gemsの報告書一覧
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
専攻
タイ語専攻
留学期間
2024-06-01 ~ 2025-03-31
留学種別
交換
1~10件目 / 11件中
2025-03
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1964年 ・学生数 約36,000人 ・設置学部、医学部歯学部、看護学部、薬学部、医療関連科学部、獣医学部、農学部、工学部、部経済学部、教育学部、美術学部、人文学部、法学部、政治行政学部、マスコミュニケーション学部、社会科学部、環境学部、公衆衛生学部 計22学部 ・その他 タイにある国立大学の中でも自然の豊かさは群を抜いて高い大学です。大学の中に「アンゲーオ」と呼ばれる大きな池があり、観光客やチェンマイ大学の学生で夕方ごろは特ににぎわっています。また、アンゲーオ周辺でイベントが開催されることも多いです。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) คณะมนุษยศาสตร์ 人文学部 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 履修制限なし ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 履修可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 不可 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 不可 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 施設、生徒数、イベント全てにおいて大規模 各学部に留学生が1割ほどいる 人文学部には中国の正規留学生や日本からの短期プログラムでやってきた人が多い 私の代には私たちの大学以外から1年の交換留学できた日本人学生は2人いました (5) 課題や試験 神田外語大学よりもグループワークが多く、こまめに課題が出されます。もちろん授業によりますが、全体的に課題の負担は大きいように感じました。試験は日本の大学と同じく中間と期末の2回で構成されていました。日本と異なる点は、テスト前になると自習期間が用意され(中間テストのみ)図書館が24時間営業するようになることなどが挙げられます。友達と図書館に泊まり込んで勉強する学生もいました。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 人文学部の職員の方や、学部が用意してくれたタイ人学生のバディーに相談していました。バディーではない友達も親身になって話を聞いてくれました。チェンマイ大学の人文学部はこういう点のサポートも手厚いと感じています。 (7) オリエンテーション 学期が始まる前のタイミングで交換留学生向けのオリエンテーションが開催されました。そこでは、学生証に使用する顔写真の撮影などがあるため、制服で出席することが求められていました。 (8) 履修登録 チェンマイ大学の学生向けの履修登録のサイトがあるため、そこで授業を検索していました。登録の際は留学生をサポートしてくださる人文学部の職員の方に履修したい授業の名前とコードを渡し、代わりに履修登録をしてくださりました。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 高校時代にバンコクに1年間留学しており、1回目の留学が終わった時点で、是非大学生としてまたタイに留学したいと考えていたから。 (2) 留学先を選んだ理由 1年の春休みにチェンマイ大学にスタディーツアーで訪れており、チェンマイ大学、そしてチェンマイという街が持つ雰囲気に惹かれたため。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学のためにした準備:文法などの日本でもしっかりと学べることをある程度勉強していました。 しておけばよかったと思う準備:特にないです (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) (5) 留学中の交友関係 大学の学期が始まる前に日本語学科の新入生歓迎会があったため、そこに参加させてもらったことでかなり交友関係が広まりました。そのあとは、一緒に遊びに行ったり、買い物をしたりしたことで日に日に距離感が縮まっていきました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと グループワークが非常に多いという印象を抱きました。母国語ではない言語を使って課題を進めていく中でなかなかうまくいかないこともあり大変でしたが、どうにか乗り越えることができたため、あまり心配する必要はないと思います。是非現地の学生と一緒に学ぶことができる授業を履修してほしいと思います。 (7) 授業外で参加した活動 日本語専攻の友達を通じて人文学部のソフトボールサークルに参加していました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 是非様々なサークルに参加してほしいです。放課後であったり休日にサークルの活動があることでより活発的な留学生活を送ることができることは間違いないです。スポーツなどの言語力などの壁を簡単に超えることができる活動を通すことで、より交友関係が広まります。 (9) 留学で達成した最も大きなこと やはり、言語力の向上です。正直チェンマイ大学に留学する前は、自分自身のタイ語力に自信が全くもってありませんでしたが、チェンマイ大学での留学生活を通してタイ語力をかなり向上させることができ、自分自身のタイ語力に自信を持つことできました。現地で1年間タイ語を使って生活したということは間違いなくこれからの自分の人生により自信を与えてくれることなのではないかなと思います。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか より専門的な語彙や表現の習得、細かいニュアンスまで正確に伝えることができるタイ語力の獲得を目指してタイ語学習を続けていきたいです。帰国が原因でタイ語力が低下することがないように日常生活からタイ語を使うことを継続していきたいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 タイの大学側からの連絡がとにかく遅いことを理解しておくことが大切だと感じました。メールでの連絡よりも、担当職員のLINE手に入れることができたらより迅速な連絡が取れたと思います。 (2) ビザ申請 日本の大学から指示された通りに動いていれば何も問題なくビザを取得することができました。 (3) 航空券を予約した方法 タイ航空のアプリから航空券を購入しました。往復分を一気に購入するのではなく、タイについた時点では、いつ頃に帰国できるかという詳しい日程が不明だったため、帰りのチケットはまだ購入していませんでした。 (4) 渡航したルート 成田空港→スワンナプーム国際空港→チェンマイ空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 人文学部の職員の方と学生が空港まで迎えに来てくださいました。空港からすぐに自分で契約したコンドミニアムまで送ってくださりました。 (6) 滞在先住居を探した方法 大学側が提案してくださった寮ではなく、自分で部屋を契約しました。渡航2か月前には契約段階に進んでいました。Facebookを使って不動産の賃貸契約をしたのですが、詐欺も横行しているので見極める力がかなり必要だったと記憶しています。 (7) 滞在先住居についての詳細 支払い方法:バーコード支払いによる振り込み 設備:机、椅子、ラック、ベッド、洗面台、トイレ、シャワー    生活に必要なものは入居時からすでに部屋にありました (8) 滞在先についての感想、アドバイス たくさんの友達を作って、現地の友達たちとたくさん遊びに行ったりすることができる留学生活にして欲しいと思います。少なくとも私はそのような生活を送ることで言語面でも能力をかなり伸ばすことができましたし、生活してきた環境が異なる同年代の友達がどのような考え方を持っているのかなどを多く学ぶことができました。その際、もちろん留学先の大学の授業を怠ることなく、現地の友達からサポートしてもらいながらもしっかりと学びを深めてほしいです。チェンマイ大学での生活をサポートしてくれる友達たちに日本のお菓子などのお土産を持って行ってあげると最初の壁を簡単に乗り越えることができるので、是非日本から留学先に行く際は簡単なお菓子で何も問題ないので持って行くのがベストだと思います。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 現地の銀行口座を開設できたため、基本的にQRコード支払いで決済をしていました。タイのサービスだと日本から持って行ったクレジットカードを使うことができないこともあったので、正直クレジットカードはもっていかなくてもいいのかなと思います。またタイに到着したタイミングで留学資金を全てバーツに変えました。 (2) 携帯電話 現地の通信会社の店舗に行き、1年分のSIMカードを購入しました。タイ人の友達に連れて行ってもらったため、大変簡単に契約できました。 (3) インターネット 大学内では学生向けにWifiが整備されているため、インターネット面で困ることは全く持ってありませんでした。自分の部屋にWifiが付いていなかったためインターネットを自分で契約しました。1年契約だったため、ルーターの返却などを私の代わりにタイ人の友達にやってもらうことなってしまい手続きなどをたくさんしなくてはいけなくなってしまったため、あまりお勧めではありません。 (4) 医療 親知らずが生えてきてしまい、かなり痛かったため、親知らずを2本現地の歯医者で抜きました。切開を伴ったため、思ったよりも値段が張ってしまいました。病院の対応などはかなり素晴らしく、何も問題ありませんでした。 (5) 日本から持っていくべきもの お腹を壊しやすい方は整腸剤などを持っていくのがいいとおもいます。タイには薬局がたくさんあるため、そこで薬を買ってみるのもよい経験に間違いなくなりますし、日本からたくさん持っていくのは荷物の重量の面でもかなりもったいないと感じました。そのほかのものに関しても現地で十分にそろえることができるため心配しすぎる必要はないと思います。 (6) 治安状況 チェンマイの治安はとてもよいため1年間生活している中で、危ない目に合うことは1回もありませんでした。 (7) 食事 大学の学食を利用したり、私が住んでいた部屋のまわりに屋台があったため、それらを利用していました。毎食50から70バーツの間で食べることができたため、お財布にかなり安かったです。 (8) 情報の入手 SNSを使って情報を取得していました。当たり前ですが、スマホ一つあれば何も問題ないと思います。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 交通ルールが日本とかなり異なるため、道を渡る際には注意が必要。間違えても、バイクを運転してみようなどとは思わない方が良い。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 就職 就職先→チェンマイで将来駐在員として働くことができる日本企業に就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 神田外語大学のキャリアセンターやマイナビなどを使い、オンラインで会社説明会などに参加していた。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学で得ることができた経験、言語力を含めた知見などを生かし社会に貢献できる職に就くことを理想としていました。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 是非、今まで自分が見たこともない世界に飛び出し、世界を広げてほしいと思います。あなたの知らない世界を経験をするための一つの手段として留学があると思うので、チャンスがある方はそのチャンスを掴み、将来に繋げてほしいなと思います。また、留学生活が始まったら、たくさん考えすぎずに、現地の友達をたくさん作るために自分から積極的に動くことで、少しでも楽しく実り多い留学生活を送ることができるようにしてほしいなと思います。
アジア言語学科 4年 交換
【振り返り】 ついに約10か月間の留学生活が終了してしまいました。留学が始まる際から今回の留学生活もあっという間に終わってしまうことはわかっていたのですが、やはり、実際終わってみると本当に早いなと改めて実感しました。3月は期末テストやかなり長い英語のレポートの執筆、就職活動などに追われ忙しかったのですが、日本に帰る前に、お世話になった友達と出かける時間を取ることができたため、終わったときは悲しい気持ちよりも達成感や本当にいい友達に恵まれたことに対する感謝などがこみ上げてきました。高校生の時の留学の反省点や後悔から学び、同じミスを繰り返すことなく、このように幸せな気持ちで帰路に就くことができたことは今回の留学中の私自身の成長を表しているのではないかと思います。今回の留学を金銭面のみならず様々な面から支えてくれた家族、そして私を温かく迎えてくれ、たくさんの場所に連れて行ってくれ、本当に楽しい経験をさせてくれたチェンマイのすべての友達に感謝したいと思います。彼らがいなければ、1年間幸せな気持ちに満たされながら終えることができたこの留学は無かったと思います。また、この1年間の思い出は恐らくこれからの人生で何度も思い出し、幸せを噛みしめるものになるはずです。それ程に毎日が楽しく、幸せに満たされた1年間でした。 【期末テスト】 初めてチェンマイ大学でテストを受けた時「これをあと4回繰り返すのか...」という気持ちになったのですが、終わってみれば全4回のテストを今回のテストも含め、あっという間に終えることができました。タイのテストの方式などにも慣れ、チェンマイ大学のテスト期間の環境が自分にとって当たり前のものになっていることにふと気が付き、なんだか環境にしっかりと適応できた気がしました。それと同時に、この環境とももうお別れなのかと思うとほんの少しだけ悲しさを覚えました。
アジア言語学科 4年 交換
2025-02
月次報告書2月分
親知らずの急成長
【振り返り】 中間テストも終わったのもつかの間、来月の上旬には期末テストがあることを知り、少しばかりの気疲れから入った2月でした。そんな気疲れをあざ笑うかのように大量の予定が一気に入り、気持ちも体もかなり酷使した1か月間だったように感じています。それと同時に、蒙古の留学生活も終わりに差し掛かっているということをひしひしと感じる1か月間でした。 【親知らず】 留学開始前から、親知らずが生えてきそうだということは把握していたのですが、出発1週間前に気づいたため治療の時間が取れず、そのままタイに留学していました。その親知らずが、今月になって急成長してしまい、チェンマイのクリニックで抜いてもらいました。タイの医療はかなり進んでおり、安心して治療を受けることができたのですが、どうしても値段が高いように感じた点は少しネックでした。チェンマイ大学の学生ならば、大学病院で無料で施術を受けることができるそうですが、留学生はそのようなサービスを受けることは難しいらしく、自費で抜く決断をしました。これから海外留学を控えている学生さんたちは、もし時間に余裕があったら親知らずを留学前に抜いてしまった方がいいのかもしれません。
アジア言語学科 4年 交換
2025-01
【振り返り】 2025年に入り日本への帰国が目と鼻の先になってきた1月。この時期のチェンマイはPM2.5が増え始めるものの、気候自体はとても過ごしやすく冬という季節を持つ日本に帰りたくなく感じる一か月でした。また、この一か月はチェンマイに本当にたくさんの人が訪れており、チェンマイという町の観光産業の大きさを改めて感じた一か月でもありました。というのも、年末年始はいつも大量にいる外国人観光客に加え、バンコクなどのタイ国内から旅行にチェンマイを訪れるタイ人も増えるため、町中が人で溢れかえっており、渋滞に巻き込まれることも多かったように感じました。これらの影響から町中を走っている車の母数が増えることもPM2.5が増加する一因になっているのかもしれません。 【中間テスト】 現地の学生たちと比べると圧倒的に少ないものの、中間テストがある教科を一つだけ取っていたため現地の学生たちと一緒に中間テストを受けました。前期と同じくreading weekが設けられていたのですが、ちょうど正月と被っていたため、現地の学生達は冬休みのような感覚で実家に帰っていた子が多かったように思います。私もかなりリラックスして冬休み(reading week)を満喫することができたかなと思います。肝心の点数も思っていた点数よりも良かったので、一安心です。 【学位授与式】 日本の多くの大学とは異なり、チェンマイ大学では1月に学位授与式が行われます。この学位授与式では4年生の学生ではなく昨年度に既に卒業した学生たちが大学の学位授与式に参加するために集まります。もちろん学位をもらう学生たちだけではなく学生の大勢の家族、後輩などが大学に集まります。そのため、大学内の混雑を回避するために大学内は交通規制などが敷かれていました。(しかし、とてつもない数の車が大学内を走っており混乱を極めていました。)私も先輩の卒業を祝うために当日に大学のキャンパスに行きましたが、日本の大学の卒業式とは全く異なる雰囲気を目の当たりにし、文化的な違いを体験することができました。タイの学位授与式に参加する人たちは当日の朝3時ごろから準備を始め朝5時に集合したりしていると聞き、学位授与式にかける情熱が日本人とは大きく異なることを体感しました。大学の卒業式は自分のためだけでなく、今まで自分を金銭的にも精神的にもサポートしてくれた家族のために出席するという学生も多いらしく、このような事情が大きく影響しているのかもしれません。(タイ人のお家にお邪魔すると歴代家族が王族から学位をもらっているところの写真が居間に飾られていることも多いです。タイの有名な国立大学では王族の方から手渡しで学位を受け取るため、この瞬間を写した写真は、本人のみならず家族の誇りとしてずっと飾られていくのだと思います。) 【TOEIC】 タイに来る前にTOEICを受けてこなかったため、初めてのTOEIC受験をタイで経験しました。このタイミングを逃したら就活前にスコアを受け取ることができなくなることがほぼ確定していたため、かなり緊張したのを覚えています。これから海外に留学したり、タイ留学する学生は、大学から再三言われている通りに留学前にTOEICなどを受験して自分が納得いく点数を取っておくことが重要だと思います。現地語での予約、外国での受験はかなり調子が狂います。あと、TOEICの受験料が日本円で約1万円しました。日本での受験の方が金額面でも気軽に受験することができるので日本での受験をお勧めします。
アジア言語学科 4年 交換
2024-12
【振り返り】 12月も大きな怪我や病気をすることなく過ごせたのでひとまずよかったなと感じています。12月の後半は1月上旬にある後期の中間テストの準備期間だったため大学に行くことはなく家でテスト勉強をしたり、外に遊びに出かけたりととても充実した時間を過ごすことができました。 【クリスマス】 チェンマイはバンコクなどのタイ中部の町に比べると比較的気温は低く、朝晩は15度近くまで冷え込むものの流石に雪が降ったりはしないため、日本では体験することのできない暖かいクリスマスを体験することができました。 【大晦日】 実はチェンマイで大晦日を過ごすのは2回目でした。前回過ごした際はお寺でお経を聞きながら年を越したのですが、今回はチェンマイの中心部で年越しの瞬間を迎えました。日本では法律が許してくれないほど観客から近い距離で上がる花火を見ながら迎えた年越しの瞬間は今後一生忘れることがない時間になりました。もともと、チェンマイという町は世界中からの観光客が集まっている町なのですが、この期間になるとバンコクなどからやってくるタイ人観光客も増えるため、常に道が渋滞していたりして外出するのがとても億劫でした。 残り留学生活も3か月となり大学4年生になるもの目前に迫っているので、大学生として生活を楽しむことを忘れることなく日々タイ語力を伸ばしていきたいと思います。
アジア言語学科 4年 交換
2024-11
月次報告書11月分
イベントだらけの11月
11月はかなり大きなイベントが3つもありかなり充実した1か月でした。 【大イベント①:久しぶりに家族と再会】 10月末の期末テスト期間が終わると同時に、日本から家族がタイに来ており11月の7日まで約10日間ほど一緒にチェンマイ、バンコク、サメット島を旅行しました。 久しぶりに再会した家族からはどう見ても、もうタイ人にしか見えないと言われ、サメット島で宿泊したホテルの従業員の方からは「タイ人のガイド方ですか?」と聞かれ、今までの留学生活で心も体もすっかりタイに染まりきっていることが分かりました。 日本人として20年以上育ってきたため、「日本人としてのアイデンティティを失ってしまったのかも」と少しだけ悲しく思いながらも、それだけタイという環境に適応できている証拠だとポジティブに考えることにしました。 久しぶりの家族との再会はとても楽しく、あっという間に10日間が過ぎていきました。家族も私が通訳兼ガイドとして案内できるおかげでとても快適に旅行することができたと言ってくれて、今までタイ語を頑張ってきたことで少しでも家族に貢献出来て私も嬉しかったです。 【大イベント②:大学のミスにより誕生日のほとんどを入国管理局で過ごす】 前回のビザ更新の際にチェンマイ大学が書類の作成をミスしたため、留学生の中で私だけまた入国管理局でビザの延長を行う羽目なりました。 正直22歳の誕生日を入管で過ごすことよりも、朝から7時間近く椅子に座って自分の番を待つことの方がつらく、もうこんな思いはしたくないです。 特に今回は、やっと手続きが終わりそうというところで、白人のお爺さんがカウンターでキレ散らかし、暴れていたためすべてのビザ延長作業が一時停止になったりと、私にはどうしようもできない要因で終わるのが遅くなってしまったため精神的にもより疲れました。 【大イベント③:7時間近くかかったクンドーイ】 チェンマイ大学にはクンドーイ(ขึ้นดอย)と呼ばれる、その年に入学したすべての学部の新入生全員が大学からドイステープというお寺まで朝からひたすら歩くという伝統の行事があり、それに私も参加してきました。 今まで神田外語大学からチェンマイ大学に1年留学していた先輩たちは全員参加していたので、私も参加しないわけにはいかないと参加しました。 歩くこと自体はあまりつらくないのですが、日差しがかなり強く、長い時間照り付けられていると体感温度が上がり、かなり体力を使ったことを覚えています。 これだけ聞くとかなりつらそうな行事に聞こえますが、登っている最中はタイ人の1年生の友達たちや日本人留学生の友達たちと雑談しながら登ったため楽しかったです。 お世辞でもまた登りたいとは思えませんが、留学中の思い出の一つとして登ってよかったなと思っています。 追記:何よりもつらかったことは9時出発なのにもかからわず何故か人文学部のビルに朝の5時半集合ということが辛かったです。これからチェンマイ大学に留学に来る学生は、前日にたくさん寝だめをしておいてほしいです。そうでもしないと、眠くて眠くて、集合したら配られる朝ごはんが喉を通りません。 早いことに留学生活も残り4か月となってしまったので、後悔のないようにこれからの1日1日も大切に、楽しむことを忘れずに生活していきます。
アジア言語学科 4年 交換
2024-10
月次報告書10月分
折り返し地点
【振り返り】 今月で留学生活の折り返しとなりました。6月からの約5か月間を振り返ると全体的によくやれていたのではないかと思います。10月に入ってからタイ語のスピーキング力の伸びをとても感じることができており、これまでの努力が少しづつ実ってきた結果だと思います。現段階のタイ語力に満足することなく、より一層の言語力向上を目指して残り少なくなってきた1日1日を大切に過ごし充実したものにしたいです。しかし、日々の生活に完全に慣れてしまい刺激を感じることができなくなってしまった点は、少し残念だと感じています。こういう時にこそ、見たことない世界、かかわったことのない人々、知らない考え方に触れるためにもチェンマイを飛び出して、タイ国内の行ったことのない場所やタイ国外に出ていきたいです。留学前の予想通り到着から今までの時間はあっという間に過ぎてしまったため、折り返し地点となる現時点でまた気持ちを新たにし、残りの5か月が将来の自分の土台を育む糧となるようにしていきます。 【期末テスト】 チェンマイ大学に来て初めての期末テストがありました。僕が履修している科目では期末試験がそもそもない科目もあり、比較的時間に余裕をもってテストを迎え、終えることができました。チェンマイ大学の期末テストは中間テストとは異なり、リーディングウィークと呼ばれる2週間の自習期間がないためタイ人の学生は中間テストに比べて余裕がないように感じました。最初は苦労していた通訳のテストがうまく通訳できない問題などは数問あったもののそのほかはかなり良くできたため自分の自信につながりました。この通訳の授業のような自分の能力にとってチャレンジングな授業を来学期も取り、より一層の言語力の向上を目指します。 かなりかしこまったことを書いてしまいましたが、毎日を楽しく過ごすことができているため本当に幸せな留学生活になっています。毎日を楽しむことはこれからもずっと忘れずに就活や来学期の授業を全力で頑張っていきます。「ラオスとかカンボジア行ってみたいなぁ」って最近考えてます
アジア言語学科 4年 交換
2024-09
【振り返り】 9月はテストなどがあまりなく課題に追われることなどがなかったためかなりプライベートの時間を楽しむことができた1か月間だったと実感しています。そのため、留学出発前から「そろそろ始めなくては」とずっとずっと考えていた就活の準備を開始することができました。 【友達との再会】 9月の中旬ごろに同じタイ語専攻の友達がタイに旅行に来てくれ、チェンマイで久しぶりに会うことができました。日本を出発してから5か月ぶりに再会することができ、思い出話に花を咲かせたり、お互いの近況などを話すことができたため本当に楽しい時間でした。この時間のおかげでより一層留学生活を実りが多いものにしようという気持ちになることができました。 【洪水】 9月の下旬ごろからチェンマイの一部の地域で洪水が発生しています。9月の上旬から中旬にかけて、チェンマイよりも北に位置するチェンライという町で大規模な洪水が発生しており心配していたら、やはり私が住んでいるチェンマイでも洪水が発生してしまいました。私が住んでいる地区は大きな川などが流れていないため継続的な洪水はしていないのですが、ピン川というチェンマイの東のエリアを流れている川の近くのエリアは床下浸水してしまう程洪水しています。それに伴い、計画停電などが行われているらしくかなり大変なことになっています。今回の洪水により授業が一時的にオンラインやオンデマンドに切り替わったりしました。タイで物件を選ぶ際には日本で物件を選ぶ際よりもより一層家の近くに川などがあるかを気にした方が後悔が少なくて済むなと感じました。 【旅行】 今月末にタイ人の友達と日本人留学生と一緒にドイインタノンというチェンマイ市街地から2時間ほど車で行ったところにあるタイで一番高い山に1泊2日で旅行に行ってきました。ずっと行ってみたいと思っていた観光地だったのでついに行くことができてかなりうれしかったです。タイ人の友達が車のチャーターや宿の選別などをしてくれたおかげて、特に自分で何もすることなく旅行する事ができてしまったので、友達には頭が上がりません。ドイインタノンは標高2500mほどしかないのですが、朝晩の頂上付近は気温が1桁台まで落ちるのでかなり寒いです。朝4時に宿を出発して日の出を見るために頂上付近まで行ったのですが、いざ太陽が出てくるというときに猛烈な腹痛に襲われトイレに駆け込んだため、お目当ての日の出を拝むことができなかったのは今となってはいい思い出です。しかし、人生で初めて雲海を見ることができ感動しました。これからドイインタノンを訪れる留学生や観光客の方は出発前にしっかりとトイレを済まして置くことを強くおすすめします。
アジア言語学科 4年 交換
2024-08
月次報告書8月分
波乱の8月
8月 【振り返り】  今月はチェンマイ大学に来て以来初めてとなる中間テストや、久しぶりのビザ延長手続きなどがあり、今までの留学生活の中で最も忙しい1か月でした。また、中間テスト前にある2週間のリーディングウィークを使ってチェンマイの外に出かけたこともあり、かなり濃い1か月だったと実感しています。 【中間テスト】  振り返りでも述べた通り、今月は、チェンマイ大学に来て初めての中間テストがありました。チェンマイ大学は中間テスト期間前にリーディングウィークという2週間すべての授業が休みになり、自習をしてテストの準備を進めるという期間があります。なんとこの期間中は大学の図書館が24時間営業になり、図書館に泊まり込んで自習する人もいます。もちろん、日本の大学で図書館が24時間開いているようになり、そこに泊まり込む人なんて見たこともなかったので衝撃を受けました。テストも無事に終えることができ、留学生活における一つの大きな波を超えることができ、ある程度の達成感を得ることができました。しかし、その反面、実力と準備不足が原因となって納得のいく結果を得ることができなかった科目もあり、悔しい思いもしました。10月の下旬に期末テストが控えているため、その時には同じ思いを絶対しないようにこれから日々の努力を怠ることなく留学生活を続けていきたいです。 【カンチャナブリ―にて】  リーディングウィークのおかげでまとまった休みが取れたので、ミャンマーとの国境にあるカンチャナブリ―県にミャンマーとタイの国境に数多くいる国籍がない子供に教育を提供する学校を国境付近で運営していらっしゃる方に会いに行きました。そこで見た光景、無国籍の子供たちの現状や、実際に少数民族の方と話し聞いたことなどは、日本で生活していたら絶対に経験することができないものであり、こういった経験をできることこそ留学の醍醐味の一つだと改めて実感しました。大学3年という年齢でこのような経験を短いながらも積むことができたことはこれからの人生にとって大きな財産となったのではないかなと思います。チェンマイからカンチャナブリ―に際に、人生で初めてロットトゥー(รถตู้)と呼ばれるバンのようなもの約6時間近く乗り、かなり刺激的な経験ができたため、是非来年以降にタイに来る留学生におすすめします!酔い止めの薬を忘れないようにしてください! 【ビザ延長申請】  タイに入国してから早くも90日が経過しそうになっていたため、8月の中旬に入国管理局にビザの延長手続きをしに行きました。入国管理局での手続き中にチェンマイ大学が用意した書類にミスが発覚し、また11月にビザの延長手続きをもう一度しなくてはいけない羽目になりました。(どちらにせよ90日レポートという書類を提出しなくてはいけないため入国管理局に赴くのですが、ビザ延長手続きをするとお金も時間もさらにかかってしまいます。)これからタイに留学し、ビザ延長手続きをする来年度以降の学生のために、ここから私の書類に見つかったミスや今までの延長手続きの経験に基づく、手続きの際の注意点を書いていきたいと思います。 ①すべての書類は青色のボールペンで記入してください。(私はすべて黒色のペンで記入していたため、すべて記入しなおしになりました) ②大学から用意された書類には「表面」にパスポートと同じサインを記入してください。(大学から書類を受け取った際、書類の「裏面」に記入してください。といわれたのですが、入国管理局の方に全て「表面」に記入しなおしてくれ。と注意されました。この1日で信じられない量のサインをする羽目となり、利き手が使い物にならなくなりました。) ③チェンマイ大学が作成した書類に記載されている私の滞在期間がほかの学生のものと混同していました。書類を受け取る際は記入にされている情報に間違いがないかチェックを欠かさないでください。 ④1か月前には学部の担当者の方にビザの延長手続きをしに行く日を伝えてください。基本的に書類が上がってくるスピードは信じられないほど遅いです。手続き当日ぎりぎりになって完成した旨の連絡がくることもしばしばあります。学部の事務所と学生の間で勘違いが生じないように綿密な連絡を欠かさないでください。 ⑤入国管理局には8時ごろには到着しているようにしてください。ビザの延長手続きは8時半にカウンターが開きます。しかし、8時ごろから整理券が配布されているので、早めに受け取るようにしてください。この整理券の番号が遅れれば遅れるほど、手続きが終わるのが遅くなってしまいます。 ⑥入国管理局に行く際はタイ人の友達にお願いして連れて行ってもらえたら最高です。留学生一人で行くと、何か問題が発生した際に助けてくれる人がおらずかなり混乱してしまうと思います。私も、書類のミスが発覚した際に同行してくれたタイ人の友人が、今何が起きていて、大学の事務所に何を確認すべきなのかということを説明してくれとても助かりました。
アジア言語学科 4年 交換
2024-07
チェンマイ大学での留学生活も早いことにあっという間に2か月が過ぎてしまいました。やはり1か月という時間、ひいては10か月間の留学というものはあっという間に過ぎてしまうため、いかに毎日を充実させ、言語学習などのやるべきことをやれるかが大切だと改めて感じました。先月の報告書に書かせていただたいた滞在先などの大きく変化がないことは今月の報告書では省略させていただきます。 【言語面】 リスニング力の伸びをよく感じることができた1か月間でした。この伸びの背景には、語彙力が伸びてきていることがあるように感じられました。英語や日本語に比べ文法の複雑さがあまりないタイ語では、単語や表現を知っているかどうかが聞き取れるかどうかに直結していると感じました。そのため、タイに2か月間ほどおり、様々なシチュエーションでよく使われる表現や、特定のシチュエーションで使われる言葉を学び、覚えたためネイティブたちがそのシチュエーションごとに何を言っているのかが聞き取れるようになったのだと思います。一方で、スピーキング力の伸びは芳しくなくさらなる努力が必要不可欠だと強く感じました。リスニング力のように、言葉を知っているだけではその言葉を使いこなせる(=話せる)というレベルに達することができず、言いたいことをタイ語で表現することができず歯がゆい思いをすることもあったため、来月からはもっと積極的にタイ語を使って様々なことを表現し、たくさんミスをして日々多くの表現を学んでいきたいです。 【生活面】 7月の上旬から中旬にかけては時々雨が降ったり、曇り空が続いたりしておりそこまで不便に感じることはありませんでしたが、下旬からは雨が1日中降っている日が続き、通学の際や帰宅の際にかなり不便に感じました。日本の方が気温が高いことがある程、7月のチェンマイは気温がそこまで高くないため一度雨に濡れてしまうとかなり寒かったです。また、7月上旬のある日の深夜4時に急な腹痛と39度の熱に襲われました。タイに来て初めてしっかり何らかの病気にかかったので正直、怖かったです。加えて、ちょうど家の水を切らしていたため水分補給がほとんどできずかなりつらい思いをしました。幸い、1日中ベッドとトイレを行き来する生活をつづけたらかなり体調がよくなり、翌日の授業に出ることができました。保険に加入しているため、もちろん病院にかかることはできたものの病院に行こうとしたタイミングで熱が下がり、症状がましになったので今回は病院にお世話になることはありませんで した。次から何かしら病気やけがをしてしまった際はすぐに病院にかかろうと強く思いました。 今月はソフトボールサークルに参加したり、友達の先輩たちと一緒にバドミントンをしたり、ゴルフの練習場に連れて行ってもらったりして、スポーツを通して新たな友達出来た1か月でした。スポーツを通して体を動かすと気持ちのリセットになり、様々なことに対して高いモチベーションを保つことができると個人的には感じています。これからも勉強に疲れたらスポーツをしてリフレッシュしていきたいです。 雨でずぶぬれになったり、おそらく胃腸炎にかかったりとトラブルはあったものの、タイ人の友達と様々なスポーツをしたり、一緒に遊びに行ったりと楽しく毎日を過ごすことができているためあいかわらず順調な留学生活を送れていると思います。 【就活】 今月から就職活動の準備を始めました。大学の就活支援センターの方とzoom通話をして、どのような業界にすすみたいのか、どのような職種を希望するのかなどを話し合いました。これからのタイでの日ごろの生活の際に、将来、進みたい業界や業種などについて目を凝らしていきたいです。 【Humanitas】 チェンマイ大学人文学部には7月中旬ごろに毎年「Humanitas」と呼ばれる、学外の方向けのオープンキャンパスのようなものが開催されており、それぞれの学科がそれぞれの専攻言語を話す国々の文化・伝統を紹介していたまし。Humanitas当日以前から、1年生たちの準備に参加させてもらい一緒に短冊を作ったりしました。当日は日本から、持ってきた浴衣を着て参加したが暑すぎたため1時間弱で諦めてしまった。浴衣を存分に楽しむのは来年の2月に予定されているチェンマイ大学日本語学科主催の日本祭の時のお楽しみとしてとっておこうと思います;)
アジア言語学科 4年 交換
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