祭りがあった。基本的には、学生がお酒を飲みながらDJの流す音楽にのって楽しむものである。多くの人がいて新しく友達も増える反面、23時から始まったため危ない点もいくつかあった。この日は無法地帯のようになっており、出店で普通にマリファナが売られており、多くのブラジル人はそれを購入し吸っている。もちろんブラジルでも違法なので絶対に買わないようにしよう。ブラジル人は断ればすぐ勧誘をやめてくれるので、友達や店の人に勧誘されても勇気を持って断るようにしよう。 またマリファナ関係でもう一つ。フェスタの日に限らず、街中でも夜中に道端でBrisadeiro(ブリザデイロ)というものを売っている。ブラジルのチョコのお菓子であるBrigadeiro(ブリガデイロ)ではなく、それにマリファナが中に入れられているもの。これも絶対に買わないようにしよう。現地の人から聞いた話だと美味しくもないらしいので、尚更やめておいたほうがいい。 ・友人関係 授業が始まるようになると、授業内で新しくできたブラジル人の友達とそのまま授業後にBandejãoに行くことが増えた。1日に1人は新しい知り合いが増えているような勢いなので、正直名前をちゃんと覚えてない人が結構いる。これからちゃんと覚えていこうと思う。 また、毎週金曜日にお話会というものがある。これは現地の日本語を勉強している学生と日本人が参加し、日本語やポルトガル語を話す練習ができる。ここで知り合ったブラジル人とはお互いに言語学習の助け合いができるので、より仲を深めていきたい。 ・住居 2ヶ月目になり、初めての一人暮らしにも慣れてきた。住人とどこかへ出かけたりすることはないが、挨拶はもちろん、少し共用のキッチンで話したりと、少しずつこのシェアハウスの一員になっている実感が増してきた気がする。自分の住んでいるRepúblicaはみんなとても優しい印象を持っている。夜の騒音トラブルなどももちろん一切ない。また、週に一回、トイレとシャワーは掃除してくれる方がいるので、掃除は自室だけで済んでいる。大学や家があるButantãと呼ばれる地域の中では、コスパなどを考えるとここが1番なのではないかと思う。大雨により停電することもあるが、その時は他の住居でも停電していることがほとんどであるため、耐えるしかない。 ・通学、交通、移動 自分は先月の報告書で書いた通り、大学から比較的近い場所に住んでいるので、普段は徒歩で大学まで通っている。しかし、大学からBilhete USPというカードをもらった。これは大学内から駅などを結んでいるバスの無料乗車ができるものであるので、帰りにButantã駅までバスに乗りそのままどこかに出かけたり、スーパーに寄ってから帰ることが多くなった。まだ外国人登録(RNM)やCPFの申請ができないため(CPFは自分だけ)、Bilhete Único と呼ばれるSuica的なものが作れておらず、普段出かける時などの地下鉄移動は現金でチケットの支払いをしている。面倒臭い上、お札が大きいものしかない時などは駅員さんの気分が悪くなる場合もあるので、早くカードを作りたいところではある。また、日曜日はバスが無料で乗れるので、日曜日の移動はなるべくバスで済ませるようにしている。 ・食事 食事は相変わらずBandejãoにお世話になっている。授業のない日でも昼食だけ食べに大学へ行く日もある。昼食が2レアルで済んでいるので、夕食は外食で済ませてもトータルで安く済んでいる、と最近は言い聞かせて外食ばかりの生活をしている。流石に1年間外食ばかりは金銭面でも健康面でも良くないので頑張って料理しようと思う。電子レンジでパスタが茹でられたり、米が炊ける容器を持っているのでうまく活用していこうと思う。 パスタを茹でる容器はサンパウロのDAISOで購入できたが、米を炊く容器は日本から持参した。まだブラジルのDAISOでは売っているところを見たことがないので、お米の容器は日本で買っていくことをお勧めする。サンパウロ以外に留学する方は、DAISOが近くにないと思うので尚更である。サンパウロにはDAISOだけでなく、すき家やラーメン屋さんなど、日本食が食べれる場所がたくさんあるのでとても気に入っている。Liberdadeと呼ばれる東洋人街の中には、美味しいラーメン屋さんや日本食のスーパーがあるので、日本が恋しくなった時などにお勧め。 ・金銭 日々の外出時やスーパーでの買い出しのほとんどはクレジットカードで支払っている。自分は念のためカードを3枚持ってきているが、基本的にはエポスカードだけで生活している。三井住友も使えるのでおすすめ。もう一枚の楽天は、すぐ不正利用を疑われ停止されたため今は全く使っていない。個人的には、海外にはエポスカードがマストであると思う。また、ブラジルの銀行口座がまだ作れないのでPixと呼ばれるキャッシュレス決済は使えない。今のところ現金は家賃の支払いと交通費などでしか使用していないが、クレジットが使えなくなった時のために幾らかは持ち歩くようにしている。日本からもレアルを5万円分ほど変えていったが、初月の家賃などですぐなくなってしまったため、必要な時はWiseというアプリとデビットカードを使って現地のSantanderという銀行でおろしている。SantanderのATMは大学内にあるため、いつもそこで引き出している。 Wiseは一つのアカウント内で様々な通貨を預入できる便利なアプリ。日本の銀行口座から日本円をチャージし、ブラジルでレアルとして引き出すことができるため、今の自分のように銀行口座がない時にとても役に立つと思う。ただ引き出し時に600円ほどの手数料がかかるため、自分はある程度大きな金額をまとめて引き出すようにしている。Wiseのアカウントを作った後アプリ内から、端末内のeカードではなく物理デビットカードを作らなければ引き出すことはできないので注意しよう。 また、Wiseと一緒にPayPay銀行があると便利。WiseのPayPay銀行の口座を介してチャージするので、PayPay銀行からチャージすると振込手数料がかからない。また、振込後1分足らずでチャージが完了するのでそこもいい点。友人はゆうちょ銀行からチャージを試みていたが1日経ってもチャージされず結局キャンセルしていたので、Wiseを使いたい人はPayPay銀行の口座も併せて作ろう。 ・休日 休日は友人たちと出かけることがほとんどである。上記で紹介したLiberdadeやAevnida Paulistaで買い物や食事をすることが多い。Avenida Paulistaにはショッピングモールや映画館、美術館など様々なものがあるため、歩いているだけでも楽しいと思う。また、日曜日の昼間は歩行者天国になるのでより賑わっている。土日祝日は歩道に多くの出店が出ているが、賑わっている分窃盗の可能性も高まり危ないので、できれば複数人で行くほうがいいだろう。 また、ブラジルには「日本人留学生の会」というものが存在する。駐在員などの大人方とブラジルに来ている日本人留学生が定期的に食事会などをしているらしい。今月はその打ち合わせも兼ねて現地で働いていらっしゃる方との食事会があった。この留学生の会では、留学生が将来就きたい職業などを発表し合い、その職業に合った大人の方々と話せる、とても有意義なものであるというお話を伺った。この一年まるまる留学でほぼ就職活動ができない分、このような機会に自分のキャリアに目を向けようと考えている。 また、カーニバルの直後は授業がなかったのでパラナ州のマリンガという地域に旅行にいった。そこは友人の知り合いがいる地域だったので、自分もその親戚の方の家に泊まらせていただいた。その親戚の方の紹介で色々な方に出会うことができた。その方々と関わったことで人生の幅が広がった気がした。 また、今月末にはブラジルのプロサッカーリーグが開幕した。サンパウロにはコリンチャンス(Corinthians)、サンパウロFC(São Paulo FC)、パルメイラス(Palmeiras)、サントス(Santos),と4つ大きなチームがある。サントスは大学から電車やバスを乗り継いで約2時間かかるため、大学内ではサントス以外の3チームを応援している人が多いと思われる。自分は3/29、30にそれぞれサンパウロFCとパルメイラスの試合を見に行った。ブラジルでは自己紹介の際にサッカーが好きというと、必ずと言っていいほどどのチームを応援しているか聞かれる。まだ自分はどのチームのファンになるか決めていないので、今度コリンチャンスの試合も観に行き吟味したいところである。 ・まとめ サンパウロでの生活にも慣れ、身体的にも精神的にも余裕が持てるようになったと感じる3月だった。たくさんの人のおかげでほぼ毎日予定があり、とても充実している。その分忙しさで体調を崩したり、気が緩みすぎて窃盗被害に遭ったりなどしないよう、今一度気を引き締め、無理しない程度に頑張ろうと思う。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Haruki / João
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2025-02
月次報告書2月分
ブラジル到着
ブラジルでの新しい生活が始まります。留学先はサンパウロ大学(USP)。 パスポートや荷造り、保険、何もかも準備がギリギリで、たくさんの人に助けてもらいました。この1年、新しい環境で色々な体験をしていきたいです。 滞在先 父方の叔母の家に滞在しています。住宅街の中のアパートで、家に入るまでに4回の顔認証システムがあるので、セキュリティはとてもしっかりしています。家の周りには、スーパーマーケットや薬局も充実していて、バス停も2ヵ所あります。 通学 USPまではバスで1時間ほどで、家の最寄りバス停からButanta駅、そこからバスを乗り継いで通学しています。Bilhete Unicoというバスや地下鉄で使えるカードがあるのですが、登録が必要なので今のところ現金で払っています。 食事 朝食は基本、叔母が用意してくれていて、主にパンとコーヒーがメインです。昼食は大学内の学食、Bandejaoで食べています。メニューは毎日、お米とfeijaoでその他のおかずは日によって異なります。自分で好きな量を取れて、だいぶお腹いっぱいになるのに、1食2レアル(約50円)ととても安いので、授業が無くても昼食だけ食べに来る人も多いです。夕食は基本家で食べていますが、学校帰りに友達と出かけたり、週末などは外食することも多いです。 授業 授業はカーニバル前で、ほとんどありませんでした。留学生は履修登録が3月からなので、それまでは授業の情報を得るのが難しいです。学校内の掲示板に授業の情報が張られてあったりするので、写真に残して確認していました。 週末 週末は友達と地下鉄に乗ってPaulistaやLibnerdadeへ行き、買い物したりご飯を食べることが多いです。 友人関係 留学生は大学が始まる1週間にオリエンテーションのようなものがあり、そこで他国からの留学生や日本人留学生とも交流することができます。私は、勇気が出なくて声をかけることができませんでしたが、友達の友達など、次第に友好関係が広がっていきました。 携帯電話 私は日本でeSIMを買うのを忘れていたので、空港についてから家のWi-Fiに繋ぐまで携帯が使えませんでした。到着してから3日ほど経ってから、ブラジルで使う用のスマホとブラジルの電話番号のSIMを持つことができましたが、それまでとても不便でした。ブラジルでスマホや携帯番号を買うにしても、到着してからしばらくはバタバタすると思うので、1か月分ほどのeSIMを買っておくことをお勧めします。SIMはClaroという会社の1カ月25GB64レアル(約1700円)のプランを契約しました。 気候 ブラジルの2月は夏なので、基本とても暑いです。日中は30度を超えることも少なくありません。しかし急な雨も多く、一時的なスコールですが、その雨によって頻繁に停電します。基本的に折りたたみ傘を持ち歩いています。夜は冷えます。ブランケットなど少し厚手のものを被って寝ています。 服装 長ズボンやデニムでも暑いと感じるほど日差しが強いので、ショートパンツやノースリーブで過ごすことが多いです。しかし、日焼け止めは必須です。私は全身の虫刺されも気になったので、虫除けも必要だったなと思っています。気候の項目にも記したように、夜は冷え、雨が降ったときも気温が下がるので、薄手の長袖もあると良いと思います。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Cassia
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
月次報告書2月分
ブラジル留学開始
いよいよブラジル留学が始まった。中学、高校の頃から夢にし、口にしてきたブラジル留学を今回実現できたことにとても感謝している。今まで支えてくれた人たちの応援や期待を裏切らないよう、この1年を有意義なものにしていきたい。 ・出発前 学内選考に合格した後、思ったよりすぐに留学準備が始まった。大学内ではもちろん、警察署や領事館など、さまざまな場所で書類を集める必要もあるため、早め早めの準備を心がけた。自分は比較的順調に準備を進めることができたと思うが、CPF(ブラジルのマイナンバーのようなもの)の申請を忘れ、これからブラジルで発行する必要がある。これから準備を進める人は、領事館での学生ビザの申請の際に、セットで準備しよう。また、入学許可が出たらすぐに飛行機のチケットを確保した。直前に買ってしまうと値段が高いため、早めに取るのがおすすめ。また、一緒の大学に留学に行く友人がいる場合は、一緒に行くとより良いと思う。自分の体感だが、長時間のフライトの際、隣の席が知っている人だと何倍も気持ちが楽になると思う。サンパウロ大学は授業開始の1週間前ごろに留学生用のオリエンテーションがある。到着してから2〜3日は時差ぼけや疲れが取れないため、オリエンテーションの5日前ごろに到着する便を選ぶといいと思う。 ・スーツケース 一年分の生活に必要なものを持っていく必要があるため、かなりの荷物量になった。航空会社の規定に沿ったサイズのスーツケースを2つ購入。服などがメインだが、自分はそれに加えてレトルト食品をたくさん詰めた。慣れない土地でスーパーなどに買い物に行けない可能性もあるため、できるだけ多く持っていくことがおすすめである。また、個人的なおすすめは「マッサージガン」である。今まで湯船に浸かる習慣があった中でいきなりシャワー生活になるため、上がった後にマッサージをするとずいぶん楽になるため、重宝している。 ・到着 30時間弱の長旅を経てグアルーリョス国際空港に到着。空港付近はブラジルの中でも特に危ない地域であるため、到着早々警戒が必要である。自分はありがたいことに、一緒に来た友人の親戚がサンパウロに住んでいるため、親戚に送迎をお願いすることに。自分まで送っていただき感謝してもしきれない。普通は、過去の先輩たちがやっていたように、タクシー(Uber)を呼ぶのが一般的。空港ですぐ呼べるように日本にいるうちにアプリを入れておこう。ちなみに、友人の親戚に迎えに来てもらうだけでは飽き足らず、家に上がらせていただき、朝食と昼食をご馳走していただいた。本当に頭が上がりません。笑 ・住居 ブラジルでの住居は、1ヶ月前まで同大学に留学していた先輩に相談し、先輩と同じRepública(シェアハウス)に住むことに。先輩はトイレとシャワーが共用の部屋に住んでいたらしいが、自分は少し家賃の高い、個人のトイレとシャワーが付いている部屋を選んだ。少し高いとは言いつつ、月に1250レアル(約33000円)である上、共用のキッチンも使えるため、十分である。安い分、少し部屋は狭い気がするが、外出する時間が多いため問題ない。また、大学の校門的なものであるPortãoまでは徒歩5分、所属先であるLetrasの学部の建物までも20分ほどでつけるため、立地も申し分ない。唯一欠点をあげるとしたら、エアコンがないことだ。しかし、昼間は外出する上、ブラジルの夏は夜になると気温が落ち着き涼しいため、扇風機だけで快適に過ごすことができる。どうしてもエアコンのついた家に住みたい人は、自分の住んでいるButantãという地域では5、6万円ほど家賃を払えば住めると思う。 ・食事 到着後しばらくは外食かレトルト食品が多かった。スーパーに行ける回数も限られている上、普段自炊をしていなかったためである。しかし、大学に通うようになると大学内で済ませることがほとんどになった。大学にはBandejãoと呼ばれる学食があり、昼食と夕食の値段はなんと2レアル(約50円)!さらに朝食は50センターボス(約13円)。安すぎてもはや自炊するよりも食費が安く済むため、大学でなるべく食べて帰るようにしている。まだ授業は本格的には始まっていないが、日本人の留学生仲間や他のブラジル人たちと学食に行くことが多い。これから1年間とてもお世話になるだろう。 ・気候、衣服 現在、ブラジルは夏である。昼間は30℃を超える日がほとんどである。しかし夜には気温が下がり、時には扇風機すらつけずに寝る日もあるぐらいである。そのため、日本の夏より快適な印象を持った。しかし、この時期はスコールがある。夕方に激しい雨や雷が発生することもよくあるため、外出する際には折り畳み傘を持っていくといいだろう。 ・携帯電話 ブラジルで携帯電話を使用するため、SIMを購入する必要がある。物理SIMはブラジルの携帯ショップに行き買う必要があるが、ついた瞬間に使えるようにしたいため、初月の分はあらかじめ日本でeSIMを購入した。eSIMはインターネット上で購入することで使用でき、日本にいるうちに購入・設定を済ませると、ブラジルに到着した瞬間に携帯が使用できるため、おすすめである。自分はNomadというアプリでブラジルのSIMを購入した。しかし、eSIMは10Gで4000円以上もするため、早めに携帯会社に行き、SIMの購入、契約をする必要がある。その際知り合いのブラジル人を連れていくと、手続きがスムーズな上、ぼったくりに会う可能性が低くなるためおすすめ。自分はここでも友人の親戚に同行していただいた。本当に感謝してもしきれない。 ・友人関係 到着してからしばらくは、神田の留学仲間、他大学の日本人留学生と関わることが多かった。しかし、オリエンテーションでも色々な国から来ている留学生と出会い、関わることもある。大学内の学生団体であるIN GLOBAが企画したレクリエーションで大学内外の色々なところへ連れて行ってくれるため、そこで多くの留学生と仲良くなることができる。これから本格的に始まる授業でも新たな友達を作っていこうと思う。 ・まとめ 初めて来た国で初めてのことだらけの留学であるが、たくさんの人に助けてもらいながら楽しく留学生活を送れている。しかし、このまま頼りっきりでは留学の意味がないため、ポルトガル語の能力はもちろん、生活力も上げていけるように、自立しチャレンジするところと頼るところを区別しようと思う。また、留学の1番の目標である勉強を疎かにしないよう、授業はもちろん、自学自習の時間を増やしていく。また、勉強の支障をきたさない程度に色々な場所に行ったり、たくさんの体験をしようと思う。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Haruki / João
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
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